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いよいよオルフェイ・ドレンガーがやってきます





菅 野 哲 男

2005年3月8日



 世界最高の男声合唱団として自他共に認める (認められる) スウェーデン王立男声合唱団 オルフェイ・ドレエンガー OD がいよいよ今年10月にやってきます。
 2003年に創立150周年を迎えたおりには、記念シンポジュームのパネリストとして参加しましたが、記念演奏会は圧巻、ただただ音に身をゆだねていたことを思い出します。OD は1984年以来21年ぶりの来日、次はいつになるか分かりませんので、男声合唱を趣味としておられる皆さん方には是非、この機会にお聴きになることをお奨めします。

 池辺晋一郎に委嘱した 「東洋民謡集 第4番」 を初演します。今回の日本ツアーでは全国で 8 回のコンサートを開催しますが、幸いなことに、関東在住の皆さんはその中の 3 回を聴くチャンスがあります。

10月 7日(金)      昭和女子大学人見記念講堂 (東京・世田谷)
10月13日(木)      東京オペラシティコンサートホール (東京・初台)
10月15日(土)      岩井市民音楽ホール (茨城・岩井市)

 東京オペラシティでのコンサートは招聘の梶本音楽事務所の主催で、会員にはすでにチケットの販売を開始しています。 曲目やチケットの注文等について、詳しくは梶本音楽事務所を見てください。(私はすでにチケットを購入済です。)

 日本によく来るヘルシンキ大学男声合唱団の声は独特で、日本人にはとてもマネが出来ませんが、オルフェイ・ドレエンガーの発声は日本人にとっては一つの目標に出来るものです。
 招聘元は 90 人の合唱と言っていますが、少なくても 80 人は来日すると思います。世界最高の男声合唱を是非、お楽しみください。



 オルフェイ・ドレエンガー OD 大好き人間の菅野さんから、これまでにどれだけ世界の男声合唱を教えて貰ったことでしょう。バーバーショップをはじめとして、日本という狭い殻の中にいたのでは詰まらないということを身にしみて実感しています。もちろんタダタケも素晴らしい、清水脩だって松下耕だって捨てられない。しかし、世界はもっと広いのです。井の中の蛙じゃダメです。さまざまな音楽を受け入れ、楽しむことができる許容力というか、人間としての幅みたいなものをぜひ身に付けたいものですね。その逆もまた真なりで、片寄ったジャンルしか知らないし、興味をもてないような 合唱人は、そもそも歌う資格があるかどうか怪しいと言わねばなりません。
 今回は、池辺晋一郎に委嘱した 「東洋民謡集 第4番」 を初演するというので、それも大いに楽しみです。不肖私もチケットはすでにゲットしてあります。それも 早かった分だけなかなか良い席です。当然YARO会の連中はこぞってチケットを確保しています。いまから、世界最高峰の合唱を聴く機会に恵まれたことに興奮しています。

加藤良一




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