第85〜87回
第87回【襟を立ての巻】('12/11/20〜'13/1/2)
初折表六句
1発句 襟を立てマフラーもして手袋も
2脇句 小春日を背に感慨深し
3第三 ジャワサラサ娘の眸美しく
4四句 一度ゆきたし近いうちにと
5五句 姥を背に姥捨山で月を見る
6折端 秋の夜長の老老介護
初折裏十二句
7折立 杖ついてグループホームの紅葉狩
8二句 卒寿の婆の恋人米寿
9三句 腕を組み周り気にせず野の散歩
10四句 我を招くは花園の佳人
11五句 観音の埃を払い堂を守る
12六句 朝の作務終へ茶礼に憩ふ
13七句 菅笠の乙女去り行き月いずる
14八句 夏が来ればビキニスタイル
15九句 ファッションも色とりどりの山ガール
16十句 ハントの声に坊やと返さる
17十一句 花見酒飲むだけ飲んで「どっこいしょ」
18折端 気合入れれば明日から春闘
名残表十二句
19折立 花の下情宣をして妻にする
20二句 決起集会帰りのデイト
21三句 カチューシャの歌声響く昼休み
22四句 材木筏の堀川運河
23五句 マフラーの手拭い凍てる風呂帰り
24六句 畑に仕入る闇鍋のネタ
25七句 懲りもせず年末ジャンボ夢を見る
26八句 若いぼくらにゃ明日があるさ
27九句 イブの夜君が伴侶と抱きしめる
28十句 何もいらない今が幸せ
29十一句 いくさすみ悲喜こごごもに月を見る
30折端 秋の夜長の作戦会議
名残裏六句
31折立 錦秋へ客の呼び方知恵絞り
32二句 恋の手練を式部に学ぶ
33三句 紫の実がびっしりと陽にひかり
34四句 川面に映す姿うるわし
35五句 花吹雪浴びつ保津川舟遊び
36挙句 飛び散る水も温みけるかも
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南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
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1 【木枯らし一番】冬になると早朝の出勤が辛かったものだ。
2 【老者の感慨】40年もよくやったよと、感心することしきり。
今年よりも来年、という右肩上がりがプラスになったのは間違いない。
3 高度成長の時代、世界中で日本株式会社の社員が奮闘をしていた。
職を退いて、留守を守った古女房をいたわりながらも現地での甘い思いを
懐かしんでいる人も少なくないだろう。
4 バリ島が最後の楽園と謂われていた頃から、
一度は行ってみたいと思っていたのだが。
5 【姥捨山】人のさだめは悲しいものだった。
6 【相身互い】明日は我が身か姥捨山に。
7 近くの公園へ車椅子で行く人も。在宅介護ができればよいが、中々難しい。
8 【稀少価値】女百まで恋を忘れず。老年の恋は婆が爺に恋を囁くのだろう。
9 【散歩】仲の良い老夫婦の散歩と思いきや、
歩行困難な連れ合いの介助をしながらの散歩らしい。
10 【彼岸】よく美しい花園の中を美しい人に手を取られながらながら
彼岸にいくというが、本当かな?
11 一夜の持て成しに吾を忘れ、翌朝目を覚ますとそこは荒寺。
朝日に観音様がやしく見下ろしていた。
12 朝早く起き粗末な食事で、雲水の修行は過酷らしい。
何に楽しみを見出すのだろうか。
13 【茶摘】残念ながら、茶摘の実際は見た事がない。
14 【現代っ娘】菅笠姿の乙女も夏になると様変わり。
15 ♪夏がくれば思い出す〜。今年の尾瀬もファッションが華やかだっただろう。
16 【六根清浄】山女の半分以上が中高年だ。
ファッションに騙されて声を掛けると厳しい道徳教育が待っている。
17 【新成人】とてもじゃないが六根清浄など程遠い。
18 【春闘】今はどうなっているか、嘗ての春闘はそれなりに労使に緊張感を与え、
有益だったと評価している。
19 【情宣とは】結構頻繁にストライキがあった。
情宣をする幹部は格好よく女性に優しい。入社2,3年のカワイ子チャンは
イチコロ、ストライキカップルも幾組か生まれていた。
20 全日塗の交流にて他社の集会に参加したとき、けっこう仲良くなったものだ。
21 【歌声運動】学校でも、職場でも、駅前でも歌声の輪が出来たあのころ熱気は
何だったか。
22 【江東区木場】昼休みに昼寝をした懐かしい思い出。
23 神田川の歌を聞くと、何故か昭和36、7年頃に深川工場の近くのアパートに
住んでおられた新婚さんのことを思い出す。狭い部屋に招かれたが、幸せ
そのものだった。
24 昭和の30年代半ばには都内にも結構畑があった。
貧しい下宿暮らしには鍋が一番安上がりな食事であった。
さもありなんと思っていた選挙。あまりのさもありなんに驚いていたら、
麻生財務大臣の報が流れている。オボッチャン二人組みでイケイケドンドンが
始まるのだろうか。
25 【今年最後の夢】もしかして大当たりかも、、、
26 【明日がある】当たらなくても何とかなるさ、二人で明日を築いていこう。
27 【抱きしめて一歩】靴下の中には二人の夢が詰まっている。
28 俺と一緒に居られるのなら何も要らないと云う彼女が、愛おしくてたまらない。
29 【美酒】日本にとって来年秋の参議院選挙は大切だ。
美酒にあずかるは、安倍か海江田か、或いは?か。
30 【離合集散】「脱原発」のうねりを読み違えた御仁はさっさと次の群創り。
次の戦争は始まっている。
31 紅葉の名所は数多あるが、各地の観光協会は客の誘致に作戦を練る。
32 【連想ゲーム】紅葉といえば石山寺。石山寺には紫式部。紫式部は源氏物語。
源氏は必殺の口説きの技の宝庫だ。
33 【ムラサキシキブ】クマツズラ科の落葉低木ムラサキシキブ。元来ムラサキシキミ
が語源とか。夏に白い花が咲き、秋に5ミリくらいの紫色の実を枝の元から先ま
でびっしりとつける。京都には有名な古寺があるらしい。
34 【水面に影】紫式部が、渓流で髪を洗う姿を想像しよう。
1年お世話になりました。皆様よいお年をお迎えください。(十二月三十一日)
35 鄙びた山の川にも京の雅の遊びが伝わる。
事始め赤城颪の猛りたり
穏やかな元旦を寿ぐと今日は風の上州に戻りました。(一月二日)
36 水しぶきを浴びると嬌声があがるが、水も冷たくはなくなってきたのだろうな〜。
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第86回【北極の巻】('12/9/22〜'12/11/5)
初折表六句
1発句 北極のやせて真夏日続く秋
2脇句 地球温暖ツバルも沈む
3第三 月昇りまだ鮭探すヒグマかな
4四句 残飯拾う人又多し
5五句 捨てる人拾う人あり釣り合いて
6折端 振り振られする真夏の海辺
初折裏十二句
7折立 海風を更に熱するフラダンス
8二句 狂った果実で結ばれた恋
9三句 本当の愛がほしいと女消ゆ
10四句 将棋の駒にいのちを賭ける
11五句 大正の通天閣も百年目
12六句 日々に昭和も遠くなり行く
13七句 ラジカセの電池点検冬の月
14八句 冷えて気がつく炬燵の炭火
15九句 外は雪猫長くなる床の上
16十句 オール電化は旗色悪し
17十一句 唐様をはなれ愛でらる桜かな
18折端 見事に散りし日本の宝
名残表十二句
19折立 花吹雪追ふ児の幸を祈りけり
20二句 あれから幾とせ今花嫁に
21三句 青梅も赤く染まりて皺くちゃに
22四句 悩み苦しむハンカチ王子
23五句 拭けどなお汗吹きいづる山路かな
24六句 真夏の草刈り首うなだれる
25七句 畦道や笑顔たやさぬ野の仏
26八句 会社じゃ今日こそ告白しよう
27九句 ニキビ面想い想われ振り振られ
28十句 ゴジラと呼ばれ世界にはばたく
29十一句 夕焼けにバットを振れば月明かり
30折端 稲穂は重し農家の笑顔
名残裏六句
31折立 味噌の香の河原を満たす芋煮会
32二句 湯気立ち上り朝霧となる
33三句 雲海は神代の国へのいざないか
34四句 睦み合ふては国造りする
35五句 弁当に花ひらひらと舞い来る
36挙句 春爛漫と蝶の舞 |
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
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風
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風
鵜雪
南圃
風
鵜雪
南圃
風
鵜雪
南圃
風
鵜雪
南圃 |
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1 オゾンホールは小さくなったのに気温は下がらない。鯰のひと跳ねがあるのだろうか。
2 【温暖化】北極の氷が解けても質量保存の法則で海面は上昇しないと習ったような
気がする。それでも海面上昇でなくなりかけている国もある。
3 温暖化の影響で団栗が減り、熊が里に下りてくると云う。
知床では海水の温度が上がり鮭が不漁だ。
痩せたヒグマの目撃が相次ぎ、定置網には子熊の死骸がかかっていた。
4 【欠乏の時代】資源欠乏して、人も生きていけない時代がやがて来ることでしょう。
5 【捨てる神あれば拾う神あり】作句の上手な当句会の面々、
中には小生のように下手な人間もいて釣り合いが取れている。今後とも宜しく。
6 真夏の海は青春の爆発だ。
7 【フラダンス】湘南では、最近とみにフラダンスが盛んなようだ。
人々のパフォーマンスか、健康志向か、市民の輪の広がりか。
8 太陽族なる言葉が流行った頃、湘南の海辺は今より熱かったのだろうか。
石原裕次郎と北原三枝は狂った果実で共演して結ばれた。
9 若さと情熱に任せた恋も日常の暮らしの中では色褪せるもの。
これに気がついた女は何処かに消えていった。
10 【夢】女は愛に男は夢にいのちを賭ける
11 ♪空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える・・・
東京も新名所に賑わっているが、大阪の通天閣も来客が増えているとか。
12 【時代は流れ行く】降る雪や明治は遠くなりにけり(草田男)
東京スカイツリーが出来て、東京タワーの熱気は消え去り、
いまや昭和は懐かしむ時代になってしまった。
13 【防災ラジオ】我が家の最近のラジオの役目は専ら防災用の備品。
定期的に電池の点検をする。
14 電気炬燵にはこのようなことはないが、
身体の芯から温まる心地よさは炭火にかなわない。
15 【床暖房】今新築の家は、殆どが床暖房をするとか、猫がますます居心地が
よくなって、ねずみを取らなくなったとか。ねずみが増えているそうな。
16 我が家では大阪ガスのエコジョーズを導入したばかりなのに、それを云っても
関電の代理店がオール電化にと執拗に迫ってくる。悪戦苦闘のようである。
17 花が梅から桜に変ったのは古今集と言う。
理の漢文より雅の和歌の心に適したからなのだろうか。
18 【特攻隊】鹿児島県南九州市知覧町の知覧特攻平和会館には、太平洋戦争末期
に編成された大日本帝国陸軍の特別攻撃隊に関する資料が展示されている。
1,000柱以上の若い人の遺影や、出撃直前に家族に当てた遺書とも思われる
毛筆でしたためられた手紙を読むと涙が止まらない。この戦争は国内外に大き
な傷を残した。
19 無邪気に遊ぶ児ら。子供は国の宝。少子高齢化の現代においてはなお更のこと。
20 【成長】自然は毎年蘇えるが、人は年々旧り行く。
21 【梅干〇〇】丸くて青々とした梅も塩漬けにし、紫蘇の葉をいれ、真っ赤に染まり、
しわの多い味のある立派な梅干になっていく。
22 【絹が木綿に】期待された2年目、ライバルのマー君との差は開くばかりだ。
来期の立ち直りを期待をしよう。
23 【酷暑】今年の暑さはハンカチどころか手ぬぐいでも間に合いませんでした。
24 【肉体労働】30分も続けると、大汗と疲労で一日の作業は終了となる。
如水さんのお休みで、本来風さんの順番かと思いましたが南圃が繋ぎました。
如水さんの早くのご回復を祈ります。
25 畦の雑草は百姓の恥、頑張っとるなとお地蔵さん。
26 【告白】毎日野の仏に励まされているのだから言ってしまおう、あの子にこの気持ちを。
27 【青春時代】俺は何時も振られ役だった、、、
28 ゴジラも怪我には勝てなかった。来シーズンはどうするのだろうか。
29 【努力】強くなるには努力が必要、王の部屋の畳は擦り切れていたとか、
月明の千本ノックとか、話題は尽きない。
30 【収穫】秋の収穫は努力と忍耐の賜物。若者よ後に続け!!
31 収穫も終わった。自家製の芋で作ってもらった焼酎。
各々自慢をしながらの芋煮会、このときばかりは亭主が鍋を担当すると言う。
如水さん経過は如何ですか。早々の復帰をお待ちしています。
32 【朝霧の河原】冷気と熱気が入り混じる晩秋の河原風景。
33 【雲海】神話の国、日向高千穂の雲海はこの時期が最高らしい。
34 美しき娘を見れば声をかけおおらかに睦み合い八百万の神々が生まれと
稗田阿礼は伝えた。
35 【花びら弁当】花びらをおかずに美味しく弁当を食べよう。
36 【春爛漫】ひらひらと舞うのは花びらと思いきや蝶の群の乱舞だった。
第85回【秋立ちての巻】('12/8/13〜'12/9/21)
初折表六句
1発句 秋立ちて寝やすきことの嬉しけれ
2脇句 痩身に湧く秋渇きかな
3第三 腹空いて天見上げれば丸い月
4四句 農林1号腹を満たさず
5五句 芋食ふや女子の尻の豊かなり
6折端 胸の晒も弾ける神輿
初折裏十二句
7折立 陸上の選手もビキニ夏の夜
8二句 熱い心で再会誓う
9三句 飛行機か船にしようか恋焦がれ
10四句 メダルをかけてパレードをする
11五句 あの道をアフリカの人疾駆する
12六句 素足のアベベと銅の円谷
13七句 寒月や思考まとめん哲学の道
14八句 銀閣寺に降る白銀の雪
15九句 夢誘う古き都の紅葉狩り
16十句 暫し待たれよ小倉山の風
17十一句 嵐山花に隠るや渡月橋
18折端 偕楽園に梅の香あふる
名残表十二句
19折立 鶯や花から花へ二羽三羽
20二句 目白の番仲の良きかな
21三句 角とれて金婚という夫婦かな
22四句 駒落ち将棋に今日も連敗
23五句 縁台で団扇片手にビール飲む
24六句 シントー香なく金鳥の夏
25七句 琺瑯の看板残る過疎の村
26八句 娘が婆に代わるタバコ屋
27九句 未だ来ない最後の一本吸い終わる
28十句 根性なしで今度も失敗
29十一句 買い替えを阻む女房秋の月
30折端 独りぼつちで虫の音を聞く
名残裏六句
31折立 夜しずか灯火親しみうとうとと
32二句 徒然草の友となりぬる
33三句 写真撮り歳時記として愉しまむ
34四句 アルバム飾る佳句の数々
35五句 すみれ草山路にありて奥床し
36挙句 おお宝塚日ごと夜ごとに |
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃 |
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1 立秋の声を聞き、熱帯夜が解消されたのも束の間だった。
2 【餓鬼のように】鰻に手が届かなかった身には待ちに待った立秋。
夜の快眠は朝の食欲も目覚めさせる。
3 【昭和20年】今日は8月15日。暑い昼下がり、「戦争が終わったようだよ」と母の声。
食べられるものは何でも口に入ってしまう時代でした。
4 【食料増産】量産に向くと開発されたさつま芋の新種、
農林1号の味は良く覚えていないが名前だけは鮮明に覚えている。
(鵜雪)私が覚えているのは茨城1号、余り美味い芋ではなかったが
沢山取れました。干して乾燥芋にすると美味しいものでした。
5 駅の階段を見上げるともんぺの尻は豊満、ズボンは尻はためいていた聞く。
私が新潟で食べたのは農林1号。色は白っぽい。水気も多く味は薄かった。
以来、芋には手をださなくなっている。鴉雪さんのように干芋に加工した記憶はない。
6 天神祭のギャル神輿への応募者は百倍を超すと聞く。女の元気に男はたじたじだ。
鹿児島の親戚がら送られてきた干し芋をたらふく盗み食いして、
あとで胃腸で膨張して苦しんだことがある。親には理由を話せず一層苦しんだ。
7 【ロンドンオリンピック】最近の陸上の選手のユニフォームは水着かと思うほど。
100分の1秒を争う競技では風の抵抗を極力避けるということなのだろうか。
8 【熱い心】4年後では遅すぎる。帰りがけにパリで一夜を。
9 早く逢いたいのはやまやまなれど、先立つものが乏しく思い煩う。
10 恋焦がれ、夢に見て懸命の努力をした4年、目指すメダルや悔しいメダル。
思いさまざまな銀座パレードだったろうが57万人の歓声を聞けば皆さん納得と
満足の一日であっただろう。
11 【東京オリンピック】八年後、銀座を駆け抜けるアフリカ人の集団を、皆で歓迎しよう。
12 【東京オリンピックその2】昭和39年10月21日 甲州街道を疾走する素足の
選手、競技場を駆け抜ける円谷選手、この日のために買ったTVの前で日本中
の人々が熱狂した。
13 【走る哲学者アベベ】寒月を浴びながら己れの理論を整理するのに幾度この道を
歩いたのだろうか。
14 哲学の道と云えば銀閣寺。青い眼の女性がワンダフルと感嘆の声をあげていた。
15 【京都の秋】誰もが一度は行きたいと思う京都の紅葉観光。
16 【秋風】秋の到来は風と共に。風さん、二度三度の秋を楽しませてください。
17 小倉山とくれば嵐山。風さん、早く京都を離れてください(笑)。
18 【花の名所】京の都に花咲く頃は水戸の都に梅が咲く。
梅、桜以外に花前線と呼ばれる花はあるのだろうか。
19 【梅に鶯】集団ではなく、一羽であちこち飛び移っている鶯はよく見かける
20 【目白の番】目白は番で行動する。入浴(水浴び)も食事も一緒。
それを邪魔するのは何時もヒヨドリ。
21 人生のリセットは60から。物忘れが始まると味のある夫婦が出来上がる。
22 会社OBとの将棋でハンディーをつけて貰っているが中々勝てない。
金も落として欲しいくらいだ。
23 【夕涼み】最近縁台などというものはサッパリ見かけなくなった。
24 【蚊取り線香】昔はシントー香を纏め買いして一夏を過ごしたが、
今はもっぱらあの美空ひばりの金鳥渦巻きで我慢している。
25 田舎へ行くと、金鳥のほかに肥料や塩などの琺瑯の看板を眼にすることがある。
26 【♪向こう横丁の煙草屋の】♪可愛い看板娘・・。通っているうちに店番が婆に
変わってしまった。赤地に白抜きの楕円、中に仮名黒文字のたばこ、の看板、
今はどこで見られるのだろうか。
27 【吸殻の山】これじゃ体にいいわけないよ。彼のことも考えましょう。
28 【禁煙】タバコは体に良くない!!現役時代に禁煙に何度も挑戦し、その都度
厚い壁に跳ね返された。卒業してからのある日、数日間タバコを手にしてい
ない事に気付く。何の抵抗も無く極自然に、、、。ストレスからの開放だったの
かもしれない。
29 飛距離が20ヤード伸びるというドライバー。これならコースで恥じをかかなくて
すむと懸命の説得をした。だが女房は秋の月の如く涼やかに微笑むばかりだった。
30 女房どころか、息子や娘たちも又かと笑うばかり。子供は母親の味方のようだ。
31 【読書】虫の音が微かに聞こえている。広げたページは中々進まない。
32 【つれづれなるままに】お隣のおじいさんがある時云っていた、昼寝が最高のときだ
と。つれづれなるままに、書をひも解く夕べのひと時も、同じ心境かもしれません。
33 鵜雪歳時記に「つれづれの写真集です」と入れたが、これでよかったのだろうか。
【つれづれ歳時記】 - 鵜雪
つれづれなるままに、日ぐらしカメラに向かひて、レンズに写りゆくよしなしごとを、
そこはかとなく撮りまくれば、あやしうこそ歳時を知りぬれ。
【お許し感謝】 - 如水
「つれづれ」には謙遜の意味もあり、どうかな〜と思っていたのだが・・・
「お許しのご様子ありて安堵する」
34 【如水歳時記】句作十余年。思い出深いページが刻々と増えているのだろう。
【お恥ずかしい】 - 如水
小生の上句は鵜雪さんのことです。
如水歳時記なら過分の受け句、お尻がこそばゆいです。
35 【すみれ草】どこかで聞いたような? そうです、あの名句の模作です。
【ご参考】 - 如水
ご存知と思いますが芭蕉の「山路来て何やらゆかしすみれ草」です。
詳しくは下記をご覧ください。
36 【宝塚歌劇団】♪スミレの花咲く頃 はじめて君を知りぬ、、、
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