第180回
第180回【三月の川の巻】('24/2/21〜'24//)
初折表六句
1発句 三月の川三月の山の水
2脇句 稚魚の大群海へと降る
3第三 春休み子らは川にて釣り遊び
4四句 住むはタワマンゲームで遊ぶ
5五句 満月にスカイツリーの影長し
6折端 夜長を妻と月見の酒を
初折裏十二句
7折立 皴の手を飾る指輪やきのこ汁
8二句 苦労かけたね偕老同穴
9三句 大谷が結婚すれば大騒ぎ
10四句 野球一筋よき伴侶うる
11五句 ありがたやうまい飯あり五十年
12六句 何と言っても食事は楽し
13七句 夏の月負けてならじと泥鰌汁
14八句 駒形行けば団扇の行列
15九句 三つ星の有名店は人だかり
16十句 味きそいあうお握り屋さん
17十一句 腰弁でゆるりゆるりと花見かな
18折端 遠足の日はサンドイッチを
名残表十二句
19折立 新社員の通訳役は課長さん
20二句 私産休僕は育休
21三句 爺婆は孫を預かり大童
22四句 絆をふとく親戚となる
23五句 雪深し暖炉を囲みおけさ節
24六句 炬燵に入りてカラオケをする
25七句 みちのくの下ネタ話ごぜ運ぶ
26八句 寄り添う二人ケラケラ笑う
27九句 恋楽し終日笑ふ二人かな
28十句 山の畑にある道祖神
29十一句 十五夜に輝くトマトの美しき
30折端 鹿も食ぶるや秋の味覚を
名残裏六句
31折立 吠えて待つトリフ探しし犬に肉
32二句 松茸狩りは熟女に如かず
33三句 経験の豊かな人は熟考す
34四句 ラスベガスでは運がすべてと
35五句 レウイシアに会えて幸せ山の旅
36挙句 桜も咲きて今年も生きる |
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
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鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
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鵜雪
如水
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鵜雪
如水
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鵜雪
如水
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鵜雪
如水
風
鵜雪
如水 |
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1 雪国の春は三月に始まる。
2 【鮭誕生】春の川は新しい命が満ち溢れている。
3 釣れ過ぎても楽しくないと、待っていて大物が掛か時が嬉しいと。
4 仮想空間で遊びスポーツクラブで体力を補う。群れて暮らすのが苦手な子供が増えている。
5 【ビルの月見】高層ビルが出来て月見の形も変わってくるだろう。
6 が家では三階のベランダからかろうじて月見ができる。
7 復員兵が妻と泥まみれで開墾した時代を思い出す
8 【偕老同穴】お互いによく我慢してきたね。あの世でも共に暮らそう。
9 大谷にも松井秀喜のようにプライバシーを守ってほしい
10 スポーツ選手に派手な結婚式を求めた時代もあったが昨今は影をひそめている
11 【金婚式】これも良き伴侶を得たせいか。
12 酒があれば更に嬉しい
13 【消夏】暑さを夜まで持ち込む月汗を拭きふき熱燗で食う泥鰌汁
14 【老舗の駒形】数年前、昔の仲間と駒形で泥鰌をと行ったらば、店の前に行列をなして
15 一度で良いから行ってみたい
16 握り飯がブーム、価格と味で勝負と新規参入が盛んという。
17 【腰弁】腰弁は家で作る。江戸時代の携帯食のスタンダード。
18 母は僕の好きなハムとレタスの分も入れてくれた
19 金の卵の新入社員、旧人類の部長達、仲を取り持つのが課長の仕事、通常業務よりわずらわしい。
20 【子育て優先】 課長は子育て最中、通訳どころではない。
21 夫婦のみで育児と仕事を両立させるのは大変だ
22 遠くに住んでいるのでいささ疎遠であcつたが頼られる存在となつた
23 【北国の冬】雪国の人は歌がうまいのが頷ける。
24 歳をとると冬は外に出るのが億劫になる
25 冬の間の夕刊フジはごぜがつとめたという
26 【嘘かまことか】ほんとかね、やってみたいね。
27 恋は楽しく笑う以外に日は暮れない
遅くなり申し訳ありませんでした
28 古い畑には豊作を願って楽しい道祖神が祀られている。
29 【照り輝くトマト】これは獣が美しさに食べるのをためらった心境。
30 腹が減っては雌も追えない
31 森のダイヤも犬には駄物もらう干し肉が嬉しい
32 【松茸狩り】松茸は、人が経験と目で探り当てる。
経験豊かでやや前かがみになった女性がよい。
33 経験の豊かな人は惚れない
34 欲が知恵も理性をも踏みにじるラスベガス。
この世の天国でありz地獄でもある。
35 レウイシアは春のロッキーで咲く花。幸せなるかなこの花に会えました。
36 生きておればこそ花見ができる