優しい贈り物
 
 
 
 
生徒の皆さんが下さった優しい心
嬉しくて涙があふれました
 
そして更に嬉しかった事は
命の尊さと共に生きてる事の素晴らしさを
感じてくれた事です
 
 
            
 
 
 
 

1    優しい贈り物(4)神奈川県小田原高校3年2組の皆さん1〜28
小田原高等学校3年2組の皆さんが文化祭で「最後の夏休み」を公演し大賞をとりましたと言うメールを脚本担当のN.Iさんからいただきました。
ぜひ拝見したいとの事を伝えましたら快くビデオと台本とそしてクラスの皆さんからのメッセージまで添えて送って下さいました。
 
クラスの皆さんがひとつになって一生懸命取り組まれ、それぞれの役になりきり、涙を流されながらの熱演・・・
本当に素晴らしい作品です。
皆さんからいただきましたメッセージもここに掲載させていただきました。
読んで頂けましたら幸いです。

2    N.Iさん(脚本)
こんにちは。先日メールを送ったN.Iです。私たちの最後の夏休みを祐子さんご家族に見て頂ける事本当に嬉しいです。
最初制作する時、50分間という短い劇にこのドラマをまとめあげるのはとても無理だと思いました。ドラマは場面の切り替えがスムーズでセットも充実し、とにかく流れがいいと思いました。
しかしそれを劇でやると考えた時、内容がとても浅くなってしまう事に気づきました。そして「私の運命」を綴る祐子さんの「生きたい」と強く願う気持ちを私たちが伝えなければ意味が無いと思ったんです。
本当に伝えたいことは何か・・・
改めてこの劇の重さ「命」というテーマの難しさに気づき、クラスの皆で「この劇を通して私たちは何を伝えたいか何を伝えなければならないのか」を話し合ったりもしました。家族や担任の先生にも話しを聞き、沢山の励ましやアドバイスを頂きました。そして今回の劇で伝えたい事を家族や恋人との愛や絆に絞り”絶対中途半端にしない、祐子さんの気持を私たちが代わって多くの人に伝えるんだ”という気持が私の中に溢れてきました。
劇を考えるなか自分の頭の中ではこれを伝えたいと願って入れたシーンの感じ方が一人一人違っていたりわかりにくいよと言われたりしてしまい相手に意志を伝えるって本当に大変だなと思いました。泣き出しそうになる事もありましたが、こうなったらやるっきゃない!と勢いで突っ走りました。結果大賞を取る事ができ、お客さんにも「感動したよ」と声をかけてもらい嬉しくて涙が止まりませんでした。天国の祐子さんにも私たちの声は届いたでしょうか。
初めこの劇を考えていくなかで、祐子さんやご家族に対して失礼ではないかと不安でいっぱいでした。
でも今はこの劇の脚本を書かせてもらった事をとても誇らしく思います。一生懸命やった気持は相手に伝わるものなんですね。祐子さんやご家族に感謝の気持でいっぱいです。
どうもありがとうございました。支離滅裂な文章ですみません。

3    S.Yさん
祐子さんのご家族へ
こんにちは。小田高3年2組のS.Yです。24時間テレビで祐子さんの話しに皆が感動して私たち3の2は祐子さんのお話で小田高祭をやらせていただきました。本当にありがとうございました。劇を制作しながら私も色々な事を考えました。生きてるって幸せなんですね。生きていれば何でもできるのだから。祐子さんのように家族や友人を大切にして一日一日を私は生きているだろうか・・・そう改めて思いました。今私は受験という事で目先の事しか見えなくなってしまっています。ありふれたこの日常を何となく過ごしてしまっているかも知れません。けれどそれはやめよう、そう今は思います。私は沢山の人に支えられて生きてきました。自分の話しになってしまうのですが私は先生になりたいです。今こうして悩み一生懸命生きる高校生と向き合っていける先生に憧れています。私自身が先生に沢山助けられ自分の人生で出合えて良かったと思う先生が沢山いるからです。私もそんな先生になりたい。だから勉強します。今先生になるのは厳しい時代だけれど今できる事は全て頑張ってみようと思います。あと種まく子ども達読みました。事実が身に突き刺さる思いでした。こうして今生きれる事が何かを思いっきり頑張れる事がどれだけ幸せか、本当に感じました。そして彼、彼女たちのように一日一日後悔しないように思いっきり生きたい・・そう思います。祐子さんの話しと出合えて本当に良かったです。これからもっと頑張ってみようと思います。本当にありがとうございました。

4    H.Yさん
祐子さんのお母様へ
これほど命の大切さ尊さについて熱く真剣に考えた事は今までなかったように思います。私たちはこの劇を作り上げるまでの2ヶ月間必死に夢中で頑張りました。命って何だろう・・生きてるって何だろう・・・生きている事がどんなに素晴らしく、そしてどんなに愛おしい事であるか祐子さんのお陰で私は気づくことが出来ました。こんなに素敵な発見をさせて下さって本当にありがとうございました。私はみんなと作り上げたこの劇もそして祐子さんと出会えた事も一生忘れません。素敵な贈り物をありがとうございました。

5    E.Mさん
こんにちは。初めまして。
三年二組R.Mです。小田高祭では「最後の夏休み」で大賞をいただきました。本当に嬉しかった事をまだ昨日の事のように覚えています。正直なところ私にとって「白血病」という病気は身近な病気ではありませんでした。しかし祐子さんのお話を通して私たちなりに白血病について調べ学び考えました。そうしていくうちに私たちも少しでも多くの方々に知っっていただきたいと言う気持ちは強くなりました。クラスがひとつになっていきました。本当に頑張りました。劇もお客様に「感動しました」と声をかけていただいたりして成功させる事ができたと思います。私たちも涙が止まりませんでした。きっと祐子さんも温かく見守っていてくださったのだと思います。私たちにとって皆で一つになって頑張ったあの時間はきっと一生ものです。協力する事の大切さ、いのちの尊さ色々な事を教えていただきました。本当にありがとうございました。暑い日が続きますが受験に向けて自分の目標に向かって行こうと思います。



● BackIndexNext


トップ ゆ・う・こ forever-19 詩集・生きる 十八の夏

約 束 心の詩 Happy-Birthday 旅立ちの日に 空の上から

種まく子供たち 優しい贈り物 出会いの扉 思い出