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Enniskillen

【エニスキレン(エニスキリン、エンスキレンとも)】

 北アイルランド ファーマナー州。

概要

 上エルン湖と下エルン湖の間に位置する風光明媚な街。街中にはイングランドに由来する通りの名前が多くありながら、共和国に近いこともありカソリック系住民が多いのが特徴です。 観光の中心は下エルン湖にあるDevenish島を訪れるクルーズ、そして湖の周りをドライブすることだと思います。

エニスキレンの歴史について

 中世ゲール人の豪族マグワイヤー一族がエニスキレン南東にあるリスナスキアを拠点とし、ファーマナー一帯を支配していました。15世紀初頭マグワイヤー一族がエニスキレン島にエニスキレン城を築城し、その城を本拠地としました。その後城はたびたび敵対していたオニール一族やオドネル一族に奪われますが、その都度マグワイヤー一族が奪回しました。9年戦争の際1549年イングランド軍に占拠されますが再度マグワイヤー一族が奪回しました。しかし1607年イングランド王ジェームズ1世の軍に奪われ、イングランドウィリアム・コール卿が城を拡張しました。その後マグワイヤー一族の反乱やイングランド王ジェームズ2世の反乱にはイングランド軍として敵と対峙しました。1710年火災により中世の城は廃墟となりますが、1790年イギリス軍兵舎として再建され、現在は州立博物館になっています。

Devenish Island



Devenish島にある初期のタイプのCelt Cross−ケルトの十字架(ハイクロス)−とラウンドタワー


Devenish島にある初期キリスト教教会の廃墟とラウンドタワー


ケルトの十字架(ハイクロス)−と“僕”。
十字架がかなり大きいことがおわかりいただけると思います。


ケルトの十字架(ハイクロス)とラウンドタワーと初期キリスト教教会の廃墟を遠くから。