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第142〜149回
 
 
第149回 第148回 第147回 第146回 第145回 第144回 第143回 第142回
 
    第149回【この春はの巻】('20/4/7〜'20/5/17)
 
    初折表六句
      1発句   この春は花粉症などどこへやら
      2脇句       この時期マスク必需品

      3第三   春風や新しきこと始めたき
      4四句       なくてはならぬ糟糠の妻

      5五句   古漬け肴に二人で月見
      6折端       盆の上にはサンマと松茸

    初折裏十二句
      7折立   大漁旗上がらぬ秋の石巻
      8二句       想ひ出すのは北上夜曲

      9三句   デモの中白百合に似た君だった
      10四句       岸を倒せのシュプレヒコール

      11五句   祖父の夢九条改憲狙ふ孫
      12六句       一代一業お家繁栄

      13七句   商いは家訓を守り夏の月
      14八句       苦節7年渦巻誕生

      15九句   漱石の愛でし音戸の酒魚
      16十句       床に臥しても子規は健啖

      17十一句  菜の花を追って山吹咲きにけり
      18折端       畑一面すずしろの花

    名残表十二句
      19折立   純白を天に誇るや雪柳
      20二句       赤き日昇る大海原に

      21三句   太陽は真夏の海で赤く燃え
      22四句       月の光は名曲を生む

      23五句   今年また第九を歌い年を越す
      24六句       年の始めの一月一日
      
      25七句   始め良し終わりは如何に今年かな
      26八句       恋女房は初恋の人

      27九句   結婚の誓文書が出でにけり
      28十句       子はかすがいと親からの知恵

      29十一句  月の夜に供える初物畑の幸
      30折端       取れたての鮭秋刀魚も共に

    名残裏六句
      31折立   山彦の自慢の茸七輪に
      32二句       かまどの飯のおこげのにぎり

      33三句   銀飯を求めて十里歩きけり
      34四句       釜で炊く麦飯の上芋を置く

      35五句   芹摘みの野辺に菜の花咲きをりて
      36挙句       恋の雲雀の空に高鳴く    

鵜雪 
南圃 

如水 
風 

南圃
鵜雪 


風 
如水 

鵜雪 
南圃 

如水 
風 

南圃
鵜雪 

風 
如水 

鵜雪
南圃


如水 
風 

南圃 
鵜雪 

風 
如水 

鵜雪 
南圃 

如水 
風 

南圃
鵜雪 


風 
如水 

鵜雪 
南圃 

如水
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1 【花粉症】新型コロナ騒動で、花粉症など話題にもならぬ。
 
   2 【マスク】コロナも花粉症もマスクは絶対の必需品。
     なのに何処へ行っても品切れの店が多い。戸惑う市民。
 
   3 新年度が始まるこの時期、何か習い事などを始めたくなるものである。
 
   4 海外の港、港に楽しみはあるが朧を楽しめるのは母港だけと悟る。
 
   5 【自家製】沢庵ではなく本物の卵焼きも食べられるようになりました。
     それでもカミさんの作る漬物は格別。
 
   6 【供え物】サンマも縁遠い食べ物となってしまった。
 
   7 さんまの不漁が続いている。域外での外国船の取り過ぎともいうが温暖化で漁場が動いた説も重い。
 
8 女子社員から手書きの[北上夜曲]の歌詞を貰ったことがあり、
  その意図を図りかねたことがあった。
 
   9 【女神】今一度、このような感情を持ちたいね。
 
   10 【安保闘争】60年安保闘争。白衣のまま研究室を飛び出し、デモに参加した学生時代を思い出す。
 
   11 立派な祖父に恵まれ結構なことだ。
 
   12 自動織機、自動車、住宅、移動通信システムと代々新分野に取り組み家業を
      揺るぎないものにしているのがトヨタ自動車である。
 
13 【老舗】創業200年、今も昔と変わらない家訓を守り商いを続ける。
 
   14 【蚊取り線香】始めは棒、夫人のアイデアの渦巻きを形にするに7年かかったそうだ。
 
   15 渦といえば瀬戸、その瀬戸の難所が音戸。潮流に鍛えられたじゃこと鯛が自慢だ。
      漱石が松山にいたときにこの鯛を食し地酒白牡丹を愛でたという。
      (酒屋と鯛飯屋のチラシより)
 
   16 根岸の病床にあっても食欲旺盛だったとの由。
      死ぬまでにもう一度、故郷の魚を食したかっただろう。
 
   17 【黄色い春の花】山吹きも菜の花も咲く小庭哉
 
   18 【春爛漫】今年の谷口農園の半分以上はすずしろの白い花畑。
     昨年そのままにしておいたすずしろの種が風に吹かれて畑一面に拡散。
     自然生えのすずしろ畑になってしまった。
 
   19 春には黄色い花が多いが、純白無垢な白い花も美しい。
 
   20 昇る国の天子日没する国の・・・聖徳太子の器量気迫はまさに昇る日だ。
 
   21 【美空ひばり】真っ赤に燃えた太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの、、、
      ジャッキー吉川とブルーコメッツといっしょに歌った美空ひばりの大ヒット曲。
 
   22 【名曲誕生】天才は閃く動機を求めている。
 
   23 日本人に第九の愛好家が多いのはばぜだろう。
 
   24 年の始めの・・・で始まる小学唱歌の曲名は「一月一日」。
      「いちげついちじつ」と読むとの由。
 
   25 【無常】進歩、発展が万能ではない。
      人は先を急ぎ過ぎているのではないかな。
 
   26 【恋女房】わが人生はすべてよし。ある小説に書いてありました。
 
   27 小生は女房に感謝こそすれ文句はないが、女房がどう思っているかは分からない。
 
   28 携帯を持たせ亭主を放し飼い。女房は観音様、慈悲の心は広くて深い。
 
   29 【十五夜】江戸時代に入り庶民にも楽しまれた十五夜は、収穫祭の意味合いも多く
      米や芋など初物を備えて五穀豊穣を感謝したという。
 
   30 【山幸海幸】海の幸も共に供えよう。
 
   31 里の恵に海山の幸を添え我が家のカミを労う。
 
   32 七輪も竃も見るだけの物になってしまった。
 
   33 【飢え】飢えを凌ぐ歩きが、将に私の原点だ。
 
   34 【増量】戦後の食糧難、釜で炊く麦飯の上にさらにサツマイモが並んでいた。
 
35 食料の足しにと、母と郊外へ芹を摘みに行った。
 
36 命を繋ぐ春、子育ての春。命の躍動する季節だ。
 
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    第148回【春一番の巻】('20/2/18〜'20/4/5)
 
    初折表六句
      1発句   春一番少女の髪を巻き上ぐる
      2脇句       第一志望の入学式に

      3第三   花びらを浴びて今日から一年生
      4四句       男の子身長97センチ

      5五句   月清か五条の橋に弁慶倒す
      6折端       千本安打でリーグ優勝

    初折裏十二句
      7折立   今年こそ4連勝で日本一
      8二句       勝つも負けるも恋はバラ色

      9三句   抱き合ふ二人に燃ゆるこの想ひ
      10四句       父母見る四人起業家目指す

      11五句   残業を家でこなしてテレワーク
      12六句       専用の部屋持たず悩まし

      13七句   一軍へマシン打ち込む夏の月
      14八句       高校野球は夏の大会

      15九句   大相撲観客席に誰も居ず
      16十句       ドームに響くまわし叩く音(ね)

      17十一句  菜の花や巡業相撲を思ひ出す
      18折端       コロナの風邪が花見を散らす

    名残表十二句
      19折立   片隅にフキノトウ避け茣蓙を敷く
      20二句       土筆を摘んでハカマをはずす

      21三句   女子力が日本を変える世を変える
      22四句       国会議員の多くを女性に

      23五句   我が家ではカミさんパワーがまとめ役
      24六句       大掃除からお年玉まで
      
      25七句   身のためと料理塾へと通ひ初む
      26八句       炊事洗濯直木賞とる

      27九句   家事全般何でもござれの妻娶れ
      28十句       才色兼備と文武両道

      29十一句  少納言式部のバトル秋の月
      30折端       月見亭にて交す盃

    名残裏六句
      31折立   大宰府の曲水川に杯浮かべ
      32二句       歌詠む女美しくあれ

      33三句   姫札を引きて嬉しき坊主めくり
      34四句       厨に菩薩子供にぎやか

      35五句   学童を連れて花見のハイキング
      36挙句       今年の桜一段と映え    

如水 
風 

鵜雪 
南圃 


如水 


南圃 
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪 
南圃 


如水 

南圃 
鵜雪 

如水



鵜雪 
南圃 

風 
如水 

南圃 
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪 
南圃 


如水 


南圃 
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪
南圃
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1 四国では春一番が2月12日に全国で最も早く去年より7日早く吹いた。
 
   2 春はその時々始まりの季節である。
 
   3 【初登校】お母さんと一緒、嬉しいな!
 
   4 【背が縮む】昭和18年4月に国民学校に入学したオチビチャン。
     令和2年、82歳のジイチャマ身長165センチ、
     この年になると毎年背が縮む。
 
   5 Bリーグでも小兵の活躍が話題になっておる。
 
   6 プロ野球の新入団選手の大きな目標の一つに千本安打がある。
     昨年までの達成者は302名で、その率は4.3%弱と狭き門である。  
 
   7 【ジャイアンツファン】昨年の日本シリーズ、ソフトバンクに4連敗。
     今年は頑張るぞ、ジャイアンツ日本一!!
 
   8 【恋はバラ色】恋に勝ち負けなし。
 
   9 正にラビアンローズ。あなたが居れば何もいらない。
 
   10 寄らば大樹の影は平成まで、令和の時代はベンチャーからの展開である。
 
   11 【仕事改革】残業を零にして家に帰ってこなした術が、
      流行りのテレワークなるものにつながっている。
 
   12 【居住状況】自分専用の部屋もなく、リビングルームの片隅での仕事。
      いつもかみさんの顔が近くにあるのも悩ましい。 
 
   13 高卒4年、相部屋の二軍を脱するべく昼に継いでの奮闘が続く。
 
   14 センバツの選手はウイルス禍で残念だろうが、勝ち抜いて夏を目指せばよい。
 
   15 【観客席】異常な雰囲気にお相撲さんも緊張。最初の取り組みのお相撲さんは
      緊張のあまり所作を間違えてしまったとか。
 
   16 【仕切り】パンパンパンとよく響き、緊張感が伝わってくる。
     観客という余分なものを取り除くと、違った相撲が見えてくるものだ。
 
   17 滅多に見られない大相撲を見たのは、四五年まえの菜の花の終わりかけた頃。
      今年の巡業相撲はいつ頃見られるのだろうか。
 
   18 開花が早い喜んでいたら居座るコロナに場所を取られた。
 
   19 【庭に出て】花見はどこでもできる。狭庭でも十分だ。
 
   20 【春の味】サッとゆでて油で炒める。春の味を楽しむ。
     土筆は春の七草には入っていないが代表的な春の味。
 
   21 緒方貞子に続く人材を育てる。言うは易いが男の器量にも問題がありそうだ。
 
   22 2017年の衆院選での女性議員の比率は10.1%と少ない。
      人口の半分以上が女性なのだからもっと多くて然るべきだと思う。
 
   23 【女性パワー】家族のまとめ役かみさんパワーが地域へ中央へと広がることを期待。
 
   24 【家庭円満】ダンナは言われるままに動けばよい。
 
   25 女房の万一のときに備え、男の料理教室へ通うことにした。
 
   26 家計は女房にまかせ目標を果たし草食男子の汚名を返上した。
 
   27 【妻を娶らば】これから結婚する男たちへ一言。
      姿かたちに惑わされずに、実用本位がいいですよ。
 
   28 【優性遺伝】才色兼備の母と文武両道の父、その間に生まれた息子は
      さぞかし、、、
 
   29 権力者の意向を受け文筆で競ったのはこの二人であった。
 
   30 紫式部が源氏物語を書いた石山寺には有名な月見亭がある。
 
   31 【流水の宴】大宰府天満宮での流水の宴。平安衣装に身を包み、なんとも煌びやかな宴らしい。
 
   32 【平安美女】昨今の女性は皆同じに見える。この時代の女性にあこがれる私。
 
   33 子供の頃、百人一首の坊主めくりで遊んだが、姫札の顔は皆おなじに見えた。
 
   34 山寺の庭の畑と放し飼いの鶏。頂く命に感謝をする暮しで仏の道を教える。
 
   35 【休校】休校を無駄にしないで、自然に親しむ機会にしよう。
 
   36 【桜前線】北上を続ける桜前線。見事に咲いている花も、何処も花見自粛で人影もまばら。
 
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    第147回【初詣の巻】('20/1/2〜'20/2/16)
 
    初折表六句
      1発句   初詣振る舞い汁粉で暖をとり
      2脇句       息災願い破魔矢頂く

      3第三   春の野に鹿を求めて征矢放つ
      4四句       土筆を探す子供らの声

      5五句   妖精の歌い踊る野月朧
      6折端       ジジババ共に昔は若人

    初折裏十二句
      7折立   里山や萌芽更新繰り返し
      8二句       人は恋をし年々新た

      9三句   爺婆も昔は皆で手をつなぎ
      10四句       井戸に冷えたる大きなスイカ

      11五句   友来るトマトの香りを肴とす
      12六句       ベジタリアンと飲む白ワイン

      13七句   日本酒よ芋名月を愛でるには
      14八句       コーヒー片手に月を眺める

      15九句   昼下り読書の秋を紅茶飲み
      16十句       猫とたわむれ一人楽しむ

      17十一句  菜の花の咲きて一人の散歩道
      18折端       順がちがうと呟く彼岸

    名残表十二句
      19折立   菜の花と年越すバラが香を競う
      20二句       異常気象が常態化せむ

      21三句   世界地図大きく変わる時が来る
      22四句       この暖冬は何時まで続く

      23五句   きのふより4℃も低い寒さかな
      24六句       マスクを通し吐く息白し
      
      25七句   手洗いは指の付け根や手首まで
      26八句       口カラカラに初めてのキス

      27九句   暫くはラインで結ぶ恋心
      28十句       遥かに見ゆるローレライ像

      29十一句  眼を閉じよ耳を塞げと秋の風
      30折端       秋の夜長に伝説を読む

    名残裏六句
      31折立   山海の幸を肴に今年酒
      32二句       子の年らしい相場を待とう
     
      33三句   年男7回りしてまだ元気
      34四句       神話の国の人おおらかに

      35五句   菜の花や空を仰げば鳶が舞い
      36挙句       のどかな午後に飲むミルクティー

南圃


鵜雪 
如水 


南圃 


如水 
鵜雪 

南圃 
風 

鵜雪 
如水 


南圃 

如水 
鵜雪 

南圃
風 


鵜雪 
如水 

風 
南圃 

如水 
鵜雪 

南圃 
風 

鵜雪 
如水 


南圃 


如水 
鵜雪 

南圃 
風 

鵜雪
如水 
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1 【謹賀新年】あけましておめでとうございます。
     今年もよろしくお願いいたします。
 
   2 孫の大学入試から頂き始めた破魔矢。今年からはボケを射抜く破魔矢となる。 
 
   3 【狩猟】中世の一つの風景が想像される。
 
   4 「お兄ちゃ〜ん あったよ〜」 土手には明るい日差しが・・・。
 
   5 ♪今夜はお祭夢の国・・久し振りに妖精という言葉を思い出した。
 
   6 【伝統文化】過疎化が進み村祭りの主役も高齢者が多い。
     伝統文化が引き継がれていくのだろうか。
 
   7 かつて里山は、伐採とそのあとの切株からの新芽で維持されていた。
     「ひこばえ」を詠みたかったが春の季語だった。
 
   8 【若さの秘訣】恋をしてホルモン分泌を盛んにしよう。若さを保つ秘訣だ。
 
   9 【スクエアダンス】初めて手をつないで踊ったスクエアダンス。胸が高鳴ったことを思い出す。
 
   10 孫がくるのがまちどおしい。
 
   11 【野菜臭】人間同様、最近の野菜は人参もピーマンもトマトも独特の香りが無くなり、
      その上味もたんぱくだ。臭みもいいではないか。
 
12 刺身で冷酒といきたいが、来訪の友人の好みに合わせた。
 
   13 縁側でやるにはこれしかない。
 
   14 【下戸】縁台で飲むコーヒー、このほろ苦さがたまらない。
      夜のコーヒーで眠れなくなったことは一度もない。
 
   15 夜は秋灯の下、松本清張をチビリチビリと。
 
   16 【ペットと生きる】これからの人生、独居をペットと共に暮らすケースが増えるようだ。
 
   17 【散歩道】これまでの自分を振り返ると、楽しかったことのほが多かったような気がする。
 
   18 百まで生きて面倒を看ると言っていたのに。
 
   19 【越年バラ】暖冬のせいか、花の世界でも秩序が乱れている。
 
   20 最近の異常気象は、あくまでも異常気象であってほしい。
 
   21 温暖化で海水面が2m上がると世界の海岸線は大きく変わる。
 
   22 【暖冬】南国日南とは言え、今冬霜が降りたのは数回だけ。
      うっすらとした霜で霜柱サクサクなど一度もない。
 
   23 きょうの当地は西高東低の冬型。最高気温も9℃と昨日より4℃も低い。
      これからCTの結果を聞きに出かける。
 
   24 【新型肺炎流行】皆マスクをして、背をかがめて歩いている。異様な光景だ。
 
   25 【予防】新形肺炎対策、手洗いうがいが肝心と。
      実際に指の付けや手首までシッカリ洗ってみると意外と大変なことがわかる。
 
   26 【濃厚接触】プロポーズに次ぐ緊張。
 
   27 【ライン】今はネットで濃厚接触ができる便利な時代だ。
 
   28 ライン川下りにて、ガイドさんが像とその伝説を紹介してくれた。
 
   29 千年を生きる魔女は若い男の命を糧とする。
 
   30 【昔々】神の国日向では面白い神話が多く伝わっている。
 
   31 食欲の秋。何を喰っても美味く酒も進む。
 
   32 【ねずみ年】酒を酌みながら、子の年らしい相場を夢見る人がいる。
 
   33 【同級生】昭和11年子年生まれの同級生。自分は12年丑年生まれだが、
      皆まだまだ元気いっぱい。同窓会が楽しみ。
 
   34 【右肩上がり】神の代はおおらか一目惚れで国造りを行った。
 
   35 【春の空】しばしでも、空を仰いで浮世の苦労を忘れよう。
 
   36 最近の昼食は血管を柔らかくするアーモンドと、その相乗効果のあるコーヒー。
 
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    第146回【初冬の巻】('19/11/22/〜'19/12/31)
 
    初折表六句
      1発句   初冬や夕餉の窓にネオンの灯
      2脇句       畑の仕事霜対策も

      3第三   麦踏や縦一列が横に這い
      4四句       家に帰れば五目並べを

      5五句   名月を眺め交互に白と黒
      6折端       京の五山に五色の紅葉

    初折裏十二句
      7折立   外苑の銀杏落葉は黄一色
      8二句       散歩の二人は桃色一色

      9三句   腕を組み私の彼と自慢げに
      10四句       俺の女と鼻息荒し

      11五句   ハアハアと息をつないで坂のぼる
      12六句       箱根の山を襷をかけて

      13七句   長距離は札幌開催夏の月
      14八句       初の五輪をビールで祝う

      15九句   沿道にスマホを掲げ応援す
      16十句       勝利の姿世界へ届け

      17十一句  花の下牝馬は競ふ世界へと
      18折端       ニットウチドリ先行逃げ切り?

    名残表十二句
      19折立   牧場では春を迎えて仔馬跳ぶ
      20二句       羊の群れを牧童が呼ぶ

      21三句   鐘は鳴る最初カンカン次リンリン
      22四句       汚れた顔で火事は消したと

      23五句   出初式纏木遣や梯子乗り
      24六句       甚句の唄声寒風を裂く

      25七句   ラッパーのデビューを目指す駅広場
      26八句       ヒップホップを彼氏と楽し

      27九句   下町のキャバレーで楽しく仮の恋
      28十句       一夜で消えし吾のボーナス

      29十一句  日本橋阿佐ヶ谷経由吉祥寺
      30折端       名水に寄る色鳥の群れ

    名残裏六句
      31折立   新走り杉玉青き灘五郷
      32二句       喉潤して大掃除入り

      33三句   厨には軽きリズムの包丁の音
      34四句       お年玉を上げる孫一人減り

      35五句   青春は三色すみれの色模様
      36挙句       若き歌ごえ雪崩は消ゆる

風 
南圃 

鵜雪 
如水 

南圃
風  


如水 
鵜雪 

風 
南圃 

鵜雪 
如水 

南圃
風 

如水 
鵜雪 


南圃 


鵜雪 
如水 

南圃 
風 

如水 
鵜雪 

風 
南圃 

鵜雪 
如水 

南圃
風 


如水 
鵜雪 

風 
南圃 

鵜雪
如水
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   1 立冬を過ぎると日没が日毎に早くなる。我が家の夕餉は早く五時半頃だがそれでも
     外は暗くなっている。
 
   2 【食卓の彩】寒さに弱いカラーピーマン等霜除けのカバーを掛けて年内いっぱいくらい
     収穫を楽しむ。
 
   3 【麦踏】児童が一列に並んで蟹の横這いのように麦を踏んでいく麦踏、
     児童の社会教育に適した事例だろう。
 
   4 ゲーム機やスマホなどでの遊び。外で遊んでいる子供は見かけない。
 
5 【夜間試合】縁台を出しこのような雰囲気での碁も打ってみたい。
 
6 京の植木屋は独自に交配を重ね多色多様な楓をそろえ作庭家、庵主の要望に応えるという。   
 
   7 正にふかふかの黄色一面の絨毯。今年はどうだろうか。
 
8 【恋心】恋は桃色でしょうね。
 
9 恋に溺れた女性は獲物を自慢し他者の介入を拒否する。
 
   10 【伊達男】ようやく見つけた彼女、それでも人前では己のもてぶりをひけらかす。
 
   11 【自立】97歳の女性の買い物の帰り、これが元気の源なのだろう。
      私の家の前の坂道の風景だ。
 
   12 高橋昭敏さんは昭和32年に7区を走った際
      「俺は何のためにこんな苦しいことをしているのか」と自問したとの由。
 
   13 【東京五輪】東京五輪も競歩、マラソンなど長距離レースは暑い東京を避けて
      札幌開催が決まった。札幌で赤々と燃えあがってほしい。
 
   14 降って湧いた札幌五輪、準備に問題は山積みだが市民、
     道民にとってはまたとない楽しみだ。
 
   15 連写で撮るか動画で撮るか。よい記念写真を残したい。
 
   16 【ITの時代】折角だから世界へ発信しよう。
 
   17 【桜花賞】日本のダービー馬が海外のレースにも出走しだしたが勝聞こえてこない。
 
   18 【有馬記念】1973年の有馬記念。12頭出走中唯一の牝馬ニットウチドリがスタートと
      同時に飛び出し先行。このまま逃げ切りと思はれたがハイセイコーには勝ったものの
      穴馬ストロングエイトに鼻の差で2着。万馬券13000の配当。クマさんや大平君たちと
      楽しんだことを思い出す。
 
   19 【日高の春】日高の牧場では春が出産期、喜びがあふれる。
 
   20 小学唱歌の「牧場の朝」を思い出した。精気に満ちた一日が始まる。
 
   21 【擬音】童謡牧場の朝の歌詞。1番鐘はなるなるカンカンと、
      2番鐘はなるなるリンリンと。どの音が正解か。
 
   22 出動の消防車の鉦はドケドケと早く、消火後の鉦緩やかに打つ。
 
   23 火事と喧嘩は江戸の華と云われたが、東京消防庁の出初式にも華がある。
 
   24 【甚句】時代物の男性コーラスは腹に響く歌声だ。
 
   25 寒風の抜ける路上で歌う者、踊る者、武道館への夢は冷めない。
 
   26 【ダンス】年寄りはマネしないこと、腰を痛めること必至。
 
   27 【古いキャバレー】門前仲町のキャバレーには年増のホステスが沢山おり、
      チークが楽しかった。
 
   28 独身時代に課の男子社員四五名に、キャバレーにて大盤振る舞いし翌朝に後悔した。
 
   29 【悪友はしご酒】秋の夜は長い。木場から日本橋界隈に行き、次は中央線で
      阿佐ヶ谷近辺に、そして最後は吉祥寺まで足を延ばす。
      それぞれ馴染みの店を回る。お姉さんの顔がお月様に見えてくる。
 
   30 吉祥寺は左打さんのホームグラウンド。水道水は将軍様ご愛飲の地下水系
      二日酔はたちまち収まり色鳥の声をたのしめる。
 
   31 灘の生一本は、宮水、播州米および丹波杜氏のコラボ作品。昔は六甲颪も。
 
   32 【入魂】新酒一杯入魂で年末大掃除に入ろう。
 
   33 孫を迎える爺婆の楽しみ
 
   34 【お年玉】爺婆から孫へのお年玉も大学生まで。5人の孫のうち
      1人が四月から社会人に。お年玉もあと4人になった。
 
   35 【多彩な青春】皆それぞれの希望をもって育っていく。
      それぞれ違っているのが面白い。
 
   36 ♪青い山脈。きょうも我らの夢を呼ぶ。
 
第149回 第148回 第147回 第146回 第145回 第144回 第143回 第142回
 
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    第145回【栗の実の巻】('19/10/8/〜'19/11/18)
 
    初折表六句
      1発句   栗の実を腰を落として拾いけり
      2脇句       妻と二人で芋の収穫

      3第三   秋祭神に供えて子に孫へ
      4四句       未来に備へ資源を守れ

      5五句   子や孫に語り継ぎたい自然の美
      6折端       紺碧の空深碧の森

    初折裏十二句
      7折立   夏休み海水浴に登山かな
      8二句       面倒見たな転校した梨花

      9三句   わが恋人昔花子で今玲奈
      10四句       名前を聞いてどんな字書くの?

      11五句   顔知らぬラインの友の数が増え
      12六句       ネットで交す俳句の話

      13七句   冬の月眺めて酒を酌み交わす
      14八句       思いだすなーあの寒稽古

      15九句   黒帯を締めて五輪へ精進す
      16十句       喜捨を収めて合掌をする

      17十一句  すみれ咲く峠の地蔵で一休み
      18折端       花見弁当腰にぶら下げ

    名残表十二句
      19折立   明日からは春の農事の忙しく
      20二句       鍬を磨きて野良着の手入れ

      21三句   神東の作業着今でも役に立ち
      22四句       増配あって着心地もよし

      23五句   子を連れて出勤するや夏休み
      24六句       アンテナショップの海の家

      25七句   薯洗う海水浴が懐かしや
      26八句       ハロウィンの後掃除が大変

      27九句   息き合いし一夜の恋よ今朝の露
      28十句       儚き夢と朝日に消ゆる

      29十一句  満月に帰ってしまうかぐや姫
      30折端       又来ますよと栗を土産に

    名残裏六句
      31折立   還りきて松茸狩りのあとの宴
      32二句       湯気立つ鍋に香り楽しむ

      33三句   去る年をゆず湯に浸り振り返る
      34四句       薪で沸かした五右衛門風呂に

      35五句   房総の春の草花めぐる旅
      36挙句        北国に吹く南風かな

鵜雪
南圃


如水  

南圃  
鵜雪  


如水  
風  

鵜雪  
南圃  

風  
如水  

南圃
鵜雪

如水  
風  

鵜雪
南圃


風  
如水  

南圃  
鵜雪  

如水  
風  

鵜雪  
南圃  

風  
如水  

南圃
鵜雪  


如水  
風  

鵜雪  
南圃  


如水
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   1 【ぎっくり腰】ギクッと、痛たたた、ユックリ人生に変えるのがよい。
 
   2 【谷口農園近況】今年は牛糞を施肥しすぎたのか、芋の葉が育ちすぎて
     肝心の芋の成長があまり良くなかった。それでも二人分には十分な収穫。
     これからは冬野菜の種蒔き、苗の植え付けの時期になる。
 
   3 【EM農法】一年の健康を神に感謝し、爺婆のパワーを孫子に届ける。
 
   4 少子化ばかりか山海の資源も減るばかり、未来への責任は今の大人が果たすべき。
 
   5 【遺産】子や孫に誇れる美しい自然を残したい。
 
   6 【藍より青き】汚れていない自然が最大の贈り物だろう。
 
   7 眼を開けて潜り、アサリを獲った浜甲子園が懐かしい。
 
   8 田舎に慣れぬ東京からの転校生、なにかと面倒を見たが東京へ帰っていった。
 
   9 【名前】今の恋人は、名前を覚えるのが難しい。昔の方が簡単でよかった。
 
   10 【辞書】名前を聞いても漢字不明、漢字を見ても読み方不明。学校の先生大奮闘。
 
   11 他人との会話が苦手な人が増えてきたのは何故だろうか
 
   12 一日一句を囀ったり、NHK俳句の入選祝いなどをしていたが、今は止めている。
 
   13 【世間話】若者はネットで年寄りは顔つき合わせて会話は弾む
 
   14 【寒稽古】霜柱を踏んで、千葉道場に通ったね。
 
   15 柔道も武道からスポーツへ。柔道着も青へ。柔道の精神は残っているのだろうか。
 
   16 永平寺で五年の修行を果すと僧侶としての背骨が出来上がると聞く
 
   17 【古道】地蔵のある古道をゆっくりとハイクするのは心の健康に大変良いです。
 
   18 【花見】花を愛でながら春の野山をぶらぶら歩き...
 
   19 花見を終えた、雪形が出た時が春の農作業の始まりだ。
 
   20 先ずは畝作り。天地返しをした畝に堆肥を入れる。種まきは明日にしよう。
 
   21 【作業着】会社卒業20年以上過ぎた今でも、谷口農園の野良着は
      神東塗料の作業着。神東塗料のマーク付き。丈夫で長持ち。
 
   22 【配当】縁あった企業とのつながりは、人と配当だろう。
 
   23 コンピューターや端末の入替えは正月休みか夏休み。子供らは内線電話で遊んでいた。
 
   24 昭和37年頃は製菓会社が名の知れた海水浴場に海の家を出し新商品の試販を
      行っていた。店長はメーカーの営業課員子連れは?
 
   25 【夏の浜辺】嘗ての夏の浜辺の雑踏は、今は過ぎ去った昔のこととなっている。
 
   26 【デート】マナーを守って楽しんでもらいたい。
 
   27 仮面を付けての華やぎ。約束の場所に彼女は現れなかった。
 
   28 目覚めれば全ては夢の中のことだった。
 
   29 【おとぎ話】子供たちは昔話を聞きながら眠ってしまう。
 
   30 【月旅行】今や月旅行が出来るのも間近、今度来るときは宇宙船でどうぞ。
 
   31 職場のレクリエーションでの松茸狩りのあとのすき焼きが懐かしい。
 
   32 松茸の不作はプロパンガスの普及にあるという説があるが如何。
 
   33 【ゆず湯】ゆず湯の薬効が見直されている。
      自宅でゆっくりゆず湯に浸り、血行を良くしよう。
 
   34 【五右衛門風呂】鉄製の五右衛門風呂は直火で沸かす。冷めにくくお湯に柔らかさが
      残る。子供のころは火の番をさせられたものだ。
 
   35 さきがけの春を楽しむ旅、鄙びた宿の自慢は五右衛門風呂であった。
 
   36 11月6日の八幡平は道路が積雪のため行けなかった。
      北国の雪のご苦労と春を待つ気持ちを思った。
 
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    第144回【爽やかやの巻】('19/8/23/〜'19/10/4)
 
    初折表六句
      1発句   爽やかやオカリナ流る森の朝
      2脇句       霧の彼方へ白球消ゆる

      3第三   満月に向けて練習クラブ振る
      4四句       寝かしてくれと兎はぼやく

      5五句   亀さんよそんなに急いでどこへ行く
      6折端       宿題溜まる夏休みかな

    初折裏十二句
      7折立   ゆつたりと優雅に泳ぐ金魚玉
      8二句       揃いの上着で夜店を歩く

      9三句   昂ぶりて神社の裏で初キッス
      10四句       促すようにヒグラシが鳴く

      11五句   栗拾い昨日は6個今日は5個
      12六句       薪割り続く山寺の庭

      13七句   寒月を湯屋より眺む山の旅
      14八句       芯まで冷えた躰を抱く

      15九句   開拓の耕地広げる子沢山
      16十句       インガルス一家の開拓史話

      17十一句  風雪に耐えてパンジー咲きにけり
      18折端       流民逞し水仙の花

    名残表十二句
      19折立   添木して花も絶やさず梅古木
      20二句       投手復帰を心まちする

      21三句   痛ててててぎっくり腰ではや三月
      22四句       隠れた魔女の早期発見

      23五句   シーズンは終りと戻る海月かな
      24六句       夏の草刈りマダニに注意

      25七句   義経はジンギスカンとなりにけり
      26八句       ヘップバーンがわが妻となる

      27九句   我妻は世界で一番のつもり
      28十句       貴男は器私は水と

      29十一句  十六夜が水面に揺れて嵐待つ
      30折端       野分と呼べぬ猛威を揮ふ

    名残裏六句
      31折立   古里の復旧いまだ赤トンボ
      32二句       棚田の稲穂黄金に揺れ

      33三句   一羽二羽見る見る増ゆる群雀
      34四句       子育て盛ん擁壁の穴

      35五句   春うらら桜に群がる目白の親子
      36挙句       アイビー校に入学をする

如水
鵜雪

南圃
風  

鵜雪  
如水  


風  
南圃  

如水  
鵜雪  

南圃  
風  

鵜雪
如水

風  
南圃  

如水
鵜雪


南圃  
風  

鵜雪  
如水  

風  
南圃  

如水  
鵜雪  

南圃  
風  

鵜雪
如水  


風  
南圃  

如水  
鵜雪  

南圃
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   1 朝の公園を散歩していると、オカリナを奏でる方がいた。
 
   2 【朝のゴルフ】200ヤード先のあの辺にあるだろう。
 
   3 【ナイター練習】昼間は暑いので夕方涼しくなってから練習場に向かう。
 
   4 探査機は来る、人もきそうだ、巣穴はどこに作ろうか。  
 
   5 【ユックリズム】今の世は、どうしてこんなにせわしいのか、
     もっとゆっくりとしようではないか。
 
   6 のんびりしていると、夏休みもあと三日間となってしまった。
 
   7 時間を忘れさせるのが金魚、忘れて慌てるのが人間。
 
   8 【アベック】夏祭りの夜店。いろいろな夜店が楽しかったネ‐。
 
   9 祭りの雰囲気に気分も昂ぶり、どちらともなく暗闇を求める。
 
   10 【カナカナ】神社の裏山はちょっと薄暗くてヒグラシがよく鳴く場所だ。
      遠慮するな、チャンスだぞ。
 
   11 【秋の味覚】我が家の栗の木、毎日の栗拾いが楽しみ。今夜あたり栗ご飯かな?
 
   12 栗鼠は木の実を、人は薪を用意して冬に備える。
 
   13 【冬の山旅】あの薪で沸かしてくれたのだろう。
 
   14 銭湯を先に出た彼女は、震えながら待っていた。
 
   15 【子は宝】毎年さずかる子供の手を借り耕地を広げ裕福にった。
 
   16 【大草原の小さな家】随分前にTVで観たが、また再放送している。
      カミさんと楽しく観ている。
 
   17 家族で希望を持って頑張れば、苦労も苦にならない。(パンジー=三色菫=三姉妹)
 
   18 【水仙】昔々南の国から流れ着いた水仙、今や代表的な早春の花となった。
 
   19 【生命力】幹の半分は朽ちて今にも折れそうな梅古木。添木、つっかい棒でようやく
      もっているが、それでも毎年必ず花を咲かせる逞しさ。ほのかな香りを楽しむ。
 
   20 大リーーガー大谷選手、肘の順調な回復に安堵をしていたら膝を痛めたとのニュース。
      来年の開幕には間に合うとのことだが・・。
 
   21 【腰痛】歳のせいだよとだけは言われないように。
 
   22 ドイツでは「魔女の一撃」と云うとの由。長引く腰痛には隠れた疾患もあるとか。
      場合によりセカンドオピニオンも。
 
   23 8月になると海水浴場に 海月が戻ってくる。
      中にはミミズ腫れになるような毒を持つものもいる。
 
   24 【マダニ】草原に潜んでいるマダニ。このマダニにかまれて感染する日本紅斑熱で
      死亡するケースもある。要注意!!
 
   25 「夏草や兵どもが夢の跡」
      義経の首が鎌倉に届いたのは死後四十日。誰の顔か分からなかった。
 
   26 【夏の夜の夢】夢幻か、気は確かか。
 
   27 【良妻賢母】皆さん奥さんに告白しましょう。君が世界一だと。
 
   28 神話の国、歳月を重ねた夫婦は神の如く相和す。
 
   29 【前兆】天気予報が進んで、数日前から台風を予期できるようになった。
 
   30 野分とは、野の草を吹き分ける暴風を指すらしいが、
      昨今の台風はそんな生優しいものではない。
 
   31 地震、出水の被害の規模が大きくなってきた。「我々にツケを回さないでくれ」、
      16歳の発言にバッシングが続いていると言う。
 
   32 【稲刈り】赤トンボの舞う棚田、まもなく稲刈りの時期
 
   33 もう少しで季語の「稲雀」とするところだった。
 
   34 【子育て】私の近くでは、宅造で出来た擁壁の穴に雀が住み着いて大いに数を増やしている。
 
   35 【目白の親子】日南線に北郷という駅があり、その駅前に日南地方でも
      ひと際早咲きの桜並木がある。その時期にはいつも目白が群がっている。
 
   36 【大志を抱け】眼を世界に日本を飛び立つ
 
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    第143回【万緑の巻】('19/7/12/〜'19/8/20)
 
    初折表六句
      1発句   万緑の影青々と風も青
      2脇句       植田の蛙コーラス楽し

      3第三   鳴き声の絶えて久しき吾が狭庭
      4四句       人は快適薬剤を撒く

      5五句   名月を蚊遣りを焚いて迎えけり
      6折端       ブーンブーンと耳元で啼く

    初折裏十二句
      7折立   遠山にかなかなを聞く夕べかな
      8二句       源氏の君も空蝉を恋ふ

      9三句   思い出すカナカナカナを聞いた道
      10四句       神社の奥の杉木立かな

      11五句   笹薮を拓きて秘密基地となす
      12六句       遊びが出来ず引き籠る日々

      13七句   寒月や独り朗々歌留多かな
      14八句       正月楽し皆で札取り

      15九句   親戚をめぐり頂くぽち袋
      16十句       学年毎に増ゆる金額

      17十一句  桜咲き二十歳の孫にホッとする
      18折端       青い背広で入社式へと

    名残表十二句
      19折立   初仕事花の上野の席取りに
      20二句       ブルーシートに万国の人

      21三句   こんにちはニーハオアンニョン返りくる
      22四句       津軽と薩摩会話にならず

      23五句   サーファーに言葉はいらぬ技で言う
      24六句       波の彼方にヨットが浮かぶ

      25七句   日南の空と海との蒼さかな
      26八句       喜びたまえ恋人たちよ

      27九句   君となら何時いつまでも幸せに
      28十句       妻がリードよ再びの春

      29十一句  満月と孫に誘われあの丘へ
      30折端       園児を連れて栗を拾いに

    名残裏六句
      31折立   痩せこけて迎え待つ子や敗戦忌
      32二句       校庭に満つ緑の葉っぱ

      33三句   ぜんざいの甘味カボチャで代替えに
      34四句       お陰様にて百歳人生

      35五句   年金のことは忘れて花見酒
      36挙句       彼岸がつなぐあの世とこの世 

南圃
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪
南圃 


風 
如水 

南圃 
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪
南圃 

風 
如水 

南圃
鵜雪 


如水 
風 

鵜雪 
南圃 

風 
如水 

南圃 
鵜雪 

如水 
風 

鵜雪
南圃 


風 
如水 

南圃 
鵜雪 

如水
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   1 【青葉】青葉若葉の繁みの下の木製ベンチ、コーヒー片手に夏の暑さ忘れるひと時。
 
   2 【筑波山麓】デュークエイセスも、ダークダックスもケロケロと合唱してくれた。
 
   3 かつては我が家でも蛙の声が聞こえていたのだが・・・
     けさ(7/15)蝉の初鳴きがあった。関東の悪天候をお見舞い申しあげます。
 
   4 絶滅危惧種を作るのも人、保護し復活するのも人だ。
 
   5 【温暖化】近頃は秋が深まっても蚊に攻められるようになった。
 
   6 【蚊の羽音】ブーンブーンは啼き声ではなく蚊の羽音。耳元で啼くのは気になる。
 
   7 ブーンブーンが終ると」かなかなが忙しく鳴き秋が深まる。
 
   8 ♪日暮れになると涙が出るのよ〜。空蝉にもう一度、逢いたいなぁ〜。
     「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」
 
   9 【時は巡り】思い出すなー。彼女とのデートコース。
 
   10 【蝉時計】夏休みに朝早く行くと、時間を計ったように一斉に鳴きだすのは、
      思い出として残っている。
 
   11 氏神様の本殿の裏に茣蓙を敷いて基地を作ったが、何をして遊んだか覚えていない。
 
   12 昔は群れて遊んで世の中で暮らす術を覚えたが今ではそれが出来ない。
 
   13 【朗々の声】独居になっても声出すは健康の秘訣という。
 
   14 【早く来い来いお正月】車座になって皆でかるた取り。
      皆それぞれ十八番がありその札だけは絶対に人に取らせない。 
 
      十八番ベスト3。
      1.ひさかたの光のどけき春の日に、、、
      2.しのぶれど色に出にけり我が恋は、、、
      3.大江山いく野の道の遠ければ、、、
 
   15 【俺の孫かと】孫が高校の卒業旅行でグァムに出掛けた。
      旅費はどうしたと聞くと年玉を貯めていたと言う。
 
   16 沢山頂いたと云うことは、先方が沢山振る舞ったと云うこと。有難いことだ。
 
   17 【一人卒業】孫たちのお年玉、誕生祝などは成人式までとしている。
      5人の孫のうち一人が成人式を迎えホッとする。それでもあと4人。
      最後は中学2年生。この子が成人するまでこちらがもつまい。
 
   18 【心も軽く】そのうちに喜寿の祝いが来るぞ。
 
   19 いまの新社員は素直に従うのだろうか。
 
   20 花見も日本人だけのものではなくなり世界各国の人が場所取りをしていると聞く。
 
   21 【国際化】浅草や皇居前では、ニーハオといえばだれかが返事する。
      アンニョンといえばだれかが返事する。
 
   22 【方言】外国語も難しいが、日本の方言も難しい。
      地方によってはサッパリ解らない。外国語以上。
 
   23 技は言葉、身振り手振りで用はたりる
 
   24 海の青に白き波 蒼き空と白き雲 佳きかな夏の海
 
   25 【日南海岸国定公園】日南海岸の空と海との蒼さを楽しむのは、
      梅雨明けのこの時期が最高!!
 
   26 【バラ色の人生】ここは嘗て新婚旅行のメッカ、今老人が若い二人に言う。
 
   27 ♪「幸せだなァ・・・・・僕は君といるときが一番幸せなんだ・・・・・」
 
   28 男の子を育てた母は男を扱うワザを会得。老いの暮らしを差配する。
 
   29 【孫】こういう孫がいてくれるといいね。
 
   30 【孫遠足】孫たちのあどけなさが眩しい
 
   31 赤城の開拓一世の家には柿、栗、いちじくなど子供のおやつになる果樹が必ずあるが
      町育ちの孫達は見向きもしない。
 
   32 疎開先から帰ってくると校舎は全焼。校庭はサツマイモやカボチャなどの畑になっていた。
 
   33 【代用品】砂糖も配給で少なく、オフクロさんの作るぜんざいの甘味料はカボチャ
      だったが皆が大喜びで食べたことを思い出す。
 
   34 【人生塞翁が馬】転禍為福、あの時の糖類制限で今の私の健康がある。
      オフクロさんよ、ありがとう。
 
   35 先のことを思い煩うのは健康に悪い。きょうは愉しく語らいながら飲もう。
 
   36 沖縄での彼岸は一族の墓前にその一族が集り盛大に呑み踊るのが慣わしという。
      流灯に乗ってご先祖も帰っていった。
 
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    第142回【梅雨入りの巻】('19/6/3/〜'19/7/11)
 
    初折表六句
      1発句   梅雨入りや局所豪雨という予報
      2脇句       酷暑の夏は想定の内

      3第三   バラバラの多弱野党のだらしなさ
      4四句       参院選の結果が見もの

      5五句   名月や明日を憂うる議員あり
      6折端       夜長に思う 曾孫の暮し

    初折裏十二句
      7折立   藤村の秋の夜長はかくありて
      8二句       君が情に酌みし盃

      9三句   ほだされていつしか頼る人となる
      10四句       またかと思いつ百年を過ぐ

      11五句   年金や悪夢を覚ゆ参院選
      12六句       夫婦そろって95歳まで

      13七句   生きるとは寒月のごとくと覚悟せり
      14八句       蒲団に眠る開拓の孫
         
      15九句   避難所は寝るところなし布団無し
      16十句       せめて寄せたき痛みの心

      17十一句  ボランティア行ってもらったクロッカス
      18折端       庭一面に思いで残す

    名残表十二句
      19折立   お礼にと忘れな草の種送る
      20二句       いつもの所に球根を植え

      21三句   薯掘って芋植付けて梅雨に入る
      22四句       日系二世スポーツに才

      23五句   金栗は行方不明と50余年
      24六句       東京五輪の暑さ対策

      25七句   ながながと野良猫の寝る木陰かな
      26八句       お邪魔ですかとベンチの二人

      27九句   刺されたる巡査の治癒を祈るのみ
      28十句       消防警察巡回必死

      29十一句  良い月に合おうゆるりと一回り
      30折端       耳に染みたる虫たちの声

    名残裏六句
      31折立   コオロギのいつも茶の間でコロコロと
      32二句       することもなく只ごろ寝する

      33三句   ビンテージ言うて自慢のワインかな
      34四句       わがジーンズは負けず劣らず

      35五句   児島湖の賑はふさくらまつりかな
      36挙句       花見弁当酒もたんまり    

風 
鵜雪 

如水 
南圃 

鵜雪
風 


南圃 
如水 

風 
鵜雪 

如水 
南圃 

鵜雪
風 

南圃 
如水 


鵜雪 


如水 
南圃 

鵜雪 
風 

南圃 
如水 

風 
鵜雪 

如水 
南圃 

鵜雪
風 


南圃 
如水 

風 
鵜雪 

如水
南圃
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   1 梅雨入りが九州に発表された。昨年と同じ局所豪雨形の予報。非常備品の再点検が必要だ。
 
   2 【酷暑】記録的と言っているうちに、やがて当たり前になってしまうでしょう。
 
   3 衆参同日選挙は想定外か。当面の政策協定で候補者の一本化を要す。
 
   4 【参院選】基本理念、政策の異なる各野党が、選挙の時だけ数を頼んで徒党を組む
      のか。日頃からもっと協調すべきではないか。
 
   5 【議員の姿】情報過多の今、議員のこうあってほしいという論が消えてしまった罪は
      大きいのではないか。
 
   6 人口爆発による食糧危機、オゾンホールと異常気象。墓の中でノホホンとして
      居られるのだろうか。
 
   7 【千曲川旅情の歌】この命なにをあくせく明日をのみ思いわずらう、、、
 
   8 【初恋】わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき・・・
 
   9 【夫婦善哉】♪他人(ひと)には見えぬ亭主の値打ち 惚れた女にやよく見える・・・。
 
   10 【百年人生】こだわりの少ない人が長寿の人のようだ。
 
   11 2000万円不足問題は参院選敗北を恐れた政権側の過剰反応。
      「100年安心」と謳われた2004年当時でも年金だけでは生計に不足で、
      今頃になってうそや詐欺だと批判するのは、己の無知を晒すようなもの。
 
   12 【前提条件】2000万円もさることながら、二人揃って95歳まで長生きするにはどのように
      頑張ればよいのだろうか。
 
   13 【生きる】これからの高齢者は、嘗ての高齢者と違った生活を強いられることは
      間違いないだろう。
 
   14 戦後の開拓は縄文の暮らし、風雨雪に強いブロック造りの家に住むのが夢だった。
 
   15 【避難所】地震、台風、津波、がけ崩れ、、、自然災害が多すぎる。
      避難所は混雑し、寝るところもなく大変な生活らしい。
      経験のない者には想像もできない。
 
   16 心身のご負担を、万分の一でも代わられるのならよいのだが・・・。
 
   17 【情けは人の為ならず】昨年、孫がこれも体験とボランティアで土砂の排出を手伝った。
      「あんなに感謝をされたのは初めて」と孫にも良い体験になったようだ。
 
   18 【思い出の花】あの花を見ると、あの時のことがよい想い出として蘇ってくる。 
 
   19 早く元どおりの生活に戻れますようにと、祈りを込めて。
 
   20 【家庭花園】我が家の花園では、チュウリップは毎年同じ場所に植えている。
      近所の人も楽しんでくれる。
 
   21 【農繁期】狭い畑を回していくのは忙しいことだ。
 
   22 【藷から芋】交配によって優れた性質を引き出す、ということを生物の授業で習った。
      最近の陸上、柔道、野球、バスケ、テニス等に優秀な若手が目白押しだ。
 
   23 【世界新記録】54年8ケ月6日5時間32分7秒3。1912年のストックホルムオリンピック
      マラソンに参加した、金栗の記録である。日本の韋駄天も夏の暑さには勝てなかった。
 
   24 マラソンコースでは遮熱性舗装や散水装置を施すとか。6時スタートと観客も大変。
 
   25 犬は日陰の土を掘り腹ばいで暑さをしのぐ。
      猫にはその様子はなく無防備に腹を見せて寝ている。
 
   26 【猫ブーム】猫ブーム、動物愛護とかいわれる昨今、過ぎたることで遠慮することはないよ。
 
   27 ♪もしもしベンチで囁くお二人さん・・・
      安全のほか家出や景気まで気遣うお巡りさん。
 
   28 【避難勧告】昨日今日、そして明日もこの大雨は南九州に降り続く予報。
      日南市内の河川も溢れる寸前。朝から避難を呼びかける警報車の音が響く。
      我が家は高台で助かっている。
 
   29 【遠回りこのところ月も太陽も見ない日が続いている。
 
   30 虫すだく名園に名月を楽しむは秋ならではの贅沢。   
 
   31 【共存】隙間も多い我が家、虫たちの出入りも自由。
 
   32 斯くありたいが、することがありながら、きょうもテレビを見ている。
 
   33 樽をごろりと寝かして50年氏に素性が加わって「貴婦人」が仕上がる。 
 
   34 【ジーンズ】色あせて膝が抜けたデニムズボンに十万円するものがあるらしい。
 
   35 ジーンズと云えば岡山の児島。
      児島では毎年「児島湖花回廊さくらまつり」が開催される。
 
   36 【車座】花より団子、賑々しく弁当を楽しみ酒を楽しむ。
 
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