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第94〜96回
 
第96回 第95回 第94回
 
    第96回【冬うらゝの巻】('13/12/4〜'14/1/19)
 
    初折表六句
      1発句   冬うらゝ赤毛氈の野点かな
      2脇句       峠の茶屋の粕汁旨し

      3第三   釜飯を食えば信濃の人となり
      4四句       企業戦士のグループ旅行

      5五句   名月や健康談義の露天風呂
      6折端       湯の気に霞む紅葉うるわし

    初折裏十二句
      7折立   初物の松茸に打つ舌鼓
      8二句       恋の成就を口付けに賭く

      9三句   サルビアの紅唇や恋の路
      10四句       色とりどりに迷ひてをりぬ

      11五句   壇上の世界の美女が吾に笑む
      12六句       絹子と踊った夏の夜の夢

      13七句   涼しげな彼女と眺む宵の月
      14八句       バラ芳しき湖畔のホテル

      15九句   便り書く消してまた書く故郷へ
      16十句       嘘も混へて安心させむ

      17十一句  山桜ようやく咲くとメール打つ
      18折端       ここの選挙は後出しがよし

    名残表十二句
      19折立   最初はグーじゃんけんポンはチョキで勝つ
      20二句       缶けりの声広場に聞けず

      21三句   日曜はゲートボールを遠慮して
      22四句       訪ねてみよう年越しの寺

      23五句   初詣玉砂利の音清清し
      24六句       若水を汲み両手を合わす

      25七句   鳥来たり水浴びをする寒の入り
      26八句       二人で向かふ草津温泉

      27九句   医者殿も惚れた病は治せぬと
      28十句       とは言え困る付き纏うのは

      29十一句  雲流れときに隠るゝ望の月
      30折端       今がチャンスと三歩近づく

    名残裏六句
      31折立   念力を込める指先赤蜻蛉
      32二句       鬼ごっこや缶けり遊び

      33三句   部活して塾へ直行夜ゲーム
      34四句       間に時々買ひ食ひをして

      35五句   意志弱く花より団子また太り
      36挙句       さくらの下で臍踊りする

如水


鵜雪
如水


鵜雪


如水


鵜雪
如水


鵜雪

如水


鵜雪
如水


鵜雪


南圃


如水
鵜雪


南圃

鵜雪
如水

南圃


如水
鵜雪



南圃

鵜雪
如水

南圃
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   1 きのう冬晴れの陽気に誘われて、紅葉には少々遅かったが「大河内山荘」へ行ってきた。
 
   2 残念ながら狸汁は季語になかった。
 
   3 【横川の釜飯】なつかしや、横川の釜飯。関所の飯といえようか。
 
   4 同じ釜の飯を食った者同士の久々の旅行。夜が更けても話は尽きない。
 
   5 仕事談義に花を咲かせたのは卒業後の4、5年。十年も経つと健康談義に花が咲く。
 
   6 【湯気立ち上る】温泉に浸かって、ゆっくりと心の底から開放されるのが、健康によい。
 
   7 一風呂浴びたあとは料理が楽しみ。量は程々でよく旨いものを食いたい。
 
   8 【初恋】デートを重ねたが都会の女子の気持ちは解からない。
     横ビンタを食らったらそれまでと抱き寄せる。
 
   9 【受粉】植物の受粉の仕方は人智の及ばざる処、驚き以外の何者でもない。
 
   10 花の色は蝶や蜂などを誘うためのものだそうだが、
      昆虫たちにも色の好みがあるのだろうか。
 
   11 【ミスワールド】顔で行こうかバディでゆこかウイットある娘も捨てがたい。
 
   12 【夢幻】昔はこういうことも夢想したかもしれない。
 
   13 忍びの宿で風呂上がりにグラスを傾けていると、耳元の蚊の羽音で眼が覚めた。
 
   14 【瞼また閉じ】彼女の好きな真紅のバラを卓に誂えシャンパンを楽しむ。
 
   15 【湖畔の宿】湖畔のホテルといえば、高峰三枝子が懐かしい。
      あれは榛名湖畔の宿だ。
 
   16 今度の正月には帰りたくても帰れそうにない。
      せめて、笑顔の写真でも添えて手紙を出そう。
 
   17 背伸びをした都の一期校は駄目だったが満を持していた二期校は合格した。
 
   18 【都知事選挙】都知事選挙は、公示直前に立候補した人が当選するそうだ。
 
   19 【最初はグー】最初はグーじゃんけんポン!!で大半の人はパーを出すらしい。
      チョキで勝つ確率5割とか。試してみてください。
 
   20 【少子高齢】おしくらまんじゅう、馬とびなど群れて遊んだ世代は爺と婆に、
      孫の世代はゲームで部屋に。広場で遊ぶのは木の葉だけだ。
 
   21 嘗て、お年寄りのゲートボールチームの方が、日曜は公園を子供たちに譲っている
      と話していたが、今はどうだろうか。
 
   22 【越年の寺】暮れも迫ってくると、商店街の賑わいとは逆に、
      寺院は静けさを取り戻す。静かなよい雰囲気を楽しもう。
 
   23 伊勢神宮も出雲大社もつつがなく遷宮式を行えた。良い年となることを念じ初日を拝した。
 
   24 【新年の祈り】以前は井戸の水や谷の湧水を汲んだが、
      今では水道水が若水になってしまった。
 
   25 【鳥の水浴】1月6日は寒の入りだが、小鳥は寒さに関係なく水浴びをしている。
      寒さよりも寄生虫の方が嫌なのだろう。
 
   26 恋を成就させた二人が向かうのは草津温泉。寒いときは温泉が一番だ。
 
   27 【草津節】♪ お医者様でも 草津の湯でも ドコイショ 惚れた病は
      コーリャ 治りゃせぬよ チョイナ チョイナ 
 
   28 【未熟児】惚れた病で寝込むのは落語。今は「泣かずば殺せ」と。いや恐ろしい。
 
   29 折角の満月が雲に隠れてしまった。雲ならまだしもストーカーは困ったものだ。
 
   30 【接近】ストーカーではない、会社の同僚だ。
 
   31 人なつこいのだが肝心なところで逃げられる。
 
   32 【戸外の遊び】鬼ごっこするものこの指とまれ。戸外を走り回って遊んだものだ。
 
   33 【子供の生活】今の子供たちの日常は、群れて遊ぶような時間はないらしい。
      大人になった時の姿が今の20〜30代、良いのか悪いのか。
 
   34 塾の帰りに電車の中で食事をとっているのを眼にすることがある。よい訳はない。
 
   35 【ダイエット】ダイエットしようと思っていたのに花見に誘われてつい、、、
      他人のせいにしてしまう。
 
   36 調子に乗って腰を痛めることも。
 
第96回 第95回 第94回
 
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    第95回【今時のの巻】('13/10/19〜'13/12/3)
 
    初折表六句
      1発句   今時の嫁は秋茄子目もくれず
      2脇句       飽食の秋肉食の女(ひと)

      3第三   酌む酒に味噌と名月あればよし
      4四句       少しの野菜と玄米四合

      5五句   近頃は野菜ばかりの朝餉かな
      6折端       ナスもトマトも採れ過ぎ困り

    初折裏十二句
      7折立   夏休み孫の帰りを待ちをりて
      8二句       心変わりが気になるあの娘

      9三句   真心が伝わる恋に憂いなし
      10四句       心置きなく仕事に励む

      11五句   アルバムに親父の姿なき写真
      12六句       なくても育つそれ程の価値

      13七句   薯の湯気上る向うに冬の月
      14八句       かまどの温もり離れがたくて

      15九句   テレビ見てポテトチップス食べながら
      16十句       子供ながらも成人病と

      17十一句  メタボだと花見団子に蓋をされ
      18折端       肴はずらり春野菜かな

    名残表十二句
      19折立   都会では食えぬ馳走と母真顔
      20二句       避難と共に口減らしにも

      21三句   いも食って平和の時代を喜べり
      22四句       幼稚園児の笑顔がいっぱい

      23五句   海開きしぶきを上げる子供たち
      24六句       はだしに慣れぬ子供ひょこひょこ

      25七句   革靴を初めて履いて大学に
      26八句       心も軽くステップ踏んで

      27九句   熱愛を踊るタンゴで伝えたり
      28十句       女王も逝くや藤沢嵐子

      29十一句  夏過ぎて輝く月が香具山に
      30折端       春日の山に白鹿の鳴く

    名残裏六句
      31折立   嵐山庭に遊びて紅葉酒
      32二句       流れのように時は過ぎ行く

      33三句   質草の辞儀して消ゆる夢枕
      34四句       ブランド品の買取店に

      35五句   エルメスにシャネルの香水花吹雪
      36挙句        嬌声を背にリラ咲く坂へ

南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃

如水


南圃
鵜雪



如水

鵜雪
南圃

如水


南圃
鵜雪


如水

鵜雪



如水
鵜雪


如水

鵜雪
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   1 【秋茄子】「秋茄子は嫁に食わすな」コンナ旨い物嫁になど勿体無いという姑の意地
     悪か、秋茄子は灰汁が多いから嫁が腹でも壊したらという舅の優しい心持か、、、
 
   2 【死語】男子は草食系、女子は肉食系となってしまった平成の時代では、
     通用しなくなった諺は結構ある。
 
   3 女は姦しい。月と酒をめでるには一人酒が一番だ。
 
   4 宮沢賢治は魚や肉は食べなかったのだろうか。
     サイダーが好物だったらしいが、酒はどうだったのか。
 
   5 【朝餉】最近の朝飯は、メタボを気遣ってくれているせいか、
     煮込み野菜とパンと決まってしまったようだ。
 
   6 【家庭菜園】過ぎたるは及ばざるが如し、、二人では食べきれず処分に困る。
 
   7 待ち遠しい夏休みがもうすぐ、早く孫に会いたい。
 
   8 島を出て都会で働くあの娘、スマホでのラブコールでは頼りがない。
     帰ってくるのだろうか、心配だ。
 
   9 【真実一路】邪念のない真心は相手にも充分伝わる。彼女はキット帰ってくる。
 
   10 【お陰さまで】お陰さまで課長になれました。
 
   11 【母子家庭】盆暮れはタンク掃除、土日は接待。運動会も、授業参観の記憶もない。
 
   12 小生なぞ、罪滅ぼしに甘やかしてしまい、いなかった方がよかったかも知れない。
      母子家庭でも立派に育っている方は大勢おられる。
 
   13 【飢餓】昭和20年の冬、飢えを凌ぐ最高の糧は甘藷だった。
 
   14 【自動炊飯器】飯炊きは昔はかまど、今は何処でも自動炊飯器。我が家の電気釜で
      は時々ご飯の上に甘薯がのっていて、炊き上がる頃には懐かしい匂いが漂う。
 
   15 カウチポテト族はあまり聞かなくなったが、最近はポップコーンが流行っているとか。
 
   16 最近はあまり耳にしなくなったが子供に糖尿病、高血圧が増えたと騒がれた時期が
      あった。ポテトチップ、ハンバーガー、ジュース。マクドナルドのキャッチメニューだ。
 
   17 【健康診断】市の検診でメタボ予備軍と言われ、健康教室に通うことになった。
      運動と食の管理が基本中の基本。本人のつぶやき。分かってる、分かってる、、、
 
   18 【春野菜】春野菜に含まれる春の精は、若さを蘇えらせる天からの贈り物だ。
 
   19 子供の頃はこの食事で病知らず。なまじ都会で贅沢をするからだとの思いが顔に。
 
   20 戦時中に姉と二人で淡路島へ疎開していたが、いまに思えば口減らしにもなった。
 
   21 【収穫祭】地域の収穫祭、皆で藷を食べられるとは、長い歴史の中では稀な時代だろう。
 
   22 【農園遠足】今日は芋掘り遠足。掘りたての芋を焼き芋にして又楽しむ。
 
   23 子供たちの遊びは、やはり家の外で大勢で遊ぶのが一番だ。
 
   24 靴の生活が全ての孫たちは裸足で砂浜を歩けない。という爺も同じへっぴり腰、
      下駄を履いていた頃が懐かしい。
 
   25 【大人の気分】高校時代は365日、高下駄の生活。初めて革靴を履いた時は
      背筋がしゃんとして大人になった気分を味わった。
 
   26 【足取り軽く】初めての顔合わせで恋が生まれそうだ。
 
   27 昭和37,8年頃はタンゴが流行だった。大學でのパーティーも沢山あったがタンゴを
      踊れるのは数組、垂涎の的だった。
 
   28 一世を風靡した女王も今年の猛暑には勝てなかったか。合掌。
 
   29 【持統天皇】古代の人は現代人に比べて、上も下も四季の移り変わりを愛でたことだろう。
 
   30 神の鹿とて秋は恋の季節。どのようなラブストーリーが繰り広げられるのだろうか。
 
   31 そのうちにと思っている「大河内山荘の庭園」にはまだ行けていない。
 
   32 【時は流れる】今年もやがて暮れ行くか。
 
   33 質屋、庶民の味方、冷たいようで暖かい金貸し業。消費者金融などという冷酷無比
      な商売に駆逐され死語になってしまった。
 
   34 最近の質屋はブランド品の買取店に質を変えたものもある。
      また、質草を名目に高額を高利で貸付ける闇金融の隠れ蓑になっているものもある。
 
   35 【願望】こういう女性と一度デートしたい。
 
   36 【ロートレック】モンマルトルは酒場の町、香水と煙草に厚化粧の女。
      金のない若く気鋭の芸術家の卵が集い、新しい芸術を語り合った。
 
第96回 第95回 第94回
 
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    第94回【ラジオ消しの巻】('13/9/7〜'13/10/19)
 
    初折表六句
      1発句   ラジオ消し虫鳴く闇に溶け込みぬ
      2脇句       七色の羽音その姿思う

      3第三   秋の虹山の端に消へ月上る
      4四句       山寺の鐘目覚める蝙蝠

      5五句   腹時計歳をとっても正確に
      6折端       明治の父の白絣かな

    初折裏十二句
      7折立   浴衣着た孫の手引いて昭和行く
      8二句       白きうじなの未亡人かな

      9三句   数珠を手に軽き口説きや三回忌
      10四句       先祖の墓をどうしたものか

      11五句   それぞれの胸に抱きし畏敬かな
      12六句       実物や良し膨らむ期待

      13七句   ロケットで凍れる月の散歩かな
      14八句       ボブスレーに見る職人の技

      15九句   二年先でないと出来ずと断られ
      16十句       日野原さんの予定はビッシリ

      17十一句  咲き継ひで古都千年の桜かな
      18折端       三春の春は桃源郷

    名残表十二句
      19折立   雪解けて襟裳に歌碑の現るゝ
      20二句       群れ飛ぶかもめに喜びの声

      21三句   水兵さん波に揺られて白い服
      22四句       浮きを見つつも居眠りをする

      23五句   睡魔来て遠ざかり行く蝉の声
      24六句       帰省を終へし子の乗る電車

      25七句   良い婿を連れて来いよと念じつつ
      26八句       あの人のこと いつかは父母に

      27九句   安月給未だにできぬプロポーズ
      28十句       気軽に行こう出来ちゃった婚

      29十一句  お月見に供える団子皆同じ
      30折端       塩味噌醤油衣被食う

    名残裏六句
      31折立   蔓引けば子どもら歓声赤い芋
      32二句       汽笛一声汽車走りくる

      33三句   待ちに待つペンフレンドの娘を乗せて
      34四句       今時の子はメール繋がり

      35五句   ぐるなびで届く花見の料理かな
      36挙句       菜の花漬けが彩り添える


南圃

如水
鵜雪

南圃



鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪

南圃


鵜雪
如水


南圃


如水
鵜雪

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鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪

南圃



鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪
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   1 【ラジオ深夜便】イヤホンを外すと外は虫の闇。いつの間にやら寝入ってしまった。
 
   2 【秋の虫の姿】涼しげに聞こえる虫の声、だがその虫の姿を思い出せない。
 
   3 当地では過日、綺麗な大きい虹が出たことを翌朝のラジオで知った。
     見たかったのだが、女房も知らず誰かに教えて欲しかった。
 
   4 【鐘の音】寺の鐘が生活のリズムであった頃、
     動物たちもその音に何かを感じていたことだろう。
 
   5 【腹時計】動物的感覚は年齢を重ねても余り変わらない。
 
   6 謹厳実直と言えば明治、モダンといえば大正。
     さて昭和の我々はなんと言われるのだろうか。
 
   7 【歴史を考えよう】昭和の人は、歴史を学び直さねばいけないのかな。
     昭和という時代は、歴史というものが大転換し且つ軽んじられた時代でした。
 
   8 浴衣から覗く清楚な襟足。無法松は敏雄を肩車して・・・。
 
   9 こまめに通って堀を埋め、そろそろ掛かる天守攻め。
 
   10 【ご先祖様】親戚縁者、子供達が地元に残っておらず、
      自分達の後の先祖の墓の事を気にしているお年寄りが多い。
 
   11 永代供養と思っていたら35年間だった。ご先祖様ごめんなさい。
      墓を移設しようとしたら、火葬証明書がなければ駄目だった。
 
   12 【見合い】お会いしたら写真以上、はや膨らむ夢。
     子どもを増やすには、おせっかい焼のおばさんが復活してほしい。
 
   13 【宇宙旅行】少年達の膨らむ夢もそう遠くない。
 
   14 氷上のロケットといえばボブスレー。五輪を目指して下町製の開発が進んでいる。
      深海探査機、通信衛星、下町の技術者の意気が上がっている。
 
   15 【評判の力】近所に住む家族でやっている塗装屋さんだが、仕事がよいせいで、
      2年分の仕事を抱えているそうだ。
 
   16 もうすぐ102歳の日野原重明氏は、講演予定が3年先まで埋まっているとの由。
 
   17 【祇園桜】樹齢750余年ソメイヨシノとしては異例の長寿木。
      子孫は残せないので挿木で後継木を育てているとか。
 
   18 【三春町】福島県三春町、梅と桜と桃が同時に咲くからその名が付いたと言う説も
      あるらしいが、見事に咲いた樹齢1000年超えの滝桜を見ていると、桃源郷に居る
      思い。まわりの菜の花畑の黄色が滝桜を引き立てていた。
 
   19 嘗て、♪襟裳の春は何もない・・・と歌われたが、
      今では、襟裳岬に森進一と島倉千代子の歌碑が雪の中から頭を覗かせる。
 
   20 【かもめ群れ飛ぶ】作詞家の偏見をカモメたちは笑っていた。
 
   21 【水兵さん】童謡は心を和ませてくれる。カモメの水兵さんは波に
     チャプチャプ浮かんでる。
 
   22 釣り人の半分はリラックスを求める人。波に揺れる浮きは誘眠剤であり悩みを忘れ
      させる道具にもなる。
 
   23 【睡魔】夏の午睡は気持ちがいいものと、ようやく分かってきた。
 
   24 ドアが閉まり、ガタンゴトン。まず音が消え、やがて姿が見えなくなった。
 
   25 ぼんくらでも良い。丈夫で気立てがよければワシが仕込んでやる。
      カアチャンの娘だ男の一人や二人を手玉に取れなくてどうすると。
 
   26 【夢は膨らむ】集団就職で東京に来て早10年。仕事も頑張った。
      最近職場で恋人も出来た。出来るだけ早く両親に報告し安心させたい。
 
   27 少子化の原因の一つに晩婚化があるが、更に深刻なのはワーキングプアである。
 
   28 【ケセラセラ】最近の世の中は、先のことを考えすぎるのではないかな。
      どうにかなるよ、を復活させましょう。
 
   29 【団子】あんころ団子も醤油団子も団子は団子。出来ちゃった婚の子供も、
      正式婚(?)で生まれた子供も皆可愛い子供にかわりはない。
 
   30 子沢山の八つ頭、ちょいとつまんで何を付けるかで別料理。
      あわせて飲む酒も色々。芋、麦、清酒、濁酒、そして古酒に泡盛。秋の夜は長い。
 
   31 【収穫祭】子ども達が歓声を上げるサツマイモの収穫祭が待ち遠しい。
 
   32 Kい煙を噴いてD51がやってきた。子ども達から一斉に歓声が上がる。
      (きょうは「鉄道記念日」です)
 
   33 【振り分親方(元小結 高見盛)】詩に書き文に綴ったリンゴ畑、木一杯に実るリンゴ
      を見たいと東京からあの娘がやってくる。空から降り来る天女を待つようだ。
 
   34 【IT時代】一昔前は手紙を出して返事が来るまで楽しみに何日も待った。
      いまでは即時にメールが飛び交う。味も素っ気もない。
 
   35 今時の花見は手ぶらで行くと現地へ料理が届き、幹事は助かると云う。
      やはり役割を手分けして準備をするのも楽しいと思うのだが・・・。
 
   36 【料理で花見】花見の料理は派手な方がよい。
 
第96回 第95回 第94回
 
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