初折表六句 1発句 三世代引き継がれたる雛人形 2脇句 雉鳴く里によき家風つぐ 3第三 鶯のさえずる谷戸で落語会 4四句 江戸家猫八見事な演技 5五句 御仏も微笑みて聞く鹿の声 6折端 田畑荒らせし猪のあと 初折裏十二句 7折立 野生馬も知って食せず彼岸花 8二句 知るも知らぬも恋は盲目 9三句 元彼のことなど俺に聞かすなよ 10四句 背を丸めて北へと帰る 11五句 春浅く出水の鶴も旅立ちぬ 12六句 こころざし立て巣立つ子供ら 13七句 復興へ共に汗かく時待つと 14八句 夏休みにはボランティアらが 15九句 汗を出す人集まれば七百歳 16十句 野焼き行事も昔の青年 17十一句 黒きより早咲き出づるいぬふぐり 18折端 幟高々嫡子誕生 名残表十二句 19折立 早々と鯉の泳ぎて春の草 20二句 湧き出るように黄金に染まる 21三句 一等を告げる鉦の音ジャンボ籤 22四句 不労所得に身を崩したり 23五句 年の瀬を軍艦マーチと過ごしけり 24六句 佐世保の冬は海軍カレー 25七句 予科練の航空隊は何を食む 26八句 袂をかんで涙こらえる 27九句 初恋に乙女心は揺れ動き 28十句 その一念は歴史動かす 29十一句 あの月に人の足跡ありにけり 30折端 先祖に感謝の秋祭りかな 名残裏六句 31折立 横たわる墓石を包む彼岸花 32二句 蝶の乱舞は先祖の供養 33三句 みちのくを元気づけたるフラダンス 34四句 仮設市場の灯の数増えて 35五句 人多く集まりくれば花の宴 36挙句 私は歌う春の小川を |
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初折表六句 1発句 初夢は福祉国家で無借金 2脇句 宝船には七福神が 3第三 春うららメタボの仲間布袋尊 4四句 花の下にてヘソ踊りする 5五句 花びらの漂う水面おぼろ月 6折端 ゆらゆら揺れてほろ酔い気分 初折裏十二句 7折立 千鳥足玄関前でシャキットす 8二句 親父と勝負嫁にほしいと 9三句 継母に惚れてしまった十八歳 10四句 直ぐに散り行く真夏の薔薇よ 11五句 巖に散る波の飛沫よ雲の峰 12六句 ビールの味は泡のたてかた 13七句 とくとくと新酒の杯に月射せり 14八句 鴨を肴にこころゆくまで 15九句 友を呼びねぎも加えてキノコ鍋 16十句 秘密の場所の珍味持ち行く 17十一句 落人の秘境訪ぬるゝ花見かな 18折端 雪柳咲く渓流を行く 名残表十二句 19折立 東風吹かば峡(かい)一村の目覚めかな 20二句 絵馬に願いを神ほとけ様 21三句 喜びをあらわす言葉桜咲く 22四句 「気持ちいい」とも「有難う」とも 23五句 暖かき手の温もりに言葉なし 24六句 母を思いつ玉子酒のむ 25七句 熱出れば口に優しきすりリンゴ 26八句 歌う路子は唇寄せて 27九句 目を閉じる女の肩をそっと抱き 28十句 間髪をいれず内股にいく 29十一句 三四郎の山嵐冴ゆ秋の月 30折端 池をめぐりて紅葉を知る 名残裏六句 31折立 風もなし水面彩る写り込み 32二句 己が姿に現を忘すれ 33三句 縁日やガマの油で一儲け 34四句 年金資産で投資顧問が 35五句 GMも復活したと花水木 36挙句 地元船橋花の街道 |
鵜雪 如水 南圃 風 鵜雪 如水 南圃 風 如水 鵜雪 風 南圃 鵜雪 如水 南圃 風 如水 鵜雪 風 南圃 鵜雪 如水 南圃 風 如水 鵜雪 風 南圃 鵜雪 如水 南圃 風 如水 鵜雪 春・花 南圃 |
初折表六句 1発句 庭先のメダカも寒し初氷 2脇句 北の客人未だ来たらず 3第三 スキー場いまかいまかと知らせ待つ 4四句 総書記死して解放なるや 5五句 幾星霜白頭山に秋の月 6折端 桜島は千回噴火 初折裏十二句 7折立 すすき野を透かせば昇る白煙 8二句 影ある女(ひと)に心ひかれて 9三句 色褪せて今は昔の恋の花 10四句 変わらぬ香り紅のバラ 11五句 おふくろのカレーライスの懐かしく 12六句 一度食ひたし松本楼で 13七句 ピリカラで汗吹き出せば夏の月 14八句 山葵の花を油で炒め 15九句 新政党せめて山椒に学ぶべし 16十句 八百八橋にこつまなんきん 17十一句 岸和田のだんじりを待つ春の花 18折端 日ごとに膨らむ蕾うるわし 名残表十二句 19折立 春暁や産声高く嬰(やや)生(あ)れる 20二句 初孫いだき爺婆おどる 21三句 ボーナスを押し頂いて懐へ 22四句 500円でビールを一杯 23五句 梯子酒果てはベンチで風邪を引く 24六句 親父の顔を寒星に見る 25七句 熊さんは気は優しくて力持ち 26八句 東のおじさん奥さん自慢 27九句 八十路過ぎ婆が阿弥陀と伏し拝む 28十句 ポックリ寺へ日参をする 29十一句 陋屋に夜毎の楽や寝待ち月 30折端 長き宵闇明日は爽やか 名残裏六句 31折立 隧道を抜くれば蒼き天高し 32二句 潮目に群れる海鳥の声 33三句 新春の日の出の染まる明き海 34四句 大海原よわが故里よ 35五句 下る鮭待っているぞと山桜 36挙句 今かいまかと合格通知 |
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-------------------------------------------------------------------------- 1 【初氷】長らくご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。 パソコンも人間も年とともに体力が落ちるようです。 こちらも昨日は今年一番の冷え込みで、庭先の小さな池に氷が張っていました。 2 【ジョウビタキ】初霜・初氷と共に、わが庭にはシベリアからジョウビタキが来訪する。 日ロ関係が冷え込んでいるせいか、今年は未だ姿を見ない。どうしたのでしょうか。 3 【雪乞い】一年の生計を賭けている民宿にとっては降ると降らないは天国と地獄だ。 4 めぐみさんのご両親のニュースを見ると胸が痛む。 一日千秋どころか一日萬秋以上の思いであろう。 5 【業】やがて、歴史書の一隅に、一瞬の出来事として記載される時代が来るだろう。 6 櫻島は今年だけで千回近い爆発をしている。昨日は日南地方でも降灰を観察した。 ただ小爆発を繰り返す事で大爆発の可能性は少ないと、、家庭でもマグマをため ないことが肝要。白頭山は近い将来大爆発の可能性があるらしい。 7 きょうの桜島はご機嫌がよいようである。いつも穏やかであって欲しいものである。 8 【すすきの】手玉に取られているのは承知の上だがあの物憂げな女を忘れられな い。 9 【今は昔】俺の(私の)人生は今とは違ったものになっていたかもしれない、、、 お互い様。今が最高!! 10 【薔薇の薫り】薔薇の花は色あせても香りは変わらない。年老いてもこうありたい ものだ。 11 カレールーなどというものがなかった時代。ダマの残った肉っけのない単調な カレーがおふくろの味。今では記憶の中にしか存在しない。 12 ここのビーフカレーは四日煮込んで一日寝かせているとか。鵜雪さんや風さんは 召し上がりましたか。近鉄百貨店の阿倍野店にもあるそうで、機会があれば 行ってみていと思っている。松本楼については、鵜雪さんの投稿が下記にありま す。 http://shintosotsugyousei.web.fc2.com/shashinkan1/A3_26.htm#126 13 【ピリカラカレー】汗を出した後の夏の夜の涼風、心地よい一夜だ。 14 【箸やすめ】食欲の落ちる夏、ピリカラとわさびの香が食をそそる。 15 雨後の筍のように小粒な政党が続々と誕生。 政党助成金なぞ要るものか!と大見得を切るのなら頼もしいのだが・・・。 16 【小粒】ぴりいと辛い山椒もこつまなんきんも最近はつかわれなくなったような 気がするが如何。 17 【NHK朝ドラ】NHK朝ドラ「カーネーション」の舞台岸和田で繰り拡げられる 戦中戦後の逞しい生き様に共感を覚える年代のはしくれ。来る春が待ち遠しい。 18 【膨らむ】膨らむは良いことだ。希望も、財布も、お腹も、蕾も。 国の借金が膨らむのはいただけない。 19 花咲き鳥の囀る春。命を繋ぐと言うことは素晴らしい事だ。 20 待ちに待った初孫の誕生。何と目出度く嬉しいことか。 21 【初ボーナス】社長から「君、ご苦労だったね」と労われながら頂いた初ボーナス。 あの感激は忘れられない。 22 【36年夏】36年入社。新入社員の夏のボーナスは500円の金一封。 一般社員の6掛けか7掛け位で貰った冬のボーナスは、会社の帰りに立ち寄った 日本橋高島屋で背広を一着誂えて全て終了。あの時代が懐かしい。 23 ♪チョイト一杯のつもりで飲んで〜。植木等がこの曲で売れ出したのが昭和36年。 24 寒さに身震いをして目を覚ますと満天の星、 いつまでも・・と親父の怒鳴り声が耳に蘇る。 25 【授業風景】私事で恐縮。小生の親父は「谷口熊男」。長年高校の教員をしていた。 卒業生の皆さんに「熊さんの授業はユーモアに富んで楽しかった」と懐かしんで いただいている。あり難い事だ。 26 【東の熊さん】関東の熊さんは同じく力持ちで気は優しくて奥さん自慢。 27 【♪.マドロスさんよ〜】世界の果てで4本の柱を見たとうそぶいた孫悟空、 お釈迦様が一吹きすると飛んでいたのはお釈迦様の掌だっという。 28 若き頃、ポックリ寺なるものは突然死のなきことを願うものと思っていた。 29 【寝待ち月】これが本来の人の姿かもしれない。 30 【宵闇】名月の後、月の出は夜毎に遅くなる。宵闇の後の月を眺めていると、 明日もキット良い一日になりそうな気がする。 31 夜明けの来ない闇夜はないが、二重ローンで買ったマンションが高放射線量。 慰め励ましの言葉が見つからない。 32 【復興】地場産業の復興がカギ、1次品の出荷から加工品への移行がその目玉だ という。新たな地場商品の開発とそれのネット販売が広がっているようだ。 33 【太平洋の日の出】日の出の時刻、水平線には必ず薄い雲が広がり、そこから出る 朝日が雲を染め、その色で海が赤く輝く。岩礁に群れる海鳥をその太陽の光の中 に黒いシルエットで捕らえたくて早起きが続く。 34 【海の民】何時頃からか、日本人が全く内向きになってしまったのは確かだ。 戦勝国の統治政策が、幾世代かを経て顕れてきたのかもしれない。 35 3年後には立派な鼻曲がりとなって帰って来る事だろう。 36 東大は秋の入学になっても、試験は春に行うとの由。「菊咲く」・・・ではね。 |