第169回
第169回【秋の月の巻】('22/10/5〜'22/11/10)
初折表六句
1発句 秋の月奏でる葎黙の木木
2脇句 耳を澄ませばピアノの旋律
3第三 名月を仰ぎちひろの曲を聴く
4四句 髪かきき乱すベエートーベン
5五句 オクラ食い一心不乱受験生
6折端 記録を目指しひねもす泳ぐ
初折裏十二句
7折立 汗だくで階段上るジャンプ台
8二句 遥か彼方に手を振る人あり
9三句 青空へ両手で高く投げキッス
10四句 大志抱きて北の大地へ
11五句 若者よやり遂げようぜ脱炭素
12六句 夢を果たそう核融合を
13七句 覇者九年湧く忖度という腐敗
14八句 貴殿は香る水仙のように
15九句 気高さに神秘漂ふ白さかな
16十句 田子の浦より富士仰ぎ見る
17十一句 石垣にイチゴ花咲く久能山
18折端 家康偲ぶ春の例祭
名残表十二句
19折立 権禰宜の祝詞朗々春立ちぬ
20二句 甲子園には宣誓響く
21三句 堂々と語る思いに感動す
22四句 王貞治の祝いの言葉
23五句 おめでとうと云われ赤子の汗ぬぐう
24六句 プールに遊ぶ園児らの声
25七句 水底にエンビで描いたパンダの絵
26八句 おててつないでランランカンカン
27九句 恋募り十六頭の父となる
28十句 我もなりたや源氏の君に
29十一句 満月を頼りに楽しや夜這いかな
30折端 鷹柱立つ白樺峠
名残裏六句
31折立 秋天や峠の茶屋のなめこ汁
32二句 亡き母思うふるさとの味
33三句 弁当の隅に果物二つ三つ
34四句 二時限休みに半分を食う
35五句 菜の花をおかずに見立て握り飯
36挙句 遠足の子ら列組み帰る |
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水
風
鵜雪
如水 |
--------------------------------------------------------------------------
1 月が清かになるころ蜩は姿を消し虫の夜となる。
2 【月光の調べ】新しい月光の曲が生まれるかも。
3 月光をググると一番に「鬼束ちひろ」の月光が表示された。
4 ピアノソナタ月光、あのむつかしい顔の持ち主が作者とは
5 【オクラ】そろそろ受験シーズン、オクラは五角形(合格形)しかも粘り強い。
ついつい縁起を担ぐ。
6 オリンピックの選考基準を突破すべく、必死に練習する。
7 冬の競技会の記録は夏の練習の成果だ。
8 【励み】あの人にはいいところを見せなくちゃ!
9 いつかは直に…
10 東日本では夢とロマンを北に求めるが西日本は何処だろうか。海を渡った南アジアだろうか。
11 【脱炭素化社会】この地球を維持することが、喫緊の課題だ。
12 究極のエネルギーは人工太陽。海外でも核融合発電の研究開発が加速している。
13 九年以上権力の座にいると童話の裸の王様になってしまう。ソ連邦の復活、
漢王朝の復活を目指す覇者二人は夢の実現に突き進むのだろうか。
14 【お世辞】大臣、貴殿は腐敗どころか、水仙のように香しい香りに充ちていますよ。
15 裏の顔は分からないが、見ため目のとおり清廉潔白でいてほしい。
16 古来から愛され崇められてきたのが不死の山である。
17 【石垣イチゴ】懐かしい風景、今はビニールハウスで。
18 久能山東照宮では、家康逝去の4月17に例祭がある。
19 秋津島は神の国春の始めに五穀豊穣と天皇家の安泰を祈念する祭りを行う。
20 【春の選抜野球】選ばれた選手はさぞかし緊張するだろう。
21 苦労や感謝を込めた長文を、澱みもなく忘れもずにハキハキと話す態度に胸が熱くなる。
22 ヤクルト村上選手が56号ホームランを打つまでの苦しみは経験者でないと語れない。
23 【出産目出度し】今の時代、出産が一番目出度い。国が大喜びしてくれる。
24 お母さんが安心して働ける環境を。
25 プールと聞くと反射的にプール用エンビを思い出す。
S化学系技術力ありが会田四季報の評価であった。
26 【日中友好の時代】日中友好の証も昔物語となってしまった。
27 白浜のパンダ永明は30歳になるが、16頭も子を儲けた雄は世界的にも珍しい。
28 あの頃は通い婚。子育ての苦労はなかったのだろう。
29 【夜這い】平安の昔も今も変わらない。
30 日本で繁殖した鷹は9月中旬から東南アジアや中国南東部へ渡る。
31 山採りのなめこに赤味噌の汁、紅葉の出羽三山が美しい。
32 【亡き母】思い出す、母が得意だったこの汁の味。
33 季節の好物が嬉しかった。
34 昼にはコッペパン1ケを捕食。食ってもくっても腹がへる時代があった。
35 【握り飯】外出には握り飯持参をお勧めだ。
安くてうまい、しかも非常食になる。。
36 おかずを交換し合った昼食のあと、野原で遊び帰路につく。