第64〜66回
第66回【赤城嶺をの巻】('10/6/21〜7/29)
初折表六句
1発句 赤城嶺を写す植田の影正
2脇句 混声合唱パート揃わず
3第三 その昔筑波山麓賑やかに
4四句 将門立って風雲起こる
5五句 名月の夜空に向けて首の飛び
6折端 ほおかむりして出る相撲取
初折裏十二句
7折立 浴衣着て大の男が秋遍路
8二句 往く先々に綺麗どころが
9三句 鈴の音に煩悩消しての供養旅
10四句 悩みは尽きず108叩き
11五句 打上げの酒代みんな俺の金
12六句 銀座のホステス皆俺のあれ
13七句 みたとたん酔いも吹き飛ぶ寒の月
14八句 思惑外る年末賞与
15九句 ハイこれと労をねぎらい茶封筒
16十句 そっと開けたるアルバイト代
17十一句 菫咲く花組公演招待す
18折端 春麗らかに手足を伸ばし
名残表十二句
19折立 春暁や太極拳のたおやかさ
20二句 朝靄を抜けランナー駆ける
21三句 颯爽と後に繋げるタスキがけ
22四句 消費税など言はねば良かった
23五句 舞い上がる人たちに冷や水夏来る
24六句 心許なき浮草の花
25七句 名の無くもしみじみ見れば美しきもの
26八句 惚れ直したり笑顔の女房
27九句 浴衣着る妻の他人に見えし宵
28十句 蚊に刺されれば金鳥の夏
29十一句 名月はボーフラの湧く水面にも
30折端 浮き沈みして芒野を行く
名残裏六句
31折立 大輪の菊わが人生と重ねけり
32二句 塞翁が馬と雌伏のときあり
33三句 戦後の世女人男を尻に敷く
34四句 ストッキングは何時までもつの
35五句 さくら散る花の命ぞ惜しまるゝ
36挙句 散る花あって明日の実がある |
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風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
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風
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鵜雪
南圃
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如水
風
南圃
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1 「赤城嶺を写す植田の影正」と日記に書いたのは10日まえ。
この10日で稲はすっかり逞しくなり植田から青田に変貌しようとしている。
2 【混声合唱】蛙の数がめっきり少なくなりパートも揃わなくなってしまった。
3 今から40年位前、デューク・エイセスの「筑波山麓合唱団」なるコーラスがあった。
現在、我が家周辺では蛙の声は殆ど聞けないが、筑波山麓ではどうだろうか。
4 【将門】平安の昔、この地に独立国を作ろうとした風雲児がいました。
5 【首塚】朝敵将門の首は平安京に運ばれ晒首となるが、
3日目の夜空に向けて飛び立ち、遥か関東の地数箇所に落ちた(帰った)
と言う、、、(秋ではなく、春3月のことらしい)
6 自己申告でお咎めなしと思っていたら今や首が涼しくなってきた。
粋な頬被りと言いたいところだが首を温め世間の目を忍ぶ必需品になった。
7 【反省して再生】菅さんはお遍路さんになって反省したそうだ。
この際、1年ぐらい福祉相撲で、全国を回るのも良いのではないか。
8 谷町の旦那衆との宴席には、気になる芸者が秋波を送ってくる。
恋を精進の糧にするのも、身を誤るのも本人の心がけ次第である。
9 添えずに逝ってしまった女。成仏を願っての旅だがプロはうぶな男を見逃しは
しない。
10 【ハンディ36】昨年のラウンド39回、平均ストローク 99.8 辛うじて
100をきった所。今年はこれまでで18回 平均 98.5
この僅かな改善を喜んでいる。鵜雪さんはよく開眼されていたのが懐かしい。
11 ♪宵やみ〜迫れば〜悩みは〜果てなし〜。
タテ・ヨコ握り独り負け。当時は飲酒運転は常だった。
12 【若気の至り】よせばいいのに、飲むほどの酔うほどに。
13 【請求書】俺のアレだと思っていたのに、、、
14 【馬か人か両方か】右肩上がりの40年、下りっぱなしの50年。
いろんな事がありました。
15 【茶封筒】夫は妻に、上司は部下に、店主は店員にと手渡ししていた時代は遠い
昔となり、今の振込は感謝の気持ちが伝わらない。夫が妻にだけでも、復活した
らどうか。たちまち数年後には少子化に歯止めがかかるのではないか。子ども手
当てで子どもを殖やそうと思うより、よっぽど気が利いている。菅さんどうですか。
16 今はアルバイト代も振込みだろうか?。
17 【初心】初デートをするために汗を流したアルバイト。全額をはたいて手に入れた
S席、肩を寄せ何気なく手を重ねようとするのだが・・。
18 【男装の麗人】男装の麗人、なんと手足の長いこと。それに皆さん小顔が揃う。
19 朝靄のしじまの中、老若男女の群れ数多。
日本では、もうすぐ夏休み。子供たちのラジオ体操が始まる。
20 【北京風景】昨今の中国は、中国何千年の歴史の中でも、
大躍進の時代といえるだろう。
21 【箱根駅伝】母校の名誉の為にと歯を食いしばる若者の姿に感動する。
22 【天国と地獄】
小利口に自民党のフンドシを借り普天間を隠そうとしたのが災いのもと。
23 【冷や水】いいバランス感覚が出ているのではないか。
あの人たちに同じように続けてもらったら、本当にどうなるかわからない。
24 信念に基づく、大地に根差した堂々たる正論を聞きたいものである。
25 えいっ邪魔者めと抜かれる花壇の草も花を見ると存外可憐なもの。
26 【恋女房】結婚数十年。女房の顔をジックリと眺めた記憶少なし。二人だけの生活
にも慣れて、お互いに空気のような存在となっていることにホッとする昨今。
27 久々の二人しての花火見物。相手が小生で良かったのかと惚れ直した。
28 【広告】最近見かけないが、浴衣美人はあの金鳥美人もその一人。
29 【化成品事業部】
化成品事業部の連中は色んな虫を飼育していた。永田博士の話が懐かしい。
30 落語を聞いていたらこんな一句があった。
「ぼうふらや蚊となるまでの浮き沈み」なるほどと早速某総理大臣をまねてみた。
31 【相場師】
成功した相場師や創業者は、こういう心境で人生の最後を迎えるかもしれない。
32 待てば海路の日和あり。よくぞ我慢の仕甲斐があったと云うものだ。
33 弱き者汝の名は女なり、とはいつ頃誰が言った言葉でしょうか。
34 【男顔負け】戦後強くなったものの一つ。
35 余り長持ちすると有り難みがなくなるね。
36 【瞬き】花も我等も総て一時の存在、輪廻の瞬きに過ぎないのだ。
第65回【登校の巻】('10/5/10〜6/20)
初折表六句
1発句 登校のけやき並木に初夏の風
2脇句 衣更えたる胸元まぶし
3第三 恐ろしや目のやりどころなし専用車
4四句 社会の窓の開きし上司
5五句 座敷へと月光入るる茶会かな
6折端 秋涼に汲むもてなしの釜
初折裏十二句
7折立 萩花も客人待ちたるにじり口
8二句 中に入れば美しき人
9三句 名もなくも二人で歩む愛の道
10四句 黄昏に笑む翁と媼
11五句 右左三軒先も高齢者
12六句 いきいきサロンで大合唱
13七句 月こうこう神の国へと熊送る
14八句 人にもくれむ山鯨かな
15九句 猿も出て野里の畑荒らしおり
16十句 我が家困らすリスアライグマ
17十一句 花のした瞳可愛や一年生
18折端 うつむいて咲く片栗の花
名残表十二句
19折立 さくら散ることをよしとせよ民主党
20二句 小鳩ラインもついに崩壊
21三句 風見鶏立ち居る足場不変なり
22四句 示す行方はあなた任せに
23五句 羅針盤貸しボートにも欲しい腕
24六句 夜ともなればことわしはくちょう
25七句 満天に語り合ひたる星座かな
26八句 思ひの丈を梶の葉に書く
27九句 大好きの絵文字に惑う草食系
28十句 孫のメールは模様がいっぱい
29十一句 銀閣の枯山水や秋の月
30折端 身に沁むことの多き庭かな
名残裏六句
31折立 月々に眺める月の面白さ
32二句 うさぎ喜びスッポン驚く
33三句 草食系男子にあるや精力は
34四句 処女懐胎は嘘にあらずと
35五句 イースターハレルヤコーラス花の下
36挙句 稚児列を成し生誕祝う |
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如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
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如水
風
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1 新緑の眩しい中、女子大生の栗色の髪をそよ風がなびかせてゆく。
彼女等のお喋りに、五月病のかけらも感じられない。
ところで、神東の新入社員は昨年の18名に続き今年は17名との由である。
その殆どが東西共寮住まいだそうである。落ちこぼれないよう頑張って欲しい。
神東の元独身寮には今も園田学園の女子大生が入っている。
神東の寮生は、塚口駅の近くの借り上げ寮に入っている。
2 新緑のキャンパスに新女子大生の笑い声がはじけている。
3 【女性専用車】間違って女性専用車両に乗るとこういうことになる。
4 真面目一本の怖い上司。面と向ってシツコクお説教をされているのだが、、、
5 白銀の月に枯山水を眺め悠久を語る。又楽しからずや。
ところで月に詩情を持つのは日、中、韓の三国くらいで欧米では
ドラキュラやジキル博士とハイド氏に見られるように月はなにやら不気味な
イメージを持つものと見なされているという。
6 京都の老舗の炭屋旅館では、夕食後お客を茶室に招待する慣わしがある。
7 可也昔の話。東京杉並に住む従妹の家の茶室に招待された時、
にじり口で頭をぶっつけ、胡坐をかいてお茶を頂き、
彼女の旦那に大笑いされた事があった。その旦那、東京学芸大学の教授になり、
又お茶を飲みに来いと誘ってくる。にじり口は苦手である。
8 【見合い】ついつい場所も弁えず、にじり寄ってしまった。
あれから50年よくも我慢したものだ、と感慨にふける昨今だ。
9 名もなく貧しく美しく・・・ 愛に優る美しいものはない。
10 風雪を耐えた二人の顔は磨崖仏の如く優しい。
11 【高齢社会】 都会で深刻なのは孤独死、地方で深刻になっているのは買い物難民、
地域で解決せねば。当地では「お互いさま山の根」を作った。
12 【高齢者サークル】地域福祉会主催開催の月一回のいきいきサロン。
地区公民館に集まる高齢者は元気一杯。ただ参加者の90%が女性、
男性の参加者が少ないのが気懸かり。
13 【イヨマンテ】伊藤久男の朗々たる歌声を想い出す。
14 人間さまも冬の恵みを頂戴しようじゃないか。
15 【野生動物】本来山の奥に生息していた筈の動物達が、
野里に下りて来て田畑を荒らすトラブルが増えている。猪、猿、鹿、熊、、、
動物愛護だけが優先してはいないだろうか。
16 【ネズミ捕り】リスは毎日アライグマは巡回でまわってくる。
先日罠にリスがかかり、数日放っておいたら死んでしまった。
17 三四歳の頃は可愛いばかりであったが、一年生ともなると悪戯も過ぎてくる。
18 中には内気な女の子もいる。元気なガキどもにからかわれもするが
鉄腕アトムのような子がかばってもくれる。
19 【不勉強の結果】この8ヶ月は何だったのか、
過去を勉強しない独りよがりの帰結以外の何者でもない。
20 【総理辞任】国家国民のためではなく、参院選選挙のためなのか、、、
21 【中曽根康弘】権力を維持するためには吹く風に合せることも策の一つ、己に恥じる
事がなければ嘘も方便です。政権を担当し他国と協調するには見て見ぬふりをす
るのも互恵です。言うべき時が来たら公にすればよいし、しなければならない。
とこの度の密約問題を語っていた。
このしたたかさに比べれば鳩山さんも福島さんも「イヤ〜チイセイチイセイナア〜」。
菅さんはいますこししたたかのようだから楽しみだ。
22 柔軟性のあるのはよいが、進む方向はしっかりとして欲しいものである。
23 【名手?】彼女も乗りたがらないほどボート漕ぎのつたない彼氏
24 【夏の星座】彼女は夜誘うことにしている。夜になれば羅針盤は必要ない、
星座で煙に巻けるから。
25 50年位前に行雲さんと白馬で眺めた満天の星が忘れられない。
死ぬまでにもう一度見たいのだが、国内に残っているところはあるのだろうか。
26 【愛してる】天下を取るが口癖だったという新首相。
見事天下を取ったが評判の恐妻家とも。「日本流のファーストレディが居ても良い
のでは」とはファーストレディ出だしから快弁。
27 いまどきの若者は、女性からの求愛が多いんだそうだ。
(ピンクのハートの絵文字)をメールで貰うと、どきまぎしてしまう青年もいるらしい。
28 【孫との連絡】最近は孫とのメールが増えている。文章半分、絵文字半分。
文章と絵文字の関連を考え込んでしまう事も多い。
29 枯山水、不可解にして優雅。禅に多少の心得が在れば少しはわかりやすいのだろう
が。凡庸の身にはとてもとても。
30 斜陽の将軍・義政は、庭や和歌づくりに現実逃避をしたとか。
庭園で詠んだ「くやしくぞ過ぎしうき世を今日ぞ思ふ心くまなき月をながめて」の
くやしくぞ、ではじまる上の句は、和歌史上、ほとんど例がないとの由。
31 【名月】同じ庭でも眺める季節や時間によって感じ方が異なるものである。
ましてや眺める人による感じ方は千差万別であろう。
32 【スッポン】天と地ほどの違い、月とスッポンほどの違い、
と例えに出されたスッポンも喜び且つ驚いているでしょう。
33 中国でも精液1ml当りの平均精子数は1970年の約1億から、現在はその半数以下
の4000万に激減している由。人口増加予防の自然の摂理か。
34 種の持続のために生き物は予想外の変異を起こすという。人の遺伝子も多年のコピ
ーで機能不全を起こしているという。此を補うために処女懐胎の可能性が検証され
始めているという。オスは遠くない将来消え去る事が運命づけられているのかも知
れない。(NHKハイビジョン、男と女より)
これが頼りと「鹿茸」「犀角」
金と力はなかりしも子づくりだけは人に勝るる。
35 【キリスト教】マリアは罪を犯さずにキリストを身篭り、
キリストは十字架にかけられて死後3日目によみがえった。
36 【花祭り】こちらはお釈迦さま。日本の花祭りも世界規模のイベントにしたり、
国民祝日にすることを考えたらどうか。
第64回【馬鈴薯の巻】('10/3/28〜5/9)
初折表六句
1発句 馬鈴薯の芽もっこりと土を割り
2脇句 余寒厳しく戸惑ひにけり
3第三 熱燗が飲みたくもあり花見かな
4四句 一人足りぬと大声で呼ぶ
5五句 ハコテンや厠に仰ぐ夜半の月
6折端 空しく消ゆる蔵の新米
初折裏十二句
7折立 信貴山の縁起絵巻や秋の空
8二句 幸運の石左手で投げ
9三句 石蹴れば表三回恋実る
10四句 道路に遊ぶ子供らの声
11五句 路広くされど車の氾濫し
12六句 街に入り込む津波すさまじ
13七句 砂浜の花火に煙ぶる月の影
14八句 ドーンと鳴れば陰は一つに
15九句 砲声の一発葵の紋ゆらぐ
16十句 松蔭の夢ついに実らず
17十一句 春寒や空しく時の流れゆく
18折端 名残の雪もけふを限りに
名残表十二句
19折立 てふてふの上になったり下になったり
20二句 こども六人まご十二人
21三句 法要や二間つづきの二十畳
22四句 縁側に立てば故人偲ばる
23五句 創始者の像も初荷を見送れり
24六句 ビルの谷間の風は冷たし
25七句 ニコヨンに汗ありニートにネットあり
26八句 むかし文通いまEメール
27九句 携帯で手は口ほどに物を言い
28十句 声なき笑いメールの会話
29十一句 独り居のしゞまに眺む降り月
30折端 かすかに聞こゆ虫のため息
名残裏六句
31折立 しゃべくりは止まる事なし西鶴忌
32二句 立て板に水やかんブツブツ
33三句 新緑を仰ぎ見ながら洗い張り
34四句 糊の効きよく首筋痛し
35五句 花の下パリッと新調一年生
36挙句 リセットをする還暦の春 |
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鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風 |
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1 【馬鈴薯の芽】
連作はいけないといわれながら、馬鈴薯は素人には一番手軽で役立つ作物だ。
2 今年の桜の開花は早かったが、春は足踏みである。
農作物に悪影響がなければよいのだが。
Re: やられた - 鵜雪
戸惑うどころではない。昨夜の厳しい余寒で、馬鈴薯がやられてしまった。
(掲示板参照)
Re: お気の毒に! - 如水
よもや、よもや。リアリティーがあり過ぎ、申し訳ありません。
大銀杏のように「ひこばえ」は期待できませんか。
3 【夜桜】夜桜の宴は冷えたビールではチョット寒すぎる。
4 【子沢山】兄弟姉妹総勢8人を引き連れての花見。花に見惚れているうちに一人足
りないのに気がついた。目では探せぬほどの人込み、頼りは生来の大声のみ。
5 あ〜ぁ きょうも徹マンか。何やら廊下が騒がしい。
6 【賭け米】今年の収穫を取られてしまう人もいるらしい。
7 【むかし昔あったとさ】 信貴山縁起絵巻跳び倉の巻
托鉢を断られた僧命蓮が神通力を使って強欲な長者のもとに鉢を飛ばし、米俵を
倉ごと鉢乗せて信貴山に持って来させた。長者が倉は要らないから中の米俵だけ
でも返してくれと訴えたので、今度は、鉢に空の米俵をのせ数珠繋ぎにして長者
に返したんだとさ。とっぺん
8 【鵜戸神宮運玉】鵜戸神宮の崖下10メートル位の所に、亀の形をした大きな岩が
あり、その背中に四角な枡が彫ってある。神宮で売っている5個100円の素焼き
の運玉。男性は左手で、女性は右手で投げ、見事に入れば願い事が叶うと言うが
なかなか難しい。小生も何回か入ったが、いつも投げる前に願い事をするのを忘
れているので神様もお困りの事だろう。
9 【確率】表が三回続く確率は八分の一。大丈夫ですよ、自信を持って!
10 昔は道路で色んな遊びをしたものだ。遊びと共に失ったものも多いのだろう。
11 【車社会】「道路で遊んではいけませんよ!!」いつもママに叱られる。
部屋の中でゲームで遊ぶしかないでしょう。
12 街に入り込む津波は露地から大通りに流れ込み
その破壊力を2倍3倍にするという。
13 いくら花火を禁止しても、街から大勢の若者が押し寄せ、砂浜を汚して帰る。
14 【チャンス】相寄る陰は、機会があれば一つになる。
この時は、怖いー、と声を上げて。
15 【敵もさるもの】黒船の来襲は想定内の事で浦賀に停泊させたのもそれなりの
準備を整えていたからだ。という説を聞いた覚えがあるのだが・・。
16 【密航】血気盛ん、実行力抜群、今の政治家に爪の垢でも送りたい。
17 【異常気象】異常な寒さで、蕾も出来ない木々も多かろう。
18 41年ぶりの遅い名残雪とか。あすからは暖かくなって欲しいものである。
19 【乱舞】菜の花畑に舞い遊ぶ蝶の群。レンゲ畑にはミツバチの羽音が、、、
長閑過ぎる田園風景。
20 【昔は普通今珍しく】大汗をかいて授かった子宝。
貧乏の子沢山と陰口を言った妹から今はうらやましがられている。
21 マンション暮らしでは自宅での法事は無理であろう。ご先祖さまに感謝である。
22 【偲ぶ】おじいさんはあのつつじを大事にしていたね、
とか何かと会話が弾みます。
23 被官稲荷を拝み初荷を祝ったのは何年前になるのだろうか。
初荷の注文取りに奔走していた先輩諸氏の顔を想い出す。
24 【木場】堀川運河に浮かぶ弁甲筏に乗って昼休みを過ごした木場村の
長閑さが懐かしい。今ではビルに囲まれて当時を偲ぶよすがもないらしい。
25 【ニコヨンに汗。】まもなく昭和の日、みんなが汗をかいた時代が、今は独りネット
で時を過ごす。平成の時代は冷たい人間関係の時代となってしまった。
26 遠距離恋愛のコミュニケーションも、現在では味気ないものだろう。
27 【携帯メール】スピード時代。今時の人の携帯を操作する指の動きの速さには
ただただビックリさせられる。子供へのメール、送信10分返信1分。
28 隣の席同士や対面の席でのメール会話。
マナーとしてはよいのだろうがなにやら不気味な感じがする。
29 何はともあれ話し相手のあるうちは結構なことである。
30 【虫の声】虫も、世の中何だかおかしい、何だかおかしいと、
ため息をついているのか、嘆いているのか。
31 【とかくこの世は】色と欲を書かせれば右に出る者なし。
才覚を西鶴と号しなおかつ鶴であると自慢する厚かましさと自信。
粋を信条とする江戸っ子にはまねの出来ない人物だ。
32 【落語】落語のしゃべりは人夫々。好みかもしれないが古典の方が面白い。
33 【洗い張り】鯉のぼりを見ると、何故か洗い張りを思い出す。
生活から洗い張りは消えてしまったが、
張り板は貴重な板として生きている。
34 張り板と同じ機能の、竹ひごの両端に針のついたものもあったが、
何と云う名前だっただろうか。名前さえ忘れてしまった。
当句、最初は「糊効く浴衣首筋痛し」。気がつくと浴衣は夏の季語だった。
35 【入学式】洋服から靴まで、勿論ランドセルも真新しく晴れがましい気持ちの
一年生。頑張れ!!
36 【再春】のりの利いたシャツ、ネクタイという首かせを外し、さて何をするのか。
青年は大志を、アフターシックティは封印を解き夢を追う。
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