ゆ・う・こ
 
平成12年、2月5日、天国へと旅立ちました

15    母の独り言6
ゆうと歩いた道
ゆうと笑った道
ゆうと泣いた道
ゆうと歌った道
ゆうの姿が見えるよ
今もこの道に
ゆうの笑顔が見えるよ
今もこの道に
ゆうの声が聞こえるよ
思い出なんかじゃないよ
だってゆうの事
思い出なんかにできないもん
 
久しぶりだね
ゆうって呼ぶの
でもそれが
お父さんとお母さんの
呼び方だもんね
ねっ、ゆう・・

16    母の独り言7
雨が降っても 雪が降っても
暑くても 寒くても
毎日毎日
ゆうの待つ病室に向かうのは
全然苦じゃなかった
むしろそばにいた方が安心できた
楽しみだったよ
毎日少しでも早く行きたいと思ったよ
具合の悪いときは辛いけど
一緒にいる時間はあっという間に過ぎたよね
また明日来るね
何か持ってきて欲しいものある?
食べたいものある?
それが帰りの言葉になっていたね
熱が高いときは置いて帰るの辛かったけど
元気なときはエレベーターの入り口で
笑ってバイバイって送ってくれた
それはそれで辛かったな
一緒に連れて帰りたくなっちゃう
治ると信じていたから
笑顔で送れたんだよね
治ると信じていたから
頑張れたんだよね
色々あったけど
ゆうのそばにいられるだけで
幸せだったよ
 



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