第88〜90回
第90回【大利根の巻】('13/3/26〜'13/5/4)
初折表六句
1発句 大利根のきらめく川面草萌ゆる
2脇句 猫柳の芽風に揺られて
3第三 ひらひらと蝶は睦みて上したに
4四句 子犬じゃれあう草の上
5五句 秋の夜月を眺めて名曲を聴く
6折端 山の向こうに鹿の鳴く声
初折裏十二句
7折立 秋の野は豊葦原の実りかな
8二句 秘密の基地で語らふ二人
9三句 豊穣の海に呑まるる一夜かな
10四句 田の神さー(たのかんさー)に豊作祈る
11五句 沖縄の民謡想ふ言葉かな
12六句 カメーカメーなんくるないさ
13七句 一人観る上野の杜の夏の月
14八句 蓮の葉揺らし鯉の跳ね飛ぶ
15九句 新緑を映していなっこ群れ泳ぐ
16十句 橋の上より一網打尽
17十一句 花堤小さきはこぼる鋤簾(じょれん)かな
18折端 桜の花をモノクロで撮る
名残表十二句
19折立 検診の結果麗しチューリップ
20二句 夕食待てず祝いのビール
21三句 チョットだけその一杯が後を引き
22四句 談志が語る芝浜のサゲ(落ち)
23五句 年の瀬や寄席で長日を過ごしけり
24六句 顔見世賑わふ南座辺り
25七句 和服にて切符二枚を握り締め
26八句 有楽町で雨の日デート
27九句 肩寄せて相合傘でしっぽりと
28十句 雨の銀座は婚活の街
29十一句 名月や見合いの席に花を添え
30折端 里芋如く子宝を得る
名残裏六句
31折立 蔓引けば一網打尽さつま芋
32二句 付和雷同して上がりし株価
33三句 量が減るチーズバターにパンうどん
34四句 食事の管理メタボ対策
35五句 お花見のお重は野菜ばかりなり
36挙句 妻の気配り旬のたけのこ |
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪 |
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1 雪解け水で豊かになった河。坂東太郎の風格が戻ってきた。
2 【散策】利根川のように川幅の大きな川ではないが、何時も歩く近くの土手。
猫柳の芽が春を告げている。
3 待ちに待った春がやってきた。やがてタンポポの絮も旅立つであろう。
4 【子犬】嘗ては公園でよく見られたが、最近のペット化で殆ど見られなくなった風景
だ。
5 【名曲鑑賞】秋の夜長、月を眺めながらショパンのピアノ曲「子犬のワルツ」を
ジックリと聴く。演奏はロンドン交響楽団、ピアノ中村紘子、指揮フィストラーリ。
6 秋の夜に風情をかもすのは雁の鳴く声、草叢の虫、そうして鹿の鳴く声と言うが
今では虫の声すらおぼつかなくなってしまった。
7 【実りの秋】豊葦原といえた時代は、虫も鹿も声高に鳴けただろう。
8 葦原は若い男女にとって恰好の隠れ家。秋津島の畑仕事のあとの愉しみだった。
9 【縄文のビーナス】万葉の昔古事記に語られる恋はおおらかである。
10 【石像神】「山の神」は春になると山から里に降りてきて「田の神」となり、
田を守って豊作をもたらすと信じられ、九州南部では「田の神」を石に刻み
(石像)豊作を祈る風習がある。
11 九州南部は沖縄に近いため、言葉も似るのだろうか。沖縄の民謡を連想する。
12 【沖縄語】食え!食え!、何とかなるよ。
13 【望郷】ふるさとの訛りなつかし停車場の、、、、、
方言は何処のお国の言葉も難しいが、難関ビッグ3は
東北弁、沖縄弁、薩摩弁ではなかろうか。
鵜雪さんのカメーカメーは思わず笑ってしまった。
14 街の喧騒も上野の山には届かない。
ベンチで魚の跳ねる音をを聞き故郷を思うのも命の洗濯になる。
15 【いなっこ】この季節になると、群れを成して鯔が遡上してくる。
16 子供の頃、橋の上から眺めていて、網で掬いたい衝動にかられたことがある。
17 【蜆漁】じょれん=蜆やアサリ獲る道具。
長い柄の先にすのこ状の籠を付け泥をすくい水中でこれを揺すり蜆を残す。
18 【白黒】碁石の白石はハマグリ、黒石は那智黒。
最近の写真展ではモノクロ写真を良く見かける。
19 年一回の腹部超音波検診。超音波の画像もカラーになればよいのだが。
駅前の公園には色とりどりのチューリップが咲いていた。
20 【乾杯】よかった、晴れ晴れビールを飲もう。
21 【クレージーキャッツ】♪チョイト一杯のつもりで飲んで、、、
22 【ダンシガシンダ】呑んだくれの亭主を無理やりに河岸に行かせた女房。亭主は
浜で大金入りの財布を拾い長屋一同に大盤振る舞い。拾った金を使ってし
まっては盗人と大家にいわれた女房は亭主に拾ったのは夢、借金だけが残って
いると言い酒を絶たせた。3年まじめに働いた亭主は店を持ち人を使うまでに
なった。
その年の大晦日、女房は今までのいきさつを亭主に詫び、酒膳を出した。
ひと時大いに怒った亭主だが・・亭主は急に思い立ったように、杯を置く。
妻「おまいさん、どうしたの? 」亭主「よそう。また夢になるといけねぇ
以上、愚鈍な解説をお詫びして付句もお開きと・・。
23 【長日】今の世はこういう人が結構多いのでは。
24 まだ顔見世も都をどりも見たことがない。一度見たいものである。
25 通ぶって薀蓄を披露したまでは良かったのだが、慣れぬ着物は様にならない。
26 【有楽町で逢いましょう】♪あなたを待てば雨が降る、、、
ロードショーの切符も準備できたし、、、。
27 傘を忘れたのが幸いしたか。彼女の傘は小さかった。
28 【婚活の街】このままホテルへ行きましょう。
29 【お見合い】昔は近所に世話焼き叔母ちゃんがいたものだが、、、
30 夫婦合い和し子沢山。鼻水を垂らしガキ大将がいた時代が子供にとっては
幸せだったのかも知れない。
31 【収穫】まるで選挙違反を捕まえるようだ。
32 一部に売手と買手がつるんで、株価を釣り上げているとか。
ハゲタカの売り逃げに要注意。
33 【麦も食えない】物価上昇率2%、早速小麦の政府卸価格が上がり、
円安で飼料が値上がりした。
34 【栄養士】メタボ対策の第一歩は先ず食事の量とカロリーを減らす事。
35 北日本では折角の花見の季節なのに、寒波とはお気の毒で堪らない。
36 【妻の手作り】心のこもった弁当は、又格別の美味しさだ。
第89回【春浅しの巻】('13/2/13〜'13/3/25)
初折表六句
1発句 春浅し熱きスープとトーストと
2脇句 滑らぬように雪解道行く
3第三 桜咲く嬉しい便りスマフォンに
4四句 未来の人類親指太し
5五句 名月やコロボックルの歌う声
6折端 みんな友だち虫の音きこゆ
初折裏十二句
7折立 まつむしはチンチロリンとなくらしい
8二句 山のこだまの答えは何だい
9三句 恥じらいを秘める二人の若さゆえ
10四句 年を重ねて兄妹となる
11五句 もうよかがくたばるまでといわれけり
12六句 高見盛もついに引退
13七句 肝試し空に怪しく夏の月
14八句 夕涼みしてお化けの話
15九句 異端児は怪物と呼ばれ世に多し
16十句 昔卓(すぐる)で今橋下か
17十一句 列島を桜前線北上中
18折端 多摩の河原で鮎汲みをする
名残表十二句
19折立 春光や波紋静かに拡がれり
20二句 総理の発言常に慎重
21三句 憲法を変えて軍隊持つまでは
22四句 戦争放棄は世界の宝
23五句 制裁に尚反発し寒き冬
24六句 心入替え雪かきをす
25七句 皿洗い三日坊主で終りけり
26八句 エプロン姿の君にぞっこん
27九句 ご近所のサザエ奥さん春の歌
28十句 囲炉裏もなければ井戸端もなし
29十一句 いざ行かん秋の市場の試食会
30折端 群れて草食み馬肥ゆるかな
名残裏六句
31折立 見晴るかす都井の岬の彼岸花
32二句 モグラも食わず牛馬も食わず
33三句 女房に勝てずにポチに八つ当たり
34四句 下駄を鳴らして馴染みの店へ
35五句 菜の花を摘んで行く道喉がなる
36挙句 青空の下花吹雪舞う |
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃 |
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1 まだまだ朝餉には熱いものが欲しい。
2 【センター試験】滑ってはならぬ試験の日に例年雪が降るのは何故なのだろうか。
3 【嬉しい便り】私のスマホに5人目のひ孫から嬉しい便りが入っていた。
平成?年の話だ。
4 【取り越し苦労】携帯電話にしろ、スマホにしろ使っている若者の親指の動きの早さ
にはビックリ。あれだけ親指を使い続けると、数千年、数億年後の人類の親指は
可也進化して大きくなっていると思うのだが、、、
5 草の葉陰に住み歌を愛し穏やかに暮らしていたという幻の民。宇宙人ではとも。
6 コロボックルは人間には姿を見せないそうだが、虫たちとは仲良しだろうか。
7 【文部省唱歌】文部省唱歌「虫のこえ」には、まつむし、すずむし、こおろぎ、
くつわむし、うまおいの声が表現されていて面白い。
♪あれまつむしがなきだしたチンチロチンチロチンチロリン
8 【山のこだま】男女の仲は阿吽の呼吸。
昨日ある人と話をしていたら、かの渡辺淳一先生の勧めは、年を取ったら
どんどん女友達を作りなさい、とのこと。皆さん実行しましょう。
9 付き合ってまだ日の浅い若い二人には、思っていることを素直に云えない。
10 農業や漁業など夫婦共同作業で暮らしを支え合ってきた夫婦は互いを思いやる
気持ちが仕草に滲んでいる。
11 【自治会長】どう見えるのか、自治会長はなり手がない。
死ぬまでといわれてしまった。
12 【振分親方】現役を引退して親方に。若手を育てたい。
13 【気合だ!】高見盛の気合は恐怖と戦う為の儀式とか。肝試しも一緒だ、
赤く朧に光る夏の月は怨念のこもった幽霊の目玉のようにも見える。
14 怪談は稲川淳二が続けているらしいが、夕涼みは殆ど見かけなくなってしまった。
15 【異端児】〇〇界の異端児、怪物と呼ばれる人は多い。
恐ろしい人ではなく尊敬される人の代名詞にもなっている。
16 【今昔】江川は誰も認めるところだろう。橋下は今後に期待というところか。
17 善悪共々大阪から東京へ流れると云うが、桜のように美しい列島であって欲しい。
18 汚染の汚名を晴らした多摩川。今では鮎も遡ってきている。
19 【水面】三月に入ると、池の魚も動き出す。又一年自然がめぐり行く。
20 【真意】ちょっとした失言が大きな波紋を呼ぶ。
それでも原稿を読むだけの答弁には真剣さは感じない。
21 株は上がり円は下がった。白川は辞任に追い込んだ。参院選も勝つだろう。
憲法を変え国軍を作り、徴兵を制度化し軟弱な若者鍛えるのだ。
爺ちゃんの思いを果たす時が来た。
22 現状に合わせて憲法を変えるのは誰にでもできる。
理想を実現するのが真の政治家。偉大なる世界的英傑の出現が待たれる。
23 【北風】北朝鮮は国連の制裁決議に対し、戦争も辞さずと威嚇してくる。中国の軍
事予算の膨大な伸び、その他色々世界中いたるところで寒い北風が吹いてい
る。
24 【ボランテイア活動】人を育てるには体罰ではなく、
人のためになる活動を課すのがよい。
25 入院などで女房に心配をかけた罪滅ぼしに、食器洗いを始めたが長続きせず。
洗濯物を干すのと、その取り込みは何とか続いている。
26 親元を離れて5年、楽しかった居酒屋の一杯にも飽きてきた。たまに来て食事を
作ってくれるあの娘のエプロン姿が妙に愛しい。
27 【サザエさん】きれいな奥さんこんにちは。
28 【生活改善?】井戸端会議に花が咲いたのはいつ頃までの事だろうか。
小生の家には、使ってはいないが未だ井戸が残っている。
29 安月給で食べ盛りの子供を満足させるのは大変だ。
食の情報もご近所の噂話も出来る市場はオバサンの社交場だ。
30 秋は何と云っても食欲の秋。お互いにメタボに気をつけましょう。
31 【南国情緒】宮崎県最南端の都井岬は野生馬で有名。広大な丘陵にゆったりと
草を食む野生馬の姿は南国情緒にあふれる。皆さん是非おいで下さい。
32 【毒草】彼岸花は毒を武器にしてどんどん繁殖、人間世界では?
33 女房と喧嘩をして負けても、ポチは朝夕散歩に連れて行ってやっているに
知らぬ顔だ。
34 【夫婦喧嘩は】ポチがカワイそうにと言われて、モツ一皿をおすそ分け。
35 【春の野】靴が喉に変わってしまった。
36 【お花見】全国的に桜の開花は早く、あっという間の花吹雪。
花はあってもなくても、先ずビールで喉を潤す。
第88回【手を握りの巻】('13/1/3〜'13/2/12)
初折表六句
1発句 手を握り孫一人ずつお年玉
2脇句 あとの書初め褒めはやしけり
3第三 初競りの鰹の並ぶ港かな
4四句 春の狂乱マグロ一億
5五句 月おぼろ男一匹天仰ぐ
6折端 負けてたまるか目指すは横綱
初折裏十二句
7折立 山は富士湖は淡海よ川信濃
8二句 2位では駄目かと恋愛仕分け
9三句 あの店のレジのあの子のえくぼかな
10四句 今日も昼餉は冷し素麺
11五句 シソにネギ ミョウガにショウガ 皆自前
12六句 晴れ着はレンタル残りで旅行
13七句 大沼の湖面に映ゆる月の影
14八句 飛び立つ雁がね目指すはいずこ
15九句 湿田に落穂をひろい泥鰌突く
16十句 野田政権もあえなく崩壊
17十一句 失言が梅の香りを吹き飛ばす
18折端 いつかきた道冬鳥帰る
名残表十二句
19折立 白梅に群れる目白の番かな
20二句 どうぞどうぞと茶店の女将
21三句 それではとお薄と和菓子でひと休み
22四句 腰を伸ばせば漂う梅香
23五句 雪かいて生きていること知らしめる
24六句 一人暮らしにおせち届ける
25七句 宅配も一役担うきづなかな
26八句 佐川男子を待ち侘びる主婦
27九句 制服も車も爽やか横の縞
28十句 ジャージの似合う熟年になる
29十一句 湯上りに月見がてらの散歩して
30折端 楽しまんかな新そばの香り
名残裏六句
31折立 松茸や朝露踏んで秘所へ行く
32二句 神東荘の旧き友人
33三句 友集う病を語れば時忘る
34四句 認知症ではそれも出来ずに
35五句 花を愛で時を忘れて我が世かな
36挙句 あだしのに舞う蝶の如くに |
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風 |
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1 【お年玉】一人ずつ温みを感じながら、掌の上にお年玉を置いてあげられるのも
嬉しいことだ。
2 今でも一家で書初めをする家があるらしい。褒めると子供の上達は目覚しいとか。
3 【初競り】日南市油津港はマグロとカツオの水揚げが多い。
中でも一本釣りカツオの水揚げは日本一を誇る。
昨日はその油津港で初競りが賑やかに行はれた。今年の大漁を祈りたい。
4 寿司は江戸前、築地は日本、海を渡るは江戸っ子の恥だ。
さ食ってけ一貫4万が398円だ!
5 これで良かったのだろうか。パートの時給アップは暫くお預けだ。
6 【希勢の里】希勢の里よ、今年こそ横綱になってくれ。
日本男児の力を示そうではないか。
7 【一番が好き】婆ぬき三高を求め婚活をする
8 【恋愛仕分け】結婚相手は1位候補より2位候補の彼の方がよいかも知れない、、、
何が基準かせち辛い世の中。
9 【えくぼ】よく見たらあばただった。けれどもえくぼと思えば、恋心が芽生えてくる。
全ての基準は心の中にある。
10 食欲のないのは暑さのせいだろうか。気がつけばコンビニへ足が向いている。
11 【薬味】夏の冷やした麺類は格別。
それに添える薬味が冷麺の味を一段と引き立てる。夏の我が家は薬味の宝庫。
12 【成人式】賢い選択だ、親も文句が付け難い。
13 先ずは格安航空券にて千歳へ。あとはレンタカーで道内めぐり。
新日本三景の大沼は外せない。
14 【雁金】大沼は一時の休憩所。月夜に雁は更に南を指して、
どこまで飛び続けるのか。
15 北海道の宮島沼、宮城の伊豆沼、福島県にも有名なところがあったと思う。
稲の有機直播法の普及が進み飛来地は増えているようだ。
朱鷺の佐渡とコウノトリの岡山ではビオトープの拡張がすすんでいると聞く。
16 【自然農法】泥臭く余りに地味な人柄と政策。安倍さんはどうする。
自然農法は思っていたほど楽ではない。
17 【失言】またまた、副総理なる人が発言、直ぐに取り消すという醜態。
個人の人生観を公の席上で述べてと言い訳、公とは何かを弁えていないようだ。
18 渡り鳥の習性は生き長らえるためのもの。人間の習性も同じだと思うのだが。
19 【春近し】今年は目白やヒヨドリなどの渡り鳥が異常に多い。
庭の紅い実はとっくに無くなり、目下の餌は柑橘類が目当てのようだ。
家の周りの柑橘類はつつかれて穴だらけ。
20 「今年も又これました」と老夫婦。桜はかしましいが観梅は上品だ。
21 その昔、成田山へ観梅に訪れた際、緋毛氈の床机で野点の抹茶を頂いた。
22 【老の時代】今や頼むのは老だが、頼まれるのも老の集団。
庭木の剪定が一番多い。
23 老いの独り暮らし、雪道をつけないと村の衆にいらぬ心配をかけてしまう。
山越の雪は深い。
24 【福祉会】年末になると、我々の地区では75歳以上の一人暮らしの高齢者に、
福祉会からささやかなおせち料理を届ける。
「来年も頑張ろうね、、、」と声を掛けながら。
25 【宅配】宅配は昔の御用聞き、買い物難民の有力な味方だ。
26 逢いたいばかりに、きょうも要らぬ物まで注文してしまった。
27 【プレゼント】予期しない時に、予期しない人から、予期しないものが届く。
幸せを運ぶ配達人。
28 ラガーが着るジャージはグランドの選手を見ても判るとおり着る人を選ばない。
夏の短パンに合わせてぜひ試して頂きたい。人目には必ず若く見える。
29 ジャージーは部屋着としても寛げる。近くに出かけるにも便利なものだ。
30 【新そば】今年の秋は戸倉へ行こう。
31 【夢幻】赤城山にもいろいろな茸が自生しているが松茸は無い。
家で松茸を食べたという記憶も夢幻の彼方だ。
32 【故郷の香り】うん十年前、習志野神東荘に東京営業部勤務の是沢郁次郎君と
いう元気者が住んでいた。彼の実家が島根県との事で、その時期になると
「実家から送ってきました」と松茸を届けてくれた。毎年その香りと味を楽しませて
もらったものだが、卒業後16年、我が家でもその姿は夢幻の彼方になってしまっ
た。
33 【体験談】後期高齢者は皆二つ三つは病持ち、その体験談は貴重だ。
34 失明と認知症だけは、勘弁願いたい。
35 【我が世の春】認知症の叔母の世話をした経験からすると
本人は楽しそうな毎日だったような気がする。
36 桜咲き満ちる吉野の山には人を虜にして返さない魔性があると聞くが。
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