平成11年11月11日

茅葺き家19時半頃、愛知川宿を出発して快調に進む。
街道沿いには、次の武佐宿に行く間に何軒かの茅葺き屋根の民家(左・下写真)を有った。住宅地の中に茅葺きの家が残っているにのは驚いた。手入れも行き届き、これからも残す意気込みが感じられ嬉しくなる。

茅葺き家2

茅葺き家3

ねこねこねこ
かわいい猫ちゃんに出会う

大きな樹
中山道に、ぽっこり大きい樹が出現!
長生きしてくださいね。

茅葺き家4
守山宿に近づく頃に有る、とても立派な民家。

野洲川
野洲川を渡って守山宿に入る。


守山宿に入る。町並みにはそれらしさが残るが、古い建物などはあまり無い。やはり、この辺になると都市化してくるのだろう。しかし、所々に茅葺きの家等を見るのは面白い。これも中山道がなせるワザか!?

守山宿
守山宿を行く中山道

今宿の一里塚
守山宿を過ぎて直ぐに「今宿の一里塚」がある。どうやら、意外な事に滋賀県内唯一現存する一里塚みたいだ。江戸からは128番目にあたる。現在は片方南側にしか無いのだが、江戸時代には左右に対峙し榎が植わって居た様だ。現在も榎が植わって居るが、これは先代の樹が昭和中頃に枯れてしまい、脇芽が成長したものらしい。

草津アーケード1
辺りが暗くなる頃に草津宿に入る。
中山道は商店街になっており、アーケードの中を歩く事になるとは思いもしなかった。
草津アーケード2

草津追分
アーケードの中山道を通り抜けると、今度は何かをくぐるトンネルが・・ 鉄道か道路かなと思うと、実は「草津川」川なのである。「えっ、川が上にある!?」なんともチンプンカンプン、不思議な感じ。草津川の土手直ぐ下に有るのが、中山道と東海道の合流地点である。道標も兼ねた常夜灯が立ち「右東海道いせみち・左中山道美のぢ」と書いてある。上写真で言うと、奥から来て右に曲がる道が東海道で、左からが中山道である。ここで中山道は終わり、東海道を行き京三条に向かう。
草津、常夜灯道標
草津宿の常夜灯道標
(1816年建立)

夜の弁天池
草津宿、中山道・東海道の合流地点を過ぎて直ぐの右側に本陣が残っている。とても立派な建物で、現在のものは1718年に改築したものらしい。今回は夜で見ることは出来なかったが、また是非見に来たいと思う。 さてさて、今日の宿を探さなくては・・ 少し歩くと左手に昔風の旅館が有ったので訪ねてみると、予約をしないと泊まれないとの事・・ 残念。草津宿も過ぎてトコトコ歩くも宿はなかなか見つからない、まぁ本気で探していないと言うのもあるのだが(笑)いざとなれば野宿さ。先に進むと池が見えてきた「弁天池」(上写真)、中には島もあり、橋で渡れる様になっていた。行くと祠が有り、参拝がてら一休みしていく。なかなか良い景色だ。さて、とにかく歩こうと東海道を進むといつの間にか大津市内に入っていた。JR東海道本線瀬田駅を過ぎて、「浄光寺」と云うお寺が有った、ちょうど檀家さんがお参りに来ていて話をする事に。するとその方の口利きでお寺の軒を貸して貰える事になった。世の中面白いものだ。軒と云っても深くて、綺麗で快適だ。今晩は雨も降りそうなのでとても助かる。まだ近くのスーパーが営業していたので早速食料を買いに走った(スーパー、レジのアルバイトの女の子が可愛かった♪)。ポツポツと雨が降り始める中、寺の軒下でご飯を食べながら「明日でこの旅も終わりか〜」と思うと、安堵の気持ちと寂しさに心が揺れた。おやすみなさい♪

草津追分、記念写真。明日は京都三条だ!
草津の追分、通り掛かりの人に撮って貰う。
愛知川〜大津、55586歩♪

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