Food of
Southwest Louisiana
Louisianaの食べ物と言えば、何といってもCajun FoodにCreole
Foodですね。ここSouthwest LouisianaのCajun FoodやCreole Foodは、New
Orleansのものとは少し異なります。歴史的な背景から、New
Orleansはフランス、スペインそしてアメリカ東部や他の南部地域から影響を大きく受けているのに対し、Southwest
Louisianaは、Acadieと呼ばれるCanadaのNova
Scotia地方からやって来たCajunや、カリブ海方面からのCreole、さらにプランテーション文化の影響も大きく受けています。そのため、
New OrleansにおけるCajun、Creole
Foodはフランス、スペイン、そしてアメリカ都市圏の影響を受けた都会的な料理になっています。一方でSouthwest
LouisianaにおけるCajun、Creole
Foodは、家庭料理という思想が基本で、シンプルな素材による、とても素朴な味付けの料理になっています。Southwest
Louisianaでは各家庭で先祖代々のオリジナルレシピを継承して持っており、これぞ本物のCajun、Creole
Foodと言えるのではないでしょうか。
例えばCrawfish Etoufeeを作る際に、New
Orleansのレストランではタイムや月桂樹の葉を使って香り付けするお店が多いのに対して、Southwest
Louisinaではそういった香り付けはなく、その代わりにベースとなる素材やスープで工夫しています。Broussardの本家出身のDebraさん
によると、Broussard家のCrawfish
Etoufeeのレシピの秘密は、にんにく(ガーリックパウダー)をふんだんに使い、またベースにGolden Mushroom
Soupを使うことだとか(ああっ、秘密を公開してしまった...)。拙者もこのレシピで試してみたところ、味が格段に良くなって本物に近づきました。
Debraさんは、このレシピをお父さんから教わったそうです。Cajunのオトコが集まると、釣りや狩りと料理の話が止まらなくなる、と言われている通
り、Southwest Louisianaではレストランの厨房だけでなく、家庭やパーティーでも男性が料理することが多いようです。
Southwest
Louisinaでは食べ物に対する考え方が他の都市とは異なり、生活の中で非常に大きなウェイトを占めています。Louisiana文化を研究する
Folkloristsの間でFoodwayという言葉が使われるように、食事をすることや食べ物自体に様々な意味が込められており、食べ物に関する生活
習慣やイベントが現在の生活にも色濃く残っています。例えばSouthwest LouisianaにおけるMardi
Grasでは、キリスト教の四旬節を迎えるにあたり、Gumboを作ってドンチャン騒ぎをする伝統ですし、Courirはその食材を調達し、料理するとい
うストーリーでバカ騒ぎをすることになっています。お金や身なり以上に、豊かな食生活を大切にするのがSouthwest
Louisianaのライフスタイルで、こうした思想もユニークで美味しい料理を生み出してきた要素のひとつであると言えるでしょう。Cajunや
Creoleの人々は、貧しい暮らしを強いられる非常に厳しい状況の中で、豊かな食文化を生み出しました。現在、美味しいCajun、Creole
Foodを食べられるのは、こうした先祖の人々の苦労と文化を継承してきた努力のおかげで、これには敬意を表さずにはおれません。また、いつも温かく迎え
てくれるSouthwest Louisiana Hospitalityには感謝の気持ちでいっぱいです。
Creole Foodについての説明と、お勧めするお店の紹介です。
Southwest
Louisiana名物のBoudinとCracklinについての説明と、お勧めするお店の紹介です。
お勧めのCreole FoodとBoudin &
Cracklinのお店を地図から選んでご覧いただけます。
Southwest Louisianaにおける、日本食事情についてだらだらと書き綴っています。
- My Own Cajun & Creole Cooking coming soon!
拙者がよく作る比較的簡単なCajun、Creole料理をご紹介いたします。
※なおCajun
Restaurantの紹介に関するコンテンツは、すでに優れた文献やWeb Site等がたくさんあるため、そちらにお任せして、
このページにおいては、またの機会にということで勘弁してくらはい...