平成11年11月6日

尾州白木番所跡おはようございます。昨夜はカレーをご馳走になり、今朝はハンバーグカレーを戴く、とても美味しい。今日は、先生が一緒に中津川を歩いてくれると言うので楽しみだ。では、行って来ます! 皆さん有り難う(後日、先生宅から当日の写真を送って貰いました有り難う御座います)。
9時頃、先生宅を出発する。

まねきねこにゃ〜しかし、先生は日頃運動をしっかりやっているらしく、歩くのが速い。バックパックを背負った私は、ついて行くのにやっとだ。 中津川の真ん中に面白い物が有ると言うので寄ってみる。そこには白壁の建物が・・ そしたら、招き猫ご開帳♪ アホらしくも楽しい!(しかも ニャーニャー喋る)いいぞ。 醸造元なども有り、見学や試飲させて貰う。名物の栗きんとんも戴きとても楽しい。先生も、普段歩かない所を歩くのが楽しいとの事、良かった。

初見御嶽山先生とは、坂本地区で別れる事になった。色々と有り難うございました。また遊びに来ます。
ここからは、またひとり旅だ。でも、こうも面白い出逢いが有ると楽しい。やはり是は独りで旅をしないと得られないものなのだろうな。
中山道をトコトコ歩いていると遠くに高い山が見える、御嶽山だ!(写真中央)この旅で初めて見る御嶽山。やはり信仰の山だけあって実に神々しい。信仰の対象になるのもうなずける。どうか道中安全で有ります様に。

御嶽山を望む
大井宿手前の甚平坂から御嶽山を望む

石仏

大井宿までもう直ぐだ。
多数の石仏、石碑が迎えてくれる。歩き旅をしていると、実に石仏が頼もしく思える。別に何て事無いはずなのに・・ 何か心が和むのである。何時までも残っていて欲しい風景だ。

大井宿に入る。昔の雰囲気は残り、良い町だ。桝形の道をクネクネと進むと立派な本陣が残っている。

西行坂下大井宿を過ぎて、中山道はJR中央本線を渡る(左写真)。遠くに見えるは恵那山かな。 ここからは「十三峠」と云われた山道になり、現在は「東海自然歩道」にもなっている箇所が有る。林の中を歩くので、とても楽しみだ。

石畳の「西行坂」を過ぎると「槙ヶ根一里塚」が残っている。昔は松が植わっていた様だ。
さらに進むと、道標(右写真)が出てくる。「右 西京大阪・左 伊勢名古屋 道」と書いてあり追分だったようだ。この辺りは茶屋も有ったらしいのだが、今はその面影はない。
しかし、林間の道は気持ちいい。鳥の鳴き声も聴けて心が洗われる様だ。

首なし地蔵
道標追分

今度は「首なし地蔵」なるものの登場だ。凄味の有る名前だな。話しによると、二人連れが中山道を旅して地蔵の前で昼寝をし目が覚めると一人の首が無く、もう一人が「仲間が襲われて居るのに黙ってみていたとは何事だ」と地蔵の首を落としてしまったのだそうです(そんな襲われているのに寝ているあなたも・・ と思いますが)。八つ当たりで首が無くなってしまったお地蔵さんが可哀想。後に何人かの人達が頭をつけようとしたらしいが、つかないらしいです(抗議の意思表明か?)。合掌。

夕暮れの中山道
夕暮れの中山道を歩く、実にのどかだ。

江戸時代へタイムトリップ



もう直ぐ陽が沈むな〜
このワダチの有る道以外は、変わらない風景なのだろうな。昔に想いをはせてしまう。

辺りはもう真っ暗だ
江戸から89番目の「紅坂一里塚」を過ぎた頃には、辺りが暗くなってなってきた。 さてさて今日はどうしよう? 「まっ、大湫に行くしかないだろう」と思い、向かう事にした。林間の道は真っ暗で足下も見えない。もうすっかり夜だ。林を抜けると星空がとても綺麗、しばし時を忘れる。なんだか星空を見るのが癖になりそうだ。「しゃれこうべ坂」と云う、いかす名の坂を下りながら大湫宿へ。18時半頃、大湫宿に着く。雑貨屋さんが営業していたので、宿がないか訪ねてみると・・ 無いらしい。「まっ 野宿だな」と思い雑貨屋さんで食料を買い込む事に、すると雑貨屋さんが駐車場を貸してくれると言うのである。なんとも嬉しい。行ってみると、倉庫の様な所で暖かそうだ。近くには公衆トイレや公衆電話も有る。おまけに、晩のおかずまで戴いてしまった。有り難うございます。ご飯を食べて、寝袋を広げる。快適だ、おやすみなさい。

甚平公園にて〜
甚平坂公園にて御嶽山は写らなかった 残念。
中津川〜大湫、歩数不明♪
(妻籠〜大湫、63976歩)

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