第142〜149回
第149回【この春はの巻】('20/4/7〜'20/5/17)
初折表六句
1発句 この春は花粉症などどこへやら
2脇句 この時期マスク必需品
3第三 春風や新しきこと始めたき
4四句 なくてはならぬ糟糠の妻
5五句 古漬け肴に二人で月見
6折端 盆の上にはサンマと松茸
初折裏十二句
7折立 大漁旗上がらぬ秋の石巻
8二句 想ひ出すのは北上夜曲
9三句 デモの中白百合に似た君だった
10四句 岸を倒せのシュプレヒコール
11五句 祖父の夢九条改憲狙ふ孫
12六句 一代一業お家繁栄
13七句 商いは家訓を守り夏の月
14八句 苦節7年渦巻誕生
15九句 漱石の愛でし音戸の酒魚
16十句 床に臥しても子規は健啖
17十一句 菜の花を追って山吹咲きにけり
18折端 畑一面すずしろの花
名残表十二句
19折立 純白を天に誇るや雪柳
20二句 赤き日昇る大海原に
21三句 太陽は真夏の海で赤く燃え
22四句 月の光は名曲を生む
23五句 今年また第九を歌い年を越す
24六句 年の始めの一月一日
25七句 始め良し終わりは如何に今年かな
26八句 恋女房は初恋の人
27九句 結婚の誓文書が出でにけり
28十句 子はかすがいと親からの知恵
29十一句 月の夜に供える初物畑の幸
30折端 取れたての鮭秋刀魚も共に
名残裏六句
31折立 山彦の自慢の茸七輪に
32二句 かまどの飯のおこげのにぎり
33三句 銀飯を求めて十里歩きけり
34四句 釜で炊く麦飯の上芋を置く
35五句 芹摘みの野辺に菜の花咲きをりて
36挙句 恋の雲雀の空に高鳴く |
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風
南圃
鵜雪
風
如水
鵜雪
南圃
如水
風 |
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1 【花粉症】新型コロナ騒動で、花粉症など話題にもならぬ。
2 【マスク】コロナも花粉症もマスクは絶対の必需品。
なのに何処へ行っても品切れの店が多い。戸惑う市民。
3 新年度が始まるこの時期、何か習い事などを始めたくなるものである。
4 海外の港、港に楽しみはあるが朧を楽しめるのは母港だけと悟る。
5 【自家製】沢庵ではなく本物の卵焼きも食べられるようになりました。
それでもカミさんの作る漬物は格別。
6 【供え物】サンマも縁遠い食べ物となってしまった。
7 さんまの不漁が続いている。域外での外国船の取り過ぎともいうが温暖化で漁場が動いた説も重い。
8 女子社員から手書きの[北上夜曲]の歌詞を貰ったことがあり、
その意図を図りかねたことがあった。
9 【女神】今一度、このような感情を持ちたいね。
10 【安保闘争】60年安保闘争。白衣のまま研究室を飛び出し、デモに参加した学生時代を思い出す。
11 立派な祖父に恵まれ結構なことだ。
12 自動織機、自動車、住宅、移動通信システムと代々新分野に取り組み家業を
揺るぎないものにしているのがトヨタ自動車である。
13 【老舗】創業200年、今も昔と変わらない家訓を守り商いを続ける。
14 【蚊取り線香】始めは棒、夫人のアイデアの渦巻きを形にするに7年かかったそうだ。
15 渦といえば瀬戸、その瀬戸の難所が音戸。潮流に鍛えられたじゃこと鯛が自慢だ。
漱石が松山にいたときにこの鯛を食し地酒白牡丹を愛でたという。
(酒屋と鯛飯屋のチラシより)
16 根岸の病床にあっても食欲旺盛だったとの由。
死ぬまでにもう一度、故郷の魚を食したかっただろう。
17 【黄色い春の花】山吹きも菜の花も咲く小庭哉
18 【春爛漫】今年の谷口農園の半分以上はすずしろの白い花畑。
昨年そのままにしておいたすずしろの種が風に吹かれて畑一面に拡散。
自然生えのすずしろ畑になってしまった。
19 春には黄色い花が多いが、純白無垢な白い花も美しい。
20 昇る国の天子日没する国の・・・聖徳太子の器量気迫はまさに昇る日だ。
21 【美空ひばり】真っ赤に燃えた太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの、、、
ジャッキー吉川とブルーコメッツといっしょに歌った美空ひばりの大ヒット曲。
22 【名曲誕生】天才は閃く動機を求めている。
23 日本人に第九の愛好家が多いのはばぜだろう。
24 年の始めの・・・で始まる小学唱歌の曲名は「一月一日」。
「いちげついちじつ」と読むとの由。
25 【無常】進歩、発展が万能ではない。
人は先を急ぎ過ぎているのではないかな。
26 【恋女房】わが人生はすべてよし。ある小説に書いてありました。
27 小生は女房に感謝こそすれ文句はないが、女房がどう思っているかは分からない。
28 携帯を持たせ亭主を放し飼い。女房は観音様、慈悲の心は広くて深い。
29 【十五夜】江戸時代に入り庶民にも楽しまれた十五夜は、収穫祭の意味合いも多く
米や芋など初物を備えて五穀豊穣を感謝したという。
30 【山幸海幸】海の幸も共に供えよう。
31 里の恵に海山の幸を添え我が家のカミを労う。
32 七輪も竃も見るだけの物になってしまった。
33 【飢え】飢えを凌ぐ歩きが、将に私の原点だ。
34 【増量】戦後の食糧難、釜で炊く麦飯の上にさらにサツマイモが並んでいた。
35 食料の足しにと、母と郊外へ芹を摘みに行った。
36 命を繋ぐ春、子育ての春。命の躍動する季節だ。
第148回【春一番の巻】('20/2/18〜'20/4/5)
初折表六句
1発句 春一番少女の髪を巻き上ぐる
2脇句 第一志望の入学式に
3第三 花びらを浴びて今日から一年生
4四句 男の子身長97センチ
5五句 月清か五条の橋に弁慶倒す
6折端 千本安打でリーグ優勝
初折裏十二句
7折立 今年こそ4連勝で日本一
8二句 勝つも負けるも恋はバラ色
9三句 抱き合ふ二人に燃ゆるこの想ひ
10四句 父母見る四人起業家目指す
11五句 残業を家でこなしてテレワーク
12六句 専用の部屋持たず悩まし
13七句 一軍へマシン打ち込む夏の月
14八句 高校野球は夏の大会
15九句 大相撲観客席に誰も居ず
16十句 ドームに響くまわし叩く音(ね)
17十一句 菜の花や巡業相撲を思ひ出す
18折端 コロナの風邪が花見を散らす
名残表十二句
19折立 片隅にフキノトウ避け茣蓙を敷く
20二句 土筆を摘んでハカマをはずす
21三句 女子力が日本を変える世を変える
22四句 国会議員の多くを女性に
23五句 我が家ではカミさんパワーがまとめ役
24六句 大掃除からお年玉まで
25七句 身のためと料理塾へと通ひ初む
26八句 炊事洗濯直木賞とる
27九句 家事全般何でもござれの妻娶れ
28十句 才色兼備と文武両道
29十一句 少納言式部のバトル秋の月
30折端 月見亭にて交す盃
名残裏六句
31折立 大宰府の曲水川に杯浮かべ
32二句 歌詠む女美しくあれ
33三句 姫札を引きて嬉しき坊主めくり
34四句 厨に菩薩子供にぎやか
35五句 学童を連れて花見のハイキング
36挙句 今年の桜一段と映え |
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃 |
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1 四国では春一番が2月12日に全国で最も早く去年より7日早く吹いた。
2 春はその時々始まりの季節である。
3 【初登校】お母さんと一緒、嬉しいな!
4 【背が縮む】昭和18年4月に国民学校に入学したオチビチャン。
令和2年、82歳のジイチャマ身長165センチ、
この年になると毎年背が縮む。
5 Bリーグでも小兵の活躍が話題になっておる。
6 プロ野球の新入団選手の大きな目標の一つに千本安打がある。
昨年までの達成者は302名で、その率は4.3%弱と狭き門である。
7 【ジャイアンツファン】昨年の日本シリーズ、ソフトバンクに4連敗。
今年は頑張るぞ、ジャイアンツ日本一!!
8 【恋はバラ色】恋に勝ち負けなし。
9 正にラビアンローズ。あなたが居れば何もいらない。
10 寄らば大樹の影は平成まで、令和の時代はベンチャーからの展開である。
11 【仕事改革】残業を零にして家に帰ってこなした術が、
流行りのテレワークなるものにつながっている。
12 【居住状況】自分専用の部屋もなく、リビングルームの片隅での仕事。
いつもかみさんの顔が近くにあるのも悩ましい。
13 高卒4年、相部屋の二軍を脱するべく昼に継いでの奮闘が続く。
14 センバツの選手はウイルス禍で残念だろうが、勝ち抜いて夏を目指せばよい。
15 【観客席】異常な雰囲気にお相撲さんも緊張。最初の取り組みのお相撲さんは
緊張のあまり所作を間違えてしまったとか。
16 【仕切り】パンパンパンとよく響き、緊張感が伝わってくる。
観客という余分なものを取り除くと、違った相撲が見えてくるものだ。
17 滅多に見られない大相撲を見たのは、四五年まえの菜の花の終わりかけた頃。
今年の巡業相撲はいつ頃見られるのだろうか。
18 開花が早い喜んでいたら居座るコロナに場所を取られた。
19 【庭に出て】花見はどこでもできる。狭庭でも十分だ。
20 【春の味】サッとゆでて油で炒める。春の味を楽しむ。
土筆は春の七草には入っていないが代表的な春の味。
21 緒方貞子に続く人材を育てる。言うは易いが男の器量にも問題がありそうだ。
22 2017年の衆院選での女性議員の比率は10.1%と少ない。
人口の半分以上が女性なのだからもっと多くて然るべきだと思う。
23 【女性パワー】家族のまとめ役かみさんパワーが地域へ中央へと広がることを期待。
24 【家庭円満】ダンナは言われるままに動けばよい。
25 女房の万一のときに備え、男の料理教室へ通うことにした。
26 家計は女房にまかせ目標を果たし草食男子の汚名を返上した。
27 【妻を娶らば】これから結婚する男たちへ一言。
姿かたちに惑わされずに、実用本位がいいですよ。
28 【優性遺伝】才色兼備の母と文武両道の父、その間に生まれた息子は
さぞかし、、、
29 権力者の意向を受け文筆で競ったのはこの二人であった。
30 紫式部が源氏物語を書いた石山寺には有名な月見亭がある。
31 【流水の宴】大宰府天満宮での流水の宴。平安衣装に身を包み、なんとも煌びやかな宴らしい。
32 【平安美女】昨今の女性は皆同じに見える。この時代の女性にあこがれる私。
33 子供の頃、百人一首の坊主めくりで遊んだが、姫札の顔は皆おなじに見えた。
34 山寺の庭の畑と放し飼いの鶏。頂く命に感謝をする暮しで仏の道を教える。
35 【休校】休校を無駄にしないで、自然に親しむ機会にしよう。
36 【桜前線】北上を続ける桜前線。見事に咲いている花も、何処も花見自粛で人影もまばら。
第147回【初詣の巻】('20/1/2〜'20/2/16)
初折表六句
1発句 初詣振る舞い汁粉で暖をとり
2脇句 息災願い破魔矢頂く
3第三 春の野に鹿を求めて征矢放つ
4四句 土筆を探す子供らの声
5五句 妖精の歌い踊る野月朧
6折端 ジジババ共に昔は若人
初折裏十二句
7折立 里山や萌芽更新繰り返し
8二句 人は恋をし年々新た
9三句 爺婆も昔は皆で手をつなぎ
10四句 井戸に冷えたる大きなスイカ
11五句 友来るトマトの香りを肴とす
12六句 ベジタリアンと飲む白ワイン
13七句 日本酒よ芋名月を愛でるには
14八句 コーヒー片手に月を眺める
15九句 昼下り読書の秋を紅茶飲み
16十句 猫とたわむれ一人楽しむ
17十一句 菜の花の咲きて一人の散歩道
18折端 順がちがうと呟く彼岸
名残表十二句
19折立 菜の花と年越すバラが香を競う
20二句 異常気象が常態化せむ
21三句 世界地図大きく変わる時が来る
22四句 この暖冬は何時まで続く
23五句 きのふより4℃も低い寒さかな
24六句 マスクを通し吐く息白し
25七句 手洗いは指の付け根や手首まで
26八句 口カラカラに初めてのキス
27九句 暫くはラインで結ぶ恋心
28十句 遥かに見ゆるローレライ像
29十一句 眼を閉じよ耳を塞げと秋の風
30折端 秋の夜長に伝説を読む
名残裏六句
31折立 山海の幸を肴に今年酒
32二句 子の年らしい相場を待とう
33三句 年男7回りしてまだ元気
34四句 神話の国の人おおらかに
35五句 菜の花や空を仰げば鳶が舞い
36挙句 のどかな午後に飲むミルクティー |
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水 |
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1 【謹賀新年】あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2 孫の大学入試から頂き始めた破魔矢。今年からはボケを射抜く破魔矢となる。
3 【狩猟】中世の一つの風景が想像される。
4 「お兄ちゃ〜ん あったよ〜」 土手には明るい日差しが・・・。
5 ♪今夜はお祭夢の国・・久し振りに妖精という言葉を思い出した。
6 【伝統文化】過疎化が進み村祭りの主役も高齢者が多い。
伝統文化が引き継がれていくのだろうか。
7 かつて里山は、伐採とそのあとの切株からの新芽で維持されていた。
「ひこばえ」を詠みたかったが春の季語だった。
8 【若さの秘訣】恋をしてホルモン分泌を盛んにしよう。若さを保つ秘訣だ。
9 【スクエアダンス】初めて手をつないで踊ったスクエアダンス。胸が高鳴ったことを思い出す。
10 孫がくるのがまちどおしい。
11 【野菜臭】人間同様、最近の野菜は人参もピーマンもトマトも独特の香りが無くなり、
その上味もたんぱくだ。臭みもいいではないか。
12 刺身で冷酒といきたいが、来訪の友人の好みに合わせた。
13 縁側でやるにはこれしかない。
14 【下戸】縁台で飲むコーヒー、このほろ苦さがたまらない。
夜のコーヒーで眠れなくなったことは一度もない。
15 夜は秋灯の下、松本清張をチビリチビリと。
16 【ペットと生きる】これからの人生、独居をペットと共に暮らすケースが増えるようだ。
17 【散歩道】これまでの自分を振り返ると、楽しかったことのほが多かったような気がする。
18 百まで生きて面倒を看ると言っていたのに。
19 【越年バラ】暖冬のせいか、花の世界でも秩序が乱れている。
20 最近の異常気象は、あくまでも異常気象であってほしい。
21 温暖化で海水面が2m上がると世界の海岸線は大きく変わる。
22 【暖冬】南国日南とは言え、今冬霜が降りたのは数回だけ。
うっすらとした霜で霜柱サクサクなど一度もない。
23 きょうの当地は西高東低の冬型。最高気温も9℃と昨日より4℃も低い。
これからCTの結果を聞きに出かける。
24 【新型肺炎流行】皆マスクをして、背をかがめて歩いている。異様な光景だ。
25 【予防】新形肺炎対策、手洗いうがいが肝心と。
実際に指の付けや手首までシッカリ洗ってみると意外と大変なことがわかる。
26 【濃厚接触】プロポーズに次ぐ緊張。
27 【ライン】今はネットで濃厚接触ができる便利な時代だ。
28 ライン川下りにて、ガイドさんが像とその伝説を紹介してくれた。
29 千年を生きる魔女は若い男の命を糧とする。
30 【昔々】神の国日向では面白い神話が多く伝わっている。
31 食欲の秋。何を喰っても美味く酒も進む。
32 【ねずみ年】酒を酌みながら、子の年らしい相場を夢見る人がいる。
33 【同級生】昭和11年子年生まれの同級生。自分は12年丑年生まれだが、
皆まだまだ元気いっぱい。同窓会が楽しみ。
34 【右肩上がり】神の代はおおらか一目惚れで国造りを行った。
35 【春の空】しばしでも、空を仰いで浮世の苦労を忘れよう。
36 最近の昼食は血管を柔らかくするアーモンドと、その相乗効果のあるコーヒー。
第146回【初冬の巻】('19/11/22/〜'19/12/31)
初折表六句
1発句 初冬や夕餉の窓にネオンの灯
2脇句 畑の仕事霜対策も
3第三 麦踏や縦一列が横に這い
4四句 家に帰れば五目並べを
5五句 名月を眺め交互に白と黒
6折端 京の五山に五色の紅葉
初折裏十二句
7折立 外苑の銀杏落葉は黄一色
8二句 散歩の二人は桃色一色
9三句 腕を組み私の彼と自慢げに
10四句 俺の女と鼻息荒し
11五句 ハアハアと息をつないで坂のぼる
12六句 箱根の山を襷をかけて
13七句 長距離は札幌開催夏の月
14八句 初の五輪をビールで祝う
15九句 沿道にスマホを掲げ応援す
16十句 勝利の姿世界へ届け
17十一句 花の下牝馬は競ふ世界へと
18折端 ニットウチドリ先行逃げ切り?
名残表十二句
19折立 牧場では春を迎えて仔馬跳ぶ
20二句 羊の群れを牧童が呼ぶ
21三句 鐘は鳴る最初カンカン次リンリン
22四句 汚れた顔で火事は消したと
23五句 出初式纏木遣や梯子乗り
24六句 甚句の唄声寒風を裂く
25七句 ラッパーのデビューを目指す駅広場
26八句 ヒップホップを彼氏と楽し
27九句 下町のキャバレーで楽しく仮の恋
28十句 一夜で消えし吾のボーナス
29十一句 日本橋阿佐ヶ谷経由吉祥寺
30折端 名水に寄る色鳥の群れ
名残裏六句
31折立 新走り杉玉青き灘五郷
32二句 喉潤して大掃除入り
33三句 厨には軽きリズムの包丁の音
34四句 お年玉を上げる孫一人減り
35五句 青春は三色すみれの色模様
36挙句 若き歌ごえ雪崩は消ゆる |
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水
南圃
風
如水
鵜雪
風
南圃
鵜雪
如水 |
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1 立冬を過ぎると日没が日毎に早くなる。我が家の夕餉は早く五時半頃だがそれでも
外は暗くなっている。
2 【食卓の彩】寒さに弱いカラーピーマン等霜除けのカバーを掛けて年内いっぱいくらい
収穫を楽しむ。
3 【麦踏】児童が一列に並んで蟹の横這いのように麦を踏んでいく麦踏、
児童の社会教育に適した事例だろう。
4 ゲーム機やスマホなどでの遊び。外で遊んでいる子供は見かけない。
5 【夜間試合】縁台を出しこのような雰囲気での碁も打ってみたい。
6 京の植木屋は独自に交配を重ね多色多様な楓をそろえ作庭家、庵主の要望に応えるという。
7 正にふかふかの黄色一面の絨毯。今年はどうだろうか。
8 【恋心】恋は桃色でしょうね。
9 恋に溺れた女性は獲物を自慢し他者の介入を拒否する。
10 【伊達男】ようやく見つけた彼女、それでも人前では己のもてぶりをひけらかす。
11 【自立】97歳の女性の買い物の帰り、これが元気の源なのだろう。
私の家の前の坂道の風景だ。
12 高橋昭敏さんは昭和32年に7区を走った際
「俺は何のためにこんな苦しいことをしているのか」と自問したとの由。
13 【東京五輪】東京五輪も競歩、マラソンなど長距離レースは暑い東京を避けて
札幌開催が決まった。札幌で赤々と燃えあがってほしい。
14 降って湧いた札幌五輪、準備に問題は山積みだが市民、
道民にとってはまたとない楽しみだ。
15 連写で撮るか動画で撮るか。よい記念写真を残したい。
16 【ITの時代】折角だから世界へ発信しよう。
17 【桜花賞】日本のダービー馬が海外のレースにも出走しだしたが勝聞こえてこない。
18 【有馬記念】1973年の有馬記念。12頭出走中唯一の牝馬ニットウチドリがスタートと
同時に飛び出し先行。このまま逃げ切りと思はれたがハイセイコーには勝ったものの
穴馬ストロングエイトに鼻の差で2着。万馬券13000の配当。クマさんや大平君たちと
楽しんだことを思い出す。
19 【日高の春】日高の牧場では春が出産期、喜びがあふれる。
20 小学唱歌の「牧場の朝」を思い出した。精気に満ちた一日が始まる。
21 【擬音】童謡牧場の朝の歌詞。1番鐘はなるなるカンカンと、
2番鐘はなるなるリンリンと。どの音が正解か。
22 出動の消防車の鉦はドケドケと早く、消火後の鉦緩やかに打つ。
23 火事と喧嘩は江戸の華と云われたが、東京消防庁の出初式にも華がある。
24 【甚句】時代物の男性コーラスは腹に響く歌声だ。
25 寒風の抜ける路上で歌う者、踊る者、武道館への夢は冷めない。
26 【ダンス】年寄りはマネしないこと、腰を痛めること必至。
27 【古いキャバレー】門前仲町のキャバレーには年増のホステスが沢山おり、
チークが楽しかった。
28 独身時代に課の男子社員四五名に、キャバレーにて大盤振る舞いし翌朝に後悔した。
29 【悪友はしご酒】秋の夜は長い。木場から日本橋界隈に行き、次は中央線で
阿佐ヶ谷近辺に、そして最後は吉祥寺まで足を延ばす。
それぞれ馴染みの店を回る。お姉さんの顔がお月様に見えてくる。
30 吉祥寺は左打さんのホームグラウンド。水道水は将軍様ご愛飲の地下水系
二日酔はたちまち収まり色鳥の声をたのしめる。
31 灘の生一本は、宮水、播州米および丹波杜氏のコラボ作品。昔は六甲颪も。
32 【入魂】新酒一杯入魂で年末大掃除に入ろう。
33 孫を迎える爺婆の楽しみ
34 【お年玉】爺婆から孫へのお年玉も大学生まで。5人の孫のうち
1人が四月から社会人に。お年玉もあと4人になった。
35 【多彩な青春】皆それぞれの希望をもって育っていく。
それぞれ違っているのが面白い。
36 ♪青い山脈。きょうも我らの夢を呼ぶ。
第145回【栗の実の巻】('19/10/8/〜'19/11/18)
初折表六句
1発句 栗の実を腰を落として拾いけり
2脇句 妻と二人で芋の収穫
3第三 秋祭神に供えて子に孫へ
4四句 未来に備へ資源を守れ
5五句 子や孫に語り継ぎたい自然の美
6折端 紺碧の空深碧の森
初折裏十二句
7折立 夏休み海水浴に登山かな
8二句 面倒見たな転校した梨花
9三句 わが恋人昔花子で今玲奈
10四句 名前を聞いてどんな字書くの?
11五句 顔知らぬラインの友の数が増え
12六句 ネットで交す俳句の話
13七句 冬の月眺めて酒を酌み交わす
14八句 思いだすなーあの寒稽古
15九句 黒帯を締めて五輪へ精進す
16十句 喜捨を収めて合掌をする
17十一句 すみれ咲く峠の地蔵で一休み
18折端 花見弁当腰にぶら下げ
名残表十二句
19折立 明日からは春の農事の忙しく
20二句 鍬を磨きて野良着の手入れ
21三句 神東の作業着今でも役に立ち
22四句 増配あって着心地もよし
23五句 子を連れて出勤するや夏休み
24六句 アンテナショップの海の家
25七句 薯洗う海水浴が懐かしや
26八句 ハロウィンの後掃除が大変
27九句 息き合いし一夜の恋よ今朝の露
28十句 儚き夢と朝日に消ゆる
29十一句 満月に帰ってしまうかぐや姫
30折端 又来ますよと栗を土産に
名残裏六句
31折立 還りきて松茸狩りのあとの宴
32二句 湯気立つ鍋に香り楽しむ
33三句 去る年をゆず湯に浸り振り返る
34四句 薪で沸かした五右衛門風呂に
35五句 房総の春の草花めぐる旅
36挙句 北国に吹く南風かな |
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水 |
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1 【ぎっくり腰】ギクッと、痛たたた、ユックリ人生に変えるのがよい。
2 【谷口農園近況】今年は牛糞を施肥しすぎたのか、芋の葉が育ちすぎて
肝心の芋の成長があまり良くなかった。それでも二人分には十分な収穫。
これからは冬野菜の種蒔き、苗の植え付けの時期になる。
3 【EM農法】一年の健康を神に感謝し、爺婆のパワーを孫子に届ける。
4 少子化ばかりか山海の資源も減るばかり、未来への責任は今の大人が果たすべき。
5 【遺産】子や孫に誇れる美しい自然を残したい。
6 【藍より青き】汚れていない自然が最大の贈り物だろう。
7 眼を開けて潜り、アサリを獲った浜甲子園が懐かしい。
8 田舎に慣れぬ東京からの転校生、なにかと面倒を見たが東京へ帰っていった。
9 【名前】今の恋人は、名前を覚えるのが難しい。昔の方が簡単でよかった。
10 【辞書】名前を聞いても漢字不明、漢字を見ても読み方不明。学校の先生大奮闘。
11 他人との会話が苦手な人が増えてきたのは何故だろうか
12 一日一句を囀ったり、NHK俳句の入選祝いなどをしていたが、今は止めている。
13 【世間話】若者はネットで年寄りは顔つき合わせて会話は弾む
14 【寒稽古】霜柱を踏んで、千葉道場に通ったね。
15 柔道も武道からスポーツへ。柔道着も青へ。柔道の精神は残っているのだろうか。
16 永平寺で五年の修行を果すと僧侶としての背骨が出来上がると聞く
17 【古道】地蔵のある古道をゆっくりとハイクするのは心の健康に大変良いです。
18 【花見】花を愛でながら春の野山をぶらぶら歩き...
19 花見を終えた、雪形が出た時が春の農作業の始まりだ。
20 先ずは畝作り。天地返しをした畝に堆肥を入れる。種まきは明日にしよう。
21 【作業着】会社卒業20年以上過ぎた今でも、谷口農園の野良着は
神東塗料の作業着。神東塗料のマーク付き。丈夫で長持ち。
22 【配当】縁あった企業とのつながりは、人と配当だろう。
23 コンピューターや端末の入替えは正月休みか夏休み。子供らは内線電話で遊んでいた。
24 昭和37年頃は製菓会社が名の知れた海水浴場に海の家を出し新商品の試販を
行っていた。店長はメーカーの営業課員子連れは?
25 【夏の浜辺】嘗ての夏の浜辺の雑踏は、今は過ぎ去った昔のこととなっている。
26 【デート】マナーを守って楽しんでもらいたい。
27 仮面を付けての華やぎ。約束の場所に彼女は現れなかった。
28 目覚めれば全ては夢の中のことだった。
29 【おとぎ話】子供たちは昔話を聞きながら眠ってしまう。
30 【月旅行】今や月旅行が出来るのも間近、今度来るときは宇宙船でどうぞ。
31 職場のレクリエーションでの松茸狩りのあとのすき焼きが懐かしい。
32 松茸の不作はプロパンガスの普及にあるという説があるが如何。
33 【ゆず湯】ゆず湯の薬効が見直されている。
自宅でゆっくりゆず湯に浸り、血行を良くしよう。
34 【五右衛門風呂】鉄製の五右衛門風呂は直火で沸かす。冷めにくくお湯に柔らかさが
残る。子供のころは火の番をさせられたものだ。
35 さきがけの春を楽しむ旅、鄙びた宿の自慢は五右衛門風呂であった。
36 11月6日の八幡平は道路が積雪のため行けなかった。
北国の雪のご苦労と春を待つ気持ちを思った。
第144回【爽やかやの巻】('19/8/23/〜'19/10/4)
初折表六句
1発句 爽やかやオカリナ流る森の朝
2脇句 霧の彼方へ白球消ゆる
3第三 満月に向けて練習クラブ振る
4四句 寝かしてくれと兎はぼやく
5五句 亀さんよそんなに急いでどこへ行く
6折端 宿題溜まる夏休みかな
初折裏十二句
7折立 ゆつたりと優雅に泳ぐ金魚玉
8二句 揃いの上着で夜店を歩く
9三句 昂ぶりて神社の裏で初キッス
10四句 促すようにヒグラシが鳴く
11五句 栗拾い昨日は6個今日は5個
12六句 薪割り続く山寺の庭
13七句 寒月を湯屋より眺む山の旅
14八句 芯まで冷えた躰を抱く
15九句 開拓の耕地広げる子沢山
16十句 インガルス一家の開拓史話
17十一句 風雪に耐えてパンジー咲きにけり
18折端 流民逞し水仙の花
名残表十二句
19折立 添木して花も絶やさず梅古木
20二句 投手復帰を心まちする
21三句 痛ててててぎっくり腰ではや三月
22四句 隠れた魔女の早期発見
23五句 シーズンは終りと戻る海月かな
24六句 夏の草刈りマダニに注意
25七句 義経はジンギスカンとなりにけり
26八句 ヘップバーンがわが妻となる
27九句 我妻は世界で一番のつもり
28十句 貴男は器私は水と
29十一句 十六夜が水面に揺れて嵐待つ
30折端 野分と呼べぬ猛威を揮ふ
名残裏六句
31折立 古里の復旧いまだ赤トンボ
32二句 棚田の稲穂黄金に揺れ
33三句 一羽二羽見る見る増ゆる群雀
34四句 子育て盛ん擁壁の穴
35五句 春うらら桜に群がる目白の親子
36挙句 アイビー校に入学をする |
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
如水
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如水
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如水
鵜雪
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風
鵜雪
如水
風
南圃
如水
鵜雪
南圃
風 |
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1 朝の公園を散歩していると、オカリナを奏でる方がいた。
2 【朝のゴルフ】200ヤード先のあの辺にあるだろう。
3 【ナイター練習】昼間は暑いので夕方涼しくなってから練習場に向かう。
4 探査機は来る、人もきそうだ、巣穴はどこに作ろうか。
5 【ユックリズム】今の世は、どうしてこんなにせわしいのか、
もっとゆっくりとしようではないか。
6 のんびりしていると、夏休みもあと三日間となってしまった。
7 時間を忘れさせるのが金魚、忘れて慌てるのが人間。
8 【アベック】夏祭りの夜店。いろいろな夜店が楽しかったネ‐。
9 祭りの雰囲気に気分も昂ぶり、どちらともなく暗闇を求める。
10 【カナカナ】神社の裏山はちょっと薄暗くてヒグラシがよく鳴く場所だ。
遠慮するな、チャンスだぞ。
11 【秋の味覚】我が家の栗の木、毎日の栗拾いが楽しみ。今夜あたり栗ご飯かな?
12 栗鼠は木の実を、人は薪を用意して冬に備える。
13 【冬の山旅】あの薪で沸かしてくれたのだろう。
14 銭湯を先に出た彼女は、震えながら待っていた。
15 【子は宝】毎年さずかる子供の手を借り耕地を広げ裕福にった。
16 【大草原の小さな家】随分前にTVで観たが、また再放送している。
カミさんと楽しく観ている。
17 家族で希望を持って頑張れば、苦労も苦にならない。(パンジー=三色菫=三姉妹)
18 【水仙】昔々南の国から流れ着いた水仙、今や代表的な早春の花となった。
19 【生命力】幹の半分は朽ちて今にも折れそうな梅古木。添木、つっかい棒でようやく
もっているが、それでも毎年必ず花を咲かせる逞しさ。ほのかな香りを楽しむ。
20 大リーーガー大谷選手、肘の順調な回復に安堵をしていたら膝を痛めたとのニュース。
来年の開幕には間に合うとのことだが・・。
21 【腰痛】歳のせいだよとだけは言われないように。
22 ドイツでは「魔女の一撃」と云うとの由。長引く腰痛には隠れた疾患もあるとか。
場合によりセカンドオピニオンも。
23 8月になると海水浴場に 海月が戻ってくる。
中にはミミズ腫れになるような毒を持つものもいる。
24 【マダニ】草原に潜んでいるマダニ。このマダニにかまれて感染する日本紅斑熱で
死亡するケースもある。要注意!!
25 「夏草や兵どもが夢の跡」
義経の首が鎌倉に届いたのは死後四十日。誰の顔か分からなかった。
26 【夏の夜の夢】夢幻か、気は確かか。
27 【良妻賢母】皆さん奥さんに告白しましょう。君が世界一だと。
28 神話の国、歳月を重ねた夫婦は神の如く相和す。
29 【前兆】天気予報が進んで、数日前から台風を予期できるようになった。
30 野分とは、野の草を吹き分ける暴風を指すらしいが、
昨今の台風はそんな生優しいものではない。
31 地震、出水の被害の規模が大きくなってきた。「我々にツケを回さないでくれ」、
16歳の発言にバッシングが続いていると言う。
32 【稲刈り】赤トンボの舞う棚田、まもなく稲刈りの時期
33 もう少しで季語の「稲雀」とするところだった。
34 【子育て】私の近くでは、宅造で出来た擁壁の穴に雀が住み着いて大いに数を増やしている。
35 【目白の親子】日南線に北郷という駅があり、その駅前に日南地方でも
ひと際早咲きの桜並木がある。その時期にはいつも目白が群がっている。
36 【大志を抱け】眼を世界に日本を飛び立つ
第143回【万緑の巻】('19/7/12/〜'19/8/20)
初折表六句
1発句 万緑の影青々と風も青
2脇句 植田の蛙コーラス楽し
3第三 鳴き声の絶えて久しき吾が狭庭
4四句 人は快適薬剤を撒く
5五句 名月を蚊遣りを焚いて迎えけり
6折端 ブーンブーンと耳元で啼く
初折裏十二句
7折立 遠山にかなかなを聞く夕べかな
8二句 源氏の君も空蝉を恋ふ
9三句 思い出すカナカナカナを聞いた道
10四句 神社の奥の杉木立かな
11五句 笹薮を拓きて秘密基地となす
12六句 遊びが出来ず引き籠る日々
13七句 寒月や独り朗々歌留多かな
14八句 正月楽し皆で札取り
15九句 親戚をめぐり頂くぽち袋
16十句 学年毎に増ゆる金額
17十一句 桜咲き二十歳の孫にホッとする
18折端 青い背広で入社式へと
名残表十二句
19折立 初仕事花の上野の席取りに
20二句 ブルーシートに万国の人
21三句 こんにちはニーハオアンニョン返りくる
22四句 津軽と薩摩会話にならず
23五句 サーファーに言葉はいらぬ技で言う
24六句 波の彼方にヨットが浮かぶ
25七句 日南の空と海との蒼さかな
26八句 喜びたまえ恋人たちよ
27九句 君となら何時いつまでも幸せに
28十句 妻がリードよ再びの春
29十一句 満月と孫に誘われあの丘へ
30折端 園児を連れて栗を拾いに
名残裏六句
31折立 痩せこけて迎え待つ子や敗戦忌
32二句 校庭に満つ緑の葉っぱ
33三句 ぜんざいの甘味カボチャで代替えに
34四句 お陰様にて百歳人生
35五句 年金のことは忘れて花見酒
36挙句 彼岸がつなぐあの世とこの世 |
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風
鵜雪
南圃
風
如水
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南圃
風
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南圃
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風
鵜雪
南圃
風
如水
南圃
鵜雪
如水
風 |
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1 【青葉】青葉若葉の繁みの下の木製ベンチ、コーヒー片手に夏の暑さ忘れるひと時。
2 【筑波山麓】デュークエイセスも、ダークダックスもケロケロと合唱してくれた。
3 かつては我が家でも蛙の声が聞こえていたのだが・・・
けさ(7/15)蝉の初鳴きがあった。関東の悪天候をお見舞い申しあげます。
4 絶滅危惧種を作るのも人、保護し復活するのも人だ。
5 【温暖化】近頃は秋が深まっても蚊に攻められるようになった。
6 【蚊の羽音】ブーンブーンは啼き声ではなく蚊の羽音。耳元で啼くのは気になる。
7 ブーンブーンが終ると」かなかなが忙しく鳴き秋が深まる。
8 ♪日暮れになると涙が出るのよ〜。空蝉にもう一度、逢いたいなぁ〜。
「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」
9 【時は巡り】思い出すなー。彼女とのデートコース。
10 【蝉時計】夏休みに朝早く行くと、時間を計ったように一斉に鳴きだすのは、
思い出として残っている。
11 氏神様の本殿の裏に茣蓙を敷いて基地を作ったが、何をして遊んだか覚えていない。
12 昔は群れて遊んで世の中で暮らす術を覚えたが今ではそれが出来ない。
13 【朗々の声】独居になっても声出すは健康の秘訣という。
14 【早く来い来いお正月】車座になって皆でかるた取り。
皆それぞれ十八番がありその札だけは絶対に人に取らせない。
十八番ベスト3。
1.ひさかたの光のどけき春の日に、、、
2.しのぶれど色に出にけり我が恋は、、、
3.大江山いく野の道の遠ければ、、、
15 【俺の孫かと】孫が高校の卒業旅行でグァムに出掛けた。
旅費はどうしたと聞くと年玉を貯めていたと言う。
16 沢山頂いたと云うことは、先方が沢山振る舞ったと云うこと。有難いことだ。
17 【一人卒業】孫たちのお年玉、誕生祝などは成人式までとしている。
5人の孫のうち一人が成人式を迎えホッとする。それでもあと4人。
最後は中学2年生。この子が成人するまでこちらがもつまい。
18 【心も軽く】そのうちに喜寿の祝いが来るぞ。
19 いまの新社員は素直に従うのだろうか。
20 花見も日本人だけのものではなくなり世界各国の人が場所取りをしていると聞く。
21 【国際化】浅草や皇居前では、ニーハオといえばだれかが返事する。
アンニョンといえばだれかが返事する。
22 【方言】外国語も難しいが、日本の方言も難しい。
地方によってはサッパリ解らない。外国語以上。
23 技は言葉、身振り手振りで用はたりる
24 海の青に白き波 蒼き空と白き雲 佳きかな夏の海
25 【日南海岸国定公園】日南海岸の空と海との蒼さを楽しむのは、
梅雨明けのこの時期が最高!!
26 【バラ色の人生】ここは嘗て新婚旅行のメッカ、今老人が若い二人に言う。
27 ♪「幸せだなァ・・・・・僕は君といるときが一番幸せなんだ・・・・・」
28 男の子を育てた母は男を扱うワザを会得。老いの暮らしを差配する。
29 【孫】こういう孫がいてくれるといいね。
30 【孫遠足】孫たちのあどけなさが眩しい
31 赤城の開拓一世の家には柿、栗、いちじくなど子供のおやつになる果樹が必ずあるが
町育ちの孫達は見向きもしない。
32 疎開先から帰ってくると校舎は全焼。校庭はサツマイモやカボチャなどの畑になっていた。
33 【代用品】砂糖も配給で少なく、オフクロさんの作るぜんざいの甘味料はカボチャ
だったが皆が大喜びで食べたことを思い出す。
34 【人生塞翁が馬】転禍為福、あの時の糖類制限で今の私の健康がある。
オフクロさんよ、ありがとう。
35 先のことを思い煩うのは健康に悪い。きょうは愉しく語らいながら飲もう。
36 沖縄での彼岸は一族の墓前にその一族が集り盛大に呑み踊るのが慣わしという。
流灯に乗ってご先祖も帰っていった。
第142回【梅雨入りの巻】('19/6/3/〜'19/7/11)
初折表六句
1発句 梅雨入りや局所豪雨という予報
2脇句 酷暑の夏は想定の内
3第三 バラバラの多弱野党のだらしなさ
4四句 参院選の結果が見もの
5五句 名月や明日を憂うる議員あり
6折端 夜長に思う 曾孫の暮し
初折裏十二句
7折立 藤村の秋の夜長はかくありて
8二句 君が情に酌みし盃
9三句 ほだされていつしか頼る人となる
10四句 またかと思いつ百年を過ぐ
11五句 年金や悪夢を覚ゆ参院選
12六句 夫婦そろって95歳まで
13七句 生きるとは寒月のごとくと覚悟せり
14八句 蒲団に眠る開拓の孫
15九句 避難所は寝るところなし布団無し
16十句 せめて寄せたき痛みの心
17十一句 ボランティア行ってもらったクロッカス
18折端 庭一面に思いで残す
名残表十二句
19折立 お礼にと忘れな草の種送る
20二句 いつもの所に球根を植え
21三句 薯掘って芋植付けて梅雨に入る
22四句 日系二世スポーツに才
23五句 金栗は行方不明と50余年
24六句 東京五輪の暑さ対策
25七句 ながながと野良猫の寝る木陰かな
26八句 お邪魔ですかとベンチの二人
27九句 刺されたる巡査の治癒を祈るのみ
28十句 消防警察巡回必死
29十一句 良い月に合おうゆるりと一回り
30折端 耳に染みたる虫たちの声
名残裏六句
31折立 コオロギのいつも茶の間でコロコロと
32二句 することもなく只ごろ寝する
33三句 ビンテージ言うて自慢のワインかな
34四句 わがジーンズは負けず劣らず
35五句 児島湖の賑はふさくらまつりかな
36挙句 花見弁当酒もたんまり |
風
鵜雪
如水
南圃
鵜雪
風
南圃
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風
南圃
如水
風
鵜雪
如水
南圃 |
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1 梅雨入りが九州に発表された。昨年と同じ局所豪雨形の予報。非常備品の再点検が必要だ。
2 【酷暑】記録的と言っているうちに、やがて当たり前になってしまうでしょう。
3 衆参同日選挙は想定外か。当面の政策協定で候補者の一本化を要す。
4 【参院選】基本理念、政策の異なる各野党が、選挙の時だけ数を頼んで徒党を組む
のか。日頃からもっと協調すべきではないか。
5 【議員の姿】情報過多の今、議員のこうあってほしいという論が消えてしまった罪は
大きいのではないか。
6 人口爆発による食糧危機、オゾンホールと異常気象。墓の中でノホホンとして
居られるのだろうか。
7 【千曲川旅情の歌】この命なにをあくせく明日をのみ思いわずらう、、、
8 【初恋】わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき・・・
9 【夫婦善哉】♪他人(ひと)には見えぬ亭主の値打ち 惚れた女にやよく見える・・・。
10 【百年人生】こだわりの少ない人が長寿の人のようだ。
11 2000万円不足問題は参院選敗北を恐れた政権側の過剰反応。
「100年安心」と謳われた2004年当時でも年金だけでは生計に不足で、
今頃になってうそや詐欺だと批判するのは、己の無知を晒すようなもの。
12 【前提条件】2000万円もさることながら、二人揃って95歳まで長生きするにはどのように
頑張ればよいのだろうか。
13 【生きる】これからの高齢者は、嘗ての高齢者と違った生活を強いられることは
間違いないだろう。
14 戦後の開拓は縄文の暮らし、風雨雪に強いブロック造りの家に住むのが夢だった。
15 【避難所】地震、台風、津波、がけ崩れ、、、自然災害が多すぎる。
避難所は混雑し、寝るところもなく大変な生活らしい。
経験のない者には想像もできない。
16 心身のご負担を、万分の一でも代わられるのならよいのだが・・・。
17 【情けは人の為ならず】昨年、孫がこれも体験とボランティアで土砂の排出を手伝った。
「あんなに感謝をされたのは初めて」と孫にも良い体験になったようだ。
18 【思い出の花】あの花を見ると、あの時のことがよい想い出として蘇ってくる。
19 早く元どおりの生活に戻れますようにと、祈りを込めて。
20 【家庭花園】我が家の花園では、チュウリップは毎年同じ場所に植えている。
近所の人も楽しんでくれる。
21 【農繁期】狭い畑を回していくのは忙しいことだ。
22 【藷から芋】交配によって優れた性質を引き出す、ということを生物の授業で習った。
最近の陸上、柔道、野球、バスケ、テニス等に優秀な若手が目白押しだ。
23 【世界新記録】54年8ケ月6日5時間32分7秒3。1912年のストックホルムオリンピック
マラソンに参加した、金栗の記録である。日本の韋駄天も夏の暑さには勝てなかった。
24 マラソンコースでは遮熱性舗装や散水装置を施すとか。6時スタートと観客も大変。
25 犬は日陰の土を掘り腹ばいで暑さをしのぐ。
猫にはその様子はなく無防備に腹を見せて寝ている。
26 【猫ブーム】猫ブーム、動物愛護とかいわれる昨今、過ぎたることで遠慮することはないよ。
27 ♪もしもしベンチで囁くお二人さん・・・
安全のほか家出や景気まで気遣うお巡りさん。
28 【避難勧告】昨日今日、そして明日もこの大雨は南九州に降り続く予報。
日南市内の河川も溢れる寸前。朝から避難を呼びかける警報車の音が響く。
我が家は高台で助かっている。
29 【遠回りこのところ月も太陽も見ない日が続いている。
30 虫すだく名園に名月を楽しむは秋ならではの贅沢。
31 【共存】隙間も多い我が家、虫たちの出入りも自由。
32 斯くありたいが、することがありながら、きょうもテレビを見ている。
33 樽をごろりと寝かして50年氏に素性が加わって「貴婦人」が仕上がる。
34 【ジーンズ】色あせて膝が抜けたデニムズボンに十万円するものがあるらしい。
35 ジーンズと云えば岡山の児島。
児島では毎年「児島湖花回廊さくらまつり」が開催される。
36 【車座】花より団子、賑々しく弁当を楽しみ酒を楽しむ。