平成11年11月9日

長良川1お寺の軒下で朝を迎えた。 雲は有るが今日は晴れそうだ。夜中には、何人かの人がお参りに来ていたようだ。うっすら気づいたが、狸寝入りをしていました。7時頃、医王寺を出発する。ありがとうございました。

長良川河川敷。
この頃には、すっかり晴れていた! 遠くの山々が見え気持ち良い♪

長良川2加納宿(岐阜)を出て長良川に来た。昔は渡し船だったのだが、今は河渡橋(写真)で渡る。
岐阜市内には17の渡しが有ったらしいが、今は裏街道の方に「小紅の渡し」が運行しているだけらしい。乗ってくれば良かったのだが・・ 当日は、すっかり忘れていた(笑)。

美江寺付近の川

河渡宿を過ぎて美江寺宿付近の川(上写真)でヌートリア(?・右写真)を発見!

ヌートリア?

揖斐川堤防
揖斐川の堤防沿いの道から

揖斐川

美江寺宿を過ぎて揖斐川を渡る。
都市に近い川なのに随分と水が綺麗だ。地元の人に言わせれば、これでも随分と汚れているらしいが・・ 悲しい事だが、南関東では考えられない事だ。
揖斐川周辺には柿畑が多い、ちょうど収穫の時期で「何処から来た・何処へ行く?」と農家のオジサンに会うたびに柿をご馳走してもらった。それはもう柿づくしでした。ふぅぅ〜。

揖斐川を橋で渡ると「和宮記念公園」が有る。
この辺りは、昔の揖斐川(当時は呂久川と云ったらしい)が流れて居て、この公園の地は川の東岸にあたる。 そこで文久元年(1861)秋、和宮が降嫁のおりにこの地の紅葉を観て「落ちてゆく 身としりながら もみじ葉の 人なつかしく こがれこそすれ」と詠んだ事を記念して作った公園らしい。
ちょっと休憩がてらの、歴史のお勉強でした。ぼけ〜〜 っと昼寝しちゃったけど・・。

中山道、田園風景
赤坂宿に向かう中山道

赤坂宿の路地
赤坂宿の路地

青墓のお地蔵様
赤坂宿を過ぎて出逢ったお地蔵さん
とても優しい表情で、
惚れてしまいました。

垂井宿1垂井宿に入ると、昔からの旅籠屋「旅館・亀丸屋(写真)」が有る。建物は少々変わっているが、二階には連子格子が残り興味をそそる旅館だ。当日は予約をして居らず・・ 工事関係の方々で満室、泊まる事は出来ませんでした。

垂井宿2垂井宿の中心を過ぎてこの辺りは(写真)、安藤広重の浮世絵のモデルになった所らしい。当時と景色は変わってはいるが、坂の感じでそれと判る様だ。

垂井の一里塚

垂井宿を過ぎる頃には、暗くなってきた。宿の当てはないので、とにかく進む事に・・。
進むと「垂井の一里塚(左写真)」が有る。よくぞ残っていた! 嬉しい、史跡にも指定されている様だ。
JR東海道本線と平行して進む中山道をトコトコと歩くと松並木が出てきた。比較的新しそうな並木だが、雰囲気は出ていて良い感じ。松は大気汚染に弱い木だが・・ こいつらは、これからも生きて行けるのだろうか・・ ちょっと心配だ。立派な松並木になってもらいたいな。
もう辺りは、すっかり暗くなってしまった。

松並木1
松並木を進む中山道

松並木2
街灯の灯りの中、松並木を歩くのもいいものです。
関ヶ原宿に入る。ここは、宿場町の中心に国道が走り実に騒々しい。でも、古い町並みは所々残っている感じだ。でも、当日はもう暗く・・ 良くは見えなかった。
宿を探して何軒か訪ねてみたが、何処も満室で・・ 今夜も野宿になりそうだ。宿場を過ぎて、国道から別れると、静かな通りに変わった。少し歩くと「不破の関 跡」の付近に資料館が有ったので、ここで野宿する事にした。トイレも有り、ちょうど菊も沢山咲いていて良い感じ。花に囲まれて寝るのも楽しいぞ(仏さんみたい・笑)。おまけに、当日は国道21号で工事をやっており資料館の駐車場に一般車が入りにくくなっている。よしよし。なにせ広い駐車場なので、ドリフト野郎が来る雰囲気もあったから好都合だ。関西の友達に電話を入れ、近況報告して寝袋に入った。流石に山間のなかに有るので寒く感じたが、寝袋の中は暖かい。おやすみなさい。

柿食えば お腹きゅうきゅう いざトイレ
揖斐川河川敷で、貰った柿を食う・・・
今日は胃の中が柿だらけだ。夢にも出てきそう(笑)
加納〜関ヶ原、46321歩♪

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