ギャラリー[2002年] --Gallery 2002-- 


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 ・展示日 2003.06.01

夏の序曲

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 都会にいても、新緑の力強さは感じられます。家から出ると、目の前に若葉が活き活きと成長してました。 彼らの成長はゆっくりしたものですが、なんだか自然のリズムを感じるような気がします。 そう考えると、殺風景な電線も五線紙のように見えてきます。 風に揺らめく葉っぱ達をのんびりと見ていると、何かの曲を演奏しているのかもしれません。 多分奏でているのは、本格的な夏を迎える前の「序曲」かな..。
陽光遊泳

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 樹木の中を散歩して下ばかり見ていると、閉じ込められているような錯覚を感じます。 でも、上を見あげれば空があるし、差し込む陽射しは春の穏やかさであります。 自分の体に染み込むような陽射しが揺らめくと、まるで、澄んだ湖の底に自分がいるようです。 水面を見上げてる感覚になれば、これこそ水中散歩。遊泳しているような快感ですね。 歩いて汗ばむまで、自分が夏に向かっていることを忘れていました。

 ・展示日 2002.07.28

初夏の風色

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 実はこの写真を撮ったのは5月なんですね。掲載するのが遅くなったんですが、 倶知安に行った帰りの景色です。風は気持ちが良くて、眺めもいいんですが、 この時空を舞ってたのは全身真黒のカラス達でした。
 画面に不気味さが出ないように光線に気をつけてたら、偶然にも三羽が同時に飛び立ちました。 その瞬間に初夏の香りの風が駈け抜けたので、シャッターを切って見送ることにしました。
団欒の灯り

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 スキーシーズンも終わった大雪山で、友達の結婚式に出ていました。仲間が集まって祝う宴という感じでした。 少し酔いを覚まそうとカメラ片手に外に出てみたら、暗い景色が一面の霧で霞んでいました。 辺りに見えるのは疎らにある街灯の明かりと、たまに通る車のヘッドライトだけですが、 中にはにぎやかな声が漏れてくるだんらんの灯りもあるようです。 まだ肌寒い暗闇の中、暖かい光が外に漏れているように見えました。

 ・展示日 2002.04.14

駆け足の春

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 毎年気まぐれな季節の代名詞になる「春」ですが、今回も怒涛のような勢いで通り過ぎて行きました。 この休みの日が花の見ごろと期待したんですが、強風と雨だったのでやっぱり気まぐれだなぁと感じました。 でも夕方には晴れたので慌ててカメラを持ち出すと、そこには地面一面に春の足跡。 見上げれば自慢気に咲誇ってる幹には、目立たない花がそっとこちらを覗いていました。 今年の春は、北にどこか行きたいところがあったんでしょうか..。
花見現代景

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 花見で騒ぐのが目的なら、最初からそういう場所に行った方がいいでしょう。 ということで遊園地で花見をしたんですが、ライトアップされた桜もなかなか綺麗です。 でも、ふと気づくと、そこは「風流」や「粋」とは全く違う世界。 虹のように伸びる空にジェットコースターが走り、満月の代わりには電球が輝いてます。 長く生きて来た桜から見れば、毎年変わっていく人間達を「観察」してるのかもしれません。 馬鹿騒ぎに呆れつつ..。


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