こんにちは。先日メールを送ったN.Iです。私たちの最後の夏休みを祐子さんご家族に見て頂ける事本当に嬉しいです。
最初制作する時、50分間という短い劇にこのドラマをまとめあげるのはとても無理だと思いました。ドラマは場面の切り替えがスムーズでセットも充実し、とにかく流れがいいと思いました。
しかしそれを劇でやると考えた時、内容がとても浅くなってしまう事に気づきました。そして「私の運命」を綴る祐子さんの「生きたい」と強く願う気持ちを私たちが伝えなければ意味が無いと思ったんです。
本当に伝えたいことは何か・・・
改めてこの劇の重さ「命」というテーマの難しさに気づき、クラスの皆で「この劇を通して私たちは何を伝えたいか何を伝えなければならないのか」を話し合ったりもしました。家族や担任の先生にも話しを聞き、沢山の励ましやアドバイスを頂きました。そして今回の劇で伝えたい事を家族や恋人との愛や絆に絞り”絶対中途半端にしない、祐子さんの気持を私たちが代わって多くの人に伝えるんだ”という気持が私の中に溢れてきました。
劇を考えるなか自分の頭の中ではこれを伝えたいと願って入れたシーンの感じ方が一人一人違っていたりわかりにくいよと言われたりしてしまい相手に意志を伝えるって本当に大変だなと思いました。泣き出しそうになる事もありましたが、こうなったらやるっきゃない!と勢いで突っ走りました。結果大賞を取る事ができ、お客さんにも「感動したよ」と声をかけてもらい嬉しくて涙が止まりませんでした。天国の祐子さんにも私たちの声は届いたでしょうか。
初めこの劇を考えていくなかで、祐子さんやご家族に対して失礼ではないかと不安でいっぱいでした。
でも今はこの劇の脚本を書かせてもらった事をとても誇らしく思います。一生懸命やった気持は相手に伝わるものなんですね。祐子さんやご家族に感謝の気持でいっぱいです。
どうもありがとうございました。支離滅裂な文章ですみません。
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