ギャラリー[2000年] -- Gallery 2000 -- 

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・展示日 2000.11.25

南国の聖夜

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シンガポールは街のそこかしこでクリスマスの飾り付けをしてました。でも、働いてる人達は額に汗を流し、Tシャツ姿で大変そう。 塗り立ての白ペンキが雪になり、アーケードの天井には電飾の星空が準備中です。 ビール片手に河沿いのオープンカフェで遅い夕食をとっていると、見回した街が「そうかクリスマスが近いんだ」と感じさせてくれました。 その途端、蒸し暑かった夏の夜が少し違って見えてきます。 席を立って河にかかった橋にカメラを向けると、「真夏の夜」にいきなり鐘の音が響くような気がしました。 この写真は皆さんの目にどう映るんでしょうね..。
スコールの街

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冬の気配を感じながら日本を発ったのですが、着いてみればシンガポールは真夏。34度95%にスーツ姿はさすがにこたえました。 地元の話しではここに季節は3つしかなく、「暑い」「もっと暑い」「すごく暑い」だそうです。 でもその暑さを一瞬に消し去ってくれるのが「シャワー」と呼ばれるスコール。 噂には聞いてましたが、赤道付近の国らしいその勢いと部分的な降り方には驚きました。一年中いつでも降るため予測も出来ないそうですが、 自分のように気にしてる人はなく街を歩く人は傘も持ってません。そうです。忘れてましたが、日本でも夕立は庇で待つものでした..。
香港愛物語

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中国なのに中国でない街。香港の人が言っていることを一言でいうとそうなります。中国は上海にしか行ったことないんですが、 そう言われると少し感じが違います。香港の彼らはここにいたいという気持ちが強いようで、中国の人達のように外に出たがっていないようです。 でも、返還を機にオーストラリアやカナダに逃げた人も多いと聞きます。 たまたま見かけたターミナルで時を待ってる若い二人はこれからどこへ向かうのか、静かに椅子から立ちあがると真夜中のバスに乗り込みました。 ゆっくり走り去ったバスの行き先はいったいどこなんでしょうね..。
真夜中の塔

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この街は本当に妖しい顔をします。別に悪いことをしてるわけでもないし、昼も夜も普通の場所なのに何故かそう見えます。 建物の形なのか、カクテル光線の色なのか、人を引きつける魅力があります。 よく「街の顔」という言葉を使いますが、香港ほど1日で印象が変わる街はないですね。
夜中の12時にカメラ片手に1人で歩いていると、まるで異世界との境目をうろついているような気になってしまいます。 ちょっと遠過ぎる場所まで来たかなと不安になって見上げると、そこには風の音にそびえる「塔」が立ってました。


・展示日 2000.09.27

直線の秋

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暑い夏が終わり、やっと涼しくなり始めました。夏の間いつも空を見ていたような気がしますが、 それは何故だったんでしょうね?。早く秋が来てほしかったのか、それとも良い天気にどこかに出かけたくなったのか..。 ふと我にかえって視線を前に戻すと、そこにはいつもの出勤風景。スーツを着た自分には空き時間にビルの隙間の秋空を見上げるだけです。
都会にもきれいに手入れされた公園があるし、ベンチでくつろぐ人々も表情はゆったりとしています。 でも、見上げた空には定規で引かれたような「直線」しかないんですよね..。


・展示日 2000.05.22

北の春

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九州に生まれ育ったおやじは、日本の中では「早い春」を迎えてました。でも、東京に住むようになった今では 「平均的な春」を迎えるといったところでしょうか..。
今回は東京で迎えた春を追いかけるように北海道に行ったのですが、雪が消えたばかりの「北の春」は実にきれいでした。 日本にはいろんな春があると思いますが、この春も一味違っていいもんです。 北の自然とあいまって、実にすがすがしい気分になります。 気持ちいい風に吹かれてカメラを構えると、ゆったりした水面に真っ直ぐのびる白い樹がコントラスト良く映えてました。
フェリー航

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北海道に行くには、急げば3〜4時間で行けるはずです。 飛行機の便数も多いし、近場だけど交通の便が悪いところに行くのと比べたら却って早いくらい。 でも旅行となると「どうやって行くか」も重要になります。 もちろん「安く」「早く」もいいんですが、今回は「楽しく」とか「のんびり」の要素が優先したかったんですよね。 というわけで、旅の行き帰りにフェリーに乗りました。でも、おかげで贅沢な時間が手に入ったような気がします。 甲板に立って潮風を受けながら、多分渋滞が起こってるであろう「日本列島」を横目で見るのはいい気分..。 こちらは日光浴で撮影会だ..。


・展示日 2000.03.20

 春宵 

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「春はあけぼの、ようよう白くなりゆく..」と眠い言いわけをしながら、毎年新しいものを迎える季節が「春」です。 この時期は暖かい日があったり、急に寒くなったりと非常に気まぐれですが、天気も変わりやすいですね。 撮影場所は幕張の海岸ですが、最近の展示会はビックサイトでやることが多くなり、以前より寂しくなったようです。 人がほとんどいない時に来ると、まるで都会のゴーストタウンのような雰囲気もあります。 だけど強い風に吹かれながら歩く海岸は、人がいないと静かで撮影にはいいかもしれません..。

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