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第61〜63回
 
第63回 第62回 第61回
 
    第63回【春風の巻】('10/2/14〜3/28)
 
    初折表六句
      1発句   春風の吹いて気になる花粉症
      2脇句       海のはてから黄砂も来る

      3第三  柳絮(りゅうじょ)飛ぶ唐伝来の詩(うた)言葉
      4四句       桃源郷は夢のまた夢

      5五句   望月を眺めて票を数えけり
      6折端       落ち葉の如くハラハラと散る

    初折裏十二句
      7折立   コスモスや風をいなして立ち返り
      8二句       あつき想いを伝え目を見る

      9三句   口ほどに瞬きもせずものをいい
      10四句       電光石火白刃ひかる

      11五句   活き作り身を食われても痛がらず
      12六句       皿の絵透ける包丁捌き

      13七句   月影が一枚二枚と夏の夜
      14八句       ボーナス袋の中を数える

      15九句   小用の振りして入る個室かな
      16十句       目尻さげ読む銀座の便り

      17十一句  請求書目玉飛び出す花の宴
      18折端       自棄酒飲んで見る朧月

    名残表十二句
      19折立   春の丘浮く雲にみる君の顔
      20二句       風に流れて見る影もなし

      21三句   普天間の空に浮雲出ては消え
      22四句       ゆき子と富岡屋久島へ行く

      23五句   雪ひかる鹿児島一の高嶺かな
      24六句       熱燗飲みて維新を語る

      25七句   西郷と大久保の生家すぐ近く
      26八句       70年後も健ちゃん美代ちゃん 

      27九句   蓮の花肩を並べる夫婦かな
      28十句       揺るゝ水玉つかず離れず

      29十一句  空腹や川面の月が餅となる
      30折端       兎出てきて新米をつく

    名残裏六句
      31折立   明日香路の棚田に映ゆる彼岸花
      32二句       鈴ふる巫女の豊饒の舞

      33三句   ヒョットコが腰振りながら後を追う
      34四句       尻だし先行くおかめたち

      35五句   野いばりに色めき立ちぬいぬふぐり
      36挙句       雉子打ちゆかば菜の花畑 

南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃

如水


南圃
鵜雪



如水

鵜雪
南圃

如水


南圃
鵜雪


如水

鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪


如水 
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 1 【春風】連句63回の発句にしては余り綺麗な句でなくて恐縮です。
   この時期花粉症の身、つらいものがあります。
 
 2 【春一番】花粉症も黄砂も春の風物詩として、受け止めねばなりますまい。
 
 3 【十便十宜】漢詩をふまえて多くの句を作ったのは蕪村であった。
 
 4 桃源郷から宙を飛ぶように急いで帰り、みんなに話そうとしたところで眼が覚めた。
 
 5 【票読み】夢でもよいからあの月のようになりたいと、新人は思う。
 
 6 【捲土重来】もう一度頑張って欲しいベテランも多い。
 
 7 風に抗い折れるものもあれば、何処吹くかぜと受け流すものもある。
 
 8 【三船敏郎】彼女の駆け引きに乗ってはいけない。男は黙って格好よく。
 
 9 【香川京子】黒澤映画では三船敏郎の奥さんや恋人役が多かったらしい。
 
 10 【剣客】これは、雷蔵のようなニヒルな剣使いのイメージです。
 
 11 「活き造り」は慣用語で【生け作り・活け作り】が正しい用語であることを知った。
    がどうもしっくりこない。
 
 12 独身時代、駅の近くに眼の前で「とら河豚」を下ろしてくれる店があった。当時は左程
    高くはなくよく通ったものだが、今では活け作り?などめったに口にすることはない。
 
 13 【怪談】最近の子どもは、こういう話をしてもあまり怖がらない。
    どろどろした人情話が少なくなったせいでしょう。
 
 14 【夏のボーナス】入社後暫くは給与もボーナスも現金支給だったよなー
 
 15 さりげなく席を立ちトイレへ。鍵をかけたあとは先ず明細書。胸の高鳴りを覚える。
 
 16 【桜祭り】実際は錦糸町ハワイからの便りだったのだが・・。
 
 17 【桜祭りーその2】何処の地方にも良く見かける○○銀座。
    日南辺りでは千円札2枚もあれば十分に満足できるらしい。
 
 18 【自棄酒】エイ!勝手にせい、と寝込んだ末、気が付けば空には朧月が、
    という経験はありませんか?
 
 19 【春愁】義理チョコとは気が付かずに宙に舞っていたのだが・・。
 
 20 昔、山一證券の新聞広告に「烏は雲を目印に餌を隠す・・・云々」があった。
    変だな〜と思っていたら、すぐに消えてしまった。
 
 21 【浮雲】いつまでも、ふわふわした議論では忍耐も限度がある。
 
 22 【林芙美子】戦中の甘い生活から戦後の厳しい生活へ、、、
    ついに雨の屋久島へと舞台は移る、放浪作家の面目躍如。
 
 23 鹿児島県はおろか九州地方の最高峰は屋久島の宮之浦岳。日本百名山の一つで
    標高1,936m。因みに西日本の最高峰は四国の石鎚山(1,982m) である。
 
 24 近代の日本の礎を築いたのは若き薩摩の志士達であった。
 
 25 【維新】鹿児島を旅すると西郷の銅像、石碑、記念館等は至る所で目にする。
    だが大久保に関しては市内一箇所だけに銅像があるのみとか。
    西郷と大久保の生家は僅か100メートルくらいしか離れていないが、
    そこでも今もって差別されている。
 
 26 【幼馴染】幼馴染は初恋同士みたいなもの、幾つになってもつい手を握りたくなる。
 
 27 この世でも、あの世でも変わらぬ愛を誓う。梧葉さんも奥様との再会を楽しみに
    旅立たれたのではないだろうか。合掌。
 
 28 昨日の梧葉さんの通夜には、神東OBも20名前後と多数の弔問がありました。
    梧葉さんのお引合せのお陰にて、東方のOBを含め珍しい方ともお会いできました。
    精進落しでは合流したこともあり、13名と大勢にて遅くまで梧葉さんを偲びました。
 
 29 【水面の月】川面の月に向かって石を投げれば、波紋が串団子を作ってくれる、
    と空想する時代もあった。
 
 30 【新嘗祭】新米で搗いた出来立ての餅の美味しさは格別。
 
 31 日南の新米が出荷されると、やがて関西にも秋がやってくる。
    昨秋は歩こう会にて、棚田百選の明日香稲渕棚田を訪れてきた。
 
 32 田の神様に感謝をし、一年の労苦をねぎらうと山里に冬が到来する。
 
 33 【秋祭り】秋祭りの御神幸行列。
    水玉タオルでホッカムリしたヒョットコがユーモラスな格好をして行列を盛り立てる。
 
 34 【カーニバル】ヒョットコになってみたいよ。
 
 35 【のどけしや】桃尻を仰ぎ甘露を浴びるといぬふぐりの丈もぐんと伸びる
 
 36 最後の雉子打ちは、行雲さんと青春18きっぷでの夜行列車による、
    登山の旅の早朝のことであった。
 
第63回 第62回 第61回
 
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    第62回【屠蘇に酔いの巻】('10/1/1〜2/13)
 
    初折表六句
      1発句   (と)屠蘇に酔い 
             (ら) 楽歳楽土の夢を見ん
      2脇句       とら歳の夢見事 初春

      3第三   新学期中学生になりにけり
      4四句       兄は角帽かぶって門出

      5五句   「桜咲く」嬉し涙に月かすむ
      6折端       鳶が鷹と囃されている

    初折裏十二句
      7折立   麒麟児といわれて久しわが子かな
      8二句       やつと叶ひし幼き日の恋

      9三句   今開く薔薇くれないの吐息かな
      10四句       千人針は南海の果

      11五句   敗戦日水漬く屍を想ひやる
      12六句       城跡行かば草木深し

      13七句   恒例の観月会の知らせあり
      14八句       月面にある人の足跡

      15九句   踏みつけて栗を集めて土産とす
      16十句       食べつつ帰る想い出あらむ

      17十一句  花巡り夜桜見ての家路かな
      18折端       二人手をとり花冷えの頃

    名残表十二句
      19折立   水温むボートに誘ひエスコート
      20二句       高まる鼓動拡がる波紋

      21三句   鮎の群一網打尽投網かな
      22四句       大物狙う特別捜査

      23五句   寒風や爆窃団の痕酷し
      24六句       さあくり抜きだかまくら作り

      25七句   痩せ馬に鞭くれ抜ける切通し
      26八句       有馬記念で牝馬が躍る 

      27九句   錦之助稲子を恵子に乗換へて
      28十句       笛吹童子が武蔵に変わる

      29十一句  東映のスター揃って月を斬る
      30折端       斜(はす)に構えて見る稲光

    名残裏六句
      31折立   豊作を祝うが如く雷響く
      32二句       禰宜の木沓の音軽やかに

      33三句   御所の庭蹴鞠の音の軽ろやかに
      34四句       春のキャンプにファンも詰め掛け

      35五句   球児らの宿舎に匂ふ梅の花
      36挙句       大会に勝ち桜で祝おう



南圃

如水
鵜雪

南圃



鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪

南圃


鵜雪
如水


南圃


如水
鵜雪

南圃


鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪

南圃



鵜雪
如水


南圃

如水
鵜雪
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 1 【慶賀】外は北風、囲炉裏はとろり と言う年になることを願う。       
 
 2 【初夢】今年も宜しくお願いします。                   
 
 3 初めての年男は中学生になる年。夢を追い続けて欲しい。         
 
 4 【角帽】大学に入ったら、ちゃんと制服・制帽で家を出る習慣にしたら、    
   日本も少しはピリッとなるのではないかな?               
 
 5 【祝合格】これで念願の角帽生活が始まる!と胸躍らされる、、ついこの前のような
   気もするが、あれから50以上も過ぎているのにはビックリするばかり。    
 
 6 何を言われようが嬉しいものは嬉しい                 
 
 7 【麒麟児】世の中でよくあることだが、幼稚園で麒麟児といわれ、小学校で天才に 
   なり、高等学校で秀才、大学で普通の人、会社では窓際族といわれた。   
 
 8 今にして思えば、わたしは子供のころから彼が好きだったのだわ・・・。    
 
 9 【赤い糸】小学校のクラスメートと通勤の電車で偶然であったのが縁で結婚した 
   友人がいる。                           
 
 10 【千人針】鹿児島の知覧特攻平和会館には、昭和20年夏に特攻隊員として若い 
    命を終えた1000人を超す人々が遺品とともに祀られている。赤い糸でつづった 
    千人針が、なんとも虚しくて仕方がない。平和を祈りたい。        
 
 11 今年は敗戦後65年。いまだに還らぬ遺骨の数知れず。          
    深見さんは昨年、父上の慰霊のためニューギニヤへ2週間の旅をされた。 
 
 12 【草木深し】人類の歴史のある面は、殺し合いの歴史。          
    種族が生き残るためか、必ずしもそれだけではなさそうだ。        
    教養という着物を着た現代人も、時として本性を現す。          
 
 13 【飫肥(おび)城址】小生の卒業した日南市立飫肥小学校は、飫肥城址の中に 
    ある。全国でも珍しいらしい。子供達は毎日大手門か馬場下門のいずれかをく 
    ぐって登校する。                         
    昭和24年に卒業した仲間が、毎年秋に観月会で集まる事になっている。  
 
 14 月にも水がある可能性が大きくなった。次の期待は何時月面基地を作れるかで 
    ある。月見の話題も雅な話から科学のロマンの話に変ってゆくのだろう。  
 
 15 【栗拾い】目ざとい子どもは、こぼれた栗を拾い、鈍った年よりは、      
    いが栗を足で踏みつけて栗の実を集める。              
 
 16 淡路島へ疎開していたとき、友達と山へ栗拾いに行き、生のまま食べながら帰った
    ことがある。別段、腹がへっていた訳でもないのだが、多分嬉しくて早く食べた 
    かったのだと思う。結構うまかったような記憶がある。          
 
 17 花好きは五段重を下げ、あの桜で一の重、こちらの桜で二の重と花巡りを  
    楽しんだという。スローライフならではの楽しみ方かもしれない。      
 
 18 【新婚時代】結婚した年、上野公園の夜桜を見に行った。         
    南国育ちの妻は、その寒さにビックリ!!               
 
 19 ためらいながら、勇気を出して女性の手に触れたのはこの時が初めてだった。 
 
 20 【楽しみはあとで】そこまで、そこまで!ボートがひっくり返る。       
 
 21 【鮎解禁】腰をかがめ、胸の鼓動を抑えながら鮎の群を追い求める。見つけた 
    瞬間にサット投網を投げる。水しぶきを上げて網が広がる。大きな波紋が落ち 
    着いた時、網を静かに手繰り寄せる。網の中では若鮎の銀鱗が光る。   
    今年も投網をする友人の写真を何回も撮らせてもらった。帰りには何時も沢山 
    の鮎を頂戴する。絶品!!                     
 
 22 じりじりと網は絞られているようだ。「悪い物は悪い」も一理、        
    「政権交代といううねりを消すな」も一理なのだが。           
 
 23 【爆窃団】昔泥棒と聞くと何となく愛嬌があったが、最近の泥棒のなんと荒っぽい 
    ことか。ビルの壁に穴を開けて、億の泥棒をするとは大物だね。      
 
 24 圧雪しながら雪も積み上がった。外形もおおむね整った。         
    回りでは子供達が今かいまかと待ちながら、「ミニかまくら」を作っている。  
 
 25 【いざ鎌倉へ】赤貧洗うがごとしと言へども鎌倉武士。馬と刀に不足はない。 
 
 26 【中央競馬】昭和48年だったと思うが、有馬記念で18頭中唯一の牝馬ニットウ 
    チドリが逃げに逃げてゴールイン。万馬券に競馬場が湧いたことを思い出す。 
    今は亡き大平誠二君との思い出。                  
 
 27 中村錦之助は有馬稲子から淡路恵子、甲にしきと乗換えた。       
 
 28 【当り役】この時代劇の大俳優は、豊富な当り役で奥さんだけでなく、役柄も変え 
    ていきました。思い出すだけでも、笛吹童子から一心太助、拝一刀更には水戸 
    黄門もあったかな?一番は宮本武蔵でしょう。             
 
 29 【ひゃりこひゃられろ、、、】中村錦之助は言うに及ばず大川橋蔵、東千代之介、 
    大友柳太郎、、、東映の時代劇俳優は凄かったですね。         
 
 30 見事な殺陣を見せてのエンディング。映画館を出ると折しも遠くに煌めく稲光。 
    客はそれを斜に見上げスターを気取って歩きだす。これが時代劇の醍醐味 
    だった。                             
 
 31 【雷神】雷は窒素同化するから、雷の多い年は豊作だとよく聞きました。   
 
 32 きょうは豊作祝い。抜けるような晴天。                 
    禰宜の袴の浅葱色と巫女の袴の緋色が鮮やかだ。           
 
 33 宮中で華やかに軽やかに遊ぶ蹴鞠。                 
    御簾の陰から眺める姫達への絶好のアッピールの場でもあった。     
 
 34 【スプリングキャンプ】 宮崎のこの時期はスプリングキャンプの真っ最中。  
    プロ野球5球団、サッカー18チーム。日南にも多くのファンが訪れる。   
    昨日は横浜FCと西武ライオンズのキャンプを覗いてみた。        
 
 35 春はセンバツから! 出場校は合宿態勢での猛練習だ。         
 
 36 【花の下でパレード】 桜の咲きだしは選抜の終わる頃、          
    優勝旗を先頭にパレードを夢見ようではないか。
 
第63回 第62回 第61回
 
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    第61回【冬に入りの巻】('09/11/17〜12/30)
 
    初折表六句
      1発句   冬に入り麺類増ゆる昼餉かな
      2脇句       銀杏落葉のきらめきながら

      3第三   ぼんぼんと時を刻んで二十年
      4四句       リュウズを巻いて5分調整

      5五句   名月へ銀河鉄道発進す
      6折端       鍬を磨きて豊作祝ふ

    初折裏十二句
      7折立   大根もホーレンソウも発芽して
      8二句       わが恋の如やがて実らん

      9三句   失くしても破れてもなほ追ひ求め
      10四句       少年の夢未だ忘れず

      11五句   青年は大志を抱いて入社せり
      12六句       株価は上がりドルも安定

      13七句   縁涼み待った待ったに月笑ふ
      14八句       勝負とビール果つることなし

      15九句   今度こそいや今度こそとレンズ向け
      16十句       まさか後ろに手がまわるとは

      17十一句  「縄を解け」殿はご機嫌花の宴
      18折端       一声鳴きて雉の飛び立つ

    名残表十二句
      19折立   ホームランのはるか彼方に揚げ雲雀
      20二句       正岡子規と野球殿堂

      21三句   群れ遊ぶ事なき世代引き籠
      22四句       社会に出でて言葉通じず

      23五句   犬猫も話せば分かる冬木立
      24六句       湯気立つ欅は私の縄張り

      25七句   票田に何を蒔くかと悩みをり
      26八句       草刈る娘汗のかぐわし

      27九句   恋をする二人は消えて藁の中
      28十句       麦笛の音の楽しく聞こゆ

      29十一句  名月や曲水園の歌合わせ
      30折端       庭を愛でつゝ酌む今年酒

    名残裏六句
      31折立   古酒と旧き友良し秋の宵
      32二句       歌えや踊れくよくよするな

      33三句   笑顔もて貧乏神を追ひ払ふ
      34四句       ビーナス乗り来る貝殻の船

      35五句   美しく浜辺に咲けるさくら貝
      36挙句       沖の珊瑚は春の花園    

如水


鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪

如水


鵜雪
南圃


如水

南圃
鵜雪

如水



鵜雪
南圃


如水

南圃
鵜雪

如水


鵜雪
南圃


如水


南圃
鵜雪

如水


鵜雪
南圃
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 1 暖かい立冬だと思っていたが、ここ二三日の寒さには冬を感じずにはおられない。  
 
 2 六甲おろしに銀杏が散れば冬到来、親しんだふぐちりも赤城の山で高級料理だ。  
 
 3 【掛け時計】いぶし銀のようなといわれる地味だがなくてはならない存在、      
   それがぼんぼん時計だ。
 
 4 【懐古趣味】ウォルサムの懐中時計、動くには動くのだが時間の遅れがひどい。   
   懐中時計など今は昔の話かも。                      
 
 5 地上の時を宇宙の時に合わせスリーナイン出発進行。             
 
 6 農民の一年の終点は秋の収穫。宮沢賢治は鍬の輝きにも幸せを感じたとか。    
 
 7 【冬野菜】谷口農園では間もなく秋ジャガ、里芋、山芋の収穫。          
   そして白菜、キャベツ、人参、ホーレンソウ、春菊、蕪、ブロッコリー、ねぎ、玉葱、  
   ラッキョウ、、、、冬野菜も順調に育っている。                 
 
 8 【恋実る】何事も収穫は嬉しいですね。                    
 
 9 「やがて実らん」・・・いい言葉ですね。                    
   「追ひ求め」・・・ストーカーにならないように、要注意ですね。          
 
 10 松五郎は良子を心の妻とし、開高健は生涯釣りをたのしんだ。          
 
 11 【志】昨今の青年の志は何か、志が見出せない世情であったら寂しいことだ。    
    効率・効果一辺倒の時代に志を見出すのは困難かもしれない。         
 
 12 【夢】全てが半日陰の昨今、必ず快晴、青空の時が巡ってくる筈。        
    夢を持ち続けたいものだ。                        
 
 13 青年は大志を老人は安らぎををもってよしとす。                
 
 14 長考中に、また冷蔵庫へ。何時になれば終ることやら。             
 
 15 【シャッターチャンス】我が家の渋柿も未収穫のまま熟柿になってしまい、     
    それを狙ってメジロが集まる。それを迷カメラマンが狙う。           
    メジロの動きは早く、なかなかピントが合わせにくい。             
 
 16 【誤解】南圃さん、程ほどにせんときいな。しつこう過ぎると、こうなりまっせ。    
    (如水)正調関西弁「程ほどにしときいな」。                 
 
 17 恩赦とは中々よい制度である。国家的な目出度いことはないものか。       
    ・普天間海外移設 ・北方四島返還 ・北朝鮮拉致解放・・・などが待たれる。   
 
 18 花の宴の食材も殿の気まぐれで命拾い。                  
    さて殿は何を馳走に花を楽しんだのであろうか。               
 
 19 【揚げ雲雀】国も家庭も金がなければ、雲雀の住む草原での草野球を思い出すとよ  
    い。楽しかったではないか。                       
 
 20 【子規】野球(のぼーる)を楽しんだ子規が野球殿堂に入っていることは余り知られて  
    いない。                                
 
 21 【友情の貧困】缶蹴り、鬼ごっこ、馬乗り。遊び道具がない時代は子供同士が    
    オモチャになった。ガキ大将のもと鼻水を垂らし夕暮れまで外であそんでいた。  
    個室でテレビゲームに熱中する昨今は学校も塾も競争の場。          
    助け合い教え合うという事がなくなってしまったようだ。            
 
 22 我々大人の責任でもあるが、人とのコミュニケーションがとれないものが多いとか。  
 
 23 【コミュニケーション】コミュニケーションが十分に取れない薄ら寒い世の中かもしれ  
    ない。笑顔が世界を繋ぐ!!                       
 
 24 【縄張り】犬猫は、話す前に匂いでコミュニケーションしてしまう。         
    五感の優れた犬猫のほうが、人よりも上手でしょうね。            
 
 25 来年は参院選。今までどおりでは失った地盤は戻ってこない。          
 
 26 【ソフィアローレン】                            
    健康な乙女の体臭にすっかり参ってしまった男。男と犬は臭いに弱い。      
 
 27 【藁小屋】農家には藁小屋があり、そこは時には寝室でもあり、         
    遊びの場所でもありました。                       
 
 28 麦笛、笹笛、草笛、指笛、、、特別な楽器を使わずに音楽は楽しめる。       
 
 29 暑かった夏も終わり琴、笛の音を聞きながら月を愛でる。            
    景は優雅なれども式部と少納言の戦いは熱い。               
 
 30 「曲水の宴」で有名な「城南宮」を昨年の10月に訪れた。庭園も中々のものだった。  
 
 31 【熱燗】友遠方より来る。とっておきの酒を出し、熱燗で杯を重ねる。       
    タマランダロウナー、、、(下戸の想像)                   
 
 32 【景気】景気は気だという、気分が高揚すれば景気はよくなるそうな。       
 
 33 笑う門には福来る。厳しいときこそ陽気に行きたいものである。         
 
 34 【ポツティチェリ】ビーナスは豊饒の神にしてエロスの母といわれる。        
 
 35 【さくら貝】さくら貝の唄は当地の浜辺で誕生した。               
    早春の風を受けて浜辺でさくら貝を探した日々が懐かしい。          
 
 36 【珊瑚礁】珊瑚の白化も問題になっているが、                 
    何時までも綺麗な自然を守りたいものだ。                  
 
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