第176回
第176回回【西瓜買ひの巻】('23/8/13〜'23/9/21)
初折表六句
1発句 西瓜買ひ大き過ぎると叱らるゝ
2脇句 南瓜を見つけ小さすぎるぞ
3第三 名月や軒端に赤く空に黄に
4四句 晩酌終へて夜の散歩へ
5五句 夕涼む川のほとりに人集う
6折端 ぼら釣る人の魚籠覗き込む
初折裏十二句
7折立 汗かきて唐墨づくりに挑戦す
8二句 土産にもらい二人で乾杯
9三句 プロポーズYESをもらい抱きしめる
10四句 三年振りにするハグ嬉し
11五句 やあやあと大きな声で握手する
12六句 酒の肴は思い出話
13七句 時々は孫の自慢も織り交ぜて
14八句 ご近所様の忘年会かな
15九句 お一人様孤独にしない心意気
16十句 頭の下がる奉仕活動
17十一句 花散って置き土産にはごみの山
18折端 夢の島には春の鳶舞う
名残表十二句
19折立 瀬戸内のアートの島に春の風
20二句 禍転じ豊かな島に
21三句 ウクライナロシアにあらずと奮戦す
22四句 バスケ男子はパリの五輪へ
23五句 夏競技酷暑に耐えず取りやめに
24六句 昭和の根性暑さに萎える
25七句 半世紀経たば万博人気なし
26八句 お前と俺は変わらぬ絆
27九句 文通の恋を律儀に墓場まで
28十句 友の秘密を胸に納めて
29十一句 名月や悲喜こもごもの思いあり
30折端 今年米食う大盛り?小盛り?
名残裏六句
31折立 懐かしき一盛り幾らの秋刀魚かな
32二句 山に陽が落ち路地に煙充つ
33三句 排気ガス出さぬEV世界を走る
34四句 水素を運ぶコストが高い
35五句 蓮華咲く小川の土手に人の列
36挙句 朧月見る藁屋根の宿 |
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風 |
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1 お盆のお供えを頼まれたのだが、以前にもあった気がする学習能力の欠如。
2 【南瓜】西瓜は贅沢、南瓜は大切の気持ちが残っている。
3 名月は軒端におれば大きく昇ればいつもの大きさに戻る。
4 夜長の楽しみ方も色々あるものだ。
5 【夕涼み】同じことを思う人が大勢いるらしい。
6 魚をつるのも魚籠を覗かれるのも川釣の楽しみだ。
7 素人でも唐墨は作れるだろうか。唐墨はなぜ高価なのか。
8 【つまみ】チーズのようでワインに合うよ。
9 少子化を吹き飛ばさんと意気込んで。
10 コロナ禍の規制が緩和され、施設の母は大喜び。
11 【年寄り再会】お互いに年寄りになって耳が遠くなってしまった。
やり慣れないことなぞ出来やしない。
12 【リゲイン】昭和40年代24時間働いた時代を懐かしむ
13 自慢も過ぎると嫌味になる、何事も程々に。(定座無視ご免)
14 【ご近所付合い】高齢化社会は向こう三軒両隣の助け合いから。
15 一人暮らしの年寄を孤独にしないよう自治会長の気配りは続く
16 地域で助け合えば、世の中はもっと住みよくなるだろう。
17 【ゴミの山】紙は貴重品、プラスチックのない江戸の花見は、さぞあとはきれいだったろう。
18 東京湾岸は江戸の時代よりごみを捨てては陸地を造成してきた。
ガス抜きパイプのあるゴルフ場でのプレーも懐かしい。
19 瀬戸内海の豊島はゴミの島と呼ばれたが、今ではアートの島として名を馳せている。
20 【禍転為福】名前の通り豊かな島に戻ってよかった。
21 ソ連邦時代そのままにウクライナを属州と見なすロシア。
目覚めたコサックの魂は鎮まらない。
22 バスケットボールW杯の順位決定リーグにてカボベルデに勝ち
自力で48年ぶりに五輪出場権を得た。
23 【酷暑の影響】やがてこういう事になるかもしれない。
ナイターは脱炭素時代に反する。
24 【昭和も遠く】竹槍での本土決戦を唱えた昭和も体温を超す気温の令和には通用しなくなった。
25 毎日新聞の8月の世論調査では、‘25年の大阪・関西万博に関心なしが63%関心ありが22%。
26 【偕老同穴】半世紀が過ぎてもお前はきれいだよ。
27 戦後の若者の楽しみは文通による恋人探しであった。
28 特に頼まれた訳ではないが、墓場まで持って行くつもりだ。
29 【月に思い】思いというものは、秘めたるものが多い。
30 食えばメタポ、食わねばストレスがたまる。
31 スーパーのトレイに小振りの秋刀魚一尾が598円。一瞥をくれて立ち去った。
32 【海の幸】今日も秋刀魚明日も秋刀魚の日々が懐かしい。
33 PM2対策として中国での普及が進んでいる
34 水素はクリーンな燃料とされるが、液化して運ぶにはマイナス254℃を保つ必要がある。
35 【散歩】運賃も結構かかる。近場の行楽が増えている。
36 古民家を改装した宿で懐かしの田舎暮らしの体験ツアーが人気を集めている。