第172回
第172回【春立つやの巻】('23/2/16/〜'23/4/2)
初折表六句
1発句 春立つや大鯉浮かぶ神の池
2脇句 春の声聞き浮き立つ心
3第三 八合目腰を落とせば山笑う
4四句 昼のにぎりのころり転げる
5五句 お月見や団子はあとに先づは酒
6折端 氏神様におみきを捧ぐ
初折裏十二句
7折立 腹太き鮭懸命に川上る
8二句 出来ちゃった婚ふくらむドレス
9三句 あとしばし十月十日が待ち遠し
10四句 子供手当に押された背中
11五句 資産家の吾も貰える有難さ
12六句 相続税で倍返しする
13七句 モナコの夏は月のビーチの宴かな
14八句 あすはニースへ泳ぎに行かむ
15九句 裏窓と真昼の決闘名を遺す
16十句 茶の間で楽し寅さんの旅
17十一句 菜の花や満男と語る江戸川に
18折端 影を映して船の行き交う
名残表十二句
19折立 今年またグラバー邸に椿咲く
20二句 稲佐山より三大夜景
21三句 梅見してわら納豆を土産とす
22四句 記念写真に糸ひく思い
23五句 いとこ会これが最後と撮影す
24六句 寒梅を背にこれで三度目
25七句 稽古して肉の鎧や関取に
26八句 ダイエットして彼を射止める
27九句 三食を二食で我慢の新生活
28十句 a1cはなかなか減らず
29十一句 お月見や酒も団子も控え目に
30折端 運動会で転ばぬように
名残裏六句
31折立 木の実落つ里へは下りぬ獣達
32二句 親子揃ひてひねもす食みぬ
33三句 食足りて昼寝ができる平和かな
34四句 長きよだれや反すうの牛
35五句 キラキラとすみれたんぽぽ輝けり
36挙句 スマホ近づけ春の記録に |
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪
風
如水
鵜雪 |
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1 立春の光に誘われ泥に寝ていたい鯉も水面に浮いてきた。
2 早春の風はまだまだ寒いが、春と聞くと久々に旅に出たくなる。
3 【春山ハイク】春の山はこんなに瑞々しいか。
4 やれやれと包みをほどけば逃げ出すにぎり。
5 月見の記憶は、疎開先の伯父宅でだが団子は中々食べさせて貰えなかった。
6 【お神酒】豊作を神様に感謝、報告することが第一です。
7 鮭も又命の宴を繰り広げる。
8 披露宴でも堂々たるもの。むしろ周囲の者が気遣う。
9 【とつきとおか】数えてみると、来月お目出度だね。
10 【末は博士かCEOか】学費の補助が手厚いとなれば安心だ。
11 祖父の遺産がン億円。年収は200万円で所得制限があっても大丈夫。
12 【相続税】貰ったものは利息をつけてお返ししよう。
13 節税と世界のセレブが集まるモナコ、チップの渡し方額でセレブがランク付けをされると言う。
14 夜はモナコで昼はニースへ、ニースはモナコの西13km。
15 【モナコ公妃】不慮の死を遂げたモナコ公妃は、ハリウッドで名を遺した。
16 茶漬をすすりながらの寅さんシリーズもまた楽しい
17 江戸川の土手に寝転び人生を語る。
18 【水運】江戸川は物流の大動脈、岸辺の菜の花は満開だ。
19 オペラ椿姫、あの歌声は脳裏にはあるが声にならない
20 長崎の稲佐山からの夜景は世界の新三大夜景にとか。
21 【観梅土産】日本三大公園の一つ偕楽園の観梅の帰りは、
藁に包まれた天狗納豆を土産にしてください。所縁の者より。
22 あの合コンのこの写真。メールをしようかしまいかと
23 コレナ禍の会食規制は緩和されたが、よる年波に遠出が難しくなった。
24 【長寿】長寿の時代、なかなか終わりは来ない。
25 平戸海、翠富士など小兵ながら稽古を積んだ力士が活躍している。
26 人間は外見ではないと分かっているが、彼氏が欲しかった。
27 【節食時代】食べるものがなくて、皆スマートな時代があった。
28 朝の運動公園で会う面々は皆a1c対策の運動中。
脂肪と糖分を減らしかつ少々きつめの運動をする。がa1cは減らない。
29 すすきや団子を眺めるだけの月見は、やはり物足りない。
30 【運動会】明日の運動会で頑張ろう。
31 衣食足りて礼節を知るは獣にも当てはまろう
32 里山を守ることは人間にも動物にも幸をもたらす。
33 【食と平和】生存、共存のもとは食の充足、平和の土台だ。
34 眺めはのどかだが牛のゲップが地球環境に悪いとは。
35 胃のない小生は、よく咀嚼する牛を見習わなくては。
36 【スマホで写真】写真撮影も便利になったものだ。