St. Patrick's Cathedral Dublin

【セント・パトリック大聖堂】


St. Patrick's Cathedral Dublin外観 Minot's Tower

 St. Patrick's Cathedral Dublin【セント・パトリック大聖堂】は、アイルランドの守護聖人であるSt. Patrick【セント・パトリック】が、450年頃に、キリスト教改宗者への洗礼を施した場所とされるところに建てられた木造の教会を起源としています。

 この場所はRiver Liffey【リフィー川】の支流で現在は暗渠になってしまったRiver Poddleのほとりでした。

 St. Patrick【セント・パトリック】が、洗礼に使用した井戸が発見されており、現在は記念碑が建てられています。

 大聖堂は当初は木造でしたが、1191年にノルマン人の手によって石造りに建て替えられました。その後13世紀初頭に再び建て替えられ現在に至ります。

 1320年にはアイルランド初の大学がこの大聖堂内に開設されました。

 Minot's Towerは高さ37mで、1749年にさらにその上に31mの尖塔が付け加えられました。


St. Patrick's Cathedral Dublin内部

 当初はカトリックの教会でしたがイングランド王Henry VIII【ヘンリー8世】の宗教改革によって16世紀から現在に至るまでChurch of Ireland(プロテスタントの教会)として使用されています。

パトリックでなくポートリックと発音するのがアイルランド風みたいです。


St. Patrick【セント・パトリック】が、洗礼に使用した井戸の跡

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