第58〜60回
第60回【箱根路の巻】('09/10/4〜11/17)
初折表六句
1発句 箱根路や薄めの紺に野菊咲く
2脇句 桔梗の蒼に朝露光る
3第三 名月も透かして紅しもみじかな
4四句 寮歌をうたい哲学語る
5五句 デモ参加いまは昔となりにけり
6折端 セミナー盛る夏のキャンパス
初折裏十二句
7折立 青嵐六十路の吾に熱き夢
8二句 八十路の恋は長生きの秘訣
9三句 自治会長女性に囲まれ若返る
10四句 青春きっぷはオバチャンばかり
11五句 バーゲンも歩こう会も皆女性
12六句 女はなれぬやせた哲人
13七句 着膨れて夜釣りの空に月冴ゆる
14八句 飢えるわが子に寒さもものかわ
15九句 ぼたん鍋ガラス戸曇る杣の家
16十句 下着一枚話も熱く
17十一句 一片の花びら肩に峠道
18折端 種蒔き爺の春の雪形
名残表十二句
19折立 湖北にもやうやく出でし花見船
20二句 賤ヶ岳から浅井を偲ぶ
21三句 石室や闇に古人の怨嗟あり
22四句 発掘されて陽に晒さるゝ
23五句 目もくらむ曲線競う夏は来ぬ
24六句 布きれ三つの水着をつけて
25七句 ボロ集めパッチワークの習いごと
26八句 こうすりゃいいよそっとささやく
27九句 強引に肩を抱き寄せ目を閉じる
28十句 一度やりたし思いのままに
29十一句 あの月を食べてみたいとわが子いい
30折端 七五三の祝い菓子買ふ
名残裏六句
31折立 千歳飴曳き摺りながら歩みをり
32二句 早く脱ぎたくむずがるスター
33三句 撮影所今は昔の閑古鳥
34四句 柳色付きゃツバメは戻る
35五句 千年の枝垂桜の色濃くて
36挙句 村人集ひ花見の宴 |
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鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
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鵜雪
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南圃
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1 【野菊】秋の野草は心なしか寂しげだ。あざみを除いて白が基調らしい。
2 桔梗の蒼と白の清楚な姿に夢二の美人画を想う。
3 【紅葉】自然が作り出す色の神秘に感動するばかり。
4 紅葉を焚き酒を温め月を愛でる、まではできるのだがその先はまだ未達である。
5 学生気質も時代と共に変わるものだが、この先はどうなって行くのだろうか。
6 【勉強しよう】大学に入るのが目的になって、入ったトタン勉学をしなくなる学生が
多かったようだが、それでは困る、学生にはもっと勉強してもらおうではないか。
7 強いて勉める事を嫌った青春。やれなかった事をやれる喜びが還暦。
定年も悪くはない。
8 【日野原流健康長寿の心得】
日野原重明流健康長寿の秘訣
70歳〜 新しいことを創める。腹七部
80歳〜 よく歩き、若い者に好んで接する
90歳〜 心の赴くままに行動し、道理に違わず
この3連休、屋久島、種子島を旅してきました。屋久島は2度目だが、種子島は初
めて。宇宙センターの展示、設備に大感激。スッカリ青春時代に戻ったような気分
になりました。宇宙に飛んでみたい、、、
八十路の恋もあるかもしれないと密かに期待、、、
9 【ホルモン】地域活動の主体は美しい女性、知らぬ間にホルモンの分泌が多く
なっているらしい。
10 「青春18きっぷ」で第二・第三の青春を楽しんでいるのは、圧倒的に女性が多い。
11 【元気印】男性群も、もう少し元気を出して頑張ろう!!!
12 【痩せた・・・】
なぜならば女は骨が浮き出るほどには痩せられない生き物であるから。
13 痩身には冬の夜釣りの冷えはこたえる。
14 【その日暮らし】その日の食うものを懸命に求める時代があった。
今の時代には、はや通用しない老人のおとぎ話となってしまったか。
15 別荘が増え猪の数も減った。久し振りに仕留めた大物。
大人は酒を子はたっぷりの肉をむさぼる。
16 酔うほどに・・喰うほどに・・体が火照る。
17 【花びら】春の思い出の一こま、信州の峠道。
18 山桜が咲く頃山陰に種蒔き時を告げる雪形が現れる。
春の遅い信州にも待ちかねた春がやって来たのだ。
19 湖北の峰々の残雪がコントラストを増すころ、海津大崎の花見船が賑わう。
20 【戦国武将の夢】湖北は戦国武将の角逐の場、賤ヶ岳から往時をしのぼう。
21 群馬県の埴輪の数は近畿に次ぐ数と聞いている。古墳時代になぜ群馬が栄えたの
かは知らないが我が大胡町(旧称)にも奥行6m石室2.5mほどの石室を持つ円墳
がある。昨夏「町の歴史を学ぼう」という催しに参加、初めて石室に入ったがひんや
りと涼しい闇の中から「わが眠りを覚ますな」という声が聞こえたような気がしたの
はみょうなものである。
22 明日香の石舞台古墳は、墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な両袖式の横穴式
石室が露出している。天井石の上面が広く平らなため、古くからこの名称がついて
いる。7世紀初頭に権力を握っていた蘇我馬子の墓ではないかと言われている。
23 【曲線美】最近は熟女も加わって曲線の形も色々、楽しみが増えました。
24 【煩悩去らず】前句のコメントに呑まれた一句。
25 さてさて、何ができるやら。
26 【教え魔】そろそろ仕事を覚えてくると、綺麗な新入り社員に、ついつい教えたくなる。
27 【恋人】優しく接するだけではなく、たまには男の強さを見せておきたい。
長らく留守をしてご迷惑をお掛けしました。
28 ♪目を閉じて何も見えず・・・・ 我も行く心の命ずるままに。
29 【団子のような月】団子と間違えているらしい。
貧しい環境が新しい発明・発見を生む。
30 【月餅】四季を写すのは和菓子特に月の名を使う菓子は多数ある。
さて、どんな月が好みやら。
31 今年の十五日は運良く日曜日。伝統行事はやはり決まった日に行うのが一番。
32 【晴れ着姿】着慣れない着物を着せられて窮屈この上なし。
記念写真を撮ったり、挨拶に回ったり、なかなか自由にさせてくれない。
それでも女の子の着物姿は可愛いね、、、
33 活況を極めていた映画会社もテレビの普及と共に勢いを無くし窮余の一策として
造られたのがロマンポルノであった。がこれも長続きはせず各地の撮影所が
閉鎖に追い込まれていった。
アメリカでもあのハリウッドが経費節減のため移転を検討していると聞く。
34 【苦楽】四季はくり返す、楽あれば苦あり、景気循環、
この世はいい時もあれば悪い時もある。
35 【三春の滝桜】三春町の滝桜、樹齢1000年と推測されるとか。
昨年花の時期に見ることが出来たが、1000年もの間皆を楽しませてくれたと
感謝し、枝垂桜に頭を垂れる。
36 千年の桜の下ではドンチャン騒ぎは許されない。昔話に花が咲く。
第59回【立秋をの巻】('09/8/20〜10/3)
初折表六句
1発句 立秋を過ぎて朝の冷気あり
2脇句 露を踏みしめラジオ体操
3第三 明けの月別れを惜しむ虫の声
4四句 外しらじんでまた日が昇る
5五句 誰がために武器よさらばと鐘ならず
6折端 迷文に酔い夏の夜の夢
初折裏十二句
7折立 名場面つづきを見むと昼寝かな
8二句 口づけをされ恋の虜に
9三句 カワセミの雄は魚を獲り続け
10四句 夫は銭を減らし続ける
11五句 退職金みな引きおろし妻家出
12六句 慌てて家の通帳を見る
13七句 月明かり見る家計簿や年越せず
14八句 破れ長屋で将棋に夢中
15九句 往く道のある幸せに苦労なし
16十句 騎士(ナイト)となりしドンキホーテ
17十一句 菊よりも散り際ぞよしさくら花
18折端 くじけちゃならぬ長い人生
名残表十二句
19折立 高空に鳴き合ふて舞ふ春の鳶
20二句 生存競争厳しき中を
21三句 君のシャツバザーで売れて生き残る
22四句 来年のために何かを探す
23五句 夏物の売りつくし品超安値
24六句 日焼も褪せて我が目疑う
25七句 ひと夏の草履の活躍くっきりと
26八句 わが翳宿す君が二の腕
27九句 昇る日や雨戸あけずに共枕
28十句 クーポン券の長旅に発つ
29十一句 月見れば故郷想う鉄格子
30折端 今宵の月を誰ぞ眺めん
名残裏六句
31折立 見納めや赤城山麓すすき照る
32二句 一本杉に青のいななく
33三句 泣けた泣けた石の地蔵の村はずれ
34四句 今生の別れ元気で暮らせ
35五句 長江を越えて飛びゆく柳絮かな
36挙句 チベット高原雪解け始む |
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南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
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如水
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風
南圃
鵜雪
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1 【立秋】
2 【ラジオ体操】朝の冷気が強いときは露が降りるこのごろ、
子ども会のラジオ体操で気が引き締まります。
3 露と共に虫の宴も終りをつげ、次夜の演奏会にそなえる。
4 長い夜もいつの間にか明けてくる。きょうはどんな一日となることか。
5 【大作家】今回の選挙、防衛外交、国家財政等、国の根幹に関わることが、全く出て
こない。唯〃出てくるのは官僚攻撃と生活不安を煽るのみ、これでいいのか。
6 【賞味期限】各党のマニフェスト、美味しすぎるお菓子がいっぱい。
ただ賞味期限は今月の30日のものが多いそうだ。
7 寝苦しい熱帯夜には楽しい夢を見ない。そろそろ素敵な夢を見たいものである。
8 【夢なら覚めないで】口付けをされ目を開けると夢に見ていた王子が微笑んでいる。
ああ・・
9 【求愛】カワセミの雄は求愛中毎日小魚を獲って雌に運び続けるらしい。
彼女をデートに誘い、レストランで食事をご馳走するのと変わらない。
10 【不景気】自然界と違って人間世界では、意思に反してままならぬことが多い。
奥さん、許してあげてください。
11 【チェンジ】じっと耐えて待っていた退職金、これは私の慰労金と置き手紙。
12 今のところはまだ我慢してくれているようだが、あすは分からない。
13 【越年】昔、会社では越年資金だとか越年闘争だとか、巷では晦日から質屋が込む
とか、色々あった。こういう言葉は最近あまり聞かない代わりに、貧困とか格差とか
次元の違う言葉で表されている様に思う。
物事の捉え方をちょっと変えてみたらと思うことがしばしばある。
14 【坂田三吉】破れ長屋で今年も暮れる
愚痴も言わずに女房の小春、、、愚痴は聞きたくないねー
15 ♪吹けば飛ぶよな・・・
作詞の西条八十は、子供の頃に見た紙の駒しか知らなかったとか。
16 【女房の小春】将棋の名人にはエピソードを持つ人が多いが
囲碁の世界ではどうなのだろうか。
17 【日本の国花】桜と菊が日本の国花。切腹は武士道発露の一つなのだろうか。
18 【さくら散る】1度や2度落ちてもいいじゃないか受験生諸君、そして代議士諸君。
驕るな民主党、偶々合格したに過ぎないのだ、1年生代議士諸君。
19 【人生いろいろ】
血気にはやる盲馬も着ぶくれた口達者も年に時代に応じて楽しいもの。
20 鵜の目鷹の目と云うが鳶も同じこと。長閑に見える舞も必死なのであろう。
21 【再生】いらないといわれても、生き方はいくらでもある。
22 【本末転倒】小学校、地域、福祉、、、バザーも多い。協力要請が来てもバザーに
出すものがなくて困る人が居るらしい。バザーに出掛け、来年用に買ってくるとか。
出来る範囲で生きる事が一番だと思うのだが、、、
23 梅雨が長く夏物が売れなかったのか、シャツを安く売っていたので来年用に買って
きた。家に帰って値札を剥がすと、元の値段の4分の1になっていた。
随分とお買い得をしたと思ったが、来年も生きていたらの話ではある。
24 【旬】海で遊んだときは超カッコよかったのに美術館巡りに連れて行くと超ダサイ。
秋には秋の彼を捜そう。
25 【ひと夏の思い出】何処へ行くのも、何をするにも履物は草履ばかりのこの夏。
足の甲には草履の鼻緒の後がくっきりと残りなかなか消えない。
26 【海辺のデート】ワイキキビーチを君と腕を組んでデートしましたね。
ひと夏の思い出、お互いに大切にしましょう。
27 腕だけでは我慢できない。貴方のすべてを私のものにと。
28 贈られた旅行券での旅。雨戸も開けずに早い朝食をとる。自民党は参院選対策
として、来年から敬老の日に75歳以上に旅行券を給付するとか。(笑)
29 【鉄格子】無期という長旅に出て既に20年経ってしまった。
とわの旅に出る前に、一度故郷の山河を見たいものだ。
30 【懲りない面々】塀の中の懲りない面々、新しい裁判員制度が始まり海の底の
様子は変わっていくのだろうか。
31 国定忠治。赤城の山も今宵限り・・・。
32 あたしゃ売られて行くわいな〜。
33 【懐メロ】春日八郎 「別れの一本杉」
♪♪ 泣けた泣けた こらえきれずに泣けたっけ、、、、、
34 【別れ】おしん然り、愛ちゃん然り、別れは悲しく又希望に充ちたもの。
35 【夢】あの長江を越えれば異界。
凶とでるか吉と出るか、新たなる世界で大いに羽ばたいてくれ。
36 大河も源流があってこそ。過日、チベット文字を眼にしたがアラビア文字風。
チベットと中国は異文化であり、民族の同化は無理だと感じた。
民族紛争の雪解けはまだまだ遠い。
第58回【青柿やの巻】('09/7/8〜8/18)
初折表六句
1発句 青柿やかくしも花のありぬかと
2脇句 姿みえねど老鶯のこゑ
3第三 遠く近く納豆売りに今日も明け
4四句 鶏小屋に行き卵集める
5五句 お月見や団子盗みに家々へ
6折端 刈り入れ手伝う過疎の村かな
初折裏十二句
7折立 頼らるがうれしと始む冬仕度
8二句 男手もとめこころも求め
9三句 気はこころと出されたお茶に気もそぞろ
10四句 親に感謝と頭をたれる
11五句 子を持ちて初めて知りし深き愛
12六句 ひこを持つ頃天国を知る
13七句 田鍋さん大往生に月冴える
14八句 炬燵を囲みグランパ偲ぶ
15九句 子どもの名電話で質す名簿かな
16十句 子の付く名前学年に一人
17十一句 童(わらんべ)のたわむれ遊ぶげんげ道
18折端 菜の花ひかりひばりさえずる
名残表十二句
19折立 遠足のリュックに躍る飴の缶
20二句 晴天祈るてるてる坊主
21三句 運動会家族総出の応援団
22四句 パパは靴脱げバトンを落とす
23五句 七転び八起きの夏や甲子園
24六句 蔦蒼き壁夢のまた夢
25七句 同期会皆あのころの顔になり
26八句 手を握られて我たじろぎぬ
27九句 よろめきて期待すれども沙汰はなし
28十句 老いたる母の岸壁で待つ
29十一句 名月に羽衣を焼く不二の山(富士の山)
30折端 ひとり寝る夜の長きを嘆く
名残裏六句
31折立 秋の日や奥へ奥へと忍び入る
32二句 蝉の合唱すぐにヒグラシ
33三句 閑居して十便十宣李漁の詩
34四句 巷に行けば変われ代われと
35五句 移り気に花から花へ飛ぶ蝶々
36挙句 源氏の君の艶やかな春 |
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風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
鵜雪
南圃
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鵜雪
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南圃
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鵜雪
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如水
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南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風 |
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1 花を探してみた一枝、それが今や鈴なり。今年も豊作だ。
2 先日、鶯を探していたら青柿が眼に入った。当地では、この前まで枇杷が熟れて
いたと思ったら、もう無花果が青い実を膨らませている。
3 【納豆売り】朝のしじまに納豆売りの声、今日も無事に目覚めたかと声に感謝す
る。
4 【今日も元気だ納豆がうまい】庭に一畳ほどの小屋があり面倒を見るのが子供の
仕事。思えば半世紀以上の昔話になる。
5 仲秋の名月には子供らに団子を多く盗まれるのが誇りだったとか。
今でもこんな風習が残っているところはあるのだろうか。
6 【代償】盗んだ代わりに稲刈りを手伝う、といったことなら許されるだろう。
7 人から喜んでもらえるという充実感は都会では味わえない。
それならば男一匹もう少しお役に立とうと一冬住むことにした。
8 最初は力仕事をお願いしていたのだが、知らぬ間に心を寄せていた。
9 【婚活】ちょっとした気遣いから恋が芽生える。婚活もこういうことから実践しよう。
10 【手形】「あんたの父っあんには随分と世話になった、
一月ぐらいなら手形は伸ばすよ」と地獄に仏の嬉しい言葉。
11 親の有難さが分かったのは、子供が生まれてから。申し訳ない気持ちで一杯だ。
12 【往きつく処】親子の愛を知り、死を知り、長寿の末に我が行く先を知る。
13 【大往生】都城市に住んでいた、男性長寿世界一だった田鍋友時さんが先月
113歳で93人の「宝」を残して大往生。
冴えわたる月のようにスッキリとした最期だったらしい。こども、孫、ひ孫、やしゃご
93人が一人も欠けていないのが自慢だったようだ。
14 やしゃごは友時さんのことをどう呼ぶのだろう。将に大大爺さんである。
15 【名前】最近の子どもの名前は、とにかく難しい。子どものためにも、大大爺のため
にも、名付けの主導権を握ったらしい母親は、考えてほしい。自治会のイベントを
開く際の切実な実感だ。
16 【入学式】毎年近所の小学校の卒業式、入学式に参加するが、何時もペンを持参し
名前にフリガナを書き込む子供の数が多い。特に女の子の名前が難しく、、「子」の
付く子供は1学年に一人いるかいないかというところ。誰が見ても素直に読んでくれ
る名前が一番だと思うのだが、、、。とは言うものの小生の「正允」を「マサチカ」と正
しく呼んでくれた人は72年間で、荻窪の質屋のオカミさんただ一人。
17 【生めよ増やせよ】私の年代は一クラス55人〜60人で太郎と花子の時代。
難しく気取った名前はいじめの的になっていた。
18 【陽光】地平線が見えるような場所で、こういう光景に出会いたい。
19 海が見えた途端、児童らは一斉に駆けだした。
20 「飴の缶」といえばサクマドロップ。佐久間良子がその社長の娘と知ったのは
彼女がデビューをしてかなり経ってからのことであった。
(如水)風さん ドロップと分かって頂き、感謝です。
破調になるが「遠足のリュックに躍るドロップの缶」とすべきだったかも・・・。
佐久間良子のこと、初めて知りました。
21 【運動会】てるてる坊主の効果バッチリ!!校庭にゴザを敷いて席取り。
オジイチャン、オバアチャンをはじめ家族全員が楽しみにしていた運動会。
”タロー頑張れー!!”の声援が飛ぶ。
22 大塚社長当時、似たような経験があり穴があったら入りたかった。
23 【七転び八起き】人生失敗の連続、恥の連続。しかし最後は甲子園という人生が、
あとから振り返れる人生ではないか。
24 【初戦突破】甲子園球場のイメージは蔦で覆われた古い球場。
地方大会初戦突破の夢今年も果たせず。翌日から又汗を流す。
25 【年を忘れて】15の春を謳歌して50有余年、9月に同期会がある。誰が見ても爺
と婆だが同期の集まりでは関係ない。なんの抵抗もなくオレ、オマエ、○○チャン
の世界となり、当時の序列にもどるのは不思議なもの。
26 【花の色】小野小町もかくなるかと、人の世の儚さを感じるひと時でもありました。
27 目まいをして、ふらついたところを支えてくれただけだったらしい。
28 「興安丸」見たことはないが映画のニュースでラジオで歌で再三見聞きした名前、
鮮明な記憶がある。戦後64年といわれてもやはり8月は重苦しい月だ。
29 【かぐや姫】子を思う親の心、どの時代も変わることはない。
30 姫がいなくなってから何と寂しいことよ。いっそのこと早く死んでしまいたい。
31 【影伸びる】気がつけば、はや立秋を過ぎてはいるが、陽射しはようやく夏。
陰は既に畳の奥まで伸びていた、というのが今年の夏でした。
32 【秋の気配】この地方では4種類の蝉が順番に鳴く。先ずはニイニイ蝉に始まり、
次は油蝉、この時期盛夏はクマ蝉の大合唱。そして最後がヒグラシが鳴き始める
と秋の気配を感じるようになる。
33 「赤城山十便十宣を楽しめり」と詠めれば万々歳なのだが。
34 【変われ代われの大合唱】閑居から人里へ行けば、変革・交代の大合唱に、
何を変えるのか代えるのか、さぞや戸惑うことだろう。
35 小泉贋社員や鳩山偽装個人献金を叩けないマスコミは、翼賛選挙を叩けなかった
昔のマスコミと同じ。正義はなく勝ち馬に乗る本質は変わっていない。
36 一輪の花にさえ手こずっている身には次から次へという技とスタミナは想像を超え
るものである。
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