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◆平成19年 ロングツーリング

  2007年09月16〜17日実施

 

石見銀山・出雲大社ツーリング

 9月の初旬、いつものバイクショップに管理人が行くと、「16、17日に石見銀山に行くぞ!」と言われた。管理人は9、10日境港に行く予定。2週連続で山陰に行くことになってしまった。
 

09月16日(日)

 集合時間6時のところ、いつものように管理人は少しだけ遅れて到着すると既に7人集まっていた。今日は9人と聞いていたのでラストでないと思っていたら、1人欠席で私が最後だった。
 よって本日は8台。CB1300×2台、CBR1000、FZ6、CB400×2台、DR-Z400SM、XR250BAJA。管理人はヴェクスター150からCB400乗り替えて初のツーリングである。ヴェクスターでは高速道路の100km/h区間でも90km/h程度で走っていたし、峠の登りも大の苦手だった(下りは得意?)。速度アップにより「みんなのお荷物」から解放された。弊害として、オートマバイクでないから僅かな停車中に写真撮影ができなくなった。これまでルート記録(時間・通過地点)のため写真を撮っていたが、これができなくなり移動経路のレポート精度が劣ることになるが、まあそんなのどうでも良いか。

 6時15分、バイクショップを出発する。管理人は事前にスケジュールをほとんど知らなかった。石見銀山と松江のユースホステル泊という事だけは知っていたが、銀山へは今日行くのか明日行くのかも知らなかった。出発してわかったが、今日のようである。
 国道1号から大阪中央環状線を通って、吹田から中国自動車道に乗る。気がかりは天気だ。大阪はこの2日間の天気はまずまずのようだが、山陰地方は雨の確率が高い。
 雨の降り始めは加西SAの手前。出発してから1時間ちょっとしか経っていない。加西SAでレインウエアを着込む。これはほんの序章で、このあと2日間、我々は雨に振り回されることになる。9時15分大佐SA着。ガソリン補給。三次ICで高速を出た。

 石見銀山の駐車場着は12時15分。雨は止んでいる。ここで墓参りに行く1人と別れる。石見銀山ではパーク&ライドが実施されており、駐車場に車を止めてバスに乗るか、歩く事になる。徒歩を選択した。龍源寺間歩まで約30分。山の中だけれど非常に暑い。汗が噴き出るのは雨のあとで湿度が高いからだろう。13時に龍源寺間歩到着。400円払って間歩(坑道)に入る。現在公開されている間歩はここだけだ。距離およそ270m。狭いし低くて頭を打ちそうだ。このような中での作業は大変だったことは想像に難くない。けど、涼しい。汗が一気に引く。10分ちょっとで出口に到着したの何か残念。間歩から出ると暑くてたまらない。でも、再び歩いて戻る。


石見銀山到着

銀山遊歩道を歩く


龍源寺間歩の入場券

龍源寺間歩の内部

龍源寺間歩の出口

 駐車場に戻ると墓参りに行っていた者が待っていた。時間は14時前だけど、まだ食事を取ってない。次は出雲大社に行くようだが、その途中の回転寿司マリンポリスで昼食。しかし、待てども同じ皿がくるくる回ってきて、管理人の欲しい物が来ない。仕方がないから注文して食べたが、ふと見ると、上流にいるメンバーはけっこう食べている。どうやら彼らがみんな食べて、管理人のところはいつも同じ皿が流れていたようだ。座席の選択ミスだった。残念。

 さて、出雲大社に向かって再スタートする。雨は大丈夫のようだ。このまま明日まで降らないで欲しい。15時40分、出雲大社到着。神社のお参りは通常「二拝二拍手一拝」であるが、メンバーによるとここは「四拝四拍手」するらしい。で、帰ってから調べると正確には「一拝 一祈念 二拝 四拍手 一拝」のようである。これをここは神無月に神様が集まる神有月だし、他と違うのですね。
 今回のメンバーには独身が3人いる。1人は「結婚なんかいいや」と言っていたが、あとの2人はちょっとは気になるのか「おみくじ」を引いていた。出雲大社のおみくじには大吉や凶が書かれていない。中身は良いのか悪いのかわからない内容だった。吉や凶で一喜一憂する方がわかりやすい。

 さて、このあとは本日の宿泊場所「松江レークサイドユースホステル」に向かう。わかりにくい場所とHPに書いていたが、ナビの力で迷うことなく17時15分に到着する。
 メンバー8人のうち、ユースホステルの会員は最年長の1人だけ。ビジター料金でも1泊2食付きで5,220円と安い。ユースホステルと言えばドミトリー(相部屋)が相場だけれど、当日の宿泊は我々8人と1人旅の男女1名ずつ。2部屋を自由に使わせてもらった。部屋には2段ベッドが3つ、エアコン、扇風機、ロッカー、温度計、ゴミ箱くらいしかない。クーラーは2台付いてあった。壊れたクーラーがそのまま残っていたのだ。扇風機ももうすぐ骨董品と言う感じ、でも現役だった。あとで聞いたら隣の部屋は新しいクーラーが無かったそうだ。あんな古いのがまだ使えたのか?

 風呂が18時から入れるとのことなので、とりあえず到着の乾杯をする。お風呂のあとは19時より食事。そこで他の宿泊者に会う。1人は岡山から車で来た若い男性。もう1人はオランダ(!)から来た若い女性。今時のユースホステルはミーティングなどないので、ペアレントさんは「10時消灯ですが騒がなければ12時ぐらいまでいいです」といった感じ。我々はビールを飲み、TVを見て、ある者はピアノを弾き、オランダ人女性に話しかける者もいたが、眠気を催した者が1人1人と去っていき、流れ解散となった。


出雲大社

松江レークサイドユースホステル到着

晩ご飯

 部屋に戻ったら、雨が降っていることに気づいた。本日の走行は462km。どうか明日は晴れてくださいと願いながら眠った。
 

09月17日(月・祝)

 管理人の朝は早い。6時までには目が覚めた。外は良い天気。よっしゃーという感じ。
 7時30分から朝食。みそ汁には貝が入っている。宍道湖のだからシジミか。食事のあと出発の準備をする。空は青空、畳んだレインウエアを着ることがないように願う。


ユースホステルから見る朝の宍道湖

朝ご飯

ペアレントさんが見送ってくれた

 ペアレントさんに見送られ9時に出発する。今日の予定はちょっと意見が割れていた。羽合温泉に入ろうと言う者、温泉はいいやと言う者。でも、とりあえず羽合方面に向かう。途中、「ポート赤崎」でおみやげを買った。2006年のGWには昼食を食べたところだ。休憩していると雨が降ってきた。
 この雨で温泉行きは中止。もう少し鳥取方面まで走って、佐用あたりで中国自動車道に入ろうと言うことになった。
 途中、国道29号沿いのラーメン店ばり馬」で昼食。このとんこつ醤油味、個人的には好きなんだけど、どっかで食べた味に似ている。でも、グルメでない管理人には思い出せなかった。
 食事を終わって勘定を済ませ外を見ると小雨状態。トイレ行ってから出発するかと思い、トイレに入って窓の外を見ると一瞬で土砂降りに変わっていた。店に入る時にレインウエアをバイクに置いてきたが失敗だ。土砂降りの中バイクにウエアを取りに行き着込み13時30分出発。


お昼ご飯のラーメン

雨の中出発する

 ここからは、ほとんど止むことが無く、雨雨雨。時に大粒でバケツをひっくり返したような雨が降ってくる。雷も近くで鳴っている。レインウエアも耐水圧を超えたのか、腕が濡れている感じがする。ウエストバックをお腹の方に付けているが、これも心配。
 山崎インターから中国自動車道に入った。この時は、雨はとんでもないぐらい降っていた。管理人はウエアのチェックもしたかったのですぐの「安富PA」に避難。もう1台も一緒に入った。チェックするとウエアの中にはやはり雨が侵入していた。ウエストバックも濡れていた。ただし内部への水の侵入は少なそうだ。一緒に入ったメンバーは、袖口から水が流れ出た。他にも避難しているバイク達がいた。彼もTシャツを濡らしている。話しかけてみると、「こんな雨、相当良いウエアでないと防げない。それに雨が痛くて走れない」とあきらめ顔。管理人のレインウエアがコンパクトタイプということだけが原因でもなさそうだ。

 先に行ったメンバーにとりあえずメールを送ろうとしたが、回線が一杯なのか送れなかった。仕方がないので少し雨もましになった(気がした)ので、再出発。10kmぐらい走っただろうか、加西SAの手前で雨は完全に上がった。今度は渋滞情報が気になる。宝塚西トンネルから14kmと出ている。レインウエアを着たままで渋滞は辛いから、渋滞手前の赤松PAに入ったところ、そこでメンバーと再会した。聞けば加西で15分待ってくれていたそうだ。アリガトウ。

 何とか渋滞を通過し、バイクショップに帰り着いたのが17時45分。この日の走行は334.9km。2日間トータルで796.9km。ちなみに初登場の管理人CB400の燃費は23.68km/Lだった。なお、ウエストバッグ内は大丈夫と思っていたが、家に帰って見たらカメラが濡れていた。壊れていないことを祈る。
 このあと19時からいつも通り「喜助どん」で打ち上げとなった。


 

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