この地の大聖堂はもともとオールド・セーラムと呼ばれた旧市街にありました。
オールド・セーラムは、丘の上にあり、より大きな大聖堂を建設するには、水の便が悪く、聖職者たちの住居に十分な土地が確保できないなど諸々の悪条件が重なっていました。
そのため現在のSalisburyに大聖堂を建設しなおしたのです。1220年4月28日礎石が据えられました。
全く新しい用地に建設されたこと、建設が短期間であったことも手伝って、全体は初期英国様式に統一され、周囲も整然と区画されています。
尖塔は当初の計画にはなく、後世に追加されたものです。その高さは123mで、現存する尖塔ではUK国内最高を誇ります。この尖塔を含む塔全体の重量は6400トンにもなると言われています。そのため支えている柱が多少湾曲していて若干塔が傾斜しているようです。
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