解答と解説

1.

ア イ オ

化学エネルギーは化学変化を利用しています。化学変化をしているものを選びましょう。


天然ガスやプロパンガスを燃やして(酸化させて)出た熱エネルギーでお湯を沸かします。
参考ページ…反応熱


携帯用かいろは、中に入っている鉄粉が酸化することによって熱エネルギーを出しています。
参考ページ…反応熱


太陽電池は光エネルギーを直接電気エネルギーに変換しています。
参考ページ…電池の種類


水の力学的エネルギーを利用して水車を回し、発電させます。
参考ページ…エネルギー資源


化学電池の原理は電流の流れる水溶液に2種類の金属を入れることで電流をとり出します。
10円玉()と1円玉(アルミニウム)が食塩水(電流を通す水溶液)に接することによって電流をとり出せます。
参考ページ…化学電池

2.

(1)電池(または化学電池)
(2)銅板
(3)亜鉛板…ウ  銅板…ア
(4)エ
(5)ア

参考ページ…化学電池

(1)
塩酸(電流を通す水溶液)に2種類の金属が入っています。化学電池の原理ですね。

(2)
亜鉛と銅では、亜鉛のほうがとけやすいですね。
とけやすいほうの金属(亜鉛)が−極となり、とけにくいほうの金属(銅)が+極となります。

(3)
−極となった金属(亜鉛)はとけていき()、+極となった金属()からは水素が発生します()。

(4)
化学電池は電流を通す水溶液を使う必要があります。
蒸留水には電流は非常に流れにくいので、電池として電流はとり出せません。(

(5)
実験2は実験1の電池を2個直列につないだ状態です。
電池を直列に増やせば電圧は上がりますね。(

3.

ア…e  イ…c  ウ…f  エ…h
オ…b  カ…k  キ…m

ア・イ
植物は光合成によってデンプンなどの有機物を生産します。
太陽のe)エネルギーを使って葉緑体の中で有機物を合成しますね。
二酸化炭素c)+水→有機物+酸素
参考ページ…植物のつくりとはたらき>光合成と呼吸

ウ・エ
燃焼は「熱や光を出しながら激しく酸化すること」ですね。
有機物は燃やす(化学変化)と大量のエネルギー(f)や光エネルギーを得られることから、化学エネルギー(h)をもっている、といえます。
参考ページ…反応熱


動物は有機物をえさとして食べ、それを消化・吸収して得た養分を細胞内で酸素b)と反応させ、生活のエネルギーを得ています。
参考ページ…呼吸系・排出系・肝臓>細胞の呼吸

カ・キ
石油・石炭・天然ガスなどは太古の生物(植物プランクトンや植物の破片など)が堆積し、化石となって変質してできたので化石燃料(k)と呼ばれます。
参考ページ…生物どうしのつながり>環境
その化石燃料を燃やして得た熱エネルギーで水を沸かして、蒸気で発電機のタービンを回して発電するのが火力発電(m)ですね。
参考ページ…エネルギー資源

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