ギャラリー[2001年] -- Gallery 2001 -- 


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 ・展示日 2001.09.23

夏の名残り

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猛暑と言われた今年の夏も、ようやく次の出演者にステージを譲ったようです。 でも、あまりの存在感に余韻が感じられ、見上げる空は「秋」なのに、陽射しは「夏」のままだったりします。 今回使ったのはピンホールカメラとセピアのポラ。 セピアだから「こう撮ろう」とか、ピンホールだから「こうしよう」とは思いませんが、 出来あがって見ると「なるほど」と言う感じがします。 久しぶりの晴天で元気に遊ぶ子供達も、ゆっくりした時間の中にはおさまりませんでした。


 ・展示日 2001.05.07

神のパレット

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この神の子池は摩周湖の反対側にある小さな池です。なんでも、摩周湖の水位を調整している池ではないかとの話。 なるほど溢れる水を見ていると、摩周湖の底と繋がってる気もしますね。でも、それより驚くのがその水底の色です。 まさにシアンとエメラルドグリーン。波打った水面でまるでパステル画のようでした。 多分、摩周湖と空を青く塗った神の子供が、ここで筆を洗ったんじゃないでしょうかね..。
湿原一景

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この季節に湿原を通る道から景色を見ると、まるでにサバンナに来たような気がします。 なんでもまだ緑に色づくには早い頃だそうで、そのせいか通りすぎる4駆がジープのように見えたりもします。 でも、1羽の丹頂鶴を見つけたので、途端に釧路の風景らしくなりました。 繁殖が終わった頃に1羽だけいるのは珍しいと思ったんですが、良く見るとカップルでした。 仲がいいので、少しでも長く一緒にいたかったのかもしれません。
ネオンの隙間

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釧路に限ったらず、繁華街は夜になると妖しい雰囲気を出してきますね。別に変な店を探してるわけではないですが、 昼間とは違った顔色が見られるのは万国共通のようです。赤ちょうちんの減った路地なども見せてもらったんですが、 かろうじて光の差し込む隙間のような路地が面白かったですね。この路地を出れば明るいネオンで目が痛くなりそうですが、 ここを歩いてる時の方が少しドキドキ出来るからでしょうか..。
船を待つ

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釧路川沿いを歩いたのは、風がとても強い日でした。まだ冷たい風に飛び回るカモメなどを撮ってたんですが、 彼らがいっせいに集まるそこには船が到着しています。観光船のお客さんの餌を待っているのか、あまり見かけない漁船の帰りを待っているのか..。 横目で下船を見ながら歩いていると、ふと足元にも船を待っているものがありました。 気付く人は少ないかもしれませんが、釧路川のきらめきとゆったりとした波に光り輝いているんですね。


 ・展示日 2001.02.19

風の指標

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お台場はずいぶんきれいな建物が建ってます。 ここが東京湾に入ってくる敵船を砲撃するための場所だったことは、デートスポットになった今では何の意味もないようで..。 海岸沿いを歩くと、人間から餌をもらおうと飛んでいるカモメの群れが騒いでいました。 ふと海の方に目をやると、1羽だけ冷たい風に悠々と飛んでる変わった奴がいます。 彼の動きで風が見えて面白かったので、ブレは承知でシャッターを切るとレインボーブリッジに消えていきました。
空の水族館

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東京テレポート近くに橋があります。普段は使うことない駅なんですが、初めて渡ってみました。 思ったより大きな橋梁で、支える太いワイヤーはなんだか逞しいほどです。 ワイヤーで半分に区切られた「空」は梯子状の桁でさらに分割され、暗い通路から見上げると空の水族館といった感じです。 ファインダー越しにまっすぐ歩いてみると、展示物のような青空が現れては過ぎていきます。 出し物が夕陽に変わる頃、ゆっくりと横切るジェット機の音が聞こえてきました。
休日の
シルエット


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場所はさいたま新都心。完成していない「住む人」も「来る人」もまばらな、希望的未来の都心です。 そんな作りかけの廃墟のような街でも、穏やかな冬の昼下がりにはほっとする光景がみられます。 子供を遊ばせる父親や、散歩する恋人たち。でも、彼らにレンズを向けてみても、 銀色一色のこの街には人間の方が異物のようです。 大きくプリントされたジョンレノンが見つめているこの場所に、彼が求めた「愛」は集まるのでしょうか。
水に潜む街

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シンガポールで好評だった「街」シリーズ、第2弾です(と言っても、第3弾があるのかわかりませんが..)。 爽やかなスコール後のシンガポールに比べると、この街は冷たく無機質な雰囲気ですね。 風で蜃気楼のように揺らめく建物を見ていると、本当に幻なのかもしれないと勘違いしそうです。 押井守の映画にあった夜な夜な水没する街、そんな光景が思い出されますが、 たしかあの街は希望を失った世界の朽ちた「箱舟」だったんですよね。
都会の
ピラミッド


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都会に現れたピラミッドです。本物に比べるとあまりにも「魅力」はないんですが、 築いた人(気づいた人)だけが見える不思議なピラミッドです。本家はナイルの民の仕事がなくなる雨季のための救済事業ですが、 こちらは税金の無駄と民に叩かれる公共事業です。本家は祭られるのは英雄たる「王」ですが、 こちらは任期の間に祭りくらいしか出来ない「長」です。多分、墓荒らしが持ち出す財宝も眠っていないでしょう。


 ・展示日 2001.01.20

21世紀の朝

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徹夜で越した世紀末。二日酔いのぼやけた頭で今世紀最初の朝を迎えようと、夜明けの庭に出てみました。 冷え込んだはずの中、夜露にぬれて椿がきれいに咲いています。一年中咲く花はありませんが、 こんなに厳しい寒さの季節に咲くとは珍しいですよね。でも、その清々しさは何とも言えない美しさがあります。 凍える手に息をかけてデジカメを接写モードに切り替え、水滴を落とさないようにカメラを近づけてみると、 アップになってよりきれいに見えるから不思議です。記念すべき今世紀初の一枚になりました。

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