雨が降っても 雪が降っても
暑くても 寒くても
毎日毎日
ゆうの待つ病室に向かうのは
全然苦じゃなかった
むしろそばにいた方が安心できた
楽しみだったよ
毎日少しでも早く行きたいと思ったよ
具合の悪いときは辛いけど
一緒にいる時間はあっという間に過ぎたよね
また明日来るね
何か持ってきて欲しいものある?
食べたいものある?
それが帰りの言葉になっていたね
熱が高いときは置いて帰るの辛かったけど
元気なときはエレベーターの入り口で
笑ってバイバイって送ってくれた
それはそれで辛かったな
一緒に連れて帰りたくなっちゃう
治ると信じていたから
笑顔で送れたんだよね
治ると信じていたから
頑張れたんだよね
色々あったけど
ゆうのそばにいられるだけで
幸せだったよ
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