第73〜75回
第75回【朝顔の巻】('11/7/1〜'11/8/11)
初折表六句
1発句 朝顔の花どの色も濁りなし
2脇句 睡蓮一花涼風を呼ぶ
3第三 モネ描く日本風なる太鼓橋
4四句 里帰りせし浮世絵展へ
5五句 月出し広重憩う沼津宿
6折端 東海道も間もなく京都
初折裏十二句
7折立 ようこそと錦秋の古都なれ迎ふ
8二句 露に濡れたる庭の下草
9三句 二人して乾く間もなし替えもなし
10四句 夢から覚めて元に戻そう
11五句 おなかの子浮気の虫をころしたり
12六句 潰瘍になり止める深酒
13七句 一缶を分けて見上ぐる寒の月
14八句 炬燵に入り二人でうたた寝
15九句 夜も更けてテレビがひとり流れをり
16十句 はつと目覚めて万歳を言う
17十一句 君が代を信じて出陣花の下
18折端 今菜の花の櫻井の駅
名残表十二句
19折立 夜桜を囲み建ちたる戦没碑
20二句 護国神社に平和の祈り
21三句 晴れた空足取り軽く白砂踏む
22四句 足裏熱く海へと走る
23五句 網に入る腰の蚕豆食べ頃に
24六句 口開けさがす大甲虫
25七句 口を眼に大小変えればわが姿
26八句 微かに聞こゆあなたの吐息
27九句 夢うつつしとどに濡れし一夜かな
28十句 明けを待てずに飛び出す山小屋
29十一句 月代や足元はまだ仄暗く
30折端 見上ぐる空に雁渡りくる
名残裏六句
31折立 赤とんぼ群れる下には未だがれき
32二句 セメントとなり今蘇る
33三句 リハビリの背中を押すは孫の声
34四句 思い切りよく代表選へ
35五句 蝶迷ひ花から花へ気移りす
36挙句 いろはにほへと兼好忌 |
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風 |
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1 【朝顔】我が家の今年の朝顔の花の色は3色。ブルー、ピンク、紫。
どの花をみても澄み切った色をしており、気持ちがスッキリする。
2泊3日で高千穂、阿蘇の旅行をしていました。遅くなってすみませんでした。
2 【睡蓮】節電の夏は、心を涼しくして凌ごう。
3 浮世絵、その大胆なデフォルメと色使いはパリの画家を大いに魅了したという。
4 先日、相国寺承天閣美術館にて日独交流150周年記念「ハンブルク浮世絵コレクシ
ョン展」を鑑賞してきた。広重の『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』が、それを
真似たと云うゴッホの絵と並べて展示されていた。
この展覧会では、5,000点を超えるハンブルク美術工芸博物館所蔵の浮世絵の中
から、約200点を選りすぐって、前期(5/21〜7/18)・後期(7/23〜9/11)に分けて展
示される。
5 【沼津宿】 東海道五十八次、広重はここで丁度月が出る秋の黄昏を迎えたようだ。
6 【東海道コース】携帯電話の歩数計を使って東海道五十三次コースに挑戦。
毎日の歩数を累計して、日本橋から約92万歩。石部宿を通過し間もなく草津。
京都に到着するのも後数日か。それでも半年がかり。
7 6月の歩こう会にて三条通を歩いてきた。因みに、鴨川の川床は安くても
料理だけで6〜7千円で、歩こう会の夜の部には敷居が高い。
8 【艶読み、深読み】源氏物語と和泉式部に狂っている友人ががいる。彼から百人一
首の艶読みなるもを教わった。たとえば28首、源 宗干朝臣の歌「山里は冬ぞさ
びしさまさりける人目も草も枯れぬと思えば」は男の来訪が絶て久しい女が早くお
越しください、庭の草のように私(の下草)も霜枯になってしまいますと男との復縁を
請い願って送った歌だという。更に、女を運命に置き換えると作者の嘆きの歌にな
るともいう。
9 【ウォーキング】朝露の中手を取り合ってウォーキング。折角のお揃いの
ウォーキングシューズは何時も濡れっぱなし。でも楽しいね!!
10 【政権交代】二人とは鳩山と菅、乾く間もないのは舌。小沢が嘗て基礎勉強が
全くされてない集団だといった。もとに戻すのが遥かに良い。
11 夢から覚める、どちらが正夢だったのだろう。
12 一年前に胃潰瘍との診断。自覚症状がなくては摂生も難しい(笑)。
13 【ビール一缶】「よくやったねー、暗くなっちゃった」と老夫婦。大掃除の後の風景。
14 【酔っ払ったねー】下戸の夫婦、二人で250ccのビール一缶で充分。
(350では深酒!!)
15 仲良きお二人、お風邪などお召しになられませんように。
16 【なでしこ】日頃の精進に神の加護があったのだろう。ゲームに負けて勝負に勝っ
た。 それにしてPK戦でのキーパーのクリヤー、沢選手の同点ゴール、今まで見
たことのないプレーだった。
17 【学徒出陣】神宮外苑からの学徒出陣の様子は、何故かしら自分の目で
観ていたような錯覚を覚える。
18 【涙の別れ】櫻井の駅涙の別れを知る人も少なくなった。
嘗て森の中にあった櫻井の駅は、今は街中とか。
19 【明治、大正、昭和】これからの日本人は「皇室」とどのように関わっていくのだろう
か。今年は皇紀2671年である。
20 天災は避けられない面はあるが、戦争は避けられる。避けなければならぬ。
21 【防人】護国神社は国のためになくなった人たちの霊を祀る。よく遠足で行った記憶
がある。もっと身近な存在にして、平和を得るには、如何に大変な努力がいるか
を、みんなで考える場にしよう。
22 【海水浴】真夏の太陽に焼かれた砂浜は、火傷するのではと思うほどに熱い。
なるべく接地時間が少ないように小股で、しかも全速力で海まで走る。
子供の頃が懐かしい。
23 子供の頃海水浴に行くと、海の家で買った赤い網の袋に入った蚕豆(干して炒った
もの、はじき豆とも云う)を褌(黒猫)の腰に結んで泳いだものだ。帰る頃には海水
にふやけて塩味もつき旨かった。きれいな海に戻ることはあるのだろうか。
24 【夏休み】とにかくでかくて強いのが良い。お気に入りの獲物を探すには上を向いて
歩くしかない。
25 【バラゾウムシ】バラにはバラゾウムシという芥子粒ほどの大害虫がいる。
目を凝らして捕まえないといけない。極小の甲虫だ。
26 もうわたしなんか飽きたのかしら・・・。口と眼がくれば鼻か耳、耳にした。
南圃さんは暫くお休みとか。さみしくなりますがお帰りを待ちましょう。
27 恋におぼれ甘美の海に漂うた一夜。吉だろうか凶だろうか。
28 【登山】山での行動は、迅速果敢、かつ慎重に。
昼までに目的地まで行くぐらいでないと危ない。
29 弁当は入れた、水筒も持った。懐中電灯は忘れようもない、外はまだ薄暗い。
30 またの逢瀬を一首に残し外に出ると秋の到来を知らせる雁の声が遠くの空より
幽かに聞こえてきた。
31 【大津波】半年たった秋まで惨状を残すのが今回の未曽有の大津波、
早い復興を祈る。
32 瓦礫の一部は塩分を抜いたあと、セメントの原料の一部になるとか。
無機物も「ひこばえ」のように、たくましく蘇生して貰いたいものだ。
33 【頑張ろう】「もう一度ボクとサッカーをしよう」小さな孫の期待を裏切る訳には
いかない。
34 【代表選挙】日本の代表になる人だから、あとで「無知でした」と言い訳をするような
人はやめてくださいね。
35 誰が出ても団栗の背比べ。確信の持てる人物はおらず、何を基準に選ぶのか。
36 総理という密に酔い、名宰相と呼ばれんと欲したのも見果てぬ夢.
某元総理に次いでいかなる官邸録を書くのであろうか。
第74回【山下るの巻】('11/5/20〜'11/6/29)
初折表六句
1発句 山下る五月の川の水豊か
2脇句 地蔵川に咲く梅花藻観たし
3第三 長旅や各地に名所愉しみて
4四句 大垣城で最後の一服
5五句 三成が月観の宴を催せば
6折端 浮き沈みして消ゆ秋の蝶
初折裏十二句
7折立 盆荒れや沖のサーファーの見え隠れ
8二句 湘南ボーイに胸焦がしたり
9三句 舌たらずしわがれ声に身悶えをして
10四句 ヨッシャヨッシャで失脚をする
11五句 けなし合ふ仲間に足を引つ張られ
12六句 自業自縛か中傷誹謗か
13七句 お互いに「トメ」が「フ」笑う冬の月
14八句 尽きぬ話よ日向ぼこして
15九句 やあやあと陽が沈むまで花の下
16十句 昔通いし赤提灯へ
17十一句 ようと言いあらと応えて花薺
18折端 二匹のチョウチョ舞いて離れず
名残表十二句
19折立 菜の葉からひねもす春の花めぐり
20二句 ともし火ついて夜の蝶となる
21三句 日本橋 神田新宿 高円寺
22四句 宇宙船からおはようの声
23五句 霧の中に墨絵思わす水芭蕉
24六句 暑中見舞ひに日光黄菅
25七句 礼文へと花を求めて旅に出る
26八句 思い出の島思い出の歌
27九句 歌詞貰ひ告白かなと戸惑ひぬ
28十句 思い直してホテルに誘う
29十一句 断られ一人寂しき月見かな
30折端 盆の踊りに新しき恋
名残裏六句
31折立 孫たちとフォークダンスで敬老日
32二句 みんな輪になり仲良くしよう
33三句 悟るとは童の心五合庵
34四句 玄米少々野菜も少し
35五句 花見にも健康食で卒寿まで
36挙句 春惜しみつつ長寿遺伝子 |
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風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪 |
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1 天気晴朗、川は満々、ナマズや鮒が産卵のために用水路を上りはじめた。
2 【清流の証】中仙道の宿場町、醒井宿を流れる地蔵川には、7〜8月頃になると、
清流にしか咲かないと言う梅花藻の白い花が咲くという。一度は観たいものだ。
3 嘗て梧葉さんと醒井宿の梅花藻見物のバスツアーを予定したことがあったが、
梅花藻の盛りと梧葉さんの日程が合わず実現しなかった。
4 【奥の細道】長旅の最後の食事は、かの地で名物の川魚をオカズに楽しんだこと
でしょう。
5 【関が原】三成が月観の宴でも開き篭城の策を貫いていたら、
日本の歴史が変わっていたかもしれない。
6 春の蝶は跳ねるが如く秋の蝶は手を振る如く。
7 【波乗り】波乗りは、波がないことには乗りようがないらしい。
8 昭和30年代にはサーファーも珍しく、日焼けした背中が眩しかった。
9 カタカナ交じりの歌詞を聴き取りにくいガミ声でしかもとぎれとぎれに歌う。
あれがかっこいい湘南ボーイなのかと思ってウン十年、今でも人気は落ちない。
不思議だ。
10 【田中角栄】日本列島改造論で一世を風靡した。その評価は人により違うと思う
が、あれほどユニークな総理はその後出てこない。
11 なるほど、失脚とはそう云うことか。よってたかって脚を引っ張られると、
脚も失せるでしょう。もっとも操り人形の脚なら簡単につけられるのだが・・・。
12 【政治家】民主党二代の首相は全く評判が悪い。前首相は自業自縛の誹りを免れ
ないが、現首相もどうも唯我独善、聞く耳を持たずといえるようだ。
13 【どちらもどちら】「トメ」も「フ」も物凄く臭い虫らしいが、お互いに相手の事を臭い、
臭いとけなしたらしい。冷たく冴えた月の光のような国民の目は厳しい。
14 ご近所とのおつきあいができなくなると遠方の仮設住宅への入居を断る人が増え
ていると聞く。遠方と言っても2k強らしいが三陸ならではの濃い人間関係がある
のだろう。
15 【再会】これは学友の再会か、戦友か、職場の友か、いずれにしろ、
苦労した話は語り尽きないものだ。
16 街に灯が点る頃、どちらからともなく縄のれんを潜る。
17 【鈴木真砂女】拗に傷ある女将、鼻であしらわれていたが歳を重ねて阿吽(あうん)
の仲に。こんな小料理屋に巡り合いたかったのだが思いは叶わなかった。
魚河岸で酒を覚えたのが道を踏み外す元であったようだ。
18 【ベニシジミ】春先からの可憐な草花の上を二匹のベニシジミが乱気流に
巻き込まれたかの様に乱舞している。
19 ♪ちょうちょう ちょうちょう・・・。きょうはよく花野を遊び回った。
20 【夜の蝶】夜の仕事に携わる女性たちの話を聞いていると、昼はゴルフをしたり
散策をしたりの話題が多かった記憶がある。、健康維持に余念が無いようだ。
多分花めぐりもしていることでしょう。
21 【好々爺】入社間もなくの頃から悪友多く、夜の蝶を求めての「キャバレー」の
はしご。当時の悪友も今では皆さん好々爺。
22 元気なよい子は宇宙船からのウエイクアップコールを聞いてラジオ体操に出かけ
るそうだ。
23 【尾瀬】夏が来ると、いつももう一度行ってみたいと思う場所の一番は尾瀬、
あのラジオ歌謡の世界だ。
24 霧の中の水芭蕉とくれば、晴天下でのニッコウキスゲ。
暑中見舞いの写真に、何年かに一度はお世話になっている。
尤も、暑中見舞いを出す相手は、近年では親戚など年配者に限られる。
25 【日蝕】礼文島の名には条件反射的に日蝕観察が思出される。今から60年程前
のことだ。見たのは部分蝕だったが礼文島では皆既日蝕が観測されたのかもしれ
ない。おぼろな記憶だが新聞やラジオで礼文島の名が飛び交っていた。
26 【旧婚旅行】月明かりだけの静かな浜辺。波の音を邪魔しない程度に微かに
ハワイアンの曲が聞こえる。
27 ♪想い出すのは 想い出すのは 北上河原の初恋よ
北上夜曲が流行っていた頃、好きな女性からその歌詞を貰ったことがある。
28 【勇気】ここは「やっぱりそうか、思い切ってやってみよう」という気持ちになるのが
よい。若い諸君!、柔肌に触れてみようではないか。
29 【伊達男】何時も全てが上手くいくとは限らない。
たまたま上手くいった夜は最高!!
30 【ガッツ石松】 打たれ強くひたすら単純。今の時代には珍しい絶滅危惧種だ。
31 【フォークダンス】
踊りは種類を問わず、身も心も若さを保つのに、大変良いそうだ。
32 国会でも国連でも、会議のまえにフォークダンスをしては如何でしょうか(笑)。
33 五合庵も観光客が減り維持が難しくなっていると聞く
34 【宮沢賢治】
一日ニ玄米4合ト
味噌ト少シノ野菜ヲ食べ
、、、
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
、、、、ソウイウモノニ ワタシハナリタイ
35 花見酒には一品ぐらいは魚が欲しいね〜。凡夫に長生きは叶わぬ夢か。
36 【遺伝子】 長寿には遺伝子が作用しているそうだ。この遺伝子は栄養過多では
眠っているそうで、卒寿の後は私が引き受けたということになるでしょう。
第73回【春風の巻】('11/4/5〜'11/5/19)
初折表六句
1発句 春風を励みに我ら進もうぞ
2脇句 教科書に笑む入学の子ら
3第三 避難所や桜と共に新入生
4四句 夢はでっかくあとを頼むぞ
5五句 日本人舵取る舟や月へ行く
6折端 あれよあれよと天の羽衣
初折裏十二句
7折立 月明かり泊梁の観た天の舞
8二句 いつか逢へると夢を見ながら
9三句 君待てどむなしい時の流れ行く
10四句 沖を眺むる俊寛の髭
11五句 能面に名残をとどめ打たれをり
12六句 大楠を切り獅子頭彫る
13七句 夏の月忠君虚し湊川
14八句 詔勅ありて歴史変転
15九句 「御名御璽」とは「終わり」の事か
16十句 長きあいさつ聴く者おらず
17十一句 薔薇咲けば奥様方のながばなし
18折端 吾も入れよと春の蚊の寄る
名残表十二句
19折立 春眠を五月蝿き羽音に破らるゝ
20二句 思い切り打つ平手に痛さ
21三句 打つ者の痛さ何時しか解らんと
22四句 打席に立って死球を受ける
23五句 金森も達川もいた清原も
24六句 風雪に耐え相撲よ生きろ
25七句 大銀杏次世代に継ぐ命かな
26八句 八重の垣根に一夜の共寝
27九句 マドロスに忘れられない港あり
28十句 沖のカモメは誰を呼ぶのか
29十一句 海に見る灯りは魂か盆の月
30折端 網を上げれば銀輪踊る
名残裏六句
31折立 気仙沼日南のカツオピンチなり
32二句 戻る家なき被災者哀れ
33三句 焼け跡に響く歌声赤ほっぺ
34四句 物足りずとも希望はあまた
35五句 北国に百花繚乱春来る
36挙句 マクロレンズに色の温もり |
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
如水
鵜雪
風
如水
南圃
風
鵜雪
南圃
如水
鵜雪
風
如水
南圃
風
鵜雪
南圃
如水
鵜雪
風
如水
南圃
風
鵜雪
南圃
如水
鵜雪
風
如水
南圃 |
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1 被災地のけさの気温は氷点下5℃のところもあるとか。
せめて気象だけでも優しくなって欲しいものである。
2 【がんばれ東北】教科書もランドセルも流されてしまった子供達。
ランドセルは救援物資で教科書は徹夜の増刷で間に合わしたと聞く。
この一年生が東北の再建を担うのだと思うと被害の大きさを改めて思い知る。
3 【避難所】避難所として使われている学校を何時教育の場に戻すか、悩ましい問題
だ。
4 困難な道が続くと思うが、希望を持って歩んで欲しいものである。
5 日本人が宇宙飛行士に選ばれて20年、その間の実績が評価され船長に任命される
までになった。2度目の月面行きの船長も日本人でありたいものだ。
6 【竹取物語】これはまさに竹取物語の世界、日本にもかぐや姫が二人誕生した。
7 【三保の松原】天女の笑顔を東北に届けたい。
長らくご無沙汰しました。又復帰させてください。
8 みやげを持ってお礼にくると云っていたのだが、あれは幻だったのか。
9 【失意】失った恋とはこういうものか、特に先の短くなった人生では。
10 仲間二人だけが赦免され自分一人が取り残された。
身の痛まない拷問とはこのことだろう。
11 数ある人物のうち能に採りあげられる基準、また俊寛のように専用の面が打たれる
基準はなんだろうか。三浦さんに教えを乞うてみたいものである。
12 【獅子頭】近所に獅子舞い用の獅子頭を彫る老人がいるが、大楠の調達から乾燥、
彫り、彩色などなど1年がかりの作業との事。
今一番の悩みは後継者が居ない事らしい。
13 己が野望に拘り時局を見誤った天皇と忠君。太平洋戦争で特攻隊の出撃に際し指
揮官が「これは湊川の戦いだ」と漏らしたと言う逸話もある。
14 【歴史】楠正成、足利尊氏の両雄は、時代で評価が大きく違っているようだ。
外国で教えられる世界史の中での評価はどうなっているのか知りたい所だ。
15 教育勅語の最後のこの言葉。
子供なりに「之で終わり」という結びの言葉だと信じていた。
16 小生も「御名御璽」と聞くと、やれやれと思ったものである。
17 【薔薇が咲いた】地域の公園でもっこうばらが花盛り、
その下では通りすがりの奥様方の話がはずむ。
18 血を吸うのは雌、いわば同姓。しかも越冬を果たした強者だ。
仲間に入っても引け目は感じないだろう。
19 現在では蝿は余り見かけなくなったが、蚊には安眠を妨げられることはときとしてある。
漱石が現代人なら、どんな字を当てただろうか。
20 【思わず一発】ウトウトいている時に耳元で聞く「ブーン」と言う蚊の羽音。
力を入れて一発平手打ち。逃げられてしまい、残るのは虚しい痛さだけ、、、
21 【鬼手仏心】打った者の痛みを分かるのは何歳頃だろうか。
終世解ってもらえないのが、解らないのが常かも知れない。
22 【痛み分け】相手の立場で痛みを分かち合おう。
23 【死球王】金森や達川は当てられる事に喜びを感じているのではないかと思うほどの
楽しそうな仕草を思い出す。
24 相撲界は未曾有のバッシング。この痛さを忘れずに立ち上がれ。
25 【大銀杏】歴史の証言者鎌倉の大銀杏は、昨年ついに倒れ、
今新しい命が育ち始めている。
26 【妻呼ばいの唄】神々は各地を旅し訪ねた土地の姫と一夜を共寝し国造りを
行ったという。
27 港みなとに女ありと冷やかされるが、本当に忘れ難いのはひとつしかない。
28 【カモメの水兵さん】最近の港町の夜の繁華街は静かなものらしい。
29 【東日本大震災】盂蘭盆会を想像するだけで胸が痛む。
30 【さんま漁】集魚灯を使い出してから秋刀魚の漁獲が大いに上がったとか。
31 【カツオ一本釣り】カツオの一本釣り漁日本一の日南市のカツオ船団、水揚げ量の
7割くらいを占めている気仙沼港が使えず、6月以降の漁を断念という事態らしい。
32 戻り鰹の季節には漁に出られるのだろうか。
6ヶ月や9ヶ月での放射能の飛散収束も怪しくなってきた。
33 【焼け跡】リンゴの歌を、あかぎれに赤いほっぺの女の子、
はなをたらした男の子が、元気に歌ってた時代があった。
34 飽食の時代の倦怠感とヤミ市の中の熱気はどちらが幸せなのだろうか。
35 冬が厳しい北国こそ、数多の花が咲き揃う春を迎える喜びは格別であろう。
36 【歓喜】百花繚乱、この時期に覗くマクロレンズの中は、
将に春の歓びの色がいっぱい。胸がワクワクする時季である。
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