あなたの私の運命（自由になりたい）を読ませてもらいました。

80ページのあなたのお写真をみて素晴らしく生き生きとしているあなたはとても美人だと思いました。

とても白血病と闘っている１６才の女の子には見えません。

これはお世辞でもなくあなたの本を読み終えた私の本当の気持です。

あなたがこんなに輝いて見えるのは今のあなたが元気になれることを信じて前向きに病気の事を考えられようになったからだと思います。

病気と闘いながら、これまでに自分の気持を変えれるようになった年月の中には私なんかにはとうていわからないあなただけにしかわからない、言い尽くせない気持との闘いがあったからこそ今の輝いているあなたがあるのでしょうね。

私はこのあなたの本を読んで力強く生きているあなたの事を知り◯◯先生にお願いしこの手紙をあなたに渡してもらう事にしました。

びっくりしたでしょう。ごめんなさいね。突然の事で。

それはなぜならあなたへの励ましの手紙ではなく

私の方がこの本で励まされたからです。

あなたが言うように普通に当たり前のように過ごしている

この平凡な毎日こそが本当に幸せなんだと言うことを改めてあなたに

教えてもらったように思います。

何も力になれませんがあなたが元気になれる事を私も信じて

応援しています。

 

 

１６才の祐子さんへ

 

平成９年６月２４日