平成11年11月10日

今須の一里塚さ、寒い・・。
朝6時頃、あまりの寒さにのんびりして居られず、早急に身支度を整えて出発する。やはり、もう夜・朝は冷え込むな〜。
歩くと、直ぐに今須宿にに入る。小さな宿場町だ。町に入る国道沿いの駐車場脇には一里塚(写真)が復元されていました。

いかす看板!
「関西に来たんだ」と妙に実感させてくれた看板。看板のセンスって意味でですよ(笑)
楓並木いよいよ美濃国を出て、近江国・関西に入る。境(県境)には小さな溝になっており、これは江戸時代から変わらないらしい。
国境を過ぎると、楓並木(写真)が迎えてくれた。紅葉にはまだ早いようだが、上の方からうっすらと始まっており、ピークの時はさぞ綺麗だろうな。ちなみに江戸時代には、ここは松並木だったらしい。

猫1
猫2 かわいいにゃ〜
近江国最初の宿場町、柏原宿に入ると早速、猫ちゃん達が迎えてくれた。日向ぼっこをしていた様だ。うん、かわいい♪

柏原、八幡神社
柏原宿の八幡神社(写真)で、参拝がてら一休みする。
今日も天気が良く気持ちいい。
お日様も昇ってきて、やっと体が温まって来た感じだ。

快晴、中山道柏原宿を過ぎて、次は醒井宿に向かう。
いったん国道に出ると、コンビニがありトイレを借りに寄ってみる。軽い朝食(おにぎり)も買い食べていると地元のおばちゃんに声を掛けられて、お弁当をおごって貰ってしまった。ついつい素直に戴いてしまう事に・・。この恩返しを私もしなくては行けないな〜 とかみしめる。おばちゃんに激励されて醒井に向かう。

醒井、地蔵川バイカモ醒井宿に入る。
町には清流が流れ実に清々しく、とても楽しく、美しい町だ。
この清流は地蔵川と云い小さい川だが、水草のバイカモが生え、ハリヨが住むと云う。しばし時を忘れて見入ってしまった。

住んでみたい!醒井宿
醒井宿、とても素敵な町でした。
ただ直ぐ上を高速道路が通るのは、ちょっと心配。
清流が枯れない事を祈らずには居られない。

なんだろう?
通りすがりで見つけた不思議な石の置物
なんだろう???

摺針峠
番場宿を過ぎて「摺針峠」へ
この旅で初めて「琵琶湖」を見る! こんなに感動して琵琶湖を見るのは初めてだ。
江戸時代では、湖面は埋め立てされて居らず、今より手前から広がっていた様。

鳥居本、茅葺き民家
鳥居本宿の手前で見た茅葺きの民家
手入れもされており良い感じです。

鳥居本、有川家1鳥居本宿でひときわ目立つ「有川家 宅」、鳥居本名物の薬「赤玉神教丸」の製造元らしい。白壁、格子、門どれをとっても立派で、開いた口がふさがりませんでした・・。

鳥居本、有川家2
有川家の屋根、鬼瓦?も立派なり

石仏
中山道沿いの石仏。
ちゃんと、手入れをされて居て嬉しくなる。

もう直ぐ京都ですが、道中安全で有ります様に。

犬上川「多賀大社」の大鳥居を見ながら高宮宿を後にする。

犬上川を渡って、愛知川宿に向かう。

残り少ない松並木
中山道にかすかに残る松並木

朽ち果て民家
街道沿いの朽ち果ててしまった民家
見ると立派な柱・梁で実にもったいない。
残念・・。

もう暗くなった頃に愛知川宿に着く。愛知川「えちがわ」と云うのだが・・ 「あいちがわ」と読んでいた(笑)。なんとも恥ずかしい・・。 今日は、宿に泊まりたいな〜 と思い。気にはしていたのだが街道沿いには見つからない・・ ちょうど新聞屋さんが有ったので訪ねてみると(もちろん詳しいと思ったので)、この先の街道沿いに有るとの事、親切にも手配までしてくれた(新聞の配達先らしい)。ありがとうございます。
宿、「民宿・味吉屋」さんに着いて、早速夕食を目の前のスーパーに買いに行く。宿には予約もしてないし遅かったので、夕食には間に合わなかったのだ。でも、その分地元で買い物を出来るのは楽しい。町中の言葉はもちろん関西弁でとても温かい。スーパーも閉店間際で、だいぶおまけもしてもらった。宿に帰ってお風呂と夕食をとる。今日はだいぶ歩いたので、ちょっと疲れぎみだ。ゆっくり休もう。おやすみなさい♪

鳥居本、合羽スタンプ
鳥居本宿、もうひとつの名物
「合羽の看板」のスタンプを押す。
関ヶ原〜愛知川、53048歩♪

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