ゆ・う・こ
 
平成12年、2月5日、天国へと旅立ちました

11    母の独り言2
散歩の途中
春風に吹かれて虚しくなる
何か懐かしさも感じさせる
それが何なのかよく分からないけれど
なま暖かい風が
風のにおいが
何か思い出させようとする
そしてやっぱり
祐子を想う
 
帰りは夕焼けだ・・

12    母の独り言3
冬の寒さを乗り越え
輝く桜の季節
精一杯咲くからみんな見て下さい
そう言ってるようだ
スマップの歌を思い出した
♪頑張って咲いた花はどれも綺麗だから
仕方ないね♪
春が来るまで良く頑張ったと思う
すごくきれいだと思う
それでも
それ以上に切なくて虚しくて
どうしようもなくなる
桜並木を歩いていると胸が締め付けられる
季節が変わってもどんなにきれいに桜が咲いても
その感動を消してしまうほどの切ない想い
桜がきれいに咲けば咲くほど切なさも募る
ついため息が出てしまう
桜には申し訳ないけれど
 
桜が散って葉桜になり
初夏が訪れ新緑になればまた切なくなって
夏になれば・・秋になれば・・そして冬
ずっとずっと・・なんですね
頑張って過ごしていても想いはいつも切ない



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