平成11年11月2日

洗馬の公園

今日はよく眠れた。軽ワゴンの中は寒くなく快適だった。ありがとう。
近くの滝上神社に参拝して行く。
8時頃、洗馬宿を出発!

本山宿、石仏

本山宿に入る。
入り口には、素敵な石仏達が迎えてくれる。
たまたまなのか、人を見かける事が無く・・ 寂れてしまった印象を受ける。

本山宿

本山宿をテクテクと歩く。
古そうな民家が有ったので写真を撮ってみる。
しかし、誰ひとりとも会わなかったのは寂しいな〜
きっと、たまたまだよな?

中山道、谷間を進む

本山宿を出て、JR中央本線をまたぐ。
ここ辺りから、国道19号を歩く事になり、隣にはJR中央線も走っている。大型トラックが黒い煙をだして走って行くのには、ほとほと参った。
この先には「是より南、木曽路」の碑が有り、木曽路に来た事を実感させてくれる。
見事なまでのV字状の谷筋。
朝は曇っていたが、だんだん晴れてきた。

楓、色づく
通りがかりに、楓の紅葉が始まってました。

中山道は、線路と国道の上を歩く事になる。すっきりと晴れて気持ちいい。この部分は(右写真)舗装されて居ないので、何とも歩きやすく心地良い。思うのだが、アスファルトの上を歩くより、土の上を歩く方が疲れないと思う。昔は歩いて行かないと旅には出られないのだが、今の人が思うほど大変ではなかったのでは無いかと思う。

心地よい中山道

贄川駅の向こう

もうずくJR中央本線贄川駅。
この辺りは、鉄道開通と共にかなり変わってしまい、中山道は通行不能な箇所がある。どうしても歩くなら、駅を越えなくてはならい。諦め様としていた所、駅で工事をやっており、警備のおっちゃんが何やら専門的な時刻表を見てダイヤのすきに線路を歩かせてくれた。粋な計らいをありがとう。
右写真の建物が、贄川駅(判りにくいですが・・)。

畑の中山道

この辺りが中山道のはずなのだが・・ 畑になっていて良く判らない。
もうちょっと先に進んでみよう。

雀の宮

先に進んで見ると、街道を思わせるものが続々と出てきた。
写真の石仏、石碑もそのひとつ。この辺りは「雀の宮」と云うらしい。
ここは坂になっており、この坂を登れば贄川の関所はすぐだ。

贄川関所
贄川関所跡(写真)、とうとう贄川まで来たのか・・ 木曽路最初の宿場町である。
関所跡は資料館として復元されており、休憩がてら見学していく事に。

平沢前、祠

漆器の町として有名な平沢に入る前に面白い祠を見つけたので、写真に撮ってみました。祠は普通なのだが、その隣の丸いのは何なのだろう???
平沢の町、中山道沿いにずらりと漆器店が並び興味をそそりました。物産館も有り、作品もじっくり見る事が出来ます。

夕暮れの奈良井

平沢の町を過ぎて、本来の中山道は国道19号と一緒なのだが、国道歩きは精神的に疲れるので奈良井宿まで奈良井川沿いの道を歩くことにした。奈良井宿に入る前に小学生の二人組に捕まってしまう。ひとりは、おとなしそう・・ もうひとりが戴けない、実に生意気なのだ(笑い)。しかし、「おっちゃん」と呼ばれてしまうのが実に寂しい・・ たしかに小学生から見ればなのか! こうやって「おっちゃん」に慣らされて行くのだろうか!? その小学生二人組、「今晩うちに泊まっていけば」とか言ってくれるのだが、「子供に言われてもな〜」と思いながらも嬉しかった。写真を撮ると無邪気に喜んでいた。近くを通ったおばあちゃんが、「違う土地の話を聞かせてあげて」と言っていたのが印象に残った。そんな時代じゃ無いと思うのだけど・・。小学生二人組にだだをこねられて、解放された時にはもう真っ暗・・・。懐かれるのもまんざらでもない、生意気とはいえ可愛いものだ。 さぁ宿を探さなくては、せっかくの奈良井なので宿に泊まりたかったのだ。地元の人に、それとなく聞いたら民宿「ながい」を紹介してくれたので、そこに泊まる事にした。外観は昔っぽいのだけど、中は普通の宿でした(笑)。でも、とても温かい所でご飯は美味しく、他の宿泊客の人達とも話が弾み楽しかったです。では、おやすみなさい。

木曽五木の前で
JR奈良井駅前の木曽五木の前で
(木曽五木とは、ひのき・さわら・あすなろ・こうやまき・ねずこ)
洗馬〜奈良井、33045歩♪

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