さて、競技ですが、ジムカーナでは全体に参加者も多く、レベルも昔からかなり向上していると思います。賞典外(車両違反失格)の皆さんは、モータースポーツで勝つ喜びを一度でいいですから味わって下さい。一度でも入賞すれば、違法改造などせずに、真剣にモータスポーツに取り組みたくなると思います。伝統ある大学でこのような人たちがいることを先輩達はどう思うでしょうか?
ディラリーでは、基本的な出題ばかりで、できるエントラントには、かなり易しかったと思います。全体としてレベルアップして、大学ラリーらしくしてほしいものです。(レスコンを駆使した、茨城大学のMR2の小判鮫作戦には一本取られました。) また、一部エントラントの無謀走行で警察から注意を受けたことを各大学とも深く反省していただきたい。
ダートトライアルでは、ロールバー必着としたため、参加台数がかなり少なくなりました。モータースポーツをする上で、まずは速く走ることよりも安全対策に気を配って下さい。安全に対する取り組みを各大学でもう一度、考え尚して下さい。
厳しいことを書きましたが、伝統ある関ブロを真の選手権大会に育てるのは皆さんです。今後の奮闘に期待しています。
審査委員長(長岡技術科学大学自動車部(NUTAC) OB会会長):西田 一人