当願乘寺は、天暦10年(956年)坂田郡荘厳寺村において、天台宗護念院願乘寺として、了覚が創立しました。その後12代を経て、13代了善が、柏原駅にて親鸞聖人の教化を蒙り浄土真宗に転派しました。 蓮如上人 北國御下向の際には、7代了意が沖の島にて六字名号を拝受し、大阪石山戦争の際には、10代了達が顕如上人を守護したと伝えられています。そして、慶長年間(1596~1614)に当地に寺基を移し、今日に至っています。3~4代前には、現在の門信徒に加え、荘厳寺、仏性寺、甲田、守野(多賀)、斧磨(秦荘)、筒井・中沢(日夏)等各地に門信徒がいたと伝えられています。