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第67〜69回
 
第69回 第68回 第67回
 
    第69回【錦秋の巻】('10/10/20〜11/28)
 
    初折表六句
      1発句   錦秋やゴンドラに湧く感嘆符
      2脇句       遠くの空に雁の列

      3第三   列乱る月のすすき野兵が伏す
      4四句       新興国の勢ひ盛ん

      5五句   日は昇る奈良の都の大仏殿
      6折端       信ずるものは暑さも忘る

    初折裏十二句
      7折立   滝飛沫マイナスイオン満ち溢れ
      8二句       魂うばわれて耳目を閉づる

      9三句   長生きの秘訣を聞けば女好き
      10四句       強壮剤の広告数多

      11五句   ようやくまとまる生き物会議
      12六句       山の熊いう食い物よこせ

      13七句   冬眠も出来ずに月に吼えにけり
      14八句       狼戻し日光を守る

      15九句   餌やるなと張り紙がある橋の上
      16十句       可哀相なら飼っておやりよ

      17十一句  ひとり居や春の花持ち来る子待つ
      18折端       渓流の音日々に猛し

    名残表十二句
      19折立   菜の花の背に残雪の峰光る
      20二句       父(おどう)の帰る今夜は馳走

      21三句   うな丼を食うて来月ビフテキか
      22四句       特定健診今年も受けず

      23五句   ビール飲みメタボの腹をわすれをり
      24六句       負けても楽し縁台将棋

      25七句   ひとり打つ詰め碁で棋力を研きをり
      26八句       猫をよく見て媚態を工夫

      27九句   恋仲か恋の敵か三毛ととら
      28十句       タイガースには愛想が尽きた

      29十一句  三行半書いて涙や秋の月
      30折端       過ぎた軽口身に染む野分

    名残裏六句
      31折立   稲刈るも規格外米多かりき
      32二句       自由奔放坂本龍馬

      33三句   おしゃれして鏡の中の我を見る
      34四句       うっとりとするナルシシストや

      35五句   千年の花の魔性に取り憑かれ
      36挙句       春宵万刻花びらの下

如水


鵜雪
如水


鵜雪


如水


鵜雪
如水


鵜雪

如水


鵜雪
如水


鵜雪


如水


鵜雪
如水


鵜雪

如水


鵜雪
如水


鵜雪


如水


鵜雪
如水


鵜雪
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   1 18〜19日に「黒部峡谷トロッコ列車」と「立山黒部アルペンルート」を
     楽しんできました。
 
   2 瓢湖に渡りの一陣が着いたとのニュースがあった。
     我が家の周辺にも冬の小鳥が来て賑やかに鳴き交わしている。
 
   3 【雁の乱れ】八幡太郎、雁の乱れに伏兵を知る。
 
   4 中国のGDP第2位は疑うものなし。日本はいつまで先進列国であり続けられるの
     か。
 
   5 奈良遷都1300年、「日出る国」も新興国であった。
 
   6 【献身】大仏建立は当時の国家的大事業だったろう。
     その蔭には、労をいとわない大衆の力があったろう。
 
   7 今夏の猛暑は耐え難かった。カネのかからない避暑方法を見つけねばならない。
 
   8 身を痺れさすバリトンの声、赤児のように全てを貴方にゆだねいる私。
     夢ならば醒めないで。
 
   9 【女好き】97歳で亡くなったおじいさんの娘さんに聞いたら、おじいさんは死ぬまで女
     の人が好きで、特に熟年女性をじっと見つめていたと。
 
   10 毎日の新聞にこれでもかこれでもかと強壮剤の広告。
      それだけ元気のない男が多いと云うことか。
 
      (鵜雪)メールにはバイアグラのお知らせ多数、一度試してみたいと思っているが、
      チャンスがない。本当に効くものか、経験者は教えてください。
 
   11 マルマルやバツバツに効く秘薬は稀少生物による物が多い。
      まずは世界が同じ方向に顔を向けた事は生物保護の点からはをよしとすべきなの
      だろう。それにしても大航海時代に遡って請求が来るというのもいかがなものか。
      てなことを軽々に言うから領土問題で舐められているのかも知れない。
 
   12 【飢餓】生き物会議では、熊が食い物を得るために、
      人里に出て来ることを認めることになりました。
 
   13 我が国の食料自給率は40%を割っているとか。
      人間はどこに食料を求めればよいのか。
 
   14 日光の生態系は鹿が頂点にいる。天敵のいない鹿は増え続け日光自生の植物を
      食い尽さんとしているという。今では日光の植物の70%以上が外来種で自生の
      植物は絶滅危惧種に近い状態にあるそうだ。
 
   15 【増えすぎた鯉】あるときは産めよふやせよ、
      ある時は産児制限、人の世もままならず。
 
   16 野良猫が可哀相だからと餌をやる人がいる。
      マンション住まいなどで飼えない事情があるのだろうか。
 
   17 【過疎】山の雪解けも始まった。学校の都合で山を下りた子供夫婦、
      孫がたずねてくるのが待ち遠しい。
 
   18 【春浅し】裏山では雪が崩れる音がする。やがて雪割り草が咲き始めるだろう。
 
   19 小生は彼岸生まれだが、一年のうちで早春の頃が一番好きである。
 
   20 【出稼ぎ】半年ぶりに家族がそろった。明日からは田植えの準備が始まる。
 
   21 【飢えた世代】食の貧しい世代は、こういう発想しか出てこないのは、いささか寂しい。
 
   22 特定健診の督促が再三届くが、特定健診は本当に医療費削減に役立つのだろう
      か。
      事業仕分けの対象にして貰いたいものである。
 
   23 【トラ気違】声が嗄れたと言っては飲み、試合に勝ったと言っては飲む。
      プラマイゼロとはならない。
 
   24 【縁台将棋】将棋に勝っては飲み、負けては飲み。
 
   25 何事も一人でするより、やはり相手がいた方が楽しい。
 
   26 【鳴かぬなら】何ともならない朴念仁惚れてしまったのが悔しい。
      なんとかして気を引いてからふってやらないと・・。
 
   27 【猫の恋】一晩中、唸りたてているのは、求愛なのか争いなのか?
 
   28 虎だと思っていたら、今年も猫だった。
 
   29 ♪.大阪で生まれた女やさかい  大阪の街ようすてん
 
   30 【軽口大臣】今の法務大臣は軽口が得意だったらしい。
      ついつい本音が出てしまった軽口は、後悔先に立たず。
 
   31 台風が来なくて喜んでいたが、猛暑のため台風のときより被害甚大。
 
   32 今年の新卒者就職率は60%に達しなかったようだ。学生も国内就職に拘らず海外で
      の就職を目指す時代になったのだろう。龍馬のように。
 
   33 【実像と虚像】往々にして歴史上の人物像は、筆によって作られる。
      鏡の中の自分は、自分で作った虚像だ。
 
   34 女性なら兎も角、男性では気持ちが悪い。
 
   35 各地の名木には必ず桜守と言われる人がいる。異口同音に「桜の魔性に
      取り憑かれた。滅私奉公だが実に楽しい。私の生き甲斐だ」と言う。
 
   36 【春宵】去りがたい春の宵という一時を、再び経験したい。
 
第69回 第68回 第67回
 
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    第68回【台風もの巻】('10/9/10〜10/19)
 
    初折表六句
      1発句   台風も吹き損ねたる暑さかな
      2脇句       運動会も延び延びとなる

      3第三   年一度この月の月晴れ祈る
      4四句       切り火で送る災害救助

      5五句   噺家の上さん願ふけふの出来
      6折端       おひねり投げて暑さを忘る

    初折裏十二句
      7折立   貴船川川床に食ふ鮎料理
      8二句       ひとつの鉢にふたりの箸を

      9三句   にわか雨入っていいかい君が傘
      10四句       十年過ぎて尻に敷かるる

      11五句   還暦と思ふ間もなく古希迎へ
      12六句       もう待っている不明者リスト

      13七句   滑るまじサンタを照らす冬の月
      14八句       都会は雪に戸惑ひにけり

      15九句   新製品に追われて年を重ねけり
      16十句       屋久杉に見る畏敬おののき

      17十一句  長老と囲む大樹の桜かな
      18折端       祝いの酒は淡墨に染まる

    名残表十二句
      19折立   長閑けしや三春の里の滝桜
      20二句       気立ての良い嫁馬に乗りくる

      21三句   たてがみを撫でる荒れた手いとおしや
      22四句       今夜の風呂は俺が沸かさう

      23五句   ほんのりと目元そめたる冷し酒
      24六句       ジョッキ1杯足まで赤く

      25七句   あちちちち地元の客は熱湯好き
      26八句       恋の炎に火蛾の飛び込む

      27九句   派手派手に身を繕いて相手待つ
      28十句       花華やいで蝶飛びやまず

      29十一句  名月や婚儀の盃の収まらず
      30折端       外に出づれば虫の音聞こゆ

    名残裏六句
      31折立   秋来ぬと我に知らせる葉音かな
      32二句       煙も立たず環境保全

      33三句   議定書を無視との噂哀しけれ
      34四句       屋上の畠ソーラ売電

      35五句   天上に菜の花の咲く団地かな
      36挙句       池田湖マラソン春の始まり

鵜雪
如水

南圃


如水
鵜雪



如水

鵜雪


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鵜雪


如水

鵜雪


如水
鵜雪


南圃


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南圃

如水


南圃
鵜雪


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鵜雪
南圃

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鵜雪
南圃
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   1 【粘暑】台風一過の秋晴れは、暑い中でも爽やかな涼しい気分を齎すが、
     今年はそうはいかない様だ。
                                  
   2 各地にて熱中症対策のため、運動会の先送りが相継ぐ。
     サンマ価格モニター:2日(木曜特売日)に1尾98円だった生サンマが、
     9日(木曜特売日)には同じスーパーで158円だった。
 
   3 【十五夜】十五夜の観月会、雨の為1ヵ月延期と言う訳にはいかない。
 
   4 多発する大災害。国内外を問わず医療、救命の要員が派遣される。
     仕事は危険と隣り合わせ残る者としてはひたすら無事を祈るのみ。
 
   5 ん十年前に、祇園にておかあさんが舞妓に切り火をしているのを見たことがあるが、
     今でもやっているのだろうか。
 
   6 【おひねり】心配ないよ、おひねりがこんなに沢山だよ!
 
     【お願い - 南圃】10/09/16
      ここ数日漸く朝の冷気を感じるようになりました。
      所で、小生明日から27日まで留守にします。
     ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。
 
   7 真夏の炎天下でも平均気温23.5度と、京都市内の温度より10度は低い貴船川床。
     床に腰を下ろした途端に、汗が引いていきます。2段ある大きな滝から流れる冷風、
     そして岩を打つ水の音が心地よく、その瀬音を聞いているだけで癒されるでしょう。
     (某料亭のコマーシャルより)
 
   8 氷を浮かべた冷やし素麺の鉢はなぜかひとつ。夫婦と間違えられたのだろうか。
     サンマ価格モニター:16日(木曜特売日)は1尾98円で、
     18日(土)は128円だった。皆さんのところでは、幾らでしょうか。
 
   9 【相合傘】この雨で二人は急に近しくなった。雨降って地固まる。
 
   10 【猫被り】♪.一時の恋に惑わされ〜 という唄もある。
 
   11 十年ひと昔と云うが、将に光陰矢の如し。きょうは敬老の日。
      団塊世代も続々と還暦を迎え、高齢化社会のピッチが上がってくる。
 
   12 動物の世界は、生殖能力がなくなれば、群れから追い出される掟、人間世界では数
      百年前までは、生産能力を失ったものは、姥捨て山行きだった。こうならないよう
      に、古希を迎えても存在を示しておかねばいけない時代だ。
 
   13 子供はサンタクロースに、年寄りはお地蔵さんにお願いをする。
 
   14 都会では雪が10cmも積もると転倒者続出。車もJAFが大童となる。
 
   15 【新製品】老人にとって困るものは、バージョンアップ、新製品。
      古くてよいものを使いこなすのが最高だ。
 
   16 千年をを越える屋久杉の巨樹、火炎土器のようにくねり枝を張る、
      まさに時間のなせる造形だ。
 
   17 きょうは村を上げての花の宴。村の自慢は長寿とエドヒガンザクラの古木。
 
   18 【淡墨櫻】あの大きい淡墨櫻の下では、杯は花びらの色で染まってしまう。
 
   19 【滝桜】昨年の春三春の滝桜を見に行った。樹齢1000年とも思えぬ樹勢、
      花の見事さに生命力の強さを感じ圧倒された。
 
      度々抜けてしまい、ご迷惑を掛けてすみませんでした。
 
   20 三春。さくらも、人も、馬もみな心根がやさしいようだ。
      そこと比べると我が上州は一味も二味も違う。
 
   21 【百姓の嫁】昔の百姓の嫁は楽ではなかった。
      夫としては、言葉にこそ出さないが、感謝のみだ。
 
   22 慣れぬことをすると女房は驚くだろうか。
 
   23 いやいや、いつもその優しさを心待ちにしているのが女房と言うものらしい。
 
   24 【下戸】男の赤い顔は色気がない。
 
   25 名湯との評判に誘われて訪れてはみたが、熱くてとても入れたものではない。
 
   26 思いこんだら命がけ、これが青春だ。さすれば老いらくの恋は如何なるもの。
 
   27 昆虫でも野生の動物でも、雄は自分を綺麗に繕い、
      時によっては匂いを発して牝を惹きつけようと頑張る。
 
   28 【花園】花園は、昆虫を介して繁殖の場です。
 
   29 【オーナー田】自然と共に暮らすのが好きと都会から嫁さんが来た。
      都会からの嫁、おらが家にも望みが出来たと村をあげての宴が続く。
 
   30 うわばみのような連中に付き合っていると殺されそうだ。
      ひと息入れに外に出て月を仰ぐ。
 
   31 【里の秋】静かな静かな里の秋、昼寝をすれば葉音さらさら。
 
   32 【焚き火禁止】何処の家でも庭で焚き火をして焼き芋などを楽しんだものだ。
      今では市の条例が厳しくなり小型焼却炉は勿論のこと、
      チョットした焚き火も出来なくなった。
      ♪焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き、、、♪の風情もなくなってしまった。
 
      (鵜雪)住宅密集した都会ならいざ知らず、緑豊かな地方でそういう条例を出すのは
      行き過ぎだ。落ち葉を袋に詰めて市のゴミ回収に出すほうが間違っている。
 
   33 一部には京都議定書なぞ絵空事だと無視している向きがあるとか、
      あくまでも噂であって欲しい。
 
   34 先ず出来ることから始め、より快適な住環境を得るのが庶民の智恵だ。
 
   35 【楽園】都会の団地はこうなるかもしれない。
 
   36 【菜の花マラソン】開聞岳から池田湖の周辺は菜の花の花盛り。
      マラソンランナーにとっては可也ハードなコースらしい。
 
第69回 第68回 第67回
 
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    第67回【子供らの巻】('10/7/30〜9/9)
 
    初折表六句
      1発句   子供らの声にぎにぎと夏休み
      2脇句       神輿担ぐ子あの子もこの子も

      3第三   産土の社殿に鈴振る巫女の舞
      4四句       かうべを垂れてお祓ひを受く

      5五句   なびく穂や田に金野に銀空に銅
      6折端       彼岸花には蝶の舞い降り

    初折裏十二句
      7折立   豊作を祝ふ案山子のコンテスト
      8二句       藁束濡らす愛の交換

      9三句   注連縄も新しくなりみくじ引く
      10四句       末吉ながら赤絨毯へ

      11五句   平成や格差の壁はより高く
      12六句       どこまで伸びる電波塔かな

      13七句   寒月や落日の影追うて出づ
      14八句       暖簾くぐりて先ずは熱燗

      15九句   五代目は商売上手ひと育つ
      16十句       腰低くして笑顔絶やさず

      17十一句  くまさんも長屋の花見大賑わい
      18折端       平次とはっつあん夜桜見物

    名残表十二句
      19折立   梅が香や湯島に残る悲恋秘話
      20二句       ネオン煌々ファッションホテル

      21三句   あの窓にともし火ついて喜怒哀楽
      22四句       サンタクロースの窓に映りて

      23五句   シドニーはビキニで祝うクリスマス
      24六句       亀仙人はサングラス掛く
      
      25七句   子宝に恵まれたくて祈る石
      26八句       心配するなかたさで負けじ

      27九句   一言に心張り外す女かな
      28十句       戸締りをせぬ頃が懐かし

      29十一句  筵戸に月射しこんで米をつく
      30折端       バッタの数も少なくなりて

    名残裏六句
      31折立   オーイオーイいづこを泳ぐ秋刀魚かな
      32二句       近くにあれど行けぬ故郷
     
      33三句   幼き日友との思い出あの山河
      34四句       今ハイランド五丁目三番

      35五句   カタカナの町は直線ライラック
      36挙句       北の街にも春のいでたち   

南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪


如水

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南圃

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鵜雪



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南圃

如水


南圃
鵜雪


如水

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南圃


如水


南圃
鵜雪


如水
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   1 【夏休み】夏休みに入り親子連れが増え、
     何処に行っても子供達の賑やかな声が聞こえる。
 
   2 【子ども神輿】登下校見守っている児童が大勢担いでいるのは嬉しいことだ。
 
   3 子供御輿も無事に蔵に収まった。
     町内会長も一息をつき巫女の踊り顔をなごましている。
 
   4 実家の氏神の夏祭は7月14〜15日。8月1〜2日は尼崎貴布禰神社の夏祭。
     口蹄疫は一段落したが、熱中症や豪雨による災害も鎮まって欲しいものである。
 
   5 【メダル】実りの秋を、月明かりで楽しむのもよい。
 
   6 【彼岸花】秋の景色としては金メダルかも、、、
 
   7 明日香の稲渕棚田では、毎年(昨年で第14回)案山子コンテストが行われている
     が、本来の案山子ではなく人形のコンテストになっているのは残念である。
     案山子コンテスト http://sansan.higoyomi.com/A3_101.htm#503
 
   8 【豊作】麦畑で始まり稲藁で実を結ぶ恋
 
   9 【神頼み】今年の新藁で作り直された大注連縄。私の恋も実りますように!!
 
   10 【お告げ】願い事は神さまへ、心得たもので凶という字は殆どなくて、末吉、中吉が
      多いようだ。自己努力せよという神さまのお告げだ。
 
   11 【格差社会】かつての帝国大学は貧しい家庭の子供が世に出るための開かれた窓
      であった。が今ではその窓を貧富の差という壁がしっかりと塞いでしまった。
 
   12 ドバイの複合ビルの高さは828m。
      神をも畏れぬ所業だと思っていたが、案の定経済は破綻してしまった。
 
   13 【寒い夕暮れ】オーバーの襟を立てて帰る日常があった。
 
   14 【熱燗】寒い時は熱燗に限るねエー
 
   15 老舗も伝統のみでは暖簾は守られない。
 
   16 のれんを大事に商が続けられるのは食べ物に関わる商売以外には
      無くなってしまったのではないだろうか。
 
   17 【くまさん はっつあん】貧乏長屋に笑いは絶えない。沢庵だって玉子焼きダイ!!
 
   18 【銭形平次】くまさんの相棒はっつあん、がらっぱちの八五郎は、
      役目柄親分の後をついて、夜の盛り場へ繰り出しました。
 
   19 【婦系図】
      ♪ 忘れられよか 筒井筒(つついづつ)
       岸の柳の 縁むすび
       かたい契りを 義理ゆえに
       水に流すも 江戸育ち
 
   20 湯島天神を訪うた際、付近の風景に違和感を覚えた記憶があるのだが・・・。
      間違っていたらごめんなさい。無粋な付け句、お許しください。
 
   21 いつも点く一人暮らしのおばあちゃんのあの窓に、やっと灯りがついたと、
      付近の人が安心する。あのラブホテルの沢山の窓が仄かに明るいと、
      同業者が悲しんだり、喜んだりする。窓の明かりにも人生の哀歓がある。
 
   22 【サンタクロース】暖炉の暖かい炎がサンタの姿を窓に映す。
      穏やかで楽しいひと時。
 
   23 今年は北半球では猛暑が続き、南半球では寒波が襲うと言う。
      今年は秋刀魚も口にできないかも知れない。来年はどうなるのだろうか。
 
   24 エロスと言えば洋の東西を問わず亀と蛇。シルクロードによる文化交流の成果であ
      ろうかそれとも男の発想は皆同じということなのだろうか。
 
   25 【子宝】我が故郷のとある神社に男性のそれを思わせる形の石が祀ってある。
      新婚さんたちはその石にソット手を触れ子宝を祈念する。
 
   26 【かたさ】二人の契りは堅いし、私のものは石より硬い。
 
   27 【心の鍵も】昔は心張り、今は鍵、マンション住まいの箱入り娘との逢い引きも
      苦労が多い。
 
   28 村でも町でも、みんなで助け合い信じあっていた時代もあった。
 
   29 【筵戸】新米を早く家族に食べさせよう。
 
   30 【米搗きバッタ】異常気象のせいなのか今年はバッタと言わず
      昆虫の種類や数が少ないのに驚く。
 
   31 最初「高くなり苦味増したる秋刀魚かな」。スーパーを覗くと生サンマが1尾98円。
      漁獲量激減の割りに値段が左程高くいないのは、誰かが泣いているのだろう。
 
   32 【北方四島】故郷を追われ60余年。
      今では日本人の墓の横にロシア人の墓が並んでいるという。
 
   33 【兎追いしかの山】故郷は遠きにありて想うもの、、、
      開発に名を借りて様変わりした所が多のが残念。
 
   34 【旧と新と - 鵜雪】 朝日ヶ丘、グリーンヒル、このような名前の場所は嘗ての
      里山、今の住人にとってはその周りの山があの山河になっているのだ。
 
   35 土地開発は原風景を根こそぎ変えるのが常。その第1号が軽井沢。ヨーロッパの
      別荘地の雰囲気を出し、在日外交官や貿易商等の金持ちに売り込もうとした。
      そのために在来の樹木は根こそぎ掘り起こしモミ、トウヒなどヨーロッパの樹木に
      植え替えた。道路も放射状に配置したのだという。
 
   36 ライラックと云えば札幌のライラックまつり。
      大通公園には春を待ちわびた人々が溢れる。
 
第69回 第68回 第67回
 
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