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「陪審裁判は日本でも可能か?
〜あなたは賛成?反対?みんなで考える司法への市民参加」

[第9回大阪生涯学習フェスティバル協賛事業、「コモンズフェスタ2000」参加企画]

○日 時
2000年11月4日(土)、開場17:30、開会18:00〜終了予定21:00

○会 場
應典院(おうてんいん)
[大阪市天王寺区下寺町1-1-27、TEL:06-6771-7641]
地下鉄:日本橋駅、谷町九丁目駅より10分
千日前通りと松屋町筋の交差点[下寺町]の、大きな鳥居がある南東の角を南へすぐ。
生花店の北隣、高津小学校の道向かい。銀色の円筒形の外観の建物。
(ややわかりにくい場所ですので、時間は余裕を持ってお越しください)

○参加費
500円(事前の予約は要りません。お気軽にお越しください)

○パネラー
■森野俊彦・和歌山家庭裁判所裁判官、「日本裁判官ネットワーク」会員
■西村 健・大阪弁護士会所属弁護士

○内容
市民から遠いと言われる日本の司法制度。
中でも市民感覚の欠如の弊害が指摘されている[官僚裁判官制度]に風穴を開けるため、市民が陪審員となって判決を出す[陪審裁判制度]の導入を求める声が高まっています。
また内閣に設置された[司法制度改革審議会]は、現在、戦後最大の裁判制度の大きな改革を検討している真っ最中で、陪審裁判の導入の可否もその議題に上っており、実際に日本でも陪審裁判が行われる可能性が現実味を帯びています。
しかし、実際には[お上まかせ]感覚の根強いわが国では、陪審裁判に対して一般市民の不安が強いのも事実です。

「日本人の気質は陪審員となって議論するのに向かない」
「マスコミや世論に判決が影響されて感情的になってしまう」
「司法試験を合格した専門家の裁判官の方が安心できる」
「難しい法律や裁判の世界に普通の市民が関わるのは無理だ」

などなど、疑問の声もよく聞かれるところです。
さらに現行の官僚裁判官制度を維持したい国側も、陪審裁判を認めたくない意向がうかがえ、陪審裁判の導入の行くえは今後の市民の声の高まりにかかっています。
そこで、陪審裁判の良い点や課題である点を、現役の裁判官や陪審裁判に詳しい弁護士さんらと一緒に、どなたにもわかりやすくみんなで考えてゆけるイベントです。
ぜひ、お気軽にお越しください。

パネラーの森野俊彦裁判官は、裁判の民主化を目指し社会にアピールしてゆく、日本で初めての裁判官の自由なネットワーク組織「日本裁判官ネットワーク」の会員です。

会場の應典院は、NPOや芸術活動支援などさまざまなユニークな活動を行っている、劇場型寺院です。 ここを舞台に繰り広げられる、幅広いNPOの合同祭典「コモンズフェスタ2000」に、本企画も昨年に続き参加しています。
本企画の開催日の11/4(土)には、13:00から以下のオープニングイベントが行われます。こちらにもぜひお越しください。
  13:00〜14:30 ドキュメンタリービデオ上映「科学者として」
  15:00〜16:30 「コモンズフェスタ2000」参加団体によるプレゼンテーション
          劇団「態変」ダンス「水辺の詩」&トーク

○「コモンズフェスタ2000」
主催:コモンズフェスタ2000実行委員会、應典院寺町倶楽部
後援:大阪市教育委員会、(財)大阪都市協会、(社福)大阪ボランティア協会、(財)とよなか国際交流協会、関西国際交流団体協議会
協賛:サントリー不易流行研究所
★コモンズフェスタ2000詳細情報★

★陪審裁判関係の参考書籍の案内もご覧ください★



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