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私breakoutが所持している
お気に入りのモノや、
試しに買ってみたモノについて、色々独断と偏見で感想を述べてみようというコーナーです。

購入時の参考にするもよし、
これで物欲を引き出すもよし、
使わなければわからない情報もあるので、気ままに読んで下され。

なお、画像をクリックすると別ウィンドウで大きく表示されます。
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デジタルカメラ撮影比較
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■31万画素CCDカメラはムービーにも対応。ポートレートフラッシュ搭載。

 INFOBARはデザイン重視とは言え、控えめながらAUがウリとする付加機能は一通り装備されているのが心憎い。

 カメラのスペックは、最新機種としては若干物足りなさを感じる31万画素CCD。しかしながら、私はそもそもデジカメ持ち歩き派(FinePix 40iとF401を所有)なので、別段不便はない。個人的には、それぞれはそれぞれで使いたい。

 LEDを使用したポートレートフラッシュは、フラッシュ以外にも7色用意された簡易ライト機能としても使用するように作られている。暗闇には十分効果を発揮する明るさを放つが、やはり明るい昼間では使えない。逆光対策に使用できるほどの性能はまだ期待できないようだ。
 ちなみに光センサーを搭載しているようで、フラッシュは撮影する時の明るさに応じて自動で点灯するモードがある。

← 撮影した写真はデータフォルダへ保存される。「Myフォト」フォルダ内に、撮影した日付ごとのフォルダが用意され、そこに画像が保存されている。フォルダ内では画像を4枚ずつサムネイルで表示することが可能。

 各画像は、ユーザーフォルダへ移動させて自分なりに整理することもできるし、待受画面にも着信時表示画面にもスクリーンセーバーにも設定できるし、メールに添付して送ることも可能。

 画像編集機能も豊富。特に「特殊効果」としては、ネガポジ反転画像、モノクロ画像、セピア画像、浮き上がり(写真の中央に、縮小した同じ写真を重ねた処理)、カラー(モノクロ画像にカラーフィルタをかけたような効果。7色指定できる)、エンボス、ソラリ、デッサン画像(単なる輪郭抽出処理だった)、油絵調画像、伸縮(縦長に変形)、圧縮(横長に変形)、ソフトフォーカスがある。編集した画像は、ちゃんと別ファイルで保存されるので、編集元の画像に上書きしていないか心配する必要がなくて良い。


→ 右の写真2枚は、どちらも撮影モード「PC用」(=640×480)で撮影したもので、無修正。撮影モードはこの他「携帯用」「携帯用連写(4枚連写)」がある。

※写真をクリックすると実際のサイズで表示します。


■惜しい、ここがイケてない!を辛口で列挙してみると……

詰めが甘いデザインの統一感
 右画像を見て貰うとわかるように、ダイアログに表示される画像や、データフォルダに表示されるアイコンが極めてダサい。特にカラーリングが最悪の結果を生んでしまっている(とここは敢えて厳しく評価する)。
 そもそも、スペックに贅沢を言わずしてデザインを最重視するユーザをターゲットとしているのに、これはマズイ。
 まぁ、この部分はソフト開発側に任されて、プロダクトデザイナーが介入できなかった結果である、と言ってしまった方が的確かもしれない。(何故なら私も同様の仕事をしているから。苦笑)

電波OFF設定機能が付いていない
 電話やメールの発信/着信を一時的に使用不可にさせる電波OFF設定は、電車内等において「電波は切っておきたいがゲームはしたい」という時などに便利。また、圏外地域では、電話端末は一層強い電波を出し続けて基地局を探知しようとし、結果的に電池の減りが激しくなるので、こんな状況でも電波OFF設定は便利。しかしINFOBARには電波OFF設定がないのだ(C3003P等にはある)。結局、電車内や地下などの圏外地域では電源を切るしかなくなる。

キーパネルの照明をOFFできない
 照明設定に、キーパネルの照明設定がない。私は省電力の為に、明るい場所や昼間はこまめにキーパネルの照明をOFFにしてたりする(C3003Pではその設定機能を備えていた)。カメラのAUTOフラッシュの為に光センサーを付けているのであれば、せめて明るい場所ではキーパネル照明を自動的にOFFにして省電力にする機能も付けて欲しいものだ。

アドレス帳のグループ一覧を設定してもメール作成時では無効
 アドレス帳の一覧表示には「行順一覧」(←「50音順一覧」の方が解り易い)「グループ一覧」「メモリNo.一覧」の3種類がある。例えばここで「グループ一覧」を設定しておくと、アドレス帳を見る時には常にグループ別で表示される。
 しかし、Eメール送信時のアドレス選択では「個人選択」(=行順と同じ)と「グループ選択」からしか選べなかったり、Cメール送信時のアドレス選択では必ず最初に「行順一覧」で表示されてしまったり、とまぁ仕様に統一感がない。

アドレス帳を表示するのは待受画面からしかできない
 アドレス帳を表示するキーが十字キーの左に設定されているため、メニュー画面や他のどの画面からも1プッシュでアドレス帳を表示することができない。一旦すべてを終了して待受画面に戻ってから左キーを押下しないと表示されないのだ。(もっとも、これは他の機種にも言えることであるが)

使えそうで使えない「マイメニュー」
 「マイメニュー」機能は、よく使う機能を素早く使用するための言わばショートカットを登録できる機能である。しかし、登録できる機能はM機能だけ、という制限が付けられている。C3003Pではアドレス帳のデータをショートカットに登録できたので、よく電話する相手にすぐかけられるということができた。


■知っておけば便利に使える機能を紹介

 あら捜しばかりするわけにもいかないので、知っておけば意外と便利に使える機能を紹介するとしよう。

サイドキーは何かと便利
 筐体の側面には3つのサイドキーがある。それぞれ「メール」「ボイスメモ」「EZweb」を一発起動するためのキーだが、「1つ戻る」「1つ進む」の機能も併せ持っている。
このキーを利用して、
 ・データフォルダ一覧表示のページ送り(上下キーでは1件ずつ)
 ・データ(画像、動画、着メロなど)を順(または逆順)に再生する
 ・EZwebコンテンツ表示のページ送り(上下キーでは1行ずつ)
 ・メール一覧表示のページ送り(上下キーでは1件ずつ)
 ・メール本文表示のページ送り(上下キーでは1行ずつ)
などができる。ただ、残念ながらアドレス帳には使えないんだな、これが。

数字キー長押しでアドレス帳表示
 そもそも私は個人的にキー長押しが好きではないし、インタフェースとしてスマートではないと思っている。しかしINFOBARには、これまでのサンヨー製のケータイと同じく、数字キー長押しでアドレス帳を表示できる。例えば「田中さん」を探したい場合などで、文字入力でタ行に当たる「4」キーを長押しすると、タ行のアドレス一覧が表示される。そういえばその昔、C104SAを使用していた時には、さんざん使い倒した便利機能だ。思い出した。

決定キー長押しで簡易ライト一発点灯
 決定キー(ソフト1キー)を長押しすることで、簡易ライトが点灯する。暗闇で何も明かりを持っていない時には便利だ。


■とにかくデザインがハマった人は「買い」

 最新機種の中ではスペックは決して高いとは言えず、SDカード等のメディアも搭載していない。となると、やはりこのプロダクトデザインに「ビビビッ!」とキタ人は即買うべきだろう。買うなら流行る前に逸早くゲットしないと、すぐに購入意欲が失せると思われる。1台目ならプレゼントにも良いかもしれない。
 また、まだメイン液晶画面がモノクロでEZアプリにも対応してない機種を長年使用している人が機種変更したいという場合には、これも買いだと思われる。
 ただ、AUのデザインプロジェクトの商品化は始まったばかり。これからもISHIKOROやtalbyなどの個性的な商品が出る可能性は高い。その登場を期待し、ひたすら待つのも楽しいかもしれない。

 ただ私の場合、名前を付けちゃいたいくらいに気に入っています。外見がね。

■商品購入データ:

INFOBAR / ICHIMATSU
メーカー: AU+鳥取三洋
購入価格: 16,800円(携帯電話プラザ醍醐。ポイントも使用)

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