+ impRession +
私breakoutが所持している
お気に入りのモノや、 試しに買ってみたモノについて、色々独断と偏見で感想を述べてみようというコーナーです。 購入時の参考にするもよし、 これで物欲を引き出すもよし、 使わなければわからない情報もあるので、気ままに読んで下され。 なお、画像をクリックすると別ウィンドウで大きく表示されます。 ←Back to the TOP PAGE
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+ SU30 / Rio +
■ USBメモリストレージ と mp3プレイヤー を一緒にしたい。
![]() そんな私も仕事でプライベートで、USBメモリ(IODATAのFAST DRIVE)を利用してるわけだが、考えてみればUSB接続してデータをやりとりするのはmp3プレイヤーも同じ。 ![]() (1) 専用の転送ソフト使用、音楽ファイル以外転送不可 (2) iFP-190TC からPCへの転送ができない (3) USBケーブルがその場にないと転送できない といった軽い課題を抱えていた。 そこへ登場したのが、USBメモリストレージとしても使用可能なmp3プレイヤー。今回、その中でケーブルを介さなくても直接端末をPCへ接続できるRio SU30を購入してみたので、早速 impRession を報告しよう。 ■ 鞄の中をガチャガチャ言わせていた2つを一体化。 まず、何故iPod 等のHDD mp3プレイヤーを使わないの? という意見に対して言い訳をさせて貰えば、単純に「重くてデカイのがイヤ」というのが理由である(笑)。500円サイズのHDDが開発されたので、製品化に期待しよう。 ![]() ← これでmp3プレイヤーとUSBメモリを1つで持ち運べる。 ■ スッキリしたデザインだが、操作性の両立は困難か。 ボディのカラーバリエーションが5色と豊富で、液晶画面付近はヘアライン加工を施したシルバー色なのは、最近受け入れられやすいデザイン。 ![]() 操作キーの数が少ないということは、即ち、長押しや操作の階層化など、1つのキーで行う操作が多くなることを意味する。長押しの嫌いな私は、減点対象とするところだ。 ![]() そして残るもう1つのボタンが非常に曲者。音楽再生時、FMラジオ使用時、ボイスレコーダ使用時でそれぞれ機能が違う上に、このボタンに持たせる機能をカスタマイズできる多機能ボタンなのだ。つまりどのモードで何の機能を果たしているのか、ユーザは憶えておかねばならない。 ■USBコネクタの逆側にキャップホルダが。しかし……。 ![]() しかし、そこにはネックストラップを付けるのでは……? ネックストラップを付けていたら、結局キャップを付けることはできないのだ。あちらが立てば、こちらが立たず。 ■各画面と使い勝手をご紹介。 ![]() ![]() ![]() ![]() ちょっとアナクロさを感じるドット絵のアイコン表示。何の設定かはバルーン表示で出るので心配しなくても良い。 第1階層は、フォルダナビ、音楽再生、FMラジオ、ボイス再生、ファイル消去、モード設定、ボイス録音の7項目。 しかし何だか機能のカテゴライズがちょっと変。特にフォルダナビとファイル消去が別になっている点。 ![]() 音質切換え(=イコライジング)、再生繰り返し(=リピート設定)、コントラスト調節、USB設定、パワーセービング、バックライト設定、User EQ設定、Sleep設定、録音品質設定、スクロール速度調節、SRS WOW設定、A⇔B/RECボタン設定 とまぁ豊富。 でもやっぱりカテゴリが変である。音楽再生時には、音楽再生に関係する設定のみを表示して貰いたい。録音品質設定は、ボイス録音モードで設定できれば良いのではないか。 ![]() イコライジングのプリセットが10種類も用意されている。 項目は左から、Normal、Jazz、Piano、Rock、Classic、eXream bass、Techno、Dance、Vocal、Reggae、User EQ、Auto EQと豊富。アイコンは苦労が見られる(笑)。 実はこのプリセットは全てカスタマイズ可能。つまりカスタムしたイコライジングを11種類も持つことができるのだ! ![]() ■肝心の音質の方はと言うと。 イコライジングの違いがはっきりわかるのは良い。が、iFP-190TCと比べて何か音圧が低いというか、パワーの足りなさを感じる。ひょっとしてiFP-190TCの方が音が良いのではないか? で、スペックを調べてみると、Rio SU30のヘッドフォン出力が左右 5mW なのに対し、iFP-190TC は左右 10mW。このアンプの差が出ているのかも知れない。特に低音の出力にかなりの違いが出ており、どのようにイコライジングしても差が出てしまう(すいません、元々音楽で低音楽器を担当していたので、低音がよく聞き取れるのです)。今度は、ヘッドフォンを変えてみて比較したい。 ■USBメモリストレージとして兼用したいなら「買い」。 内蔵充電池は、USBバスを利用する。専用のUSB充電用ACアダプタも同梱されているので、常にPCに接続していなくとも充電は可能。約3時間の充電で、約14時間の連続再生を楽しめる。 しかし、PCのUSBバス経由で充電しようとした場合、「モード設定」の「USB設定」から、「USBメモリ」なのか「USB充電」なのかを設定しておかねばならない。USBメモリとして使用している時には、同時にUSB充電をしてくれないということだろうか? 説明書にも詳しいことは書かれていない。 肝心の音質の方も、iFP-190TCに軍配が上がる。ただイコライザが豊富なので、好きなイコライジングで誤魔化せるだろう。しかしここにも難点があり、音楽再生中に曲が変わって、曲に合ったイコライジングに変えたい場合、[MENU]→[左]キー→[左]キー→[MENU]キー→[MENU]キーと、最短で少なくとも5回キーを操作しないとイコライザにはたどり着けないのである。一応、Auto EQ機能があり、曲に合ったイコライジングをしてくれるが、必ずしもユーザ好みのイコライジングをしてくれるわけではない。 操作性について批評するとなお厳しい。キーが少ないのをカバーするために、1つのキーに多様な機能を持たせすぎている。しかも、非常に微妙な操作が必要。特にMENUキーは、短押し、長押し、短スライド、長スライドを全部検知する仕組みなので、ちょっとした指先の動きの違いが誤操作につながる。 従って、「買い」について評価すると、mp3プレイヤーとUSBメモリストレージを兼用し、かつケーブルを介さず直接PCへ接続したい!という人に限られる。 ということは、十分な曲数を保存でき、なおかつ空き領域をUSBメモリとして使うのだから、最上機種の512MBモデルを選択するのがベスト。しかし、実はここにも難点がある。無駄に皮製の専用ケースが標準で付属し、実売価格は大体32000円。う〜ん、高い。ケース要らないから安くしてよ。(怒 ■最後に一言。 とまぁ、珍しくこのサイトにしては厳しい評価を下した訳だが、個人的にはUSBメモリストレージとmp3プレイヤーが一体化することで、カバンの中がごちゃごちゃしない事は嬉しい。 で、次回辺り、iFP-190TC と SU30 の徹底比較をしてみたいと思う。どちらも同じ韓国メーカーの商品なんですけどね。頑張れ、日本。 ■商品購入データ:
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