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Dublin

【ダブリン】

アイルランド共和国の首都。人口105万人ほど(1999年資料に基づく)。

 ケルト、バイキング、アングロ・ノルマンと多様な民族によって支配された歴史を持ち、かつ19〜20世紀の独立運動に関する建物などの歴史的遺産もある…。 かなりの歴史を誇る街ですが、街全体はこじんまりとしていて見どころは中心部にまとまっています。 さらに親切な人が多く(残念ながらみんなというわけではない…。特に北岸の一部は治安が悪いので注意が必要です)面白いパブもたくさんある。 けっこう料理もいけるということで実にいい街です。
リフィー川がもっときれいならなあ…。

歴史

 ケルト人の集落から始まります。8世紀にバイキングによる占領、 発展を経て、12世紀からはイングランド統治の拠点となります。
 参考までに、アイルランド議会は1800年にウェストミンスター議会との合同を可決し事実上グレート・ブリテン連合王国に併合されてしまいます。その後、独立戦争を経て、1922年に英連邦内の自治領となりアイルランド自由国憲法制定します。 1949年共和制を宣言し英連邦を離脱、アイルランド共和国となります。なお、アイルランド北部は英国領にとどまり北アイルランドとなっています。

観光について

Dublin Castle【ダブリン城】 付近・リフィー川南岸が街の中心かつ発祥の地で見どころが集中しています。

 北岸はかつて新都心として建造されましたが、税関があった関係で売春宿などが出来てしまい治安が悪化してしまいます。さらにこの地域に居住していたイングランド人裕福層もアイルランド共和国独立後は本国(イングランド)へと帰国してしまい街が寂れて治安悪化の原因のひとつとなりました。そういった情報は帰国した後に知ったので北岸に宿をとっていた僕は(期待したほど)あまり綺麗な町じゃないなと思ってしまったわけですが…。南岸を訪れたときにその印象は変わりましたが。

 中心部には鉄道、地下鉄は走ってなく(ダートと呼ばれる鉄道は郊外に向かって走ってはいます)けっこう市内の移動は不便だと思いました。バスが有効らしいのですが結局一回も乗りませんでした。歩いて観光することも十分可能です。現地の人たちに道を尋ねるとけっこうな距離でもよく歩いていけるから歩けと言いますね…。歩くのはいいけれど道路標識、道路案内、観光案内すべてが少なく非常にわかりづらいのです。特にロンドンに慣れてからアイルランドにいったから余計に痛感しました…。