イベント情報タイトル

コモンズフェスタ2000
LIFE―これが、私たちの生きるチカラ!
会場:應典院、<第9回大阪生涯学習フェスティバル>協賛事業


■開催のねらい
 <コモンズ・フェスタ>は、劇場寺院・應典院を舞台に、さまざまなジャンルから、個性的なNPOが集結する市民活動フェスティバルです。タイトルの<コモンズ・フェスタ>とは、異なる文化がぶつかって生まれる、出会いとつながりを願ってネーミングされた造語。形態を問わず、ゆるやかにテーマを共有しながら、もうひとつの「共」のコミュニティを形成します。
 應典院は、’97年4月に完成した劇場型寺院。シアター様式の本堂のほか、研修室やギャラリーなどを備え、宗教・宗派にこだわらない地域ネットワーク型寺院として、多くの市民に親しまれてきました。フェスタ期間中は應典院全館を開放、伝統的な寺院文化と清新なNPOが織りなす、新たな「場」の創造は、文字通り市民による、もう「ひとつの公共文化」発信の貴重な機会となりましょう。
 なお、本イベントは、2000年秋に開催の<第9回大阪生涯学習フェスティバル>協賛事業として開催されます。

■テーマ「LIFE―これが、私たちの生きるチカラ!」の趣旨
 私たちが生きる現代は、人間であること、自分らしくあることが、むずかしい時代であると言われます。目に見えないシステムが張りめぐらされ、誕生から死まで、私たちは、定められたレールの上を走ることに生涯を費やします。会社、学校、家庭が一人の人間を包囲しながら、その人固有の考えや文化を奪っていきます。差異を認めない社会は、いじめを助長します。どんなに情報と速度を競っても、そこには人格と人格が交流する本当のコミュニケーションは生まれません。
 LIFE、とは「人生」であり「生命」―それは、人間らしく生きることです。
 誰もが自由にいまを問い直し、そこからゆたかな表現力を得て、世界や社会に対し、個がたえず開かれること。ボランティアやNPO、芸術活動に通じるものは、ひとりひとりが自由な表現を用いて、社会に参加していること。まさに、LIFEとは、人間の根源に立ち返りながら、現代の閉塞を打ち破る、いのちの跳躍をいうのです。
 衰弱した現代から瑞々しい生の息吹を取戻し、そのぬくもりや手触りを、社会に届けたい。
 LIFEは、さまざまな生き方を提案する元気なNPOによる、いのちのグランド・オペラです。

■開催概要

○主催
コモンズフェスタ2000実行委員会/應典院寺町倶楽部
○開催期間
2000年11月4日(土)〜12日(日)
○後援
大阪市教育委員会/(財)大阪都市協会/(社福)大阪ボランティア協会/(財)とよなか国際交流協会/関西国際交流団体協議会
○協賛
サントリー不易流行研究所
○協力
あかね連絡会(アドボカシー介助労働者ネット)/Asian Heart/「ART and/or LIFE」実行委員会/ART PACKING実行委員会/アドボカシー研究会/NPO法人シンフォニー/大阪にLRTを走らせる会/関西こども文化協会/司法NPO〜当番弁護士制度を支援する会・大阪/自立生活ステーションYOU CAN/日本吃音臨床研究会/発起塾おおさか/寄り道くらぶ/臨床哲学研究会
○問い合わせ
應典院寺町倶楽部 TEL;06-6771-7641
■プログラム
●陪審裁判は日本でも可能か?〜あなたは賛成? 反対?
 みんなで考える司法への市民参加〜

@11月4日(土)18:00〜21:00(開場17:30)
A本堂ホール
Bあなたは、「陪審裁判」は日本でも可能だと思われますか? 「普通の人がむずかしい裁判に関わるなんて無理だ」「マスコミに左右されて判決が感情的になる」etc…。現職の裁判官や弁護士も交えて、みんなが本音で語り・考えてみる催しです。
C司法NPO〜当番弁護士制度を支援する会・大阪рO6−6311−2878(小田法律事務所)
D500円(予約不要)

●ちょっと寄り道、タイムアウト!〜色彩遊びと水カンリンバ作り〜
@11月5日(日)9:30〜11:30
A研修室A&B
B五感を開いて自由に色を探したり、音を創り出したりしてみませんか? みんながつくった作品は音楽パフォーマンスと人形芝居「ぬくぬく座」の舞台に飾りつけます。
C寄り道くらぶрO6−6622−1881(片岡)
D600円

●人形芝居「ぬくぬく座」公開リハーサル
@11月5日(日)11:30〜12:00
A本堂ホール
B福祉作業所“糸をかし”のメンバーが繰り広げる人形芝居『ひょっとして桃太郎さん!?』。
C寄り道くらぶрO6−6622−1881(片岡)
D無料

●ここはどこ? あなたはだぁれ?〜万目鏡づくり&探偵ゲーム〜
@11月5日(日)11:00〜13:00
A2階ロビー
B子どもを対象にした「万目鏡」づくりと、万目鏡でのぞいて撮影した写真を使っての探偵ゲームです。いったい、どこの場所なのか、わっかるかなぁ〜???
CART PACKING実行委員会рO90−3625−6182(樋口)
D材料費800円(要電話予約)

●なんで哲学? やっぱり哲学!〜臨床哲学Cafe&Bar〜
@11月5日(日)13:00〜17:00(開場12:30)
A本堂ホール、研修室A&B、2階ロビー
Bお茶やお酒を飲みながら、たがいの言葉を聴き合う“哲学”はいかがでしょう? 大阪大学教授の鷲田清一さんと中岡成文さんをゲストに招き、「LIFE」をキーワードに少人数で対話します。
C臨床哲学研究会п浮eax06−6850−5099
Dドリンク代300円〜

●哲学とアートの知られざる関係〜現代を生ききるために〜
@11月5(日)18:00〜20:00(開場17:30)
A本堂ホール
B現代社会の中で急速に失われつつある「生きる」ことの実感。そんな時代にあって、人々の「生きる」ことを考え表すのが、哲学とアートなのではないでしょうか? 哲学とアートの関係と、これらのはたす役割について語り合います。
CART PACKING実行委員会рO90−3625−6182、Fax06−6791−9273(樋口)
D500円

●21世紀を生きる私たちへ〜子どもたちからのメッセージ〜
@11月6日(月)14:00〜16:00(開場13:30)
A研修室B
B子どもは生まれてくる環境を自分で選ぶことはできません。家庭養護促進協会・大阪事務所長の岩崎美枝子さんをお招きし、私たちにできることは何かを語り合います。
CAsian HeartрO90−9048−0980(平澤)
D500円

●どもりを個性に〜桂文福オリジナルの落語家人生〜
@11月6日(月)18:45〜21:00(開場18:00)
A本堂ホール
B子どもの頃からどもり、対人恐怖・赤面症だったという5代目桂文枝門下29年目の桂文福さん。彼が落語家になるまでの道筋とは? 「どもりでよかった」という日本吃音臨床研究会会長・伊藤伸二さんとの対談も交えた笑いと涙の2時間15分!
C日本吃音臨床研究会п浮eax072−820−8244(伊藤)
D1,000円(要電話予約)

●ワイガヤトークX〜第3者の積み木〜
@11月6日(月)18:30〜20:30(開場18:00)
A研修室A
B人の話を聴いているつもりが自分の意向をかぶせていた…ということに気づく経験は重要です。対人援助に関係する人(介護人、オンブズマンなど)、自分の聴き方をロールプレイでチェックしてみませんか?
Cあかね連絡会рO90−1025−4474(福田)
D資料代500円

●介護の仕事で自立できるか?〜介護ビジネスについて大論争!〜
@11月7日(火)14:00〜16:00(開場13:30)
A研修室B
B介護保険がスタートして約半年。利用者と介護者との関係に変化はあったのでしょうか?
介護を一般の仕事と同様、社会に定着させるために必要な手だてを考えます。
C自立生活ステーション YOU CAN п浮eax072−875−8674(宮崎)
D500円

●訴えるのはお得!? Part2〜セルフアドボカシーの報告〜
@11月7日(火)18:00〜20:30(開場17:30)
A研修室B
BJRエレベーター裁判や生活保護訴訟など、障害者・難病者の権利擁護活動をしている障害者と弁護士の報告。
Cアドボカシー研究会рO6−6365−8777(池田弁護士)
D資料代500円

●どうする? 私とあなたの異性介護〜セクシュアリティから介護について考える〜
@11月8日(水)13:30〜16:30(開場13:00)
A本堂ホール
B「高齢者や障害者の介護は同性でなければならない」という意見がありますが、はたして?
 当事者の自由ではないのか? 議論沸騰の大論争! 司会は橋本義朗(大阪国際女子大学助教授)他。
Cアドボカシー研究会п浮eax06−6715−2090(長見)
D資料代500円

●LRTと夕陽丘のまちづくり〜だれでも自由に移動できる交通システム〜
@11月8日(水)19:00〜21:00(開場18:30)
A本堂ホール
BLRT(スーパー市電)は、誰もが気軽に利用できる交通システムのこと。スピードは速くありませんが、人にやさしい、地域に根づいたLRTを軸にしたまちづくりについて提案します。ゲストは高口恭行さん(建築家・一心寺住職)。
C大阪にLRTを走らせる会п浮eax06−6695−0184(佐々木)
D500円(要電話予約)

●LIFE―若者が考える生きる力〜青年の引きこもりを通して〜
@11月9日(木)19:00〜21:00(開場18:30)
A本堂ホール
B引きこもり・自傷行為・自殺未遂を繰り返した若者、中学生の時も引きこもり経験のある若者を通して、社会背景、家族背景、教育システムが抱える課題を考えます。コーディネーターは松浦善満さん(和歌山大学教授)。
C関西こども文化協会рO6−6701−9292
D1,500円

●ART and/or LIFE〜アート・まち・アジア〜
@11月9日(木)19:00〜21:00(開場18:30)
A研修室B
BARTとLIFEの不思議な関係を多様な観点から語り合います。ゲストは浅野令子さん(日本サスティナブル・コミュニティ・センター事務局長)、上村秀裕さん(滋賀県水口町立碧水ホール学芸員)、田中千晶さん(バリ舞踊家)、峯野芳郎さん(京都市文化財保護課課長補佐)。コーディネーターは福井栄一さん(上方文化評論家)。
C「ART and/or LIFE」実行委員会п浮eax0727−23−3746(福井)
D500円(電話またはFaxで事前予約要)

●自分自身の川を流そう!〜水カンリンバなどの手作り楽器を作ろう〜
@11月10日(金)13:30〜15:30
A研修室A
B旅の音楽家・丸山祐一郎さんが考えた“水カンリンバ”。「水を大切に」という思いは、巡り巡って「自分を大切に」という思いにつながります。あなた自身の手で、自分だけの音を奏でてみませんか?
Cあかね連絡会рO90−8213−6788(沖)
D600円

●森はヒト、ヒトは森〜丸山祐一郎と民族楽器で遊んじゃおう!〜
@11月10日(金)18:30〜20:30
A本堂ホール
B民族楽器は一つ一つに歴史があり、演奏するたびに違う音を奏でてくれます。演奏は独自の奏法をひっさげて国内外を旅している丸山祐一郎さん。耳を澄ましているうちに、あなたもきっと音の森へ迷い込むはず。
Cあかね連絡会рO90−8213−6788(沖)
D2,000円

●もうひとつの働き方U〜NPOのオモテとウラ〜
@11月11日(土)13:00〜15:30(開場12:30)
A研修室A
B“NPO”という言葉をよく見聞きするようになり、就職の場として考える人も年々増えています。NPOの魅力とは? 逆に問題点は? 環境NPOの現場からの報告とともに、求められる人材についても語り合います。
CNPO法人シンフォニーрO6−6483−2328、Fax06−6483−2329
D500円(要電話予約)

●一念発起で老年パワーさく裂!!〜発起塾ミュージカル&トーク〜
@11月11日(土)18:30〜20:10(開場18:00)
A本堂ホール
B50歳以上の男女を対象にした「発起塾」。メンバーのほとんどは演劇の未経験者。けれど一念発起ではじめた“自己表現”としてのミュージカルで、「第二の人生」を発見! 高齢化社会を生き抜こうとする人々のチカラに、あなたもふれてみませんか?
C発起塾おおさかрO6−6774−2615、Fax06−6774−2877
D1,000円(要電話予約)

●日本人の死に方大論争!Part2〜「お墓」の行方、大論争!〜
@11月12日(日)13:30〜16:00(開場13:00)
A本堂ホール
B散骨、生前契約等々、「自分らしい最期」を望む市民活動が活発になっています。佛教大学助教授の村岡潔さん、葬送ジャーナリストの碑文谷創さん、宝塚NPOセンター事務局長の森綾子さんらが語り合う「お墓の行方」、あなたならどうする?
C應典院寺町倶楽部рO6−6771−7641、Fax06−6770−3147
D1,000円(要電話予約)

●フロア 現代美術作家集団「ART PACKING」による「life」をテーマにした作品展〜
作品展 「life」11月4日(土)〜12日(日) 入場無料
 「いかに生きるか」それが大問題。美術で鋭く探り、見せてゆきます。あらゆる表現を使って、フリースペースにたたずむ作品たち。いつもとは何かが違う不思議な芸術の世界。現代社会を表したすばらしい作品たちが、きっと心の琴線にふれることでしょう。
*「ART PACKING」参加者:井上明彦、加藤順子&木田陽子、川西ます美、木村健、楠本真理、しばたゆり、谷口新、銅金裕司、原仲裕三、樋口よう子、本田孝義、松井智恵、モンノカズエ+永田武士、Viny−Pla Studio

●オープニング 11月4日(土)本堂ホール&2階ロビー
Part1→13:00〜14:30
    ドキュメンタリービデオ上映「科学者として」
      *監督・本田孝義さんの挨拶あり(参加費500円)
Part2→15:00〜16:30 オープニングセレモニー
      *劇団「態変」メンバー(福森慶之介、的川哲也)によるダンス&トーク(参加費500円) Part3→16:30〜18:00 オープニングパーティー(参加費カンパ制)


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