こ と ば / 文 芸


KR-1

 談らく師匠の出前寄席 「近代落語概論」 「酢豆腐
 合唱もやる落語家・横山談らく師匠の新春高座 講演に引き続き古典の「酢豆腐」を一席

加藤良一

2023年1月20日

K-47

 しまった! こんな世界だったのか 落語に魅せられた談志の人生
 NHK-BS『夢と野望の人生 落語界の風雲児』と題し、落語家立川談志を取り上げていました。1時間の番組でしたが、談志好き

加藤良一

2019年4月17日

K-44

 はじめての談志×これからの談志
 広辞苑が十年振りに改訂され、「立川談志」という項目が追加されるらしいです。まだ見ていないのでなんと書かれているものやら見当が

加藤良一

2017年10月27日

K-42

 すいせんかだんしがしんだかんせいす
 立川談志が死んで今月でちょうど5年目。 落語の世界では、○代目□□という呼び方をしますが、談志の場合

加藤良一

2016年11月11日

K-26

 落語と音楽のコラボ 死神
 落語に伴奏音楽をくっつけたらいったいどうなると思いますか。もちろん出囃子などではなく、映画音楽みたいにストーリーの…

加藤良一

2011年1月4日

K-13

 テケレッツのパ 演目「目黒のさんま」「死神」
 えー、まいど、たくさんのお運びありがとうございます。きょうの出しものは、落語をイングリッシュで演じたらどうなるかっ、てな他…

加藤良一

2004年10月31日
     

K-54

 わが身にも思い当たる<「としている症候群」> PDF
 文筆家・江國滋さんはエッセイ「日本語八ツ当たり」で「〜としている」という表現に噛みついている 

加藤良一

2023年2月26日

K-53

 <です・ます体>の文章は軽いか? 時事通信が鴻上尚史さんの原稿を拒否した理由 PDF
 時事通信社から成人の日に向けて依頼された短い原稿に20カ所以上の直しが入り、鴻上さんは最後まで納得しなかった 

加藤良一

2023年1月15日

K-52

 哲学者に学ぶ、問題解決のための視点のカタログ 大竹稽/スティーブ・コルベイユ著
 哲学を学ぶな。哲学しろ。デカルトからデリダまで33人の哲学者による50の視点をモラリスト・作家の大竹稽氏が執筆 

加藤良一

2021年11月18日

K-48

 超訳 モンテーニュ 中庸の教え 大竹稽編著
 思想家であり教育家でもある大竹稽さんがモンテーニュの『エセー』を新たに訳された。<超訳>とはすばらしいネーミングだ。

加藤良一

2019年4月19日

K-3

 善悪と好悪
 あなたは、たとえば子供に「なぜ悪いことをしてはいけないのか」と聞かれて、即座に答えられるだろうか。もし、答えられない…

加藤良一

2002年3月23日
       

K-55

 立原道造 未完の夢 ヒアシンスハウス
 詩人であり建築家でもあった立原道造には、浦和のひっそりとした別所沼のほとりに小さな別荘を建てたいと願っていたが 

加藤良一

2023年10月31日

K-49

 詩集「母への遠景」新井慎一
 言葉を紡ぐ…… 少年の日の 思いを胸に 歩み続けた ひとすじの軌跡 言葉の海に 翻弄されながら めざしたのは 始原の母か 

加藤良一

2020年3月26日

K-37

 死んだら死んだで生きて行くさ 天の詩人 草野心平
 男声合唱曲の中でとりわけ名だたる詩人といえば草野心平ではないでしょうか。蛙を題材にした詩をたくさん書いているこ…

加藤良一

2012年4月25日

K-35

 宮沢賢治と法華経
 いま、東北を代表する詩人宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』を多くの著名人が朗読し、その動画がYouTubeに配信され…

加藤良一

2012年1月7日

K-33

 第49回 現代詩手帖賞
 <現代詩手帖>(思潮社)が選定する《第49回現代詩手帖賞》に、ブリングルさんの『ニュースの時間です』と榎本櫻…

加藤良一

2011年8月24日

K-25

 詩を耳で読む
 歴程>という詩の本がある。しかし、本というにはいささかページ数が少ないし、何かのパンフレットと間違いかねない。こ…

加藤良一

2010年9月8日

K-24

 森は美しく、暗く深い
 英語詩は、詩のリズムの型、韻律が重要であることはよく知られている。各音節の強弱、すなわちどこにアクセントが置かれ…

加藤良一

2009年3月14日

K-22

 歴 程
 これが「本」だとは誰かに教えてもらわねば気がつかないかもしれない。それくらい薄くて本らしくない本である。電化製品の…

加藤良一

2007年5月5日

K-21

 漢字喜遊病
 大使「また、通じが止まりました。」 主治医「いつも申し上げていますが、繊維の多い野菜をもっと召しあがって下さい。繊…

加藤良一

2006年6月3日

K-19

 詩集「浮く」 酒井 清
 指揮者の酒井清さんから厚みのある封書が届いた。封を切ると中には真新しい詩集『浮く』が入っていた。四十数篇が…

加藤良一

2006年3月18日

K-11

 スポーツは詩にならないか
 スポーツのことを書いた「詩」がすくないのはなぜだろうか。ためしに身の回りにある詩集を開いてみてほしい。山や川などの…

加藤良一

2004年9月2日

K-10

 詩をつくれば詩人か
 この詩は、もう何年も前に亡くなった田村隆一の詩である。田村隆一は、いつだったか死の直前のことだったが、新聞一面…

加藤良一

2004年5月5日
       

K-51

 道徳経済合一を説く 『ふるさとの渋沢栄一』に寄せて
 渋沢栄一研究の第一人者新井慎一氏の新刊『ふるさとの渋沢栄一』は総集的に読みやすく整理された案内書として 

加藤良一

2020年9月30日

K-50

 7days book cover challenge
 読書文化の普及に貢献するためのチャレンジと称するチェーンカキコのようなものがfacebookで流行している 

加藤良一

2020年6月4日

K-46

 折句(おりく)
 近ごろ「名前の詩」というのが流行っています。誕生日などのお祝いに贈るもので、ネットで扱っている業者がたくさんあ

加藤良一

2018年3月29日

K-45

 言葉遊びで頭の体操 立ち入り句
 駄洒落や回文など言葉遊びの一種に「立ち入り句」というのがある。同種の言葉を並べて作った句や文のことであるが、

新祖  章

2018年2月16日

K-43

 半夏生(はんげしょう)
 すでに休刊になっていますが、月刊『言語』という雑誌がありました。日本語に関するものとしては「日本語学」、「月刊日本語」

加藤良一

2017年7月2日

K-41

 芭蕉が聞いた立石寺の蝉はなに蝉か?
 齊藤茂吉の随筆集に『立石寺の蝉』が掲載されている。茂吉山形出身の歌人、アララギ派の中心人物

加藤良一

2016年11月8日

K-40

 自己本位の焦熱地獄
 松原正という凄まじいばかりの論客がいる。早稲田大学名誉教授、評論や戯曲も書く。昭和4年生れというから、今年で87歳を迎え

加藤良一

2016年3月22日

K-39

 船の翼 フィンスタビライザー
 友人の吉田兼好児さんこと清岡隆二さんのエッセイ集が出版されました。早速Amazonから取り寄せひと息に読んでしまいました

加藤良一

2014年1月13日

K-38

 安部公房とわたし
 「安部公房とわたし」 といっても、ここでいう 「わたし」 はもちろんこれを書いている私ではない。このわたしとは女優の山口果林さん

加藤良一

2013年10月23日

K-36

 言語形成期を過ぎてもことばは習得できる
 方言やことばの研究に『鶴岡調査』と呼ばれる有名な調査があります。月刊誌<日本語学>20122月号の囲み記…

加藤良一

2012年3月28日

K-34

 ローマ字表記の揺らぎ
 先日、文化庁の平成22年度<国語に関する世論調査>結果が発表されました。ニュースでは、「寒っ」「すごっ」「短っ」…

加藤良一

2011年9月27日

K-32

 啄木がローマ字で綴った秘密の日記
 明治時代の終わり、ローマ字というものが世に広まりはじめた頃、石川啄木はローマ字で日記を書いた。啄木24歳のとき…

加藤良一

2011年8月20日

K-31

 日本語のローマ字化は可能か
 前に書いた『私がLio-ichiと書くわけ』において、木下牧子の男声合唱曲『いつからか野に立って』と、信長貴富の『くち…

加藤良一

2011年8月18日

K-30

 日本語の発音一考
 「ラ行」はもともとの大和ことばにはなく、外来語からの発音であると読んだことがあります。「ラ行」の発音には[そり舌音の…

佐古眞理

2011年7月26日

K-29

 日本語のローマ字書き一考
 加藤さんの『私が Lio-ichi と書くわけ』を拝読いたしました。私はもともと「ラ行」を弾き音で発音いたします。武満徹

佐古眞理

2011年7月21日

K-28

 私が Lio-ichi と書くわけ
 高校時代、英語テストの答案用紙にRyoichi Katoではなく、“Lyoichi Kato”と名前を書いたことがあった。女性の英…

加藤良一

2011年7月16日

K-27

 悪筆 乱筆 達筆
 総じて頭のよい人は字が下手だそうですが、果たして本当でしょうか。その逆もまた真かどうか知るよしもありませんが、そん…

加藤良一

2011年2月12日

K-23

 語彙の日
 5月1日は労働者の祭典「メーデー」とばかり思っていたら、新しく「語彙の日」という記念日にもなっていた。昨今の若者…

加藤良一

2007年5月29日

K-20

 何気に使う“ナニゲニ
 ある団体の機関誌に若い独身と思われる女性の投稿が掲載されていた。海外旅行好きのその女性は、スキューバダイビ…

加藤良一

2006年3月22日

K-18

 名文の条件
 「名文」とはなにか、とあらためて問われると答えに窮するのは私だけではなかろう。「名文」とは、優れた文、美しい文、ひと…

加藤良一

2005年10月25日

K-17

 混乱するドイツ語新正書法
 2006年サッカー・ワールドカップ開催地であるドイツでは、去る9月18日に行われた総選挙の結果、過半数を獲得する…

加藤良一

2005年9月21日

K-16

 文字・活字文化の日
 去る7月29日、文字・活字文化振興法という法律が公布された。管轄はもちろん文部科学省である。この法律は「文…

加藤良一

2005年8月25日

K-15

 十八歳未満お断り
 ふだんの何気ない会話のなかでは、けっこうあいまいな表現をしているものである。たとえば、数量的な限界や範囲をさすと…

加藤良一

2005年4月0日

K-14

 言葉の省略は4モーラで
 かれこれ30年ちかく前のことになるが、当時アメリカの研究所留学から帰ってきたばかりの親友Kから言われた一言がいま…

加藤良一

200502月23日

K-12

 日本人はうるさい
 「日本人はうるさい」というコピーで売り出したコーヒーのコマーシャルがあった。なんでも香味焙煎という新しいタイプのインス…

加藤良一

2004年10月6日

K-10-2

 漢字を忘れはじめたあなたに
 あなたは、ふだん手紙や文書をどんな手段で書いていますか。いまでは手紙を書くことは少ないと思いますが、もし書くとしたら

加藤良一

2004年8月26日

K-10-3

 日本語の大家逝く
 20045月、国語学者の金田一春彦さんが亡くなられた。91歳だった。金田一さんは言語学者・金田一京助さんのご長男

加藤良一

2004年5月19日

K-9-2

 語学あれこれ
 
語学雑誌「基礎ドイツ語」が2004年3月号で休刊となった。以前は月刊誌だったと記憶しているが、いまは隔月刊である。

加藤良一

2004年5月2日

K-9

 方言潮流
 
石川啄木の歌に「ふるさとの訛り懐かし停車場の人込みの中にそを聞きにゆく」というのがある。また、寺山修司は「ふるさ…

加藤良一

2003年3月1日

K-8-2

 580年前に創られた文字 ハングル
 ハングルは文字であってことばではない、だからハングル語という呼び方は正しくないことを知ったのはそう遠いことではない…

加藤良一

2023年12月31日

K-8

 ハングル語!?
 先の日韓共催ワールドカップのお陰で「テーハンミングッ」が、大韓民国を表わす「韓国語」であることを知ったという日本人…

加藤良一

2002年8月18日

K-7-2

 日本語を乱しているのは誰か?
 近頃日本語が乱れているという話題が盛んになってきた。日本語にかぎらず言葉が乱れるとはどういうことだろうか。言葉の乱れ

加藤良一

2002年8月18日

K-7

 どれがホントなのやら
 数寄屋橋の旭屋書店には今、日本語に関する本のコーナーがあります。常識としての日本語だの、敬語の正しい使い方…

川村修一

2002年4月18日

K-6

 ことばを知らない私たち
 ワープロの登場以来、さすがに「欠除(如)」「鐘(鍾)乳洞」といったそれまでの常連は姿を消しましたが、その監視の…

川村修一

2002年4月1日

K-5

 ヨネンコクチ???
 皆様は「ヨネンコクチ」の意味がお分かりになりますか? 「小学校4年生」になった告知でも、或いは「余命が後4年」と…

尾形義秀

2002年3月26日

K-4

 ワープロと手書き
 ふだんほとんどの文章をワープロで書いている。ワープロを使うようになってから、漢字が書けなくなったという話しもときどき聞…

加藤良一

2002年3月23日
K-2  結果を出す
 スポーツ選手が抱負を聞かれて、「厳しい練習を積んできたので、結果を出したい」と言う。これを聞いて私はかすかな違…

鈴木 正

2002年3月23日

K-1

 エッセイとはワタクシである
 エッセイとは何か。自分でもエッセイはよく書く。けれどもエッセイは何なのかと、問われてすみやかに答えられる自信などない。…

加藤良一

2002年3月23日


推 敲 と は

 唐の時代に賈島(かとう)という人が都長安までの旅に出た。旅の途中詩作を試みていたが、最後の一行を「僧は()す月下の一門」とするか、「僧は(たた)く月下の一門」とするかについて決めかねていた。手で門をおすまねをしたり、たたくまねをしたりして夢中になって考えているうちに、当時の有名な文章家で、高級官僚だった韓喩(かんゆ)の行列にぶつかってしまった。
 賈島の話しをきいた韓喩は、「敲くのほうにしたらよい」といって、これが縁で二人は無二の親友になったという。それから、「推敲」は文章を練り直すことをいうようになった、とさ。