河村恵利
河村先生のキャラの中で特に好きなのが平経教、足利直義、織田信長です。
お薦め度は勿論★★★★★
タイトル
枕草子
出版社と初版年
秋田書店
平成2年
随筆「枕草子」とは別物と思って下さい あくまで少女漫画です
『枕草子』
 ★清少納言(気が強くてドジ) ★中宮定子(清少納言をからかう人)
『春霞の乱』小西行友の助命と引き替えにおたあを側室に望む家康
 ★徳川家康 ★おたあ(小西行長の養女) ★小西行友(行長の息子)
『緋色の蝶』従姉妹の徳子を好きな気持ちに素直になれない教経
 ★平教経(清盛の甥) ★平徳子姫(平家一族のため入内する)
『幻夢』敦盛に間違えられて熊谷親子に襲われ、顔に傷を負った葉月
 ★平敦盛(清盛の甥) ★葉月(敦盛に瓜二つ) ★熊谷直実、小次郎 
タイトル
明日香の王女全9巻
出版社と初版年
秋田書店
平成4〜7年
大化改新前夜の思い出の場面と大化改新から数年後の場面が入り交じったストーリー 中大兄が皇極女帝の子では無いという設定 
 ★中大兄皇子(ぐーたらでお調子者に見えるが氷の心を持った人) ★額田女王(大海人皇子の心を試す為に中大兄に望まれる) ★可柄(蘇我入鹿の甥 非常に頭が良い 中大兄に恨みを持つ)  ★朝霞(中大兄の末の妹 異常に可愛いらしい)  ★葉明(入鹿の子 正体を隠し中大兄に仕える 朝霞への恋に悩む)  ★藤原蔵人(藤原鎌足の甥 葉明の親友で朝霞が好き)  ★藤原鎌足(中大兄皇子と共に野望に生きる でも善人顔)
タイトル
ささめごと
【時代ロマンシリーズ1】
出版社と初版年
秋田書店
平成3年
『ささめごと』平家全盛期に平家の貴公子と宮中一の才女がロマンス 愛しい人に別れを告げ、やがて平家の若武者達は滅びの美へと旅立つ 
 ★平資盛(清盛の孫) ★徳子(清盛の姫 中宮 ★右京(中宮に仕える 歌人)  ★藤原定家(右京の弟分) ★藤原隆信(定家の異父兄)
『霧雨有情』義経の不器用な人生 報われない兄への忠誠心 静との愛が僅かな慰めに?
 ★源義経(頼朝の異母弟) ★頼朝(源氏の頭領) ★静(白拍子)
『見果てぬ夢』純粋な少女が魔性の女に成長する 足利幕府を応仁の乱へ戦国の世へ導く悪女の心の裏側
 ★日野富子(足利義政夫人) ★お今(義政の側室)
『雨の糸』鎌倉を裏切った瞬間から足利直義の修羅が始まる 兄の手が血に染まる前に自分の全身に血を浴びる事を願う弟 この世の幸福を総て弟に与えて欲しいと清水寺へ願文を納める兄
 ★足利直義(尊氏の弟 超美形だがグータラ?しかし氷の心) ★尊氏(この頃はチョット気が弱いかな?)  ★新田義貞(足利と同盟し鎌倉を攻める) ★大塔宮(後醍醐帝の皇子)
タイトル
清水鏡
【時代ロマンシリーズ2】
出版社と初版年
秋田書店
平成3年
『清水鏡』婚約者だった義高の幽霊?と共に生きている大姫 父母に愛され大切に育てられても愛に満たされない心
 ★大姫(源頼朝の長女) ★木曾義高(木曾義仲の子 人質)
『春宵』超美形の直義が心を惹かれたのは平凡で善良な女の子
 ★足利直義(尊氏の弟 冷酷 数々の悪行を重ねるが総て足利家の為 兄の為) ★はるめ(下働きの少女・・・の正体は?)
『血の涙』愛する人を手に入れる為に殺人を決意する男 後の文覚上人
 ★遠藤盛遠(平重盛に仕える 将来有望な若武者) ★袈裟(婚約者より盛遠に惹かれる 大人しくて恋の駆け引きも出来ない) 
『さめない夢』父の新しい妻は基通と幾つも変わらない少女 幼くして近衛家に嫁ぎ間もなく未亡人 平家の姫としては中宮についで出世頭だったが寂しい人生だった
 ★平盛子(清盛の姫) ★基実(盛子の夫) ★藤原基通(基実の子)
『百の花千の華』以外に千姫に優しくて真面目な性格の淀君 千姫への想いを秘めて苦悩する秀頼
 ★淀君(秀頼の母) ★豊臣秀頼(秀吉の子) ★千姫(家康の孫)
『ふしぎ野行き』比叡山での事故で少女が源平の時代にタイムスリップ 出会ったのは平教教だが
 ★平教経(清盛の甥) ★徳子姫(清盛の娘) ★麻里子(現代の娘)
タイトル
冬の落日
【時代ロマンシリーズ3】
出版社と初版年
秋田書店
平成3年
『冬の落日』都入りした義仲の心に語りかける誰かの声 木曾を愛し首だけになっても木曾へ帰りたいと最期に願う
 ★木曾義仲(美形 女と酒好き) ★巴御前(義仲の正室 女武者)  ★今井兼平(巴の兄 四天王の一人) ★源義経(義仲の従兄弟)
『夜の名残』ドジで憎めない幽霊?の話
 ★光圀(人探し中に妙な女に出会う) ★滝夜叉姫(平将門の娘)
『たそがれ時の』業平の初めての本気の恋を邪魔する亡霊達
 ★在原業平(プレイボーイ) ★尊子姫(入内予定の藤原の姫)
『銀の華』多明だけが富子の仮面の下の魔性を見破る 弟を犠牲にしても義政の側室とその一族に陰謀を仕掛ける悪女
 ★日野富子姫(足利義政の婚約者) ★仙寿丸(富子の異母弟)  ★お今(義政の側室 天女のような女性) ★堀部多明(お今の従弟)
『笛の音色』限られた命の総てを帝と一族に捧げる悲劇の武将
★楠木正行(楠木正成の遺児) ★弁内侍(宮中の女官)
『闇の華』毛利家に徹底的に刃向かう尼子氏の残党達 尼子氏の庶子の秘密を書いた文書をめぐる駆け引き
 ★小早川隆影(毛利元就の子) ★アユ(隆影に拾われた 正体は?) ★山中鹿之助(尼子の残党 隆影が一番警戒する人物)
タイトル
五徳春秋
【時代ロマンシリーズ4】
出版社と初版年
秋田書店
平成6年
『五徳春秋』織田信長が娘の嫁ぎ先、徳川家に仕掛けた罠
 ★五徳(信長の娘 幼くして信康に輿入れ 築山を本当の母のように慕う しかし哀しい秘密が・・・) ★徳川信康(家康の長男 父に似ず?誠実) ★築山(家康夫人 以外に?優しい夫人で五徳を魅了する) ★家康(築山が五徳を嫁イビリするんじゃないかと心配する) ★織田信長(冷酷な男で娘からも恐れられる?)
『咲くやこの花』仲の良い夫婦が城内の噂に振り回される。
 ★織田信長(家臣の心配を無視して濃姫と仲良くする) ★濃姫(斉藤道三の姫、信長の妻 おっとりして政治にも軍事にも疎い) ★市姫(信長の妹 大勢の姉妹の中で特に信長に可愛がられる)
『夢路さそい』信長が勘十郎を惨殺する場面を市姫が目撃 心を閉ざす
 ★織田信長(迷い無く弟を謀殺) ★市姫(信長の妹 信長と同じ城に暮らす) ★織田勘十郎(信長の弟 謀反を企んだ) ★濃姫(この頃既に道三は亡く奥方としては肩身の狭い立場)
『乱れ髪』亡き妻を忘れきれない勝頼に一途に尽くす政子姫
 ★武田勝頼(亡き妻を思い新妻に冷たい) ★北条政子(勝頼夫人 若くて元気で継子と喧嘩ばかり) ★武田信勝(勝頼の子 継母をイジメル事もあるが結構イイ人)
『花散る里』冬姫と忠三郎の気持ちにドンカンな信長は気づかない
 ★冬姫(信長の娘 大人しい姫) ★蒲生忠三郎(人質だけど信長のお気に入りで待遇は悪くない) ★明智光秀(一言多くて信長に怒られてばかり? ★織田信長(戦については天才だが城内の噂に疎い?)
『よみのくに』松姫は新府城が炎上する中で初めて婚約者と出会う
 ★松姫(武田信玄の姫 縁談相手の織田家と敵対したので武田家で微妙な立場) ★織田信忠(松姫の婚約者だが一度も会った事が無い 武田の新府城を攻める) ★坊丸(信忠の弟で幼い頃から武田で人質生活 松姫と仲が良かった)
タイトル
夢の浮橋
【時代ロマンシリーズ5】
出版社と初版年
秋田書店
平成8年
『夢の浮橋』妹の身代わりに冥界への橋を渡ろうとする兄
 ★橋姫(冥界に架かる橋を守る姫?)
『帷子の舞』茶々達姉妹が居ると信長の機嫌が良いので蘭丸は楽しい
 ★森蘭丸(信長の小姓 本能寺で信長と供に果てる) ★茶々姫(信長の姪 気が強い 父を殺した叔父信長を憎みきれない)
『異聞紅葉狩』人間は入れないはずの鬼の住処に何度も迷い込む長可
 ★森長可(蘭丸の兄 三人の弟を本能寺で亡くす) ★更科姫(鬼?かも)
『地獄ケ淵』秀吉に子が産まれた時から秀次の人生が変わった
 ★豊臣秀次(秀吉の甥、養子 戦は上手く無いかも) ★茶々姫(秀吉の側室 賤ヶ岳の合戦の時秀次と出会う)
『宵待行列』茶々の前に毎日現れる亡霊達 秀吉にだけは見えない
 ★豊臣秀吉(城内の人々が亡霊に怯えるが秀吉には見えない) ★茶々姫(信長の姪 秀吉はこの姫にゾッコン)
タイトル
衣がえしの君
【時代ロマンシリーズ6】
出版社と初版年
秋田書店
平成8年
『衣がえしの君』恋の苦しみのあまり鳥に変化した女の話
 ★横笛(建礼門院の館の雑仕女 朗らかで無欲な女の子) ★小松の大臣(清盛の子 重盛)  ★斉藤時頼(平重盛の御家人の子 後の滝口入道)
『方塞がりの辻』一ノ谷で生け捕られ鎌倉に送られた平重衡の運命は・・
 ★平重衡(清盛の子 頼朝が自分を生かしておく筈は無いと悟っている) ★千手(鎌倉の御家人狩野家の侍女 重衡の運命も苦悩も知らず重衡の世話をする)
『布ひき』夫の後を追い都落ちの運命を供にする姫君
 ★平通盛(清盛の甥 妻を置いて都落ち) ★憲子(通盛の妻 夫を追って一ノ谷へ) ★菊王丸(通盛の家来 後に屋島の合戦で討ち死に)
『竹栞』平家物語の中で有名な祇王の物語
 ★祇王(白拍子 欲の無い大人しい女性) ★平清盛(出家して相国を名乗っている全盛期)
『斧の柄』徳川家康の両親の幼い日のロマンス
 ★千松(松平清康の子 幼くして父を家臣に討たれる) ★お大(清康の側室の連れ子 清康の死で母と供に実の父の元へ戻る事になる)
『花の道行き』大河「利家とまつ」で活躍の佐々成政の晩年の恋
 ★佐々成政(信長の家臣で秀吉のライバル 歳を取ってから若い娘に迷う?)  ★小百合(成政の若い側室) ★金一郎(成政の家臣 小百合との不義を疑われる)
タイトル
華の宴
【時代ロマンシリーズ7】
出版社と初版年
秋田書店
平成9年
『華の宴』豊臣秀吉の最初の妻の物語
 ★中村与助(秀吉 旅の商人?松下家に仕える事になる) ★松下之綱(秀吉の最初の主君)  ★お菊(秀吉の最初の妻だけど、この物語では悲恋で終わる)
『石橋』大野治長の茶々姫への変わらない愛
 ★修理(大野治長 旧浅井家家臣 秀吉に見出され豊臣家に仕える) ★茶々(浅井長政の姫 秀吉の思い人)
『時雨ここちの夜』夢の中でだけ成長した息子に会える秀吉
 ★豊臣秀吉(秀頼の成長を見る事を願うが病は重くなる)  ★淀殿(秀吉の側室) ★秀頼(秀吉の子)  ★菊(後の阿古御の局) ★虎之助(加藤清正 秀吉の身内で腹心の家臣 大名)
『夜わたしの橋』津軽家がかくまう娘の正体は・・・
 ★津軽信枚(兄の死で思いがけず津軽家を継ぐ身となる) ★お辰(?信枚の父が預かった娘) ★満天姫(徳川家康の姪、信枚の正室)
『宵の寝刃』森家の若様の侍女は幽霊を見て次々辞めていく
 ★森忠広(森蘭丸の甥 一人息子だが病弱) ★お紺(忠広の8人目の侍女 幽霊にビックリしたが侍女を辞めなかった)
幽霊(忠広の亡くなった奥方で徳川家の血を引く前田家の姫)
『ひなの路参り』数年前に行方不明になった妹を拾ったのは妖し?
歴史物ではありません。
タイトル
かりそめ夜叉
ー伊豆の乱ー
【時代ロマンシリーズ8】
出版社と初版年
秋田書店
平成10年
『かりそめ夜叉』堀越公方の若君は人を信じない 柚里に会うまでは
 ★足利茶々丸(幽閉中 毒を恐れて食事をしなかった) ★伊勢長氏(後の北条早雲 戦国の風雲児?)  ★柚里(茶々丸が初めて信じた女 毒味をしてくれる しかし正体は・・)
 『葉隠れ−将軍・義満の恋−』夢の中でしか会えない二人の恋は・・・
 ★足利義満(若き美形の将軍) ★後小松帝(噂では一休さんの父 あ、これはこの物語には関係ありません) ★厳子(帝の寵愛深い上臈 義満との不義を疑われる)
『刻読み』歴史物ではありません。ギリシャ神話の女神を日本の妖しに置き換えたようなお話
タイトル
初花染め
【時代ロマンシリーズ9】
出版社と初版年
秋田書店
平成11年
『初花染め』浅井三姉妹の中で一番平凡な人生を送った初姫
 ★初姫(浅井長政の姫 三姉妹の真ん中 姉は淀殿 妹は2代将軍秀忠夫人) ★京極高次(初姫の従兄 本能寺の後明智光秀に荷担して大チョンボ) ★豊臣秀吉(浅井三姉妹の後見役)
『遠つ長路』引き裂かれた夫婦が黄泉の河で巡り会う
 ★松平忠輝(徳川家康の子 短気な性格?) ★五郎八姫(伊達政宗の姫 忠輝夫人) 徳川秀忠(忠輝の兄で後の2代将軍 弟の性格を心配する)
『木の下闇』あまり知られていない豊臣秀吉の妹の話
 ★豊臣秀吉 ★やや(秀吉の妹 初め百姓の小助の女房 兄が長浜城主になった時から運命が変わる 3度目の夫は徳川家康) ★小助(ややの最初の夫)  ★副田甚兵衛(ややの再婚相手 あまりパッとしないが家柄は良いらしい) 
『媛姫残香』一夫多妻がよくある話の大名家で珍しく中の良い夫婦だが
 ★上杉綱勝(この人の姉の夫が吉良上野介、この物語には関係ないが) ★保科正之(将軍家光の異母弟 将軍に信頼され幕閣の重要人物) ★媛姫(正之の姫)
『中の衣−異聞日高川−』道成寺?かな?
『屋島』800年の時を越えて主君教経の元へ辿り着く菊王丸の想い
 ★平教経(清盛の甥) ★菊王丸(初め通盛に、後に教経に仕える 屋島の菊王丸のお墓を訪れた女性に乗り移って教経の眠る長門を目指す)
タイトル
かがり火百万石
【時代ロマンシリーズ10】
出版社と初版年
秋田書店
平成12年
大河「利家とまつ」を観た方に是非お勧めです。
『かがり火百万石』優しかった兄嫁が突然鬼になる
 ★前田利家(信長に仕える) ★松(利家夫人 利家とは従妹の関係で幼くして前田家に引き取られていた) ★納夜(前田利久夫人 美しく優しい人だったが?) ★高台院(豊臣秀吉夫人 岐阜城下では前田家と隣同士だった)
『夜半の嵐』信長の姫達の中で特に幸せな結婚をした永姫
 ★永姫(信長の姫 幼くして前田家に嫁ぐ) ★前田利長(利家の子 永姫がまだ幼いので本当の夫婦では無い) ★麻阿姫(利家の姫 気が強くて永姫をいじめる 後に秀吉の側室)
『波振り』永姫の成長を気長に待ちながらも茶々姫にチョット惹かれる・・
 ★前田利長(大阪城へ単身赴任?) ★永姫(信長の姫で利長夫人) ★茶々姫(秀吉の側室 信長の姪)
『花の香籠め』前田家最大のピンチを誠実な気持ちで乗り切る利長夫婦
 ★前田利長(父利家に似ず?謹厳実直) ★永姫(利長夫人 少し成長した) ★前田利家(家康暗殺に心が揺れる) ★徳川家康(前田家と険悪な雰囲気)
『葉の上』又若とお籍は屋敷が隣同士で喧嘩もするけど仲がいい
 ★又若(後の前田利政、利家の子) ★籍姫(蒲生秀郷の姫 母は信長の姫だから永姫の姪)
タイトル
天つ雷鳴
【時代ロマンシリーズ11】
出版社と初版年
秋田書店
平成13年
古代大好き。河村先生の守備範囲が広がって嬉しいです。
『天つ雷鳴』万葉集の中の大名児を想う和歌が大好きです。
 ★草壁皇子(天武天皇と持統天皇の皇太子 優しい性格の人) ★皇后(持統天皇)  ★大津皇子(草壁の異母兄 草壁とソックリな顔なのでよく間違えられる) ★大来皇女(大津の姉 伊勢の斎宮 草壁と大津を間違えた事は無い)  ★大名児(釆女 大津とも草壁とも関係がある恋多き女性と噂されるがマッタクの誤解) ★山辺皇女(大津の妻) ★阿陪皇女(草壁の妻 草壁に浮気を疑われる?) 
『風の祭』高市皇子の妻但馬皇女が穂積皇子と不倫?
 ★高市皇子(天武天皇の皇子 かなり重要なポストにいる) ★但馬皇女(天武天皇の皇女 高市の館に引き取られる そして妻に) ★穂積皇子(天武天皇の皇子 まだ若く地位も低い) ★藤原不比等(但馬の外戚 高市がその才能と野望を恐れる)
 『昨日の花』阿陪皇女と草壁皇子の幼いロマンスと阿陪皇女の晩年
タイトル
緋の谷
【時代ロマンシリーズ12】
出版社と初版年
秋田書店
平成13年
『緋の谷』平教経討ち死にの誤報の真相を推理する作品
 ★平教経(清盛の甥) ★ひき丸(教経に瓜二つ 福原で平家に仕える) ★いつ女(遊女宿の女 ひき丸の思い人)
『望めの月』西行法師の若き日の友情物語
 ★佐藤義清(後の西行法師) ★平清盛 ★掠乃(義清の妻)
『真澄鏡』義経の母常磐御前の男遍歴?
 ★常磐(中宮の侍女) ★源義朝 ★平清盛
『化ケ原』平家物語の名場面
 ★小督(御所の女官) ★源仲国(高倉天皇に仕える)
『露分け』スパイ目的で内親王の館に出入りする重衡の恋
 ★平重衡(清盛の子) ★源仲子(源師仲の娘)
『夢七夜』赤穂浪士の一人の悲しい恋
 ★おふじ(大阪商人の娘) ★矢頭右衛門七(赤穂浪士)
タイトル
竹御所余聞
【時代ロマンシリーズ13】
出版社と初版年
秋田書店
平成14年
ルンッルン 鎌倉だぁ!時房君は出ないけど。義時さんも泰時君も大好き♪
『竹御所余聞その一 篠の小笹』公暁に集まる人望 冷静な眼の北条氏
祖母達に愛され育った、よし子の目の前で起こる実朝惨殺と公暁の最期
 ★源よし子(故頼家の娘) ★公暁(故頼家の子) ★駒若(三浦の子)  ★北条政子(頼朝未亡人) ★北条義時(政子の弟 二代執権) ★実朝(将軍)
『竹御所余聞その二 花の根問』四代将軍は二歳。よし子に懐いているのでよし子と駒若の中の良さに焼き餅を焼く。やがて大人の恋が悲恋に変わる。
 ★よし子 ★駒若(三浦三郎光村) ★三寅(将軍) ★北条政子  ★北条義時 北条泰時(義時の息子 三代執権)
 『竹御所余聞その三 なよ竹矢来』光村の心に残るよし子への想い
よし子の最期と頼経の帰郷 そして三浦一族は滅亡へと向かう
 ★よし子 ★三浦光村 ★四代将軍頼経 ★珠音(光村の妻)
『ひなの里』結界を破り不思議な世界に迷い込んだ娘 鬼の里?
『岸の浦』紅屋の女中が突然消えた?その人の正体は? 
タイトル
恋ひわたりの・・・
【戦国ロマンシリーズ】
出版社と初版年
角川書店
『恋ひわたりの・・・』勝三郎の一目惚れの相手は後主君の弟の妻
 ★勝三郎(池田恒興 信長の乳母の子) ★織田信行(信長の弟)  ★弥知(荒尾の姫 信行の妻) ★織田信長
『火の波』足利最後の将軍の妹 信長の政略の犠牲者?
 ★足利義昭(足利15代最後の将軍) ★名姫(義昭の妹) ★三好義継(名姫の夫)
『氷の修羅』周防の大内家では陶と相良の喧嘩が日常茶飯事
 ★大内義隆(周防の領主) ★陶五郎(大内の家来) ★相良武任(大内の居候)
『寄り竹の音』嫡子がいる家に無理矢理養子を送る毛利家 小早川家の運命は?
 ★小早川隆景(狸だと思う) ★初姫(小早川の姫 隆景を婿養子にする)
『小夜の寝覚め』前田利長の茶々への仄かな想いと永姫への確かな愛
 ★前田利長(利家の嫡男) ★茶々姫(織田信長の姪 豊臣秀吉の側室)  ★永姫(利家の妻 信長の姫)  
タイトル
千秋
戦国ロマンシリーズ
出版社と初版年
角川書店
『千秋』大阪城落城後千姫の縁談の相手は本多平八郎 その顔は?
 ★本多平八郎(家康の曾孫) 千姫(家康の孫) ★卵姫(秀頼の遺児)
『恋ひあまりの夜』秀頼の恋の相手は千姫ではなかった 
 ★豊臣秀頼(秀吉の子) ★千姫(家康の孫 秀頼の妻) ★小石(侍女)
『毛利元就−川の行方−』元就の心の傷は弟を殺した事 過去からの亡霊が今・・・
 ★毛利元就 ★井上源七郎(毛利家家臣) ★小四郎(井上の子 実は?) 
タイトル
浮き世語り
出版社と初版年
竹書房
『浮き世語り』龍口城に入り込んだ清三郎の目的は?
 ★撮所元常(龍口城主) ★岡森清三郎(?) ★宇喜多直家(奸計の上手い人?)
『浮説 鞘当』山三郎と判作は喧嘩ばかり もしかしたら仲が良いのかも
 ★名古屋山三郎(蒲生家家臣 超美男) ★不破判作(関白秀次の家臣)  ★蒲生氏郷(信長の娘婿) ★豊臣秀次(秀吉の甥)
『心の果て』平清盛が重病の時期に菊王丸は殿と出会った
 ★平通盛(清盛の甥) ★教経(通盛の弟) ★菊王丸
『炎塵』ご家老の陶の息子は超美男 殿のお気に入りだったが・・・
 ★陶五郎(隆房) ★大内義隆(陶の主君) ★相良武任(大内の居候)  
タイトル
風の墓標・裏
出版社と初版年
ステラ・ダラス
同人誌 2000年
「はつこい」湯口聖子 「湯口聖子さん」ページを参照
「絆-きずな-」作・蘭陵王 絵・河村恵利 
赤橋登子の結婚から鎌倉滅亡までの小説
「語らひ-仲時と北の方-」4ページの漫画です
タイトル
秘めごと
出版社と初版年
ステラ・ダラス
同人誌1999年
「寂光」「湯口聖子さん」ページ参照
「秘めごと」足利兄弟の若き日のお話
 ★足利尊氏(後に室町将軍) ★足利直義(尊氏の弟 後に兄に毒殺?される) ★高師直(家宰 家老のような人)
「こんなに違う人物事典」 ★足利直義 ★足利尊氏 ★楠木正行
タイトル
宵闇
-大内太平記本-
出版社と初版年
不動如山
同人誌 2000年
五人の方が作った本です
「妖夢」陶五郎が夢の中で亡きお館様の最期に立ち会う 
 ★陶五郎隆房 ★大内義隆 ★冷泉隆豊
タイトル
淡つ江御寮
時代ロマンシリーズ14
出版社と初版年
秋田書店
平成15年
浅井三姉妹、父は浅井長政、母は織田信長の妹お市。長女お茶々は秀吉の側室、次女お初は京極高次夫人、三女お督の物語
〔淡つ江御寮〕お市の方の結婚生活
 ★お市(信長の妹 美男美女系の織田家の中でも特に評判の美人) ★浅井長政(小谷城主 信長に攻められ死を選ぶ) ★信長(美濃攻略の為お市を長政に嫁がせる) ★秀吉(足軽大将から長浜城主に大出世)
〔大野御前〕お督と佐治与九郎の結婚生活
 ★お督(秀吉の命令で佐治家に嫁ぐ) ★お犬(信長の妹で与九郎の母 未亡人になった後息子を残し他家へ嫁ぐ) ★与九郎(信長の息子信雄に味方して破滅)
〔岐阜御前〕お督と三好秀勝の結婚生活
 ★三好(羽柴)秀勝(秀吉の姉の子 秀吉の後継者候補?朝鮮で病死) ★羽柴秀勝(信長の子で秀吉の養子 早世) 
〔天女五衰〕お督と徳川秀忠の結婚生活
 ★徳川秀忠(家康の嫡男 2代将軍) ★家康(孫娘の嫁ぎ先、豊臣家を滅ぼす) ★おしづ(秀忠の乳母の子で秀忠の子を産む)
〔浮寝の宿〕明治42年の物語
 ★与生菊(芸者) ★桐屋の若旦那(入り婿)
タイトル
西の京墨流し
歴史ロマンシリーズ〔15〕
出版社と初版年
秋田書店
2004年
「西の京墨流し」室町時代、西の小京都と呼ばれた山口の領主大内氏 恋と骨肉の争いの物語
 ★ 大内義興(大内家29代当主の若君 チョット頼りなくて、母は弟を溺愛している) ★雪舟(禅宗の画僧) ★なづ沙(大内家の重臣内藤の娘 義興の幼馴染で喧嘩相手?) ★大内高弘(義興の弟で家督争いを避け出家するが後に還俗) ★陶武護(大内家家臣) ★内藤弘矩(大内家の重臣だったが謀反により誅殺される なづ沙の父) 
「逢坂の関」朝鮮出兵時に名護屋で出会った不思議な女性が忘れられない山三郎 またまた登場、名古屋山三郎♪ そして茶々さん、色んな人と恋愛しますねぇ。羨ましいです。
 ★名古屋山三郎(蒲生家の元家臣 超美男) ★茶々(秀吉の側室で2人の子を産み1人を亡くしている)
タイトル
平安怪盗伝
歴史ロマンシリーズ〔16〕
出版社と初版年
秋田書店
平成16年
「平安怪盗伝 その壱」白浪夜話 このシリーズに登場するのは袴垂(はかまだれ)という名の有名な盗賊 昔話に登場する実在の盗賊らしい
 ★袴垂(美形だけど恐ろしい盗賊) ★当女(まさめ)(兄弟と従妹を袴垂に殺された娘) ★方人(かたひと)(当女の恋人で袴垂に衣を奪われる)
「平安怪盗伝 その弐)」きつね矢 袴垂が逃げ込んだ邸で出会ったドジな姫
 ★袴垂(殺人犯として追われる) ★左京太夫の姫(苦手だけど下手だけど恋人の為に裁縫をする) ★兵衛佐(姫の恋人で袴垂を追う)
「平安怪盗伝 その参」寒露 昔話の定番?とりかえ物語
 ★大納言の姪(播磨から都へ向かう) ★こなぎ(侍女) ★御所警護の侍(盗賊に襲われた2人の女を助ける) ★袴垂(行き倒れの振りをして強盗を重ねる)
「平安怪盗伝 その四」とりべ野 恵まれた暮らしを捨て、東国へ駆け落ちする恋人達の話
 ★さる姫(后候補のやんごとなき姫) ★坂東武者(当時東の国は野蛮な国?と言われていたのかな?) ★右衛門尉(気付きながら見ぬ振りをする役人) ★袴垂(大金を持って都を出ようとする)
「涼し音」 顔も知らぬ姫の為に百夜通う事を誓った男の話
 ★少将(結構遊び人だった笛の名手) ★姫(恋に傷付いて人目を避けて暮らす琴の名手)
「野の宮」 幼い頃斎宮に決まり伊勢へ 帝の交代か身内の不幸以外に都へ帰る事は出来ない哀しい運命の女性に不思議な出来事が・・・
 ★斎宮(清和天皇の異母姉) ★在原業平(伊勢の視察に来た狩使)
タイトル
なにわ菅笠(すががさ)
歴史ロマンシリーズ〔17〕
出版社と初版年
秋田書店
平成17年
「なにわ菅笠(すががさ)」眼の見えない大阪の商家の跡取り娘の恋
 ★お才(3歳の時に疱瘡で失明 それ以来七夕にだけ会える幽霊?みたいな男に恋をしている) ★伊三郎(商家の三男坊でお才の親が婿にと望んでいる) ★直どん(お才の送り迎えをしていた忠義者の丁稚 江戸店へ去った)
大坂の船場という老舗が集まる辺りでは独特の言葉を使い、長女が「いとはん」末娘が「こいはん」、娘三人の場合は次女が「とうはん」、娘4人の場合は次女が「なかいとはん」とか呼ばれるそうです。ややこしいですねぇ。「幽境案内」駒屋の坊(ぼん)を探す幽霊で大阪の町は大騒ぎ・・・
 ★欽三郎(何故か幽霊に名指しされて心当たりは無いし困っている) ★細川(大坂町奉行所地方役で川役も兼ねる 幽霊相手に捕り物?)
「桃花水」幼馴染の絵師の卵の為にモデルをつとめる娘の話
 ★お冴(掛茶屋で働く娘) ★伊助(お冴の幼馴染で狩野派の絵師の元で働いている) ★桐屋の旦那(伊助の才能に惚れ込んで絵を注文 息子がモデルのお冴を見初める)
「尚武」端午の節句に店に飾る甲冑に子供達が何故か脅える その秘密は?
 ★お君(気の強い女中) ★若旦さん(妻を亡くして幼い子をかかえた寡) ★ぼん(若旦さんの一人息子 この子の為に母の実家から贈られた甲冑を飾る)
「小車」不義密通はお家のご法度 特に厳しい井伊家の奥に仕える侍女の話
 ★若竹(若殿の乳母の勧めで奥御殿に勤める) ★直清(若殿の異母兄で冷や飯くらい) ★鉄之介(若殿の歳の離れた異母弟 後の井伊直弼)
タイトル
花かんざし
歴史ロマンシリーズ〔18〕
出版社と初版年
秋田書店
2005年
「花洛胡蝶」舞妓さんと幼馴染の足袋屋の息子が蝶と子供に誘われて不思議な体験をする
 ★君鈴(舞妓、京都では水揚げ前の若い芸者の事・・・だと思います) ★恭ちゃん(足袋屋の息子で君鈴と仲が良いんだか悪いんだか・・・) ★君蝶(君鈴の先輩 金の無い男と結婚して芸妓を辞めた)
「花かんざし」古宿に泊まって幽霊を見た学生のお話
 ★学生(祖父の遺言で絵を宿へ届けに来た) ★多美菊(絵のモデルをしてるうちに絵師に惚れてしまった舞妓?) ★絵師(大店の娘に見初められて婿になり、好きな絵を描いて暮らしている)
「懸想問答」幼馴染でとぉっても仲の悪い女の子達が盗賊に目を付けられて・・・
 ★千波(小間物屋の長女) ★お沙世(呉服屋の次女かな?千波との喧嘩は町内でいつも評判) ★懸想文売り(懸想文を鏡台や箪笥に入れておくと願いが叶うと娘達は信じている)
「十三日和」お店の嬢さんと新米女中のお話。十三詣・・・お参りの後、渡月橋を渡る時に振り返ったら授かった智恵を失くすという決まり?がある。十三参りと同じモノかな?
 ★嬢さん(数えで十三歳 まだまだ小さな子供) ★お千佐(亭主と子供を亡くして慣れない商家勤めを始めた女中) ★お内儀さん(多少?見栄っ張りだけど、しっかりした母) ★唐吉(最近仕事に身が入らない手代 お千佐と偶然?出会う)
「恋染文様」新撰組♪のお話です。
 ★あぐり(新撰組に野菜を届けて三割り増しにふっかけた?八百屋の娘) ★佐々木愛ニ郎(武士になりたかったが、あぐりの事で頭がイッパイになる) ★芹沢鴨(土方さんも沖田君も登場しないのが寂しいけど芹沢さんが出たので・・・いいっかぁ。あぐりに目をつけていると噂される) ★佐伯又三郎(国のために新撰組に入ったと言い切る男)
タイトル
辻盗り
歴史ロマンシリーズ〔19〕
出版社と初版年
秋田書店
2006年
「辻盗り」入内予定の姫に仕える女房のお話
 ★卯月(姫の秘密の手紙を届ける途中で災難に会う) ★ニの姫(卯月の主人で親に隠れて少将と恋文を遣り取りする) ★少将(ニの姫とは不仲な家の貴公子) ★康仲(少将の家人)
「梁の上」盗品の仏像を高く売りつける為に演技する悪人達の奇妙なお話
 ★仏師の娘(清水詣の途中に雨宿り) ★僧(同じく雨宿り 心に屈折したモノがあるかも?) ★武士(雨宿り 大納言に良い品を献上して検非違使の役を望みたいと思っている) ★謎の男(高価らしい?仏像の持ち主)
「袖の淵」きゃあっ♪畠山さん登場ですぅ。時政さんが登場しますよ。
 ★畠山重忠(最初は頼朝に敵対するが後に味方になる) ★千歳(重忠の婚約者で足立の姫) ★太夫(重忠が心惹かれた遊女)
「相生」全然有名で無い絵師の作品を探す謎の老女のお話
 ★お津和(商家の娘 幼馴染を扱き使って?いる) ★佐市(絵草子屋の息子でお津和に弱い) ★謎の老女(与七という絵師を探し回る) 
「いつわり誓文」〔誓文払い〕という不思議な風習?のお話
 ★勝兵衛(呉服屋 幼い頃から誓文払いの行列が見える) ★武士(最近京へ来て幼馴染を探している) ★土佐坊(義経暗殺未遂犯?幽霊の女達の行列を引き連れている)
タイトル
今昔時代語り1
わらべ道中
出版社と初版年
秋田書店
2006年
大坂商人の連作3編&1編と鎌倉時代の物語が1編です
「わらべ道中」妙な駆け落ち者と出会った子供3人が遭遇する事件 
 ★庄介(大坂商人のぼん) ★おてん(庄介の父の店の女中) ★太吉(庄介の父の店の丁稚) 
「わらべ往来」あの世とこの世を彷徨う人に付いて行った、おてんの奇妙な体験
 ★前作と同じ子供3人(三角関係?) ★姐さん(宝恵駕籠に乗った女) ★ご寮はん(庄介の母)
「わらべ送り」マタマタおてんが出会った幽霊の物語
 ★いつものメンバーの子供3人 ★仕舞屋の隠居(近所の爺さん) ★お家はん(二色屋の隠居)
「反魂指南」妻を亡くしたばかりの大坂商人の物語 枚方だ!三十石船だ♪う・・・嬉しい♪♪
 ★竹田屋(大坂商人) ★お美津(竹田屋の妻で枚方へ三十石船で出掛けた) ★坊主(亡くなった人を呼び出す香を売りつける怪しい男)
「ひなの川」平家の貴公子狩り・・・も下火になった筈の時代の物語
 ★お上人(ド田舎で暮らす貧乏な僧だった) ★杜宇丸(上人に育てられた若者) ★逢姫山の天女(人の世に春を授ける儀式を行うと伝えられる)
タイトル
私本鎌倉記・其之弐
出版社と初版年
河村恵利・ともなぎヒロ合同誌
「かげろうの舞」微妙御前と鎌倉2代将軍頼家と御家人、古郡保忠の三角関係
 ★微妙(奥州に流罪になった父を訪ねる途中の白拍子) ★源頼家(若き将軍 微妙を側室に望み家臣に諫められる) ★古郡保忠(堅物だったが川で洗濯をする微妙に一目惚れ) ★尼御台(北条政子 頼家が珍しくマトモな娘を見初めたとチョット喜んだ)
タイトル
今昔時代語り2
花洛千鳥
出版社と初版年
秋田書店
2007年
昭和初期1編、江戸時代2編、平安時代2編、20世紀初頭のイギリスが1編です
「花洛千鳥」京の舞妓と帝大生の恋のお話
 ★糸菊(ほやほやの舞妓 想い人に縁談がある事を知り諦める) ★片辻(帝大の貧乏学生)
「刃打ち」鎌八幡という真田幸村の故事に因んだ呪い?のお話
 ★玄武堂(小間物屋の若旦那) ★お澄(裏長屋の娘 何かに操られている?) ★天満同心(奉行所の役人)
「さざれ川」あの世とこの世の橋の上を彷徨う娘のお話
 ★お園(桐屋の娘 親の言う通りの縁談を受け入れようとして初めて自分の本当の気持ちに気が付く) ★仙三(桐屋の手代 真面目で一生懸命)
「蓬かざし 異聞かざし姫」突然大納言家に引き取られた姫のお話
 ★蓬(父が入内を望んだので急いで習い事に励むが、ヘタ・・・) ★若殿(大納言の息子で姫の異母兄 姫に辛辣) ★菊の精?(姫が菊の精と疑った若者 姫を慰めてくれる)
「ひなの路戻り」人では無い者に憧れた娘のお話
 ★小結(イジワルな叔母に扱き使われている娘) ★右近(女神?の先払い役) ★女神?(季節を司るらしい・・・春の女神かも?)
「フィッツロイの肖像-ロイの息子-」またまた人では無い者に恋したかも?っていう娘のお話
 ★マージィ(イングランド南西部に住む娘) ★テッド(マージィの幼馴染みでアメリカに移住した) ★もう一人のテッド(幼い頃からマージィの話し相手 お化けか幽霊・・・)
タイトル
今昔時代語り3
つつじ風聞
出版社と初版年
秋田書店
2008年
「つつじ風聞」徳川四天王の榊原家の若君の悲恋 関が原を挟んだお話です
 ★お辻(孤児で名主の家の使用人) ★忠長(榊原の若君) ★榊原康政(館林城主) ★太郎八(殿の側室の弟)
「住吉語り-異聞・片袖縁起-」経文六十六部の奉納の旅をする僧のお話
 ★六部(諸国を回る修行僧) ★松太夫(金持ちの息子で新婚) ★露女(松太夫の婚約者で亡き人)
「野里語り-一夜官女-」引き続き、六部の登場です
 ★六部(信仰心の篤い昔の人は親切に宿をしたらしい・・・) ★文吾(名主の息子) ★雪乃(孤児で生贄にする為に育てられた)
「鷺の郷」婚礼の日に消えた花嫁の話
 ★お時(大阪の商人の娘で病弱) ★半治(塗り師) ★若旦はん(半治の友人で大店の若旦那)
「わらべ風車」幼い子を亡くした親の哀しみのお話
 ★おてん(商家の子守り) ★辰造(伏見の商家のぼん) ★
タイトル
花の君参る
上杉景勝室・菊姫
出版社と初版年
秋田書店
2009年
「花の君参る」武田勝頼の妹として上杉に嫁ぎながら、実家が滅亡した為?に不幸な生涯を送った菊姫のお話です。
 ★菊姫(上杉景勝室、武田信玄娘) ★上杉景勝(上杉謙信甥、養子) ★余六(景勝家臣、直江兼続) ★お船(兼続室) ★とき乃(菊姫の侍女) ★斎姫(とき乃の娘で四辻家姫) 
「望楼」謙信亡き後に後継者争いに敗れた景虎のお話です。
 ★上杉景虎(上杉謙信の養子、北条氏康の子) ★雪姫(謙信の姪) ★上杉景勝(謙信の甥、養子) ★道満丸(景虎の子)
「異聞・藪の中」平安時代の盗賊と旅人の話です。
タイトル
平安ラブロマン 1
此の花選び
出版社と初版年
秋田書店
2009年
平安王朝ラブ絵巻!・・・と言っても源平前夜って時代 待賢門院璋子の生涯です。
「夙夜」まだ少女の璋子の初恋です。
 ★璋子(院の養女 出来が悪いと評判?) ★季通(藤原宗通の子でプレイボーイ 璋子に筝を指南する) ★院(白河院 璋子を人形のように可愛がる)
「此の花選び」季通の姉の恋です
 ★忠通(藤原北家の貴公子 璋子との縁談に困る) ★宗子(季通の姉で気の強くて鈍感?)
「韓紅」璋子の二の宮と乳母の物語
 ★二の宮(赤子の頃に失明 乳母の邸で育つ) ★季子(二の宮の乳母で厳しいが、璋子に信頼されている)
「有明月」後に春日局と呼ばれた女性の話です
 ★如奈〔ゆきな〕(璋子の姪で入内する) ★義清(如奈の幼馴染で後の西行法師)
「夜さりの月」三条局の物語
 ★初瀬(藤原家政の娘 つまり忠通の従兄妹で、後の三条局) ★堀河局(初瀬の叔母で百人一首に有名な歌〔長からむ・・・〕を残した才色兼備) ★次郎(初瀬の幼馴染)
「残りの月」璋子の晩年です
 ★璋子(我が子崇徳帝が退位して寂しい暮らし?) ★得子(我が子が近衛帝となり、皇后の位を約束された)
タイトル
戦国落城秘話
青柳の糸
出版社と初版年
秋田書店
2010年
「青柳の糸」関が原から10年後に始まる、木村重成の物語です。
 ★青柳(大阪城の侍女で大野修理の従妹) ★木村重成(豊臣秀頼の乳母子) ★大野修理(淀の方の乳母子) ★淀の方(太閤の側室)
「桐の葉」片桐旦元の物語です。
 ★片桐旦元(浅井の家臣だった) ★淀の方(茶々 太閤の子を産んだ) ★豊臣秀吉(茶々を側室にした天下人) ★徳川家康(旦元に裏切りを促す)
「水底」関ヶ原で敗れ山内家に居候の毛利の物語。
 ★毛利勝永(山内家の預かり人) ★山内忠義(山内家の嫡男) ★浜乃(忠義の侍女で後に勝永の妻)
「水鳥」何故か断酒の神様の物語。
 ★辰巳屋(質屋の若旦那) ★辰巳屋(寮で療養中) ★出雲守(断酒の神様) ★おすず(不思議な少女)
「霧のマガキ(竹冠に離です」本多平八郎の次男の物語。
 ★本多忠朝(上総に領地を持つ大名) ★直(忠朝の正室) ★真田信吉・信政(忠朝の姉の子達) ★徳川家康(真田の子を警戒する)
タイトル
戦国ラブロマンシリーズ1
追風用意の君
出版社と初版年
秋田書店
2011年
「追風用意の君」初恋の人が尼になっても諦め切れなかった男の話
 ★里見義弘(上総の大名 幼い日に足利の奥方と姫達が居候していた) ★匂姫(足利義明の姫 若くして尼になる)
「落照」幼いころからの婚約者とナカナカけっこんできなかったけど、ようやく結ばれた先に不幸が・・・
 ★種姫(里見義弘の妹) ★平七(種姫の婚約者) ★正木左近(平七の叔父で里見家重臣)
「団雪」一度は引き裂かれそうになった2人が結ばれ、でも秀吉の都合で再び引き裂かれる
 ★徳寿丸(佐竹義重の嫡子) ★紫摩姫(那須の姫で徳寿丸の婚約者として5歳で太田城に来た)
「芦の原」誠実だけど戦は弱そーな男。いや、伊達が強すぎたんでしょう
 ★結城義広(佐竹の子で結城に養子に行った) ★岩姫(葦名の姫 義広は結城の次に葦名の養子に行った)
「追分」伊達政宗が弟の小次郎を討った有名な話です
 ★伊達政宗(弟の謀反を疑う) ★小次郎(子が居ない政宗にとって大切な筈の弟) ★縫殿之助(小次郎を討った家臣)
「起請」
 ★葦名盛隆(伊達から人質に来て婿養子になった) ★大庭三左衛門(心を許した近習)
タイトル
最上家秘聞
遠つ迷い路
出版社と初版年
秋田書店
2011年
戦国時代の出羽の国、最上家の物語です
「雪解けの足音」弟の方を可愛がる父のせいで家中が割れる
 ★最上義守(山形城主) ★最上義光(義守の嫡男) ★最上義時(義守の次男)
「遠つ迷い路」秀吉が小田原征伐をしている頃の最上家の話
 ★最上義光(山形城主) ★最上義康(義光の嫡男) ★久姫(義康の正室) ★最上家親(義康の異母弟 徳川の人質になっていた)
「山の辺」家康の狸ぶりに翻弄される最上家
 ★最上家親(山形城主) ★最上義忠(家親の異母弟) ★最上義親(家親の異母弟 豊臣に人質に行っていた) ★最上義俊(家親の嫡男)
「血の盃」殺生関白の側室として処刑された駒姫の物語
 ★駒姫(最上義光の姫) ★お小茶(駒姫の侍女) ★羽柴秀次(秀吉の甥 関白) ★不破万作(秀次の近習)
「わらわべ成敗」江戸時代の大阪、妻敵討(めがたきうち)に関わる不思議な話
 ★おてん(商家の子守り) ★ぼん(商家の長男) ★太吉(商家の奉公人) ★仕舞屋の隠居
タイトル
青野赤原
室町足利伝
出版社と初版年
秋田書店
2012年
「青野赤原」信じていた家宰の反乱
 ★足利持氏(鎌倉公方) ★上杉氏憲(家宰〔執事〕 出家して禅秀と名乗る) ★足利持仲(持氏の異母弟) ★足利満隆(新御堂殿 持氏の叔父) ★今川範政(駿河の国守護)
「七花八裂」父に可愛がられた弟への微かな疑惑・・・
 ★足利義持(4代将軍) ★足利義嗣(義持の異母弟)
「以水投石」京に有利に動いていると見える管領への疑惑・・・
 ★足利持氏(鎌倉公方) ★上杉憲実(関東管領) ★珠津(憲実の正室) ★足利義教(6代将軍)
「白兎赤烏」京にとっては目障りな幼い兄弟の運命は?・・・
 ★足利安王丸(足利持氏の次男) ★春王丸(持氏の三男) ★結城氏朝(下総結城城主) ★水谷伊勢守(結城家の家来) ★足利義教(6代将軍)
「わらべ雀」江戸時代の大阪の話
 ★おてん(商家の子守り) ★ぼん(商家の長男) ★太吉(商家の奉公人) ★すずめ(妖怪)
タイトル
末の松山
出版社と初版年
秋田書店
2012年
源氏物語のモデルとなった平安の女流歌人、伊勢と3人の貴公子の恋。
「秘め鏡」宇多天皇の時代 中宮に使え帝の皇子を産んだ女流歌人の物語 
 ★伊勢(中宮温子に仕える女流歌人) ★温子(関白の娘) ★仲平(温子の弟 伊勢を想うが諦める)
「敷妙」菅原道真の頃の物語
 ★伊勢(温子に仕える女房 宇多帝の寵愛を受ける) ★温子(関白の娘だが皇子がいない) ★時平(温子の弟)
「末の松山」父帝の寵愛を受けた女性に憧れた親王の物語
 ★伊勢(温子の女房 宇多帝の皇子を生む) ★敦慶親王(宇多帝の第四皇子) ★温子(宇多帝の中宮) ★均子(温子の皇女異母兄の敦慶親王と夫婦になる)
「山つ姫」平安時代初期の山城の国の物語
 ★都摘(田舎に住む美しい娘) ★高藤(摂政良房の甥)
「わらべ子守唄」大坂の商家のお話
 ★おてん(子守りの娘) ★嬢〔いと〕さん(おてんが子守りをしている赤ちゃん) ★トミ(子守りをしていた赤ちゃんを亡くした) ★ご寮さん(商家の奥さんの事)
タイトル
鎌倉悲恋
北条恋ヶ谷
出版社と初版年
秋田書店
2013年
北条時宗のお父さんの若い頃の話が中心です。執権って、大変なお仕事なんですねぇ・・・若くして執権になって・・・お気の毒です。
「檜皮〔ひわだ〕つづり」この物語では檜皮は異母妹になっています。
 ★檜皮(若くして亡くなった時氏の末娘) ★経時(時氏の長男 弥四郎) ★時頼(時氏の次男 五郎) 北条泰時(檜皮の祖父) ★名越朝時(泰時の異母弟)
「雪の烏」宇都宮と名越の孫である布枝は微妙な立場だが、夫婦仲は良い
 ★経時(泰時の孫) 布枝(宇都宮の姫 経時の妻) ★時頼(経時の弟) ★檜皮(経時の異母妹)
「闇の鷺」三浦氏滅亡の物語
 ★北条時頼(5代執権) ★三浦泰村(時頼の大叔父) ★安達景盛(時頼の母方の祖父) ★藤原頼詞(将軍) ★檜皮(将軍の正室 時頼の異母妹) ★讃岐(檜皮の侍女) 
「北条恋ヶ谷」執権の正室にはなれなかった讃岐の物語
 ★北条経時(執権) ★布枝(執権の正室) ★讃岐(檜皮の侍女) ★檜皮(将軍の正室 時頼の異母妹)
「わらべ水鏡」江戸時代の大阪の商家の物語
タイトル
逢魔ヶ辻
〜晴明と道長〜
出版社と初版年
秋田書店
平成25年
陰陽師、安倍晴明と藤原家のお話です。
「逢魔ヶ辻 その一、晴明と道長」道長が気儘な五男坊だった若い頃の恋です。
 ★藤原道長(姉が中宮争いに敗れた詮子) ★倫子(中宮争いに勝った小野宮の縁戚) ★謎の老人(安倍晴明)
「逢魔ヶ辻 その二、晴明と兼家」蜻蛉日記って、嫉妬深い女の話だったような?・・・
 ★藤原兼家(藤原家の次男) ★伊勢守の姫(後に蜻蛉日記を記す) ★安倍晴明(案外ブサイクキャラです)
「逢魔ヶ辻 その三、晴明と師輔」幼馴染の妻に不満は無いが・・・恋に落ちてしまうトンデモナイ男だ。
 ★師輔(藤原忠平の子) ★四の宮(先帝の内親王) ★斎宮(雅子 四の宮の妹) ★安倍晴明(賀茂忠行の弟子)
「清水聖」
 ★小桜(道長の奥方の女房) ★智淵僧正(偉いお坊さん) ★謎の公達
「真結び」<平安怪盗伝>東国の武士と都の姫の淡い恋
 ★多治行連(大納言家の家司) ★中の君(入内を控えた大切な姫)
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