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写真集(映写協力)



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 「時代を撃て・多喜二」上映会(2005.7.16)が、岡山三丁目劇場と倉敷市民会館で行われました。合わせて約250名の方々が多喜二の生きた時代を振り返り、これからの日本のいく末を案じました。



リストマーク 倉敷市民会館

 上映に先立つあいさつの風景

 岡山映画鑑賞会は、上映を担当しました。

 阪東妻三郎が感動し、赤井英和が読んだ多喜二は29才という若さで殺されたが、多くの人々に影響を与えた。その熱く凝縮した人生(本当は長くなくてはならなかったが)に圧倒された。
 また、多喜二が生きた社会は決して70年前の話ではないと感じた。「命令」どおり動き、それに従わない人間を痛めつけることが何の罪にもならないとしたら、逆に命令に従わなければ痛めつけられることがわかっていれば...。私はどうするだろうか。「命令」という言葉は、「社会の雰囲気」、「法律」、「政治家の発言」など、いろいろ置き換えることができる。フリーターやニートという自分探しをしている人々が増えている日本で、ひとたび「自分がしたいのはこれだ。」とみんなが同じ方向を向くようになれば、現代でも多喜二の時代と同じことが繰り返される危険性がある。多喜二が獄中で殺されてから、日本が第二次世界大戦で負けるまで12年もあった。10年後の先が見えない今、ひょっとするともう同じ道を進んでいるのかもしれない不安を感じた。

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