ダイブログ 2011


2011年、2回目の薩南海域遠征。

えっと、23回目ですね。

何回も来ているのですが、同じ時期と言ってもあまり決まったコンディションや同じシーンに出逢っていない気がします。

今年は出発前に見た分にはヤキモキさせる台風も無く、無難にボートとリップができるかと思ったのですが…

1.大瀬

2.久多島

3.湯瀬

4.湯瀬

5.湯瀬

6.坊津 千貫瀬

数日前から頻繁に天気予報などをチェックするのですが、どうもダイビング初日の天気が芳しくない模様。

風は5〜6m吹く予報。

外洋遠征には微妙と言うかちょっと厳しいと言うか。

でも時間の早いうちならいくらか走れるかな?

とりあえず南の湯瀬に向けて出港します。

でも、思いのほか風の吹き出しは早く波はそこそこ高い状態。

いまからこれでは、

湾内を出てしばらくして船は進路を変え、西方面にある津倉瀬へ。

しかし、こっちも厳しく、九州本土から離れなくて済む久多島方面に針路変更となりました。


大瀬、久多島

沿岸にありながら(沿岸といっても岸からは船で20〜30分走った場所にあります)、潜るダイバーも多くなく、毎回魚いっぱいの光景を見せてくれる大瀬と久多島。

まずは大瀬。

トップは水深5〜6mですが、水面に顔を出さない沈み瀬(隠れ根)です。

周囲は水深35〜40mくらい。

トップ目指して1,2,3でエントリー即潜降。

透明度もまずまず。

「!?」

と思ったら向こうから茶色い水が押し寄せてきます。

マダラトビエイがチラッと見えましたが、この透明度、メンバーの皆さんに伝える前にあっというまにいなくなります。

しばらくすると逃げ去ったと思ったマダラトビエイが2匹になって私たちの方へやってきます。

ダイバーたちのすぐそばで翻って行ったりきたりしますが皆さんまだカメラの準備が〜

他には

濁ったエリアにキビナゴの大群もやってきますが、濁りが邪魔して十分に見えないなぁ。

大瀬にしては魚は多くなかったかも。

2本目は久多島へ。

まだ風雨はそれほどではありません。

潮流もほとんどないのでグルッと1周してきました。

キビナゴ群れや、ず〜っと付いてくるカンパチたち。

意外とサンゴも豊富だし、南方系の魚も多いです。

潮が止まり気味で絶好調の魚影とは言えませんが、それでも景色はどんどん変化するし、とっても楽しませてくれる場所ですね。

大瀬の根のトップ

ダイバーたちの目前で翻るマダラトビエイ Yoshimutra
濁った場所にいたキビナゴ大群


曇天で明るくないけど上々の透明度。久多島 nemoza

エントリーするとキビナゴに包まれます。 久多島
元気なサンゴも多いです。久多島

クマノミ城もありました(笑) 久多島 nemoza

このあたりはキハッソクをよく見ます。

やたら付いてきた(しかも近い!)カンパチたち itami


船のユキオ君が見事釣り上げた高級魚「アラ」

大きかった!

そして、その日の夕食は「アラ鍋」でした〜(笑)


湯瀬!

前日は久多島方面から帰る途中には風雨は強まり、お風呂の入る頃にはの様相…

翌日の遠征、どころか、ダイビング自体も危ぶまれる荒れっぷり。

夜も遅い時間にはその風も収まり始めます。

あまりに荒れていたため、どのくらい海がおさまってくれるのか。

明けて15日は風はほとんど弱まっていましたが目指すは外海。うねりはさすがに残っているでしょう。

とりあえず走って見ようとの船長たちの判断で出港。

さすがに波長の長いうねりは残ります。(台風かよ!)

でも船は減速することも無く快調に走ります。

約1時間半(速い!)で湯瀬に到着。

大海原に浮かぶ孤岩「湯瀬(デン島)」

湯瀬は関東で言えば銭洲やイナンバ(距離的にはもっと近いけど)でしょうか。

カンパチやイソマグロなど大物釣りのメッカ。

何度も計画して、それでも行けないと言う人もいるとか。

イワシDは今年は合計4日目の湯瀬です。

なんと恵まれているのでしょうか。

本当にありがたいことです!

でも、

本当は今日は宇治群島の予定(湯瀬は昨日の予定)

なんだか湯瀬は近く感じますが、宇治群島がちょっと遠くなっています(^_^;)

湯瀬! 天気は曇りのち雨  nemoza

湯瀬に到着すると、うねりはそれなりにありますが、風波はありません。

天気はどんより。次第に雨本降りに…

雨の中の湯瀬って記憶に無いかも。

まぁ、それでもいいですよね、時化(シケ)じゃないだけ何十倍もマシです!

それにしても、またもや南からの流れかぁ。(南というより南南東から?)

まずはツムブリがお出迎え。

湯瀬と言えばギンガメアジ!
沈み瀬あたりは快調に流れています。  nemoza

どちらかというと、湯瀬では北からの流れの方が魚群が固まるような気がしていました。

ところが、ここ2年はほとんどすべて南からの流れしか見ていません。

たまたまなのかもしれませんが、今回もほぼ1日いて流れの状況はかわらずでした。

黒潮系の海流の影響なのですかね。

雨にもマケズ。  さあ、行こう!!

しかも、

南からの流れに東っ気が加わって、いつもの沈み瀬がちょっとアタリが少ないかも。

沈み瀬の上ではずっとメジロザメがウロウロしていてるのですが、あの胸のすくような魚群ショーは見られません。

この夏にギンガメアジやイソマグロが集まる場所を見つけてそこをからめて潜ります。

そして3本目。

エントリーする場所を大きく変えて飛び込むと、「来ました!」魚たち〜!

テングハギモドキ、ニザダイがいきなり行ったり来たりでしばらく「壁状態」。

巨大イソマグロ。 群れは後ろのメンバーさんたちが遭遇して大喜び。

大きなマダラエイ。

根比べで負けて逃げた? Nさん(笑)

いつも脱兎のギンガメがたまってる〜
目前を走るギンガメたち

・・・

あまりやらないロングコース。

他にもメジロザメとかカメとか。

最後まで気の抜けない1ダイブでした。

これだから

やっぱり湯瀬は楽しいね〜!!


ラストダイブは千貫瀬
湯瀬に行けたものの天気には恵まれなかった今回のツアー。

ラストダイブの日にやっと青空が広がりました!

恒例になったような ラスト=千貫瀬

千貫瀬は沿岸では最高ランクのポイント。

幸運なことにその千貫瀬は私たちの拠点となる秋目港から約10分の場所にあります。

青空がうれしい〜!

なんでこんなたくさん? オジサン(ヒメジ)たち nemoza
オジサン

朝から風が北西っぽくて沖合いにある千貫瀬に向かうのはちょっと大波小波(苦笑)

潮波のあるあたりちょっぴりジェットコースターばりだったけど、千貫瀬に着くとOK。

せーので飛び込むと、潮の流れも無く(無さすぎだよ!)なんと平和な水中です。

流れが無いので魚も静かな感じ。

カゴカキダイやオジサンなど潮にあまり敏感じゃなさそうな魚たちは伊豆では見ないくらいの数で群れていました。

ダイビング後半には潮も動き出し、タカサゴたちがどんどん湧いてきました!

昨年のこの時期は怒涛のキビナゴ超大群だったけど今年現れず。

今年はキビナゴは漁でもイマイチだったとのこと。

本当に海や生物のことは決まったようにはならないのね…

もっとも、(ダイビングの場合は)そこが楽しみでもあるんですよね!

たくさんで群れるカゴカキダイ   nemoza[

千貫瀬の根頭はやっぱりキンギョハナダイ  nemoza
千貫瀬ではやっぱり主役かな、タカサゴ群れ   

千貫瀬は地形も楽しいです。  nemoza


ちょっと ドライブ。

帰りの出発までの時間、車を借りてちょっとドライブへ。

坊津の入り組んだ海岸線や、鹿児島ではポピュラーなビーチダイビングポイントの「平崎」を見に行ったり。

ビーチダイブポイント「平崎」、泊まっているがんじん荘から近いのに行ったことがありません。

今回も潜ったわけではないのですが、とりあえず見てきました。

見晴らしの良い「亀ヶ丘」にも。

沖に見える沖秋目島(ビロウ島)

初めて秋目に来たときに皆さんと見て感動したっけ。

地球が丸いのがわかりますね。  itami


帰りにはユキオ君一家とトミタ兄船長に霧島の硫黄谷の温泉に連れて行ってもらいました。

ちょっとビックリするくらい広い温泉(笑)

いろんなお風呂があって楽しめますね!

黄金コンビのお2人。

いつも、楽しいダイビングを本当にありがとうね!!

船長、ユキオ君家族とがんじん荘の前で記念撮影

おわり


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