平成１１年１０月２６日

ふわぁぁ〜　ねた寝た。6時30分頃に起きる。しかし、外は寒いな。とりあえず身支度を整えて出発するか・・　そうだ横川駅に行って顔でも洗おう。そば屋でもやっていたら食べようと思ったが、開店は8時からだった。近くでやってる店なんて無いよな〜　無い。はらへった。

横川茶屋本陣（写真）を覗いて行く。まだ現役、人が住んでいる見たいです。

横川の関所跡を通る。本来は下の道路に有った門は、石段を上がった所に復元されていました（写真）。この石段を上がった所には関所の建物が有ったらしい、今は資料館が建っている。見てみたいと思ったが、こんな朝早くにやっている訳がない。おまけに常駐してる職員は居ないので、前もって役場の方に連絡しないと見られないみたい。

コスモスが綺麗に咲いてました。

8時、坂本宿に入る。入り口が洒落ている（写真）、でも昔から有る物では無いですよ。最近、出来たのかな？

しかし、今日も良い天気だ。山々が良く見える、気持ちいい。
通学途中の中学生が挨拶をしてくれる。素朴でいいな〜。

坂本宿の古そうな家を写真に撮る。この宿場、所々で宿場町をアピールしてて面白い。各家々には屋号の表札が掛かっており、宿場町の誇りを感じる。酒屋脇本陣跡の脇には宿場全戸の屋号一覧の標識が有り、それを見ると、昔は道路のセンターラインの所に用水路が有り、洗濯などに使っていたらしい。
坂本宿もちょっと歩くと、ちょっとしたコンビニ？が有り食料を買う事が出来た。すると、ツーリング途中のバイク青年に会う。買った弁当などを店先で一緒に食べて話が弾む。聞けばこれから旧国道の碓氷峠を通って長野に行くらしい。やはりバイクは速い、直ぐに見えなくなった。　私は、歩いて旧中山道の碓氷峠を越える。

坂本宿を出た所の八幡神社で可愛い狛犬を発見！
ねっ、とっても愛嬌あって可愛いでしょ！？

	9時、いよいよ碓氷峠越えだ。 ふぅぅ、さすがにキツイ登り坂だ。背中のバックパックが恨めしい。街道沿いには数々の石仏があり（左写真）その難所ぶりを物語っている。　　道の脇には石垣が有る（下写真）。重機の無い時代、道を維持するのも大変だっただろうな。

峠道から見える坂本宿

	旧中山道、今となっては良いハイキングコースだ。 登り下りはキツイけど・・　鳥のさえずりなんかも聞こえてのんびりできる。ちょっとした休憩施設もあって良い。今回は紅葉には少し早いのだか、ピークの時はさぞ綺麗だろうな。
	碓氷峠付近から山々を望む

15時頃やっと、峠の熊野神社来た。きつかったな。この階段（上写真）は真ん中が国境になる、向かって左が信州（長野県）右が上州（群馬県）だ。上の社殿も真ん中が境になるみたい。　境内には、大きな「シナノ木」がドッシリと生えていた（右写真）。

これが現在の旧中山道「碓氷峠」です。
この日は人が居なくて・・　寂れた感じでした。

さぁ、軽井沢に行こう！

峠から少しアスファルト道を歩くと左に入るハイキングコース（中部北陸自然歩道の標識有り）がある。　これが旧中山道らしい。道標が転がっていた・・　なんとも。　途中、綺麗に山が見えた。たぶん、浅間山かな？　この道は車道と平行してるみたいで、時たま車が見える。車道をまたぐ陸橋なんかも有り、歩きやすい。

ちょっと陽が落ちてきて、林の中は薄暗くなってきた。
吊り橋が有り、下を流れる沢の音が心地良い。

軽井沢宿に入る。
今日は疲れた、宿に泊まりたいなと思い、軽井沢に入って直ぐの旅館を訪ねてみたが・・　泊まれなかった。満室でもないみたい、休みでもないみたい・・　もしかして拒否されたのだろうか？？？　残念。まぁ、仕方がない行けるとこまで行こう！　軽井沢宿は「旧軽井沢」と呼ばれているが、面影が残るのは山から来て直ぐの一部分だけだった。あとは、すっかり観光地。でも、さすがに今は人が少ない。
気を取り直して、ひたすら歩く・・　もう陽が落ち暗くなって何もわからない。　沓掛宿に入る。でも「沓掛」と言う地名は何処を見ても目にしない・・・。宿場の面影もほとんど無い。昔、大火が有りほとんど焼けてしまったらしい。でも、名前くらいは残して欲しかったと思う。地元の人には申し訳ないが「中軽井沢」では、どうも味気ない・・。
沓掛宿と追分宿の間の旧中山道沿いに何軒かの民宿が有る（営業してない様な所も何件か有ったのは観光シーズンでは無いからか、それとも寂れてしまったのか・・・）　その内の一軒の「あさぎり荘」さんに泊まる事ができた。突然なのに良くしてくれてありがたい。他に泊まっている方は、工事関係の方ばかりだった。ご飯が美味しい、たらふく食べてしまった（そう言えば朝食べたっきりだった）。　しかし、峠道のわりには良く歩いたな。自分に拍手！
風呂に入って、おやすみなさい。バタンＱ。

横川〜借宿（沓掛宿と追分宿の間）39207歩♪

碓氷峠近く「見晴台」で記念撮影！
（雨の時は傘をさして歩きます・笑）

戻る　　　トップページへ　　　次へ