歴史をテーマにした漫画の本

欧州・エジプト編
こだわりの欧州編です。独断と偏見で選びました。出来るだけ時代背景がしっかりしている作品を選んだつもりです。
作者と出版社 タイトルと初版年 簡単なストーリーと登場人物の紹介等 お薦め度
青池保子
秋田書店
エル・アルコン
-鷹-全2巻
スペイン貴族の娘を母に持ちイングランドで生まれた男 イングランド海軍とスペイン無敵艦隊の決戦前夜の物語
 ★ティリアン・パーシモン(海軍のエリート) ★ルーカス・エリオット(陸軍少佐ティリアンの罠に嵌る) ★ペネロープ嬢(ティリアンの恋人?) ★ニコラス(ティリアンに忠実な水夫) ★ギルダ・ラヴァンヌ(フランスの女海賊)
★★★
青池保子
秋田書店
七つの海 七つの空
「エル・アルコン」より先に描かれた作品ですが「エル・アルコン」の後の物語です・・・多分・・・ 遂に新興国イングランドの海軍と世界最強を誇るスペイン無敵艦隊の決戦
 ★ティリアン・パーシモン(イングランドを裏切りスペインに走る) ★ジュリエット(ティリアンの義父の後妻?の少女) ★キャプテン・レッド(ティリアンに復讐を誓う海賊) ★ブラック(イングランド海賊) ★ドレイク(エリザベス1世に忠誠を誓った海賊)
★★★
青池保子
秋田書店
アルカサル-王城-
全13巻
残虐王と呼ばれたカスティル・レオン王国のペドロ1世の物語 中世のロマンスと騎士道が美しい
 ★ペドロ1世(カステェリア王 異母兄が王座を狙う 戦いの連続) ★エンリケ(異母兄 一度は兄を捕らえるが逃げられ戦いに負ける 何度も王座の為に戦いを挑む) ★ペドロ4世(隣のアラゴン王国の王 ペドロ世とは犬猿の仲 時々仲直り) ★マリア(ペドロ1世の愛妾 後に王妃) ★ブランジュ姫(フランス王族の姫 ペドロ1世妃 幽閉 後に病死) ★マルティン・ロペス(真の騎士 ペドロ1世のお気に入り 王妃のプラトニックな恋の相手だった 兄の未亡人がロドリゲスと再婚) ★ロドリゲス・デ・カストロ(ペドロ1世の異母妹の元夫 エンリケの裏切りでペドロ1世に仕える ロペスと並んで王への忠誠は深く、王亡き後の亡命政権を支えた) ★カタリナ(エンリケの同母妹 ロドリゲスと離婚させられた事でエンリケを恨む) ★黒太子(イングランドの王太子でペドロ1世の又従兄弟 ピンチの時の救世主) ★コンスタンシア(ペドロ1世の次女 弟と姉の死で王位継承権第一位 夫はイングランド王の4男ランカスター公)
★★★
青池保子
秋田書店
アルカサル-王城- 外伝1
2008年
短編が3話です。
「公爵夫人の記」ドン・ペドロの娘コンスタンシアの物語です。
 ★コンスタンシア(亡命政権でカスティリア王妃を名乗り気高く生きるペドロの娘) ★ランカスター公爵(コンスタンシアの夫でカスティリア王を名乗る リチャード2世の叔父) ★チョーサー(ロンドン港税関監査長で詩人) ★フィリパ(チョーサーの妻でコンスタンシアの侍女、ランカスター公の愛人の妹)
「天使の飛翔」ドン・ペドロと美しい未亡人のお話。
 ★アンヘラ(修道院育ちの領主夫人) ★ラモン(アンヘラの夫で嫉妬深い) ★トビアス(アンヘラの甥)
「地の果てへの道」青池先生の、もう1つの人気シリーズの主役ファルコが登場します。
 ★ファルコ(元騎士で剣の達人の修道僧) ★ラモス(ナバーラの騎士) ★マティアス(ドイツ出身の修道僧)
★★★
青池保子
秋田書店
トラファルガー
 
19世紀初頭 世界海戦史上最も名高い「トラファルガー海戦」 イギリスとフランスの歴史を大きく変える
 ★ユージン・ラドリック(イギリス海軍中佐) ★リチャード・モンゴメリ(士官候補生) ★ネルソン(イギリス海軍提督) ★マルソー(ユージンの幼馴染でフランス艦隊一の狙撃手) ★ナポレオン(英仏決戦前に皇帝に即位)
★★★
青池保子
秋田書店
サラディンの日
「サラディンの日」11世紀末の第3次十字軍遠征の話。イスラム兵が迫るガザの街からキリスト教徒を脱出させる命令をたった3人で行わなくてはならないが、全然気が合わない3人。前途多難。
 ★ユーグ(テンプル騎士団 つまり修道士で騎士 女難の相?) ★ニコラ(真面目で優秀だけど船酔いが弱点) ★パオロ(気が短いし口が悪いのでユーグとすぐ喧嘩をする) 
「獅子心王リチャード」今度の任務はイギリス王リチャードの身辺警護 しかしアッコンに向かう筈が嵐で船がキプロスへ着いて何故か戦いが始まってしまう
 ★ユーグ(相変わらず女難) ★ニコラ(行方不明のユーグの為にキプロスに残る 案外イイヤツだ) ★パオロ(とりあえずリチャード王をアッコンまで警護し任務を果たす でも又キプロスへ助けに帰る やっぱりイイヤツかも)
※「カタルゴ幻想」発掘費に事欠く考古学者がスポンサーを見つける為にイイカゲンな事を言う しかしスポンサーもタダモノではなかった 現代の漫画です
★★
天川すみこ
角川書店
Jeannne Darc
−ジャンヌ・ダルク−
1995年
羊飼いの少女が、ある日突然『神の啓示』を受ける 魔女か?天使か?15世紀  戦国乱世のフランスの話
 ★ジャンヌ・ダルク(神の声を聞き王太子の戴冠の為に活躍する) ★王太子(戴冠してシャルル7世 戦が嫌いでフランスを売る) ★ルイ(ジャンヌの小姓で初恋の人?)
池田理代子
中公文庫
女帝エカテリーナ全3巻
ドイツの小さな貴族の娘がロシア皇太子妃を夢見て旅立った エカテリーナ二世の波乱の人生
 ★エカテリーナ二世(ピョートル三世妃) ★ピョートル三世(エリザベータ女帝の甥 ロシア皇太子) ★エリザベータ女帝(ピョートル大帝の王女) ★スタニスワフ・ポニャトフスキ伯爵(ポーランド貴族 後のポーランド王 エカテリーナの愛人) ★エリザベータ・ヴォロンツォーヴァ(ピョートル三世の愛人) ★オルローフ兄弟(エカテリーナのクーデターを助ける) ★ダーシュコヴァ夫人(エカテリーナに忠実な侍女) ★ポチョムキン(エカテリーナの愛人) ★パーヴェル大公(エカテリーナの皇太子) ★アレクサンドル(エカテリーナの孫 後の皇帝)
★★★
池田理代子
中公文庫
栄光のナポレオン
-エロイカ-全12巻
ナポレオンの栄光と惨敗 「ベルサイユのばら」の登場人物が絡む 
 ★ナポレオン(後のフランス皇帝) ★ジョセフィーヌ(ナポレオンの皇后 後離婚) ★アラン・ド・ソワソン(「ベルばら」でオスカルに惚れていた軍人) ★ベルナール・シャトレ(「ベルばら」で黒い騎士だったジャーナリスト) ★ロザリー(「ベルばら」でオスカルの妹のような存在だった ベルナールの妻) ★フリードリッヒ・ヴィルヘルム三世(プロイセン国王) ★アレクサンドル一世(ロシア皇帝) ★マリア・ヴァレフスカ(ナポレオンの愛人) ★タレイラン(ナポレオンに取り立てて貰ったのに陰謀を企てる狸) ★マリー・ルィーズ(フランツ一世皇女 ナポレオンの後妻) 
★★
池田理代子
朝日新聞社
天の涯まで
ポーランド秘史上下巻
18世紀ポーランド王国の悲劇 滅亡へと確実に向かう歴史 ポーランドの再びの建国を夢見る人達
 ★ユーゼフ・ポニャトフスキ(ポーランド王の甥) ★アンジェイ公(ユーゼフの父 王弟) ★フェリックス(ユーゼフの異母弟) ★スタニスワフ王(ポーランド王 ロシアのエカテリーナ二世の傀儡) ★タデウシ・コシチューシコ(ポーランド陸軍将軍) ★ヴラトゥカ(ユーゼフの父の愛人でユーゼフの愛人!) ナポレオン(ポーランド滅亡後ワルシャワ公国建国を助けるが・・) 
★★★
池田理代子
宮本えりか
中公文庫
女王エリザベス
全1巻
16世紀イングランドに君臨したエリザベス女王 陰謀と流血の時代を耐えて女王になる
 ★エリザベス(ヘンリー八世の王女) ヘンリー八世(何人もの王妃を処刑したり離婚したり) ★メアリー一世女王(ヘンリー八世の王女 エリザベスの異母姉) ★アン・プーリン(ヘンリー八世の二度目の王妃 後処刑 エリザベスの母) ★ロバート・ダドリー(エリザベスの愛人)  
伊藤結花理
双葉文庫
千夜一夜物語
コミック世界の名作シリーズ
2001年
一般的には「アラビアン・ナイト」を呼ばれている名作です シンドバットの話が中心に描かれています
 ★シャハラザード(物語の語り部 大臣の娘で最後の処女) ★シャハリヤール(妃に裏切られて以来、毎夜1人の処女を連れてこさせ、一夜共に寝ては翌朝その娘を殺させた) ★アジス(エーマロス王国の王子 旅の途中で盗賊に襲われ従者がことごとく殺された 1人で旅を続ける) ★シンドバット(何度も航海に出て、その度怖い目に会うのに懲りずに航海に出る) ★黒島の王(妻の愛人を殺そうとして失敗 妻によって下半身を大理石にされた) 
画・井上恵美子
作・北鏡太
講談社
クレオパトラ
愛の世界史シリーズ1
1984年
エジプト最後の女王クレオパトラの恋 絶世の美女の虜になった男たちの話
 ★クレオパトラ(弟であり夫でもあるプトレマイオス王と争っていた) ★シーザー(ローマの武将 クレオパトラの虜になる) ★ブルータス(シーザーの隠し子 シーザー暗殺の時止めを刺す) ★アントニウス(シーザー亡き後オクタヴィアヌス、レピドゥスと共に三頭政治を行う クレオパトラの虜になる)
上原きみ子
講談社漫画文庫
マリーベル 全6巻
2000〜2001年
孤児として英国で育った少女が革命前夜のフランスに渡り、やがて女優として民衆のアイドルとなる
 ★マリーベル(コメディー・フランセーズの看板女優を目指す) ★ロベール(イギリス公爵家の息子で、彼を諦める為にマリーベルはフランスへ渡る) ★ジュリアン(フランスのタル・タラン公爵家の次男 ジュリアンに似た人) ★ジャンヌ(侯爵令嬢でコメディー・フランセーズの名女優 マリーベルの宿敵) ★アントワーヌ(生き別れになったマリーベルの兄 またの名をサン・ジュスト) ★マリー・アントワネット(チョットだけ登場 下手な癖に演劇好きの我儘なフランス王妃)
★★
小野弥夢
講談社
緋の風
フランス革命前夜 親友を理不尽な決闘で殺されたジャン・ルイが敵と狙う公爵 公爵の婚約者は彼の愛する人 引き裂かれた二人の運命は?
 ★ジャン・ルイ(貴族に育てられた孤児 弁護士を目指していた) ★マリアンジュ(ジャン・ルイを育てた貴族の娘) ★ダジル侯爵(マリアンジュに求婚 ジャン・ルイの親友を殺す) ★フィリップ(ジャン・ルイの親友でダジル侯爵との決闘に負けて命を落す) ★クリメーヌ(お尋ね者になったジャン・ルイを匿う劇団の女優) ★ソフィア(マリアンジュの叔母 ダジル侯爵の昔の恋人?)
風間宏子
ぶんか社
ビオランテ
2012年
エドワード6世の戴冠祝賀祭の夜、両親を殺されたエルシーが仇に復讐を誓い、男として生きる物語
 エルシノア(エルシー)・プランタジネット(ビオランテと呼ばれる首飾りを持つ 男には血と暴力を、女には愛と勇気を与えるという ★クランベリー侯爵(エルシーの両親を殺した) ★フランシス(キャプテン・ドレイクの息子) ★キャシィ(エルシーの恩人の娘 エルシーを憎んでいる) ★フレデリック(クランベリーの息子とは知らずエルシーと出会う) ★エリザベス(後のエリザベス1世)
★★
風見零
角川書店
メディチの剣
「炎恋華」に収録
1994年
15世紀初めのフィレンツェ メディチ家没落の後、残った者達の戦い
 ★イリス(ミケランジェロのダビデ制作を許さない女性) ★ミケランジェロ(今はメディチ家を追放した共和国政府の為に働く) ★銀狼(フランスの暗殺者) ★ジョバンニ、ピエロ(メディチの息子達)
加藤知子
白泉社
天上の愛 地上の恋 8巻と特別編 以下続刊?無いかも・・・
ルドルフ皇太子のお話だっていうから、「天上の愛 地上の恋」なんてタイトルだから、どんな純愛物語かと思ったら・・・18禁?って事はないけど凄いお話でした。男同士の愛と憎しみのドラマです。皇太子の孤独な人生をオーストリアの民族問題、ヨーロッパ諸国の激動の時代に絡めて描いています
 ★ルドルフ皇太子(オーストリア皇太子) ★アルフレート(皇太子の友人?恋人?) ★サルヴァドール大公(ハプスブルグ皇帝一族だけど居候かな?かなりの問題児) ★フランツ・ヨーゼフ皇帝(ルドルフの父 謹厳実直な軍人のようなお方) ★エリザベート皇妃(ルドルフの母 放浪癖) ★ジゼル(ルドルフの姉 後にバイエルン大公妃) ★マリア・ヴァレリー(ルドルフの妹 アルフレートが好き?でもまだ少女) ★ベルトルト(司祭 オーストリア帝国崩壊を企む?) ★コンラート(ベルトルトを崇拝する悪人) ★アレクサンダー(犬)
かやまゆみ
講談社
時をかけた少女たち 6巻
2002年
歴史ヒロイン・シリーズ〜西洋編〜です。
「1500年の禁じられた恋-ルクレツィア・ボルジア-」悪魔の子と呼ばれる聖職者の子供達の近親相姦のお話
 ★チェーザレ・ボルジア(法皇の息子 イタリア征服の野望を抱く冷血漢) ★ルクレツィア・ボルジア(最初の結婚は父の為 2度目の結婚は兄の為 しかし兄への想いを断ち切れない不幸な生活を送る)
「1854年のロイヤル・ウエディング-エリザベート-」美貌の皇妃と呼ばれたハプスブルグ王家のエリザベートのお話
 ★エリザベート(ヴィッテルバッハ家のお転婆公女 シシィと呼ばれている) ★ヘレーネ(エリザベートの姉で18歳の時 皇帝フランツ・ヨーゼフとお見合い 優しく上品な公女様) ★フランツ・ヨーゼフ皇帝(生まれてからずっと母ゾフィー大公妃の言いなりだったが結婚相手について初めて母と衝突 見合い相手のヘレーネよりエリザベートとの結婚を望む)
※他に「1603年のBeauty Revolution-出雲の阿国-」を収録 「戦国・江戸」ページ参照
かやまゆみ先生は2005年7月にご逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
河惣益巳
白泉社
花巡礼 全3巻
1998年
1147年、第二次十字軍遠征を前に王妃に仕える少女と国王付きの騎士は運命の出会いを やがて国王夫妻の離婚で引き裂かれそうになるが・・・
 ★リドウィナ(アキテーヌのボルドー城の城代の娘) ★アラール(出生の秘密を持つ修道院出身の騎士) ★アリエノール(国王より広大な領地を持つアキテーヌ女公) ★ルイ7世(アリエノールの最初の夫でアラールのご主人様) ★レニエ(不思議な力を持つ謎の修道士) ★ヘンリー(英国王でアリエノールの再婚相手) ★ミレジーヌ(リドウェナの娘) ★リチャード(後のリチャード1世 ミレジーヌに惚れた) ★フィリップ(フランス王でミレジーヌに横恋慕?) ★ブランジュ(ミレジーヌとリチャードの娘) ★ルイ(フィリップの王太子)
河惣益巳
白泉社
サラディナーサ 全5巻
1997年
物語はレパント海戦勝利に沸くスペインから始まり、やがて無敵艦隊がイングランド海軍に敗れる戦いの前夜まで
 ★サラディナーサ(フロンテーラ公爵令嬢 船の上で未来の統領として育てられる) ★フロンテーラ公爵(スペイン王に雇われた海を制する一族の統領) ★ドン・ファン(スペイン国王の異母弟 サラディナーサの婚約者) ★フェリペ2世(スペイン王 サラディナーサの母は結婚前に王の愛人だった なのでサラディナーサを自分の娘と思い込んでいる) ★リカルド(王がサラディナーサに付けたボディーガード 実はイングランド海賊) ★ドレイク(リカルドの父で海賊だが女王からサーの称号を受ける マゼランに次いで世界一周航海を成功させる) ★エリザベス1世(イングランド女王 結構狸・・・いや狐かも?)
★★★
蒲生総
角川書店
ガーター騎士団全3巻
14世紀イングランド 騎士道に心酔する国王エドワード三世がついに騎士団を結成
 ★エドワード三世(イングランド王でありフランスにも領土を持つ) ★ブラック・プリンス(エドワード三世の皇太子 常識破りの父にチョット反発) ★フィリッパ・オブ・エノー(エドワード三世妃) ★イザベル(エドワード三世の母 フランス王女) ★ランカスター公爵ジョン(エドワード三世の四男) ★ケンブリッジ伯爵エドマンド(エドワード三世の五男) ★ジャン王(フランス王 捕虜) ★ペドロ王(カステーリァ前王 ブラック・プリンスの又従兄弟) ★アリス・ペラーズ(エドワード三世の愛人)  
★★★
蒲生総
角川書店
リチャードニ世1巻
以下続刊?の予定は無いみたい 出してください♪
偉大なるブラック・プリンスの息子 幼くして王となった男の哀しい物語 父の影から抜け出す為に自分自身の王道を探し始める 「ガーター騎士団」の続編 何故か一巻だけ 
 ★リチャードニ世(1377年戴冠) ★ブラック・プリンス(エドワード三世の皇太子 リチャードニ世の亡き父)  ★ランカスター公爵ジョン(エドワード三世の四男) ★ケンブリッジ伯爵エドマンド(エドワード三世の五男) ★バッキンガム伯爵トマス(エドワード三世の末子) ★ダービー伯爵ヘンリー(エドマンドの息子 リチャード二世の従兄弟) ★アン・オブ・ボヘミア(神聖ローマ皇帝カール四世の娘 リチャード二世妃)
★★
蒲生総
角川書店
ハーベスト タイムマシーン」収録
1995年
兄のタイムマシーンを使って勝手に13世紀末 十字軍の時代に行った少年の話
 ★アンソニー(愛称トニー 甘えん坊で負けず嫌い) ★ダニエル(トニーの兄 両親がいないので親代わり) ★グレイ(トニーの悪友) ★ジョン(テンプル騎士団のイングランド人)
※他に1994年の日本に高校生の祖母を訪ねる話
兄と喧嘩をして死んだ両親を訪ねる話。 
★★
蒲生総 
角川書店
トゥルーナイト 〔アーサー王と円卓の騎士〕
1996年
実在の王か伝説の王か アーサー王のお話
 ★アーサー王(カメロット王国の王 岩から王の剣を見事に抜いて王になった) ★グネィネヴィア妃(アーサー王の妃 殺人の疑いをかけられる) ★モルドレッド(王位を狙うアーサー王の子) ★ガウェイン(不義の子なので聖杯を見付けに行けない?) ★モルガン(妖姫?) ★ランスロット(王妃に忠実な騎士)
※他に中学生の桃子ちゃんが愛の神エロスの悪戯で太陽神アポロンが運命の人に?・・・という話。
★★
木原敏江
秋田書店
純金の童話 全2巻
平成6〜11年
ルイ15世時代のフランス 甘いため息で命を奪う毒娘と彼女の毒が効かない青年の物語 長編にするつもりが2巻がナカナカ出なかった上に2巻で終わってしまった物語です
 ★オリー(毒娘 話している時は普通だがため息で毒を吐く 花に触れると枯れる 父親が怪しい組織の為に作った体質) ★イーヴ・デストレ(オリーの父からオリーを託される やがて結婚 妻の特異体質を治す研究の為二人で旅をする) ★ルイ15世(なんかチョット頼りない王様) ★ポンパドゥール夫人(ルイ15世の愛妾で一番のお気に入り) ★マリニー侯爵(ポンパドゥール夫人の弟で超美形 イーヴの妙な薬を飲んでから霊が見える体質になった) ★サン・ジェルマン伯爵(薔薇十字団?怪しい組織)
★★
木原敏江
原作 A&S・ゴロン
秋田書店
アンジェリク 全3巻
平成7年
若きルイ14世の治世、フランスの片田舎の貧乏貴族の娘が巻き込まれる国王毒殺計画 フィアンセの処刑と2度の結婚 原作はもっと壮大なドラマでトルコやアメリカも舞台になりますが木原漫画ではフランスが舞台の部分だけです
 ★アンジェリク(貧乏なサンセ男爵の娘 かなりお転婆) ★ジョフレ(ブルボン王家より古い家柄の金持ち伯爵 足が不自由で顔に傷を持つ アンジェリクを金で買うような形で婚約) ★フィリップ(アンジェリクの初恋の従兄 国王のお気に入りの美貌の侯爵) ★ニコラ(アンジェリクの家の使用人 人買いの手でパリへ そして悪行を重ねる事になる) ★ルイ14世(女好きで男も好き?目立ちすぎるジョフレに嫉妬する) ★カルメンシータ(スペイン王族の姫でジョフレに付きまとう) ★プチ・ムッシュー(王弟殿下の事 男好き 国王暗殺計画に乗った事もあるが実は気の弱い人)
★★★
さいとうちほ
原作 柴田侑宏(宝塚歌劇団)
小学館
「チェーザレ・ボルジア」 恋物語10
1996年
イタリア統一と征服の野望を抱く法皇の私生児チェーザレの物語 さいとう先生の「花冠のマドンナ」にも登場しますがチェーザレとルクレツィアが中心のこの漫画も素敵です
 ★チェーザレ・ボルジア(枢機卿の地位を捨て教会軍の司令官の道を選んだ時から物語りは始まる) ★ルクレチィア(チェーザレの妹 次兄のホアンを亡くしたばかり) ★ビシェリエ(ルクレチィアの2度目の夫 暗殺される)
さいとうちほ
小学館
花冠のマドンナ
全7巻
レオナルド・ダ・ヴィンチ作「花冠のマドンナ」のモデル、その少女を探し出し幻の宝剣を手に入れればイタリア王になれるという伝説をめぐる物語 歴史から消えた女法王の謎
 ★レオノーラ(花冠のマドンナ 男装してレオと名乗る) ★チェーザレ・ボルジア(ローマ法王の私生児 イタリア支配の野望を持つ) ★レオナルド・ダ・ヴィンチ(伝説の謎を解明しようとする) ★ファルコ(ナポリ王子 エフと名乗りピエトラの盗賊頭になる)
さいとうちほ×ビーパパス
角川書店
SとMの世界1巻
以下続刊?2巻は出ているかも?
2002年
 
フランスへの修学旅行中、御堂君に告白して振られた直後に列車事故のショックで?タイムトラベルした女の子の物語
 ★世界(タイムトラベル後に胸に不思議な結晶が現れる) ★御堂(世界が告白した相手 彼もタイムトラベル?) ★ソヴュール(世界のタイムトラベルの原因らしい少年 何故か世界を花嫁と呼ぶ) ★マキャヴァリオ(悪魔?世界を追いかける男) ★ルイ14世(フランス国王) ★モンテスパン夫人(ルイ14世の愛妾) ★ジル・ド・レエ(フランス軍の将軍)
さいとうちほ
原作 宝塚歌劇団
小学館
銀の狼
2000年
「銀の狼」ヨーロッパの某小国から国務大臣夫妻がフランスを訪問 失った記憶の微かな断片をその夫人に見出した殺し屋は・・・
 ★シルバ(銀の狼の異名を持つ記憶喪失の殺し屋) ★ジャン・ルイ(某国の国務大臣) ★ミレイユ(大統領の娘でジャン・ルイの妻) ★レイ(殺し屋の親玉)
「彷徨のレクイエム」後にも先にも宝塚歌劇を観たのはこれ1作だけ。思い出の作品です。革命から数年後ロシア皇女を名乗る1人の少女が登場する・・・
 ★アナスタシア(記憶を無くした少女 元音楽教師がロシアの皇女だと証言する) ★コリビンスキー大佐(皇女オリガを愛したが皇帝一家に銃殺の命令が) ★フェリックス(ビュルエ劇場のスター アナスタシアを引き取る) ★マリア皇太后(ロシア皇帝一家の生き残り アナスタシアが本物の孫かどうか迷う)
★★
さいとうちほ
原作 宝塚歌劇団
小学館
天使の微笑 悪魔の涙
1999年
「ドウランドット」
三つの謎が解けない求婚者の首をはねる美しい姫の話
 ★カラフ王子(滅亡したアストラカン国の王子) ★トウランドット姫(北京の美女姫) ★アデルマ(滅亡したコラサン国の王女 旅の途中でカラフと出会い、その後北京で奴隷として働く) ★ゼリム(カラフ王子の従者)
「天使の微笑 悪魔の涙」
地上に落とされた堕天使の話
 ★メフィストフェレス(天を呪う人間を見つけて地獄へ連れて行こうとする いわゆる悪魔) ★ファウスト博士(若者に馬鹿にされる年老いた教授 若い娘に惚れて悪魔と契約 若返る) ★マルガレーテ(ファウスト博士の挨拶を静に聞いてくれた娘) ★フリッツ(マルガレーテの兄) 
「バレンシアの熱い花」
19世紀 スペインの物語 黒い天使と名乗る男が華麗に活躍する
 ★フェルナンド(バレンシアの前領主の息子 2年ぶりに故郷へ帰る) ★ルカノール公爵(新領主 ナポレオンの兄ジョゼフ・ボナパルトに媚びる) ★レオン将軍(退役軍人) ★マルガリータ(レオンの孫でフェルナンドの婚約者) ★ロドリーゴ(ルカノールの甥でルカノールの後妻の元彼) ★ラモン(下町のゴロツキ 妹をルカノールの家来に殺された) ★イザベラ(黒い天使の秘密を知る下町の娘)
★★
佐久間智代
角川書店
もう、天使にはあえない
「憎みこそすれ、嫌いになれない。」収録
2002年
15世紀のローマ 毒薬使いとして有名なボルジア家の兄妹の物語
 ★チェーザレ・ボルジア(枢機卿の私生児で父と同じ道を歩かされる予定?) ★ルクレツィア(チェーザレの美貌の妹 チェーザレに嫌われているようで気にしている) ★ホアン(チェーザレの弟でルクレチィアの兄 教会軍総司令官) ★ペーザロ(ルクレチィアの最初の夫)
佐々木潤子
集英社
西の河東の河
1991年
イスラム帝国アッバース朝時代 第5代教主ハールーン時代の物語
 ★ハールーン・アル・ラシード(在位786-809 孤独で冷酷な王) ★アッバーサ(王の妹 お転婆な姫で戦場へも平気で出かける) ★ジャアファル・アル・バルマキー(アッバーサ姫と結婚 しかし
王の命令で姫に手が出せない そして戦いの毎日) ★ゾバイダ(王妃)
里中満智子
小学館
アトンの娘 全3巻
1994年
一般にアンケセナーメと呼ばれているツタンカーメン王の妃の物語 紀元前14世紀エジプト新王国時代第18王朝の時代
 ★アンク・エス・エン・パ・アトン(アメンホテプ4世王とネフェルティティの第3王女として産まれる 始めアメンホテプ4世の王妃 次にツタンカーメンの王妃 次にアイの王妃 アメン神官団やラムセス将軍と対立しながら苦しい政治を続ける) ★ネフェルティティ(アメンホテプ3世の王妃ティイの故郷ミタンニから嫁いで来た やってきた美しい人という意味の名前 もう1人の王妃となる エジプトの風習や宗教に疑問を持つ アメンホテプ三世の息子アメンホテプ4世の王妃となる) ★トトメス(ネフェルティティの浮気相手 彫刻師) ★メリト・アトン(始めアメン・ホテプ4世の王妃 次にセメンクカラーの王妃) ★セメンクカラー(アメンホテプ3世と側室の子 アメンホテプ3世と禁断の関係) ★トト・アンク・アトン(ツタンカーメン アメンホテプ3世の死後に王妃ティイが産んだ王子?) ★アイ(老齢の大臣 ツタンカーメンの次の王) ★ラムセス(アイの次の王 ツタンカーメンの側室だったネフェルティティの妹と結婚)
★★
里中満智子
中公文庫
ラファエロ-その愛-
1997年
ルネサンスの巨匠ラファエロの物語 15世紀末 イタリア
 ★ラファエロ(画家の息子で幼い頃から才能を発揮していた 寝る間も惜しんで仕事をするタイプ) ★ダ・ヴィンチ(モナ・リザの作者 絵は科学だと主張する) ★ミケランジェロ(ダビデの作者 弟子を使わず、一人でシスティーナ礼拝堂の天井画を製作中) ★マルゲリータ(金持ちの愛人だった女性 ラファエロが愛した人) ★マリア(枢機卿の姪でラファエロの婚約者 結婚を先延ばしばかりするラファエロを恨みながら亡くなった)  
★★
真崎春望
双葉社
ロミオとジュリエット
2003年
どのお話も官能的に描かれています。
「ロミオとジュリエット」シェークスピア原作 かの有名な不毛な恋?の物語
 ★ジュリエット(金持ちのキャピレット家の一人娘 ロミオに一目惚れ) ★ロミオ(キャピレット家のライバル、名門モンタギュー家の息子 ジュリエットに一目惚れ) ★ティボルト(ジュリエットの従兄 ロミオに殺される) ★マーキュシオ(大公一族でロミオの親友 ティボルトに殺される) ★ロレンス神父(ロミオとジュリエットを密かに結婚させる)
「マくべス」シェークスピア原作 スコットランドの古い時代の物語
 ★グロッホ(ケニス三世の孫娘 スコットランドでは直系の男児だけでなく王族の女子の夫にも王位継承権が与えられる) ★マクベス(グロッホの再婚相手) ★ダンカン王(マクベスが暗殺する) ★三人の魔女(マクベスが王位に着く事を予言した) ★バンクォー(子孫は王位に着くと予言された男) 
「真夏の夜の夢」シェークスピア原作 喜劇かな?ドジな妖精が惚れ薬を塗る相手を間違えてしまう。
 ★オーベロン(妖精王) ★タイターニア(妖精王の妻 夫のイタズラでロバに恋をする) ★ハーミア(デミトリアスと駆け落ち) ★ライサンダー(ハーミアの恋人) ★ヘレナ(デミトリアスの恋人でハーミアの親友) ★パック(ドジな妖精) 
「アフロディーテとアドニス」ギリシャ神話 
 ★アフロディーテ(美と愛の女神 恋が仕事) ★アドニス(父と娘の間に出来た人間の子 アフロディーテが可愛がっている美少年)
★★★
しのざき薫
講談社
クリスチナ女王 (星と月の恋歌)収録
昭和56年
スウェーデン、三十年戦争の最中わずか6歳で王位を継承した女王の話
 ★クリスチナ(21歳に成長した女王は自らの政治を始める) ★カール・グスタフ(クリスチナの従兄で優秀な司令官)
※他にウィーン宮廷の貴公子とジプシー娘の恋を描いた「星と月の恋歌」
フランス革命時代の話「紅の嵐」も収録
★★★
篠原千絵
小学館
天は赤い河のほとり 全28巻
1995〜2002年
普通の中学生が、ある日突然水溜りに引き込まれ目覚めると古代ヒッタイト王国 皇位をめぐる争いとエジプトとの戦争の中で成長し皇子への愛を貫く女の子 やがて彼女はヒッタイト女性として最高の地位〔タワナアンナ〕を手にする
 ★夕梨(ユーリ 古代へ引き込まれた中学生 カイル皇子の側室 後に皇妃) ★カイル皇子(第3皇子 後のヒッタイト皇帝ムルシリ2世 正妃は王女か皇族の姫からしか選べない掟だがユーリを愛して皇妃に望む 昔プレイボーイだったがユーリに出会ってからはユーリだけ) ★ナキア皇妃(カイルの父の3番目の皇妃 実の息子の皇帝即位を狙い生贄としてユーリを古代へ引き込む) ★ザナンザ皇子(第4皇子 母の身分が低かったので皇位継承を望まずカイル皇子の忠実な弟で部下 しかしユーリに惚れる) ★ジュダ皇子(第6皇子 ナキア皇妃の息子 母の行動に心を痛める) ★ウルヒ(神官 ナキア皇妃と共に陰謀を重ねる) ★イル・バーニ(カイル皇子の乳兄弟 頭脳明晰の書記官) ★ラムセス(エジプトの将軍 ユーリに惚れる カイルのライバル) ★キックリ(常にカイル皇子の側にいる召使い) ★三姉妹(ユーリの女官 鉄の製造法を持つ一族)
★★★
高橋美由紀
秋田書店
エルE巻
平成7年
エルは15世紀中ごろ、海を守る者である父とフランス貴族の母から産まれた。父から譲り受けた龍と共に海を守る。若い姿のままで。常にエルの側にいるのがエリー、エルの母の血を引く遠い子孫が龍の魂によって甦えった。マリーアントワネットが登場すると聞いたので6巻だけゲットしました。
「ATC・3」マリア・テレジアの夢の中で7年戦争を責めヨーロッパの平和を訴える神の化身 戦争終結の為に娘をフランスへ嫁がせる決心をする
 ★マリア・アントニア(オーストリア皇女 後のフランス王妃マリー・アントワネット) ★モリスン(アントワネットの愛称で娘の愛称でもある) ★エル(マリア・テレジアに二度と大きな戦争をさせない為に泉を涸れさせる) ★エリー(アントワネットの大切な友達)
名香智子
原作ジャン・デ・カール
講談社
皇妃エリザベート
2001年
美貌のオーストリア皇妃エリザベートの一生
 ★エリザベート(バイエルン皇女 自由を愛する個性の強すぎる女性) ★フランツ・ヨーゼフ(エリザベートの夫で真面目すぎる皇帝) ★ゾフィ大公妃(フランツの母でエリザベートの叔母 嫁と姑の確執が物凄い) ★カール・リードヴィヒ(フランツの弟でエリザベートを慕う) ★ルードヴィヒ2世バイエルン王でエリザベートの親類 やはり個性の強すぎる人) ★ルドルフ(皇太子 エリザベートに冷たく、皇帝にもイチイチ反抗する)
はざまもり
原作藤本ひとみ
アリシア白の輪舞
昭和59年
森川久美さんの「ブルボンの封印」と同じ原作 鉄仮面の物語です 薬草園の娘が恋した男の正体は?
 ★アリシア(イギリス ジャージー島で暮らす元気な少女) ★カーミラ(アリシアの姉で野心満々の人) ★ジェームズ(島の領主の一族と思われていたが?) ★ドージュ(牢の秘密部屋でルイ14世の双子の弟と名乗っている) ★ロラン(ルイ14世に妬まれ牢で死んだ男の息子)
★★
はやさかあみい
小学館
風の王宮
1989年
スコットランド女王、メアリ・スチュアートの物語です フランス皇太子妃になった絶頂期からスコットランド王位を追われるまで
 ★メアリ・スチュアート(スコットランド女王、フランス皇太子妃、そしてイングランドの王位継承権も持つ) ★アンリ2世(メアリの舅、フランス国王でカナリの野心家) ★フランソワ皇太子(メアリの夫 メアリに夢中で夫婦仲は良かったが若くして亡くなる) ★カトリーヌ王妃(フランソワを見捨て幼いシャルル王子を可愛がる) ★ダーンリ卿(メアリの再婚相手 王位を望み破滅する) ★ボスウェル(メアリの再々婚相手)
★★
氷栗優
秋田書店
天使の柩
-アヴェ・マリア-
古い本の封印を解いてしまった少女 甦ったのは悪魔?悪魔の助けで危険な恋に走って行く マイヤーリンク事件と呼ばれるオーストリア皇太子心中事件の謎にせまる
 ★マリー・アレキサンドリン(ヴェッツェラ男爵令嬢 貴族といってもそれ程の身分ではない) ★セト(悪魔?若く美しい娘の苦しむ魂がエナジーになる) ★ルドルフ殿下(オーストリア皇太子 妃がいるがマリーは夢中) ★ロシェック(ルドルフの忠実な家来) ★バフォメット(未来を告げる者) 
※他に「雪の夜の」を収録 父母の愛に飢えたルドルフ皇太子の少年時代の話
氷栗優
角川書店
ルードヴィヒU世 全3巻
1996〜1998年
激動の時代に現実逃避 ワーグナーとオペラと城と美少年を愛し国を傾けた王の物語
 ★ルートヴィヒU世(19世紀末のバイエルン国王 狂気の血筋に怯える) ★ホルヒニ(馬丁 ルートヴィヒの寵愛を受け一途に王を思う美少年) ★エリザベート(シシィ ルートヴィヒの従姉でオーストリア皇妃 ただ1人ルートヴィヒを理解する女性) ★ゾフィー(エリザベートの妹でルートヴィヒと婚約するが解消) ★ワーグナー(ルートヴィヒが庇護する音楽家)
星川とみ
講談社
カルタゴ-愛の戦士たち-
昭和55年
紀元前166年 カルタゴ元老院議長に双子の男女が産まれる 不吉な予言を受けた娘を殺せと命令する父親 命を助けられた娘は海賊の子として成長する ローマにより破壊される運命のカルタゴの物語
 ★アステリア(出生の秘密を知らないで育つ) ★リノ(海賊の首領の息子 アステリアと一緒に育った) ★ネルバ(アステリアを預かった海賊の首領) ★マリウス(貿易商人で海賊志望 実は・・・) ★クラウディオ(妹の存在を知らずに育ったアステリアの兄)
他2編 青春ラブストーリーと妖精が人間に恋をする話
細川智栄子
あんど芙〜みん
秋田書店
王家の紋章47巻
以下続刊
気が遠くなる程長く続いている連載。現代カイロで考古学を学ぶアメリカの大富豪の娘が古代へタイムスリップしてファラオに愛されて結婚するお話
 ★キャロル(金色の髪と白い肌の為古代ではナイルの女神の娘と、人々に愛される) ★メンフィス王(新王国時代のエジプトのファラオ 我儘で横暴だがキャロルを愛して性格が良くなったかな) ★アイシス(メンフィスの異母姉 現代でミイラとして甦り、発掘を支援していたキャロルの一家を恨み、キャロルを古代に引き込んだ) ★イムホッテップ(エジプトの智恵と言われる宰相) ★ミヌーエ将軍(常にメンフィスの側で守る) ★ウナス(メンフィスに忠実な武官 キャロルを守る) ★イズミル王子(ヒッタイトの王子 キャロルに横恋慕して何回か誘拐した) ★ルカ(キャロルの召使い 実はイズミル王子のスパイ) ★アルゴン王(アッシリアの王 キャロルを手に入れようとして失敗 城は崩れるしメンフィスに片腕を切り落とされる) ★ラガッシュ王(バビロニアの王 アイシスの夫 キャロルを殺すつもりだったが気が変わってバベルの塔に閉じ込める しかし塔はキャロルが爆発炎上させた) ★ミノス王(エーゲ海の島の少年王 キャロルに横恋慕) ★ライアン(キャロルの長兄 時々現代と過去が交差してキャロルとめぐり合う)
★★
水野英子
原作 塚本哲也
講談社
エリザベート
祖母は美貌の皇妃エリザベート 祖父はフランツ・ヨーゼフ皇帝 父は皇太子ルドルフ 母はベルギー王女で皇太子妃ステファニー ハプスブルグ王家最後の皇女の波乱万丈の一生を描く
 ★エリザベート(5歳の時、父ルドルフ皇太子が愛人と心中?祖父フランツ・ヨーゼフ皇帝に溺愛され育った気性の激しい女性 祖母譲りの美貌) ★フランツ・ヨーゼフ皇帝(弟のメキシコ皇帝は銃殺処刑 皇太子を心中事件で、皇后を暗殺で、養子の皇太子も暗殺される 非情に不幸な皇帝) ★ステファニー皇太子妃(エリザベートの母 夫を心中事件で亡くすが娘には猟の事故と言い聞かせる) ★クーデンホーフ・カレルギー嬢(エリザベートの教育係 日本人女性の光子と結婚したカレルギー伯爵の従妹に当る) ★オットー(エリザベートの最初の夫 4人の子を儲けるが元婚約者と縁りを戻しエリザベートを激怒させる) ★レルヒ(エリザベートの恋人 海軍で戦死) ★ペツネック(エリザベートの再婚相手 彼の影響でエリザベートは庶民の生活に触れるようになる)
森川久美
原作脚本 ミヒャエル・クンツェ
翻案 小池修一郎
角川書店
エリザベート
1996年
世紀末ハプスブルク家の美貌の皇妃エリザベート 滅亡へ向かいつつある王家
 ★エリザベート(バイエルン公女 フランツ・ヨーゼフ一世の皇妃) ★大公妃ゾフィ(フランツ・ヨーゼフの母 エリザベートの叔母で姑) ★ルドルフ(皇太子) ★マリー・ヴェツェラ(ルドルフの恋人)
★★
森川久美
原作 藤本ひとみ
角川書店
ブルボンの封印 全3巻
1994〜1995年
ルイ13世の死とともにイギリスに送られた一人の少年 鉄仮面伝説に基づく宿命の恋の物語
 ★ジェームズ(ジャーズィ島で育った不思議な少年) ★マリエール(肩に百合の刻印を持つ少女) ★マノン(マリエールの妹 毒薬使い) ★ルイ(ルイ14世 ジェームズと同じ顔) ★マザラン(フランス宰相) ★アドリアン(ルイの家来) ★マリー・テレーズ(ルイ14世妃 スペイン王女) ★フーケ(国王より豪華な邸に住む悪人)
★★
森川久美
白泉社
「ヴァレンティーノ」シリーズ
レヴァンテの黒太子
カステェリアの貴婦人
花のサンタ・マリア
15世紀のイタリアが舞台 イタリアが一番輝いていた古き良き時代の物語 ヴェネチアの元首は女性!男装で政治に商取引に男性以上の手腕を発揮する 
 ★ヴァレンティーノ(父の跡を継いで女性ながらにベネチアの元首 氷の心で政務をこなす) ★マーカントニオ(ヴァレンティーノの幼馴染の絵師 お調子者だが絵は上手い ヴァレンティーノに惚れている) ★アエリア(ヴァレンチィーノに拾われた医者?科学者?謎の人物 多分異教徒) ★マリア(ヴァレンティーノの母親 夫殺害未遂で修道院に幽閉中 ヴァレンチィーノが一番苦手な人間)
★★
森川久美
白泉社
「天の戴冠」 (青色廃園)に収録
1977年
シェークスピアの「リチャード3世」では悪役 でも私の大好きなリチャード3世は優しくて哀しくて刹那的なんです 日本ではばら戦争と呼ばれるイングランドのヨークとランカスターの戦いの物語
 ★リチャード3世(ヨーク公の末っ子 兄の為に戦い続けた人生 しかし突然王冠を手にする) ★エドワード4世(ヨーク公の長男 金髪のハンサムで陽気な王様) ★ジョージ(ヨーク公の次男 ヨークを裏切る) ★ヘンリー6世(ランカスターの最後の王) ★アン(リチャード達の従妹 ヘンリー6世の皇太子の妃 後リチャードの王妃) ★ウォリック伯爵(リチャード達の叔父 アンの父 初代キングメーカー?) ★リヴァーズ伯爵(エドワード4世の妃の弟 キングメーカー)
★★★
森川久美
白泉社
「君よ知るや南の国」 (ヴェネチア風琴)収録
1978年
ウィーン会議の後オーストリアの統治下のイタリア 独立を夢見る男がゲーテの詩に愛しい女性の姿を重ねる
 ★ヴェネレ(イタリア貴族の娘 オーストリア人の恋人がいる) ★マクシミリアン(オーストリア総督の甥 ヴェネレの恋人) ★アントニオ(オーストリア人と騒動を起こす謎の男) ★ヴィスコンティ伯爵(イタリア独立運動を支える人物?)
★★★
森川久美
白泉社
十二夜
シェークスピアの名作喜劇をロマンティックに描く 
 ★オーシーノ侯爵(オリビア姫に求婚) ★オリビア姫(兄の冥福を祈り尼僧生活を送りたいのでオーシーノ侯爵の求婚を頑なに拒む) ★ヴァイオラ(船の難破で兄とはぐれた シザーリオと名前を変え男装してオーシーノ侯爵に仕える) ★セバスチャン(ヴァイオラの双生児の兄 妹と間違えられてオリビア姫に惚れられる)
★★★
もとなおこ
秋田書店
ドリーナ姫童話
〜クィーン・ヴィクトリア冒険譚〜
2010年
ヴィクトリア女王版「王子と乞食」って感じかな?
★アレクサンドリーナ・ヴィクトリア姫(ドリーナ姫 イギリスの未来の女王) ★ケント公夫人(ドリーナの母で評判はイマイチ) ★コンロイ(ドリーナ姫を支配しようと野心満々) ★ローズ(庶民の娘でドリーナと入れ替わる) ★天使(幼馴染のアルバート・・・というコトに・・・)
 
他に古き良き時代のイギリスの上流階級の夫人と執事の物語「奥様と執事」を収録、チョット、ミステリーです。
山岸涼子
文春文庫
ハトシェプスト
 
「ハトシェプストT」古代エジプト王朝唯一の女性のファラオを描く
 ★メヌウ(気で血を止める能力を持つ?) ★セシェン(メヌウの妹 男好き?) ★トトメスT世(現王) ★トトメスU世(ケペルエンラー トトメスT世の王子) ★ハトシェプスト(トトメス1世の王女 トトメスU世妃)
「ハトシェプストU」ハトシェプストの少女時代を描く
 ★ハトシェプスト(王妃の産んだ王女で王位継承権を持つ) ★アメンモーズ(王子) ★アハモス(王妃) ★ハトメリエト(現王妃の生んだ王女) ★ロドピス(ミケネの巫女) ★ムトネフェルト(第二王妃) ★ケペルエンラー(第二王妃の産んだ王子)
※「キメイラ」現代漫画 ミステリィー
※「海の魚鱗宮」現代漫画 ミステリィー 
★★
やまざき貴子
白泉社
マリー・ブランジュに伝えて
1992年
「ヨーク家の者はランカスター家の者と結婚するように。」そんな遺言を書いたご先祖様に会う為にシェアラは時間の旅に出る。
「マリー・ブランジュに伝えて」
 ★シェアラ(地球と月の間の人工惑星の住民) ★リー(シェアラが嫌う幼馴染でフィアンセ?) ★マリー・ブランジュ(15歳 シェアラの御先祖?エドワード4世の妹) ★ギルバート(サマーセット伯爵 マリーの恋人)
「ディア シェアラ」
 ★シェアラ(あれから5年後 王命でネヴィル家のウィリアムと婚約) ★ギルバート(リッチモンド伯爵の陰謀でソールズベリー嬢との縁談が進む)
★★
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