歴史をテーマにした漫画の本

飛鳥・奈良・平安編
子供の頃読んだ絵本の中で「かぐや姫」は十二単を着ていました。百人一首の札の絵も、飛鳥・奈良時代の人が平安装束でしたね。たかが漫画、されど漫画。先生方、衣装や背景を沢山お勉強されて丁寧に描いていらっしゃると思います。
作者と出版社 タイトルと初版年 簡単なストーリーと人物紹介等 お薦め度
赤間ひとみ
小学館
恋枕
2003年
不思議な香木の力で?平安時代へタイムスリップするモテない女性のお話 枕草子の解説や平安時代の時代考証のページも面白いです
 ★香山歩(古典の教授の娘だけど枕草子も知らないOL) ★清少納言(歩がタイムスリップする度に出会い、助けてくれる) ★定子(清少納言が仕える不幸せな中宮) ★源隆房(歩の平安時代での恋人)
タイムスリップしたら裸!でも、これが正統派タイムスリップかなぁ・・・
★★
朱間ひとみ
小学館
夜半の月
2004年
今回のタイムスリップで出会うのは紫式部です。最初に行った時に着て帰った十二単を次に行くときはチャント着て行きます。便利ですねぇ。
 ★楢崎愛理(小説家 現在源氏物語をモチーフにした恋愛小説を執筆中) ★柏原智也(出版社の社員 霊能力があって念じればタイムスリップも出来たりする) ★紫式部(源氏物語執筆中 煮詰まっていたけど柏原を見て光源氏のイメージが膨らむ) ★道信(藤原道長の隠し子 愛理に手を出そうとして振られてばかり)
★★
あしべゆうほ
秋田書店
雷鳴の符
平成13年
修学旅行で京都一条堀川戻橋の柳の下に鬼?を見た美莵 絹垣家の秘密が少しずつ明らかになる
 ★美莵(ある日突然見えない物が見える 不思議な力を持つが本人は何も理解していない) ★多情丸・阿仁丸(魔?鬼?式神?とにかく美莵の家来?) ★安倍泰親(安倍晴明の五代後の陰陽師 何故か現代にやって来る) ★若宮ゆき(魔?の一族かも) ★若宮進(ゆきの兄 民族学者)
戻橋というのは安部晴明さんの奥方は鬼を見る特殊な能力のある人で、晴明さんの式神を怖がったので家庭円満のために?晴明さんは式神を戻橋の橋の下に隠したのです
池田理代子
中公文庫
聖徳太子全5巻
1999年
日出ずるこの国に近代国家の礎を造り上げた偉大な人のお話
池田先生は私が小学生の頃「ベルサイユのばら」が大ブームでした 中学生の頃は宝塚の「ベルばら」がブレイクし、同時に「オルフェウスの窓」が連載中でした。
 ★厩戸皇子(聖徳太子 用明天皇の皇子) ★推古天皇(敏達天皇の皇后)  ★蘇我馬子(推古の叔父 厩戸の大叔父) ★蘇我毛人(馬子の息子)  ★刀自古郎女(馬子の娘 厩戸の妻) ★大姫(推古の娘 厩戸の妻)  ★橘大郎女(推古の孫 厩戸の妻) ★菩岐々美郎女(厩戸の妻)  ★秦河勝(厩戸の側近) ★膳臣(斑鳩の豪族) ★小野妹子(厩戸と不思議な縁?)
★★
岩崎陽子
秋田書店
王都妖奇譚 全12巻
平成3〜14年
御存知映画「陰陽師」の原作 安倍晴明を人間らしく描いています 母親が狐という伝説などは省いて明るい感じの魅力あるキャラです
 ★安倍晴明(当代一の陰陽師 なので敵も多いが強い味方もいる) ★藤原将之(右大臣の息子で少将 武芸に優れる晴明の親友) ★賀茂忠行(晴明の師匠) ★賀茂保憲(師匠の若様) ★橘影連(昔謀反を企み心中した一家の生き残り 晴明の兄弟子で親友だったが死霊となった今は魔物達を操り都の滅亡を望む) ★彩子(将之の姉で帝が最も寵愛する女御 しかしチョット過激な性格) ★千早(彩子の女房 「見鬼」つまり鬼を見る能力があるが鬼が怖い 晴明の式神を見るたびに悲鳴をあげる) ★氷月(小野篁の曾孫 曽祖父の跡を継いで冥府の役人を務める 昼間は御所の女房 時々晴明達と一緒に戦う)
★★★
岡野玲子
原作 夢枕獏
スコラ
陰陽師 1
騰○←変換不能虫偏に也
夢枕獏さんの小説を忠実に表現しています。少女漫画っぽくない絵です。建物や植物など迫力があります。
 ★安倍晴明(母が狐だと噂される陰陽師 自由に式神を操るらしい) ★賀茂忠行(晴明の師匠) ★博雅(帝の年上の甥 枇杷の名手 晴明の友人)
木原敏江
小学館
大江山花伝
 
木原先生もベテランです 新撰組漫画の「天まであがれ」が好きでした 最近文庫本で出たそうなので古本屋に出回るのを待っています
『大江山花伝』茨木童子は綱に切り取られた腕を取り返す
『鬼の泉』人間に育てられた茨木をある日鬼の父が迎えに来た
『花伝ツァ』※室町時代
『夢幻花伝』※室町時代 
★★
清原なつの
集英社
飛鳥昔語り 清原なつの傑作集2
1980年
清原なつの先生の「光の回廊」も古代の漫画だそうで、探し中です
う・・・パロディです。ストーリーはともかく絵が、絵が、遊び心 大化の改新ではバックに松の絵があって蘇我入鹿が「殿中でござる」と叫んでいます そしてSFです
 ★有間皇子(先帝の皇子 乱心を装う) ★沙羅(渡来人の娘 有間が心を開く) ★中大兄皇子(蘇我、石川の次は有間を葬る事を企む) ★藤原鎌足(中大兄皇子を煽る狸)
★★
九条友淀
Gakken
未明の獣
-幼年期安倍晴明異聞-
2002年
幼い頃から才能溢れる晴明さん 兄弟子たちの虐めに負けず純粋な心で生きています
 ★安倍晴明(陰陽師を目指して修行中 妙なモノが見える) ★賀茂忠行(陰陽寮の師匠) ★賀茂保憲(師匠の嫡男で兄弟子 晴明に優しいが心の奥に嫉妬心?)
「掌の花」-新撰組 池田屋事件外伝-戦国・江戸ページへ
他、現代物2編
★★
古結あかね
企画 若林漢ニ
原作 アイジープラス
角川書店
怪童丸
2001年
一族の争いに巻き込まれた少女は男の子として成長する 源頼光に拾われ、都の平安を守る手助けをする事に・・・
 ★坂田公時(怪童丸と呼ばれる まだ子供) ★源頼光(〔鬼斬り〕と恐れられる若武者) ★四天王(渡辺綱 卜部季武 碓井貞光) ★安倍晴明(晴明さんがお爺さんだ 平安の最も有名な陰陽師)
さいとうちほ
小学館
「風の歌うたい」
ほのかにパープル1
「ほのかにパープル」は全3巻 万葉図書館で出会った二人が義理の兄妹になり愛し合うようになるけど親に反対される・・・というお話です さいとう先生の代表作は「恋物語」「円舞曲は白いドレスで」等
『風の歌うたい』鏡の里で風と語る時 額田は葛城に出会った
 ★額田姫 ★鏡姫(額田の姉 中大兄の恋人) ★中大兄皇子(二十歳で大化改新を行う)  ★大海人皇子(中大兄の弟 額田の最初の夫) ★間人皇女(中大兄の妹で恋人)
★★
さいとうちほ
小学館
「夢のかたみ」
ほのかにパープル3
『夢のかたみ』十市と高市 幼い恋人達は大人になって引き裂かれた
 ★額田姫(十市の母) ★十市皇女(大海人の皇女 額田の娘)  ★高市皇子(十市の異母兄 恋人) ★大友皇子(天智天皇の皇子 十市の夫)
★★
さいとうちほ
小学館
とりかえ・ばや
1巻 以下続刊
2013年
男らしい姉は若君として、女らしい弟は姫君として育ちます お馴染みの昔話ですね
 ★沙羅双樹の君(実は姫君 侍従として出仕する) ★睡蓮の君(実は若君 とても内気) ★西の上(双樹の母) ★東の上(睡蓮の母) ★藤原丸光(超上流貴族 双樹と睡蓮の父) ★藤原角光(丸光の兄 右大臣 双樹を婿に望む) ★石蕗の中将(双樹の親友 睡蓮に会いたがっている) ★帝 ★東宮(帝の弟) ★梅壷の女御(東宮妃 右大臣の二の姫 双樹が女だと疑う)
★★
佐久間智代
角川書店
「都桜」
-狂華-
日野富子物語
佐久間先生には「平家物語シリーズ」ではまりました。
『都桜』和歌なんて得意だったのに宮中にあがってから詠めなくなっちゃった
 ★伊勢(大中臣の娘) ★中宮彰子 ★定子 ★紫式部
紫式部は「源氏物語」の作者 定子は「枕草子」の作者清少納言が使えた御方です 本当は定子が中宮でしたが道長の陰謀で?中宮を彰子に譲った形になります
★★
佐久間智代
新書館
星祭の行方 1巻 以下続刊
2002-
高校生の祈祷師斎木が家庭教師の神埼と平安時代にタイムスリップ 呪術の手伝いをさせられる
 ★斎木佳純(大きな家に一人暮らしの高校生祈祷師) ★神崎義(普通の家庭に育った大学3年生 斎木の家庭教師) ★弓削太夫(平安時代の陰陽師 斎木を式神に使う)  
佐久間智代
角川書店
「紅涙の女」
「美女の悪戯」
「天の奏楽」
仮想迷宮
2000年
『仮想迷宮』に収録の3作品は【蝉丸シリーズ】です
「紅涙の女」入内を嫌う姫に何かが取り憑いた
 ★姫(藤原内大臣の姫) ★蝉丸(琵琶の名手) ★式部卿宮敦実親王(蝉丸のご主人様) ★少将(姫の兄)
「美女の奏楽」宮さんの恋?の相手の正体は・・・
 ★蝉丸(百人一首十番の歌人 琵琶の名手) ★式部卿宮敦実親王(宇多天皇の皇子 蝉丸のご主人様)
「天の奏楽」蝉丸の琵琶に取り憑いたのは天神?少将行方不明事件の真相は?
 ★蝉丸(醍醐天皇の皇子という噂もある) ★式部卿宮敦実親王(蝉丸のご主人様) ★天神?(極楽浄土に住む鳥?人間の姿だけど羽根がある) ★征秀(少将) ★滋子(少将の母)
★★
佐々木みずず
原作 早坂暁
千年の恋 ひかる源氏物語
2001年
映画の原作の漫画化です 
 ★紫式部(源氏物語の作者 道長の娘彰子に仕える) ★彰子(まだ幼いが父の野望の為に入内) ★藤原道長(実力政治家 娘が皇子を産み、その皇子が帝になる事を願う) ★光源氏(源氏物語の主人公 プレイボーイ) ★藤壺の女御(光源氏の父の女御で不倫相手) ★六条御息所(光源氏の年上の恋人 未亡人) ★葵の上(光源氏の正室) ★紫の上(光源氏が育てて妻にした理想の女性)
桟敷美和
原作 小沢章友
秋田書店
狼蘭末法絵巻3巻 以下続刊
平成11〜
安倍晴明の子孫・・・だと思う。狼蘭に次々と襲い掛かる鬼達
 ★安倍狼蘭(次代の陰陽天文博士) ★安倍龍明(狼蘭の父) ★俵秀男(絵師 チョット助平) ★安慶(清水寺の僧) ★橘正光(右大臣の息子) ★桜姫(右大臣の姫 見鬼) 百鬼王と鬼丸(狼蘭親子に敵対する最強の存在)
★★
里中満智子
講談社
天上の虹21巻 以下続刊
持統天皇物語 持統天皇の誕生から始まり今は孫の珂瑠皇子を皇太子に決めた所 途中で掲載誌が廃刊になったので書き下ろしです 里中先生は私が小学生の頃から描いていらっしゃるベテランです チョット前は「ブロードキャスター」等のテレビ番組によく出演されていました。代表作は「アリエスの乙女たち」「あすなろ坂」「あした輝く」
          ()内母親
皇極天皇の子→天智天皇、天武天皇、間人皇女☆天智の恋人
天智天皇の子→(遠智娘 石川麻呂の娘)大田皇女、持統天皇☆天武の皇后、健皇子 
          (姪娘 石川麻呂の娘)御名部皇女☆高市皇子夫人、阿閉皇女☆草壁皇太子妃 
          (宅子娘)大友皇子→(十市皇女)葛野王
          (橘娘)新田部皇女、明日香皇女
          (常陸娘)山辺皇女☆大津夫人
          (越道君娘)志貴皇子
          (色夫娘)大江皇女、川島皇子、泉皇女
天武天皇の子→(太田皇女 天智の皇女)大伯皇女☆伊勢の斎宮、大津皇子
          (持統天皇)草壁皇子→氷高皇女、珂瑠皇子、吉備皇女☆長屋王夫人
          (額田王)十市皇女→葛野王
          (かじ媛娘)忍壁皇子、泊瀬部皇女、磯城皇子、多紀皇女
          (大ぬ娘 赤兄の娘)穂積皇子、紀皇女☆珂瑠皇子妃、多形皇女
          (尼子娘)高市皇子→(御名部皇女)長屋王、鈴鹿王
          (氷上娘 鎌足の娘)但馬皇女☆高市皇子夫人
          (大江皇女 天智の皇女)長皇子、弓削皇子
          (五百重娘 鎌足の娘 不比等と再婚)新田部皇子
          (新田部皇女 天智の皇女)舎人皇子 
登場人物が多い上に複雑な人間関係なので紹介するのが難しいですが・・・中大兄皇子を父、石川氏の娘を母として讃良皇女は産まれる。姉が太田皇女、弟に健皇子がいる。叔父の大海人皇子の恋人額田女王を中大兄皇子が譲り受ける代わりに?太田と讃良が大海人皇子と結婚する。初恋の有馬皇子は後に中大兄皇子によって自害させられる。そして壬申の乱が始まるわけですが、大海人を愛し始めた讃良は天智天皇(中大兄)が息子大友皇子を皇位にと望む気持ちを知り大海人と共に吉野へ行く。大勢の妻達の中から唯1人大海人に従った。やがて壬申の乱は大海人の勝利で終り天武天皇が誕生して讃良は皇后になる。息子の草壁皇子のひ弱さが讃良の悩みの種。亡き太田皇女が産んだ大津皇子の方が逞しく人気がある。天武天皇亡き後、結局大津が謀反を企んだとして処刑され一安心の筈が、草壁は大津の死を悲しみ心を病む。そして自害。草壁亡き後は持統天皇となり孫が皇位を継承できるよう力を注ぐ。 しかし珂瑠皇子も草壁に似て気が弱く、姉の氷高皇女は母や祖母に似て聡明な女性でした。現在氷高の結婚問題のところまで話が進みした。1珂瑠皇子の妃、紀皇女が弓削皇子と不倫。離縁させられて謹慎している所を柿本人麻呂が訪ね、不倫や謀反を疑われる。人麻呂は左遷。紀皇女は自害。氷高皇女の結婚相手は新田部皇子が有力になるが・・・ 
待ちに待った20巻が出ました。氷高皇女が独身主義を決心?それから、大津皇子の忘れ形見カムイが持統上皇への復讐を始める気配・・・ 
21巻出ました。不比等と三千代が正式に夫婦に。そして安宿誕生。不比等の娘、宮子は首皇子を出産しました。     
★★★
里中満智子
中公文庫
長屋王残照記 全2巻
1998年
文武天皇の時代から始まり、長屋王一家滅亡までを描く。「天上の虹」はまだ続いているけど続編のような話です。
 ★長屋王(高市皇子の子、天武天皇の孫) ★吉備皇女(長屋の妻、文武の妹)  ★氷高皇女(文武の姉) ★元明天皇(草壁皇子の未亡人 文武の母)  ★藤原不比等(鎌足の子) ★橘三千代(不比等の妻 文武の乳母)  ★首(文武の皇太子) ★光明子(首の妃 不比等の娘)  ★藤原四兄弟(不比等の息子達) ★長俄子(長屋の妻 不比等の娘) 
★★
里中満智子
中公文庫
女帝の手記全4巻
孝謙・称徳天皇物語
1998年
史上初めて女性の皇太子 藤原氏の野望に翻弄された女帝の一生
 ★孝謙・称徳天皇(聖武天皇の内親王) ★聖武天皇(文武天皇の皇子)  ★光明子(聖武の皇后) ★藤原不比等(光明子の父 聖武の祖父)  ★橘三千代(光明子の母) ★元正上皇(聖武の叔母) ★安積親王(聖武の皇子)  ★橘奈良麻呂(三千代の孫) ★塩焼王(天武天皇と不比等の妹の孫)  ★藤原豊成、仲麻呂、永手、宿奈麻呂、雄田麻呂(不比等の孫達)  ★大炊王(淳仁天皇) ★白壁王(光仁天皇) ★不破内親王(白壁の妹)  ★井上内親王(白壁の皇后)
★★
さちみりほ
原作 岡本綺堂
原書房
玉藻前
さちみ先生は去年長い間の連載「夢やしきシリーズ」が最終回を迎えました 先生のサイトと公認サイトがあります
近寄った者は誰も生きて帰れないという古狐の塚 藻の記憶を呼び覚ます
 ★玉藻前(美しさと歌の才で出世するが正体は? ★千枝ま(玉藻の幼なじみ)  ★播磨守泰親(陰陽師 千枝まの師匠 多分安陪晴明の子孫)
★★★
真崎春望
ぶんか社
安倍晴明1、2巻 確か6巻くらいまで・・・
2001年〜
 
定番の人間と狐の間に産まれた晴明さん 主な登場人物は
★安倍晴明(優秀な陰陽師だが、それを恐れられたり妬まれたり、いつも辛い想いをしている) ★賀茂保憲(晴明の師匠の子で、やはり優秀な陰陽師 晴明の数少ない理解者)
「その一」 ★安倍保名(摂州阿倍野の里の領主) ★十丸(家来) ★落栗(十丸の妻) ★葛葉(保名が一目で恋に落ちた相手)
「そのニ」  ★安倍晴明(兼家の推薦で昇殿を許される) ★賀茂保憲(賀茂忠行の子でいつも晴明の身を案じる)
「その三」  ★飛香舎の女御(妊娠中) ★更衣(女御より身分は低いが帝の心を捉える)
「その四」  ★有間皇子(無実の罪で殺された無念を晴明に消してもらう)
「その五」  ★宮(斎宮となる予定の宮 晴明さんに心惹かれるが、勿論罪な事) 
「その六」  ★道満(怪しげな術者) ★梨花(道満の情婦)
「その七」 ★白藤(金色の髪紫の瞳の娼婦 晴明の危機を命がけで救う)
「その八」 ★花山法王(晴明の後援者だった先の帝 道満と梨花に狙われた)
「その九」 ★白兎(赤い瞳白い髪 盲目の楽人)
「そ十」 ★阿栗(孤児 晴明に力を貸して道満と戦う)
★★★
四位広猫
角川書店
蛍月夜に君の名を
篁破幻草子
平安初期 美貌の少年小野篁は冥府の閻羅王の勅命を受けて 都の悪鬼怨霊を討ち果たす仕事をしていた
 ★小野篁(冥界と現世を自由に行き来出来る不思議な力を持つ男) ★楓(篁の妹 二人の禁鬼に守られる) ★今上(嵯峨天皇) ★雷信雷を呼ぶ力を持つ鬼) ★筱(篁の魂の死を求める謎の男) 
皇なつき
角川書店
「人喰い」
(梁山泊と祝英台)に収録
今昔物語から
1992年
冷泉院の時代の物語
 ★宗信(参議という位にある人 鬼の噂を否定する) ★宗親(宗信の異母弟で鬼の噂を利用して兄の暗殺を謀る) ★信範(大殿の息子・・・実は・・・)
諏訪緑
小学館
うつほ草紙全3巻
2003年
 
とても日本の古典を題材にしたとは思えないスケールの大きな物語です 遣唐使として大きな希望を抱き船出した俊華牙は遭難して南へ流されバクダードに滞在する やがて13年ぶりに1人だけ日本へ帰って来た 俊華牙、細緒、仲忠、清原家3代が一族にかけられた呪いと戦う
 ★俊華牙(トシカゲ 琴を司る清原家の御曹司) ★春音(俊華牙の乳母の子で優れた琴職人) ★セライ・ナジャ(波斯の商人 遭難した俊華牙と春音を助ける) ★帝(俊華牙の母の弟 後に嵯峨の院と呼ばれる) ★清原夏野(俊華牙の父で息子が旅立って間もなく藤原の陰謀で殺される) ★藤原良房(清原家を憎み藤原家の栄華だけを望む狸親父) ★細緒(俊華牙の娘) ★藤原兼雅(良房の養子だが細緒と恋に落ちる) ★仲忠(細緒の息子で俊華牙に良く似ている) ★一宮(帝の皇女だが母が藤原氏では無い為に冷遇されている) ★貴宮(一宮の従妹で源氏の姫)
★★★
高田タミ
講談社
華の宴 2000年
華冠の姫 2001年
華咲みの乙女 2002年
花灯りの約束 2003年
−安倍晴明恋語り−
高田先生は今まで現代作品だけでした 初めての時代漫画です 晴明さんがジャニーズ系?
安倍晴明のロマンチックでファンタジーな恋がいっぱい。忍ぶ恋、実らぬ恋、叶わぬ想い
晴明さんは陰陽寮という役所に所属している役人と考えて良いでしょう 最終的には四位ですから決して高い位ではありません しかし帝の側近くに仕える身ですし高い能力を持ち、人々の尊敬を集めていたかも知れません 母は葛の葉という狐だという噂がありました
★★
田辺真由美
秋田書店
風花の賦 全2巻
昭和63年
前九年の役の時代。太郎が恋したのは安陪家の巫女姫。
 ★八幡太郎義家(源氏の若君) ★常陸守(太郎の父)  ★きらら(阿倍の姫) ★六郎(安陪頼時の子 重任)
太郎は頼朝や義経の御先祖様です 安部氏の娘は藤原氏に嫁して、その子孫が藤原三代という事になります
★★
田辺真由美
秋田書店
華夜叉シリーズ 全18巻
平成6〜14年
まだ晴明さんブームが到来するなんて夢にも思わなかった時から晴明さんが好きでした 田辺先生のおかげです 「華夜叉の部屋」という公認サイトがあります ファンクラブの会員になると特典として絵が頂けます 漫画の本に載っていない、サイトのファンの為に特別に描いて下さった絵です 先生ののサイトも出来ましたので訪問しましょうね 長い連載だったので初期の頃と最後の頃では晴明さんの顔も髪型も大分違います 絵が益々綺麗にダイナミックになりました 又連載再開だそうで嬉しいです
晴明さんの一目惚れの相手は白狐の姫 鬼が横恋慕 今日も邸は大賑わい 大体、一話完結で気楽に読めます。時にシリアスだけど、それも感動物
 ★安陪晴明(平安随一の陰陽師) ★薔子(白狐の姫 面食い ヒステリー でも一途に晴明様を想う)  ★三匹の子狐(薔子の小姓 こき使われて?いる) ★鬼童丸(鬼の若長で晴明が好き) ★狐の大臣 薔子の父 晴明の肝を食したい) 
★★★
田辺真由美
秋田書店
新 華夜叉☆安倍晴明異聞☆4巻
以下続刊
2004年〜
1巻は時代がバラバラです。晴明さんと薔子さんが出会った当初の話もあるし、身籠った頃の話もあります。4巻からは多分このシリーズで晴明さんのライバルとなる徐福が登場します
 ★安倍晴明(平安随一の陰陽師) ★薔子(白狐の姫君 晴明さんとラブラブ) ★三匹の子狐(相変わらず薔子さんに虐待?される小姓達) ★狐の大臣(晴明さんの肝を食したい薔子さんの父親) ★徐福(秦の始皇帝の命で不老不死の薬を求めて日本に来た)
★★★
津寺里可子
角川書店
シャンバラ 全3巻
1996〜1997年
何者かに襲われ傷付いた少年を助けたアテルイ アテルイと彼の息子が登場する古代蝦夷の国の物語 アテルイ漫画があるとは嬉しいです 
 ★アテルイ(日高見国に住むアラハバキ族の総司 山から山へ定住しないで人目を憚るように移り住んでいる一族の王 しかし本人はその事を知らずに育った) ★キサラ(刀鍛冶ラマチの娘 巫女のような存在 しかしアテルイに恋をする アテルイの子を産んだ) ★シシ(アテルイが助けた少年 肌の色も髪の色も言葉も違う不思議な少年 正体は坂上田村麻呂でした!) ★キル(キサラの父に仕えていたが裏切った悪人) ★武丸(アテルイの子 母と生き別れ) ★モライ(武丸の友達) ★都留岐(武丸の祖父) ★すずか(武丸の夢にも田村麻呂の夢にも出て来る少女) 悪路王(夜見国の王)
アテルイについては拙サイトの「枚方名所」ページをご覧いただけると嬉しいです
★★★
 藤丞めぐる
白泉社
緋桜白拍子全12巻
1998-2002年
平安ロマンスです。緋桜院という殺人マシン養成所で育った梓は現在、大納言家の姫として雅な生活・・・じゃなくて左大臣の横暴を懲らしめる為に働く暗殺者。
 ★梓(鋼糸という武器を操る白拍子姿の暗殺者 正義の味方?) ★時迅(梓の恋人 梓の正体を知ってしまったが変わらぬ愛で包んでくれる しかし白拍子を捕らえる立場の兵衛督) ★高遠(梓の養父) ★慶子(高遠の姫で入内という名目の人質?) ★緑水(緋桜院の師範だった 新しい殺人マシン養成所作りを企む) ★左大臣(権力を握り、横暴を繰り返す男) ★冬尋(左大臣の養子になった緋桜院出身者 梓とは敵だけど結構助けてくれる) ★帝(幼く孤独な帝 何故か梓がお気に入り) ★中宮(左大臣の姫で先帝の妃 冬尋と相愛?)
★★★
中村計
原作 飯田真夜
秋田書店
ことのは伝説1巻
以下続刊・・・は無いようです 出して下さい♪
平成4年
「ことのは」とは(ことば)または和歌、詩歌の事
「舞い鳥」草壁皇子と大津皇子の大名児を巡る争いと皇位継承に関する陰謀
 ★草壁皇子(天皇と皇后の皇子 皇太子) ★大津皇子(草壁の異母弟) ★大名児(大津の恋人 草壁が横恋慕) ★鵜野皇后(草壁を溺愛 大津の才に怯える) 
「孤恋」小野篁の娘小野小町を訪ね歩く紀貫之が不思議な尼と出会う
 ★小野小町(評判の美女) ★深草帝(小町に通う 後更衣として召し出す) ★藤原良房(承和の変をでっち上げた悪徳政治家?) ★紀貫之(古今和歌集の編纂者)
「春雷」中大兄皇子の陰謀と有馬皇子の悲劇
 ★有馬皇子(先帝の皇子) ★中大兄皇子(現女帝の皇太子) ★額田王(中大兄の妻)
※他1話(鎌倉時代参照)
★★★
中村計
世界文化社
美福門院
ロマン・コミックス人物日本の女性史12
1985年
ロマン・コミックス人物日本の女性史は13巻30篇かな?復刊希望です
「戦いの渦の中に咲き誇る貴人の名花」というサブタイトルがあります。近衛帝を産んだ時からお話は始まって我が子近衛を帝位につける為に陰謀を謀る。保元の乱辺りはカナリ簡単に描かれているのがチョット残念。清盛にも活躍して欲しかったです。
 ★得子〔なりこ〕(後の美福門院 鳥羽帝の寵愛を受け国母として権力を振るう) ★鳥羽帝(祖父の愛人と噂される璋子を押し付けられて?璋子よりも得子を楊貴妃のように寵愛する) ★待賢門院璋子(白河法皇の愛人と噂され、鳥羽帝に入内した後もスキャンダルの嵐?) ★崇徳帝(鳥羽帝から叔父子と呼ばれ嫌われる) ★後白河帝(継母の得子に幼い頃憧れた) ★頼長(鳥羽帝の皇后の弟 弟の忠通と一族の長の座をめぐって対立する)
★★
花村えい子
中公文庫
落窪物語
〔マンガ日本の古典2〕
1999年
継母にイジメられていた薄幸の姫が結婚を機に幸せになって行く物語 復讐劇も面白い ★落窪(中納言の姫 母亡き後、父の北の方に苛められながら暮らす 美しく縫い物が上手な姫) ★阿漕(落窪に仕えていた忠義者) ★道頼(落窪を見初めて不幸から救出する 彼が数々の復讐劇を阿漕と共に行う) ★帯刀(阿漕の夫で道頼の乳母の子) ★北の方(自分の4人の姫ばかり可愛がって、継子の落窪を使用人以下に扱う)
落窪物語は源氏物語にも登場します つまり源氏物語よりも古い物語です 竹取物語と並んで日本最古の長編小説かも知れません
★★
原ちえこ
秋田書店
「朱色幻歌」「白秋歌」 千夜恋歌2
昭和64年
原先生の代表作は「フォスティーヌ」「闇のアレキサンドラ」等ヨーロッパ物が多かったです 最近は「ハーレクイーン・ロマンス」シリーズも増えました。「千夜恋歌」は全9巻の短編集で考古学専攻の大学生と恋人の話とかヨーロッパのミステリィ風の話とか色々です
『朱色幻歌』平忠盛の子は不吉な子?愛に飢えて育った子が愛を知って変わる
 ★平清盛(忠盛の子?白河院の子) ★朱乃(両親を白河院に殺された)
『白秋歌』源氏の子が平家で育てられた 真実を知った時総てが終わる 
 ★露(平清盛の養子) ★徳子(清盛の姫) ★時子(清盛の妻)
平清盛が白河院の落とし種という説は根強くあるようです 母は祇園女御とも祇園女御の妹とも祇園女御に仕えた女房とも言われています
★★
原ちえこ
秋田書店
「海ゆり幻想」 千夜恋歌4
平成2年
『海ゆり幻想』海の色の瞳 渡来人一族の蘇我家に時折産まれる運命の子
 ★海人(蘇我家長子) ★柘(葛城の侍女) ★葛城皇子(後の天智天皇)
蘇我氏が渡来人一族だという説が根強くあります また関東の豪族という説も捨て難いです
★★
原ちえこ
秋田書店
「風歌う王城」 千夜恋歌5
平成2年
『風うたう王城』蘇我の家に入り込んだ目的は?葛城皇子の罠?
 ★花鹿(蘇我鞍作の娘) ★マツリ(正体不明) ★葛城皇子(後の天智天皇)
★★
原ちえこ
秋田書店
「言問いの杜」
千夜恋歌6
『言問いの杜』昴君は葛城山でタイムスリップ 栢媛と出会う
 ★昴 ★栢媛(元大豪族の媛) ★葛城皇子(栢媛に求婚 振られる 悔しい)
原ちえこ
秋田書店
「初嵐」 千夜恋歌8
平成4年
『初嵐』葛城皇子が幼い頃に見た幻の人 その人と出会う時・・・
 ★葛城皇子(皇極天皇の皇子) ★雫(葛城の初恋の人) ★古人皇子(葛城の兄)
★★
原ちえこ
秋田書店
「六花のとき」
天も月も花も5巻
烏の化け物?が見えるお姫様 妙に気が合う二人 多分「白の悠久 黒の永遠」の姉妹編
 ★六花(梅が枝の中納言の三の姫) ★烏洞(烏の化け物 気は優しい)
ま 
松葉博
エニックス
心に星の輝きを 
全2巻
2000-2001年
心温まる平安ラブ・コメディ・・・いえラブ・ストーリーです。
 ★茜の君(権大納言の正室腹の一人娘 年頃なのに父の勧める縁談を断り続ける変わり者の姫と評判) ★仰の君(茜の幼馴染の少将 実は茜に惚れているらしい しかし多少身分が低いのかな?) ★彦星(茜の飼い猫 主人と同じで自由を満喫したい猫) ★東雲(茜の異母兄で一番の仲良し 父に結婚を反対されて家を出た) ★夕庚(仰の妹でブラコンなので茜に敵意を持っている) ★明子(権大納言の北の方でありながら、尚侍として宮中で暮らしている つまり夫を見限ったのかな?) ★権大納言(大納言の定員を超えて大納言になった人を権大納言と呼ぶんじゃ無かったかな? よく興奮して気絶する)
★★
松葉博
マックガーデン
もっと心に星の輝きを
1巻 
12巻くらいだと思います
2002-
多分もう9巻くらいまで出ていると思います。「心に星の輝きを」の続きのお話です。
 ★茜の君(仰を出入り禁止にした父に反抗して母のいる宮中で勤め始める) ★仰の君(宮中で衛士、つまり警護の仕事をしているのかな?) ★尚侍(茜の母 優しくて大らかな人) ★東雲(茜の異母兄 心の病を持つ人と結婚したので チョット仕事をサボリがち) ★火球(陰陽師 ムササビを飼っている 東雲の友人)
★★
美桜せりな
小学館
源氏ものがたり 1、2巻
2007年
何というか・・・読み易い物語です
1巻に「桐壺・最初の恋」「藤壺・内緒の恋」「葵・青い恋心」「御息所・影の恋」
2巻に「末摘む花の恋」「若紫の恋」「雲居の雁の恋」
同時収録は「落窪ものがたり」ですが、物語の半分以下で終わっています。復讐劇はありません
水野十子
白泉社
昔、朧なる男ありけり
2002年
平安時代です 天然ボケの貴公子が鬼の子を拾って育てます 鬼に成長しないよう 人間の子と同じように成長するように願っていたのに・・・
 ★朧少将(左大臣の若君 鬼に食べられそうになった時、何故か鬼の子を連れて逃げ帰ってしまった。その姫を可愛がって育てる) ★鬼姫(朧少々の妹として育ち幸せな結婚をして子供も産まれる) ★松雄(鬼姫の息子 両親がいないので朧の中将を父様と呼ぶ 妖しを拾って来る) 
※「姫冥廻」戦国の姫が現代にタイムスリップする話
※「翡鳩抄」一度だけ大切な人を助ける為に変な妖しを呼んだ事を後悔し二度と呼ばない決心をした男の話
山内直実
原作 氷室冴子
白泉社
ざ・ちぇんじ!全4巻
姉が男で弟が女?しかも帝からプロポーズ!左大臣家は大騒ぎ
 ★綺羅君(姉 男装) ★綺羅姫(弟 女装) ★帝(綺羅君を見て綺羅姫だと思い込む) ★三の姫(右大臣の姫 綺羅君と結婚?浮気) ★女東宮(綺羅姫が好き?)
読んだ事がありませんが「とりかえばや物語」という男女逆転の古典があるようです 色々な漫画のベースになっているのかな?
★★
山内直実
原作 氷室冴子
白泉社
なんて素敵にジャパネスク全11巻
〜1993年
瑠璃姫が巻き込まれる東宮廃位の陰謀 初恋の人は謀反人?高彬との結婚は?
 ★瑠璃姫(右大臣の姫) ★高彬(左大臣の子) ★鷹男(?)  ★吉野の君(瑠璃の初恋の人) ★小萩(瑠璃の女房)
漫画は11巻で終わりますが、お話は続きます。コバルト文庫で読んでね。 
2004年に連載が再開されました「人妻編」です
★★★
山内直美
原作 氷室冴子
白泉社
なんて素敵にジャパネスク 人妻偏1〜4
以下続刊
2005-
ついに念願の?人妻となった瑠璃姫ですが、またまた波乱の幕開けです。
 ★瑠璃姫(内大臣の姫だが、以前に帝暗殺事件に巻き込まれ、変わった姫の烙印を押されている) ★高彬(左大臣家の子で右近少将 瑠璃姫と結ばれたが母や兄達はこの縁組に大反対のまま 姉が承香殿の女御 妹も女御候補) ★小萩(瑠璃姫の女房 数々の事件のおかげで?更に逞しく頼りがいがある) ★守弥(高彬の乳母子で瑠璃姫との仲を裂くるもり・・・だったが・・・) ★煌姫(貧乏な宮家の姫で守弥と組んで高彬の妻の座を狙っている 美人だけど変わり者) ★融(のー天気な瑠璃姫の弟 高彬の友人) ★帥の宮(妙に?瑠璃姫に関心を持っているような?宮様) ★帝(相変わらず思わせ振りな文を届けたり・・・高彬を悩ませる)
★★
山岸涼子
白泉社
日出処の天子
全7巻
美しく聡明で不思議な力を持った王子 彼の魅力の虜になった毛人の運命は?奇想天外な出来事の連続 大きなセンセーションを巻き起こした名作 7巻に続編「馬屋古女王」を収録
 ★厩戸王子(用命天皇の皇子 後推古天皇の摂政) ★蘇我馬子(超有力豪族 仏教を取り入れる) ★蘇我毛人(馬子の息子 厩戸王子と不思議な縁 危ない関係?) ★間人媛(厩戸の母 息子の超能力?を知り恐れる) ★来目王子(厩戸の同母弟 母に愛される) ★推古天皇(欽明天皇の大后 厩戸の叔母) ★貝蛸皇女(推古天皇の大姫 厩戸の妃) ★刀自古郎女(毛人の妹 禁断の恋人 厩戸の妃) ★泊瀬部大王(厩戸の叔父 軽薄で女好き?) ★布都姫(毛人の叔母で想い人で泊瀬部大王の妃) ★山背王子(厩戸の子 実は毛人の子)
ちょっとアブノーマルな作品です 少女漫画ギリギリの線だと思います
★★★
山岸涼子
潮出版社
青青(あお)の時代 4巻
1999〜2000年
小さな島で年老いた祖母と暮らす壱与 二人を連れに来たのは大和(ヤマタイ)国の巫女王の使いだった 壱与の体に次々と不思議な事が起こってくる
 ★壱与(小さな女の子 日女の血を引いている?) ★鳴与(壱与の死んだ母) ★日女(ヒルメ)壱与の祖母 前巫女王) ★聞こえ様(現在の巫女王 六十代の筈なのに二十代の美しさ 占いと神の声を聞くのが勤め 日女を恨んでいる?) ★天日男(大和王) ★四の王子(狗智日子 大和王の王子だが母親が狗奴(クナ)の女性) ★クロヲトコ(島から壱与に付いて来た 島では最下級の身分だった) ★三の王子(四の王子の謀反をのがれ生き延びる 戦いの後大和の王になる)
山岸涼子
原作 梅原猛
角川書店
ヤマトタケル
1991年
古代大和の英雄日本武尊の話
 ★大碓命(天皇の後継者) ★小碓命(ヤマトタケル 大碓命の双子の弟だが父に愛されなかった はずみで兄を殺した後いつも困難な征伐を命令される) ★橘弟媛(姉は大碓命の妻 嵐を静める為に入水する) ★倭媛(天皇の妹で伊勢の斎宮) ★橘兄媛(大碓命亡き後小碓命の妻となる やがて産まれた子は実は大碓命の子) ★皇后(実の子を天皇の後継者にする為に小碓命を遠ざけようとする) ★印南(皇后派の大臣)
山田ミネコ
白泉社
緑の少女
最終戦争シリーズ4
タイムマシーンで古代に旅をした男が大海人と額田、中大兄と鏡の恋を見守る 額田が12,3歳の頃の話かな 
 ★大海比古(大海人皇子 好きな女の子に素直になれずツイツイ悪戯をしたり・・・不器用な愛し方しか出来ない) ★安曇比女(両親のいない貧乏な家の少女 大兄皇子への想いを秘める) ★鏡比女(安曇の姉 大兄皇子の恋人 近く宮中に上がる) ★大兄皇子(大海の兄 優しくて誠実な人) ★竹流(未来からUFOに乗って白い馬と一緒に来た人 安曇の事を憧れの額田女王とは気付かず出会う)
★★
山田ミネコ
秋田書店
異形列伝
パロディです小話です 古事記、御伽草子、風土記、今昔物語等から 簡単にタイトルだけ紹介します
(小子部栖軽と雷神)(雄略天皇と一言主大神)(鬼にごちそうした磐嶋君)(前鬼・後鬼と役の行者)(役の行者と前鬼・後鬼)(役の行者と一言主)(野と山の佐伯)(酒呑童子のパパ 伊吹の弥三郎)(酒呑童子の幼年時代 伊吹童子)(比叡山の酒呑童子)(大江山の酒呑童子)(源頼光と酒呑童子)(酒呑童子の最期)(羅生門の鬼)(綱と茨木童子)(源頼光と土蜘蛛)(足柄山の金太郎)(卜部季武と産女)(小野篁と閻魔大王)(安倍晴明)(晴明のライバル)(道長命をねらわれる)(安倍晴明の式神)(安倍晴明の人助け)(すごろくの好きな鬼)(鬼の作った美人)(聖人と雷神)(百鬼夜行)(へんな桃太郎)(苦桃太郎)(桃太郎のモデル)※うさぎ高原日記(前鬼と役の行者)(羅生門)(戻橋)(藤原道長)(高野山)
★★
大和和紀
講談社
ラブ・パック全3巻
私が小学生の頃の漫画 あの頃大和先生の「モンシェリ・ココ」というフランスのデザイナーの漫画がアニメ化されていて見ていました。この漫「ラブ・パック」を読んだ時は、まさか将来「あさきゆめみし」をお描きになるとは思いませんでした。代表作は「はいからさんが通る」「ヨコハマ物語」「N・Y小町」等 出産の為暫くお休みをされていらっしゃいましたが最近「ベビーシッター・ギン」で再び活躍中です 
光君が二重人格?長髪巻き毛の盗賊?笑って下さい。「源氏物語」のパロディ?
 ★光君(帝の子) ★桐壺更衣(光君の母 悪霊) ★桐壺帝(光君の父) ★紫の君(先帝の子)  ★奈々(光る君の初恋の姫 侍女) ★東宮(光る君の兄) ★疾風(盗賊)
大和和紀
講談社
あさきゆめみし全13巻
源氏物語を楽して読もうと思ったらコレ!ただし、1巻の桐壺帝と桐壺更衣のロマンスはあくまで少女漫画、原作にはありません。2巻以降は順序は変わりますが大体原作に忠実だと思います。それから最終回を急いだのかどうか、宇治十砧は玉鬘の姫達の事や真木柱と紅梅の姫達の事など省いてある部分も多いです。
 ★源氏の君(桐壺帝寵愛の皇子) ★朱雀帝(源氏の異母兄) ★桐壺更衣(源氏の母) ★藤壺宮(先帝の皇女 桐壺帝の中宮) ★頭の中将(後の内大臣 源氏の従兄弟で義兄でライバルで親友) ★葵の上(源氏の最初の正室) ★紫の上(源氏が愛した妻 完璧な女性) ★女三ノ宮(源氏の継室 朱雀帝の皇女) ★夕霧(源氏の息子) ★雲居の雁(夕霧の正室) ★明石の君(源氏の妻の一人) ★明石中宮(明石の君の姫 紫の上が育てる) ★柏木(内大臣の息子 女三ノ宮と密通) ★薫の君(柏木と女三ノ宮の子) ★匂の宮(明石中宮の皇子 薫のライバル)
★★★
大和和紀
講談社
天の果て地の限り
額田女王と中大兄皇子と大海人の三角関係
 ★額田女王(鏡王の娘 巫女) ★鏡女王(額田の姉 中大兄の妻 後鎌足の妻)  ★中大兄(天智天皇) ★大海人皇子(中大兄の弟 額田の最初の恋人)  ★中臣鎌足(中大兄の寵臣) ★間人皇女(中大兄の同母の妹)
★★★
大和和紀
講談社文庫
春はあけぼの殺人事件
2007年
清少納言の物語です
 ★清少納言(清原聖子 元気な随筆家) ★橘則光(清少納言の別れた夫 本人は別れたつもりは無く、付き纏っている) ★定子(一条帝の最愛の人 清少納言が仕える中宮) ★道長卿(定子の叔父で実力派というか野心家) ★女院(帝の生母で定子に辛くあたる) ★斉信(蔵人の少将で清少納言にチョッカイをだす?)
他に「レディー・ミツコ」を収録
★★
ユキムラ
エンターブレイン
たむらまろさん
2012年
歴史コメディです。
 ★坂上田村麻呂(金髪碧眼のイケメン) ★綿麻呂(名門だが今は零落れたので出世を望んでいる) ★悪路王(鈴鹿の鬼) ★鈴鹿御前(悪路王の娘で妙な術を使う) ★アテルイ(蝦夷 田村麻呂の幼馴染) ★桓武帝(全てがネガティブ)
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