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秀ちゃんを囲む会




加 藤 良 一

2003年6月8日

 

 去る6月7日、今年も無事に“秀ちゃんを囲む会”が行われた。高齢化が進む世の中を尻目に、ここ埼玉県合唱連盟の新旧理事が集う会は、とうとう3回目を迎えるまでになった。秀ちゃんとは、前埼玉県合唱連盟理事長・小秀一(おだかしゅういち)氏のこと。

 

   

 

 秀ちゃんを囲む会は、県連の同窓会のような雰囲気もあるが、現役の理事もいるからそれだけでもない。新旧の理事がたまに集まって旧交を温めたり、情報交換したり、飲んだり食べたり歌ったり、ほかにこんなのはそうないのではないか。

 

 

 

 さて、今回の集まりは、いつもとはちょっと趣向を変えて行われた。川越市の小江戸ブルワリーで地ビールを堪能したあと、すぐ隣りの小邸に会場を移し、ミニコンサートを開こうというものだった。立地条件としては最高である。小江戸ブルワリーというところは、本場ドイツ仕込みのビールに加え、川越特産“さつまいも”を使ったビールもあり、いろいろ楽しめるところがいい。


    

          



  


 その夜の小邸におけるミニコンサートは、和太鼓に始まり、県連副理事長・大岩篤郎氏のソロで「カタリカタリ」と「グラナダ」、斉藤昭彦/斉藤美紀氏のピアノデュオで『日本の四季』より「春がきて」と「桜が咲いて」、『マ・メール・ロワ』より「パゴダの女帝レドロネット」、『ウエストサイドストーリー』より「アメリカ」。

 


最愛の奥様と一緒の秀ちゃん

 

 小邸の庭に展開されたホームコンサートは、隣り近所の方もお呼びした肩肘張らないものだった。そうは言いながら、出演者のほうは、聴衆がうるさい連中の集まりだから緊張せざるを得ないはずで、大岩氏は、ビアホールでのビールもそこそこに、ソロに具えてピアニストとの打ち合わせに抜けるなど、歌うほうは大変だったと思われる。お疲れさまでした。

 

  
野外ステージでテノールソロを披露する大岩氏


 小邸の野外ステージは、居間から張り出した大きなベランダをステージにしつらえ、そこへピアノを移動したもの。そこから広がる中庭の芝生に椅子を並べて客席とした素晴らしい空間であった。宮寺理事長に「ここはイタリアみたいじゃないか」と言わしめるほどの雰囲気だった。





 

 


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