平成11年11月1日

11時頃、下諏訪駅に。
今日はあいにくの雨、けっこう激しい降り。ザックカバーを付け、合羽のズボンを履き、傘を差して歩く事に。全身に合羽を着るよりは、傘を差して歩いた方が楽かなと思い、大きめの傘を用意したのが大正解でした。それから、撮り終えたフィルムや不要になった物を家に送り、ちょっと身軽に。


下諏訪、茶屋本陣
塩尻峠手前の茶屋本陣跡

下諏訪民族資料館

11時半頃、綿の湯へ行き出発!
下諏訪宿は宿場の雰囲気があって、歩いていて懐かしい。大型車が次々に通るのには閉口してしまうが・・。
綿の湯から塩尻方面に歩くと、民俗資料館(上写真)が有る。ちょっと寄ってみよう。私以外に見学者が居ないからなのか? スタッフの方が、それは親切に、詳しく資料を説明してくれた。ありがとうございます。
私は、あまり幕末モノには詳しくなく・・ 「相楽総三」について資料館で初めて知る。この先の中山道沿いに有る「魁塚」、相楽総三以下八名が処刑された所だ。塚には記名帳が有り、そこには多数の少女の書き込みが・・ 幕末モノって妙に少女達に人気が有りますよね。気のせいかな?

塩尻峠1

塩尻峠から諏訪湖を望む

塩尻峠2
現在の(旧)塩尻峠
一般的には、国道の方を塩尻峠と言います。

塩尻峠へ来た。
街道がそのまま舗装された感じで、車もあまり来なくて歩きやすい。しかし、登りがずっと続いたので少々疲れた。
頂上近くに展望台あり、辺りが一望できる。この日はあいにくの雨であまり展望が利きませんでしたが諏訪湖はよく見えました。

塩尻、茶屋本陣
峠を過ぎての塩尻側の茶屋本陣跡

塩尻峠、お地蔵さん
街道沿いの林の中に鎮座するお地蔵さん。
大切にされて居る様でした♪
塩尻、堀内邸
塩尻にて、文化財の堀内邸

塩尻宿を過ぎて、洗馬宿へ向かう。もう、だいぶ暗くなってきた。
JR中央線をまたぎ一直線の街道を進むと、江戸から57番目の平出の一里塚が有る。辺りが暗く、よくは判らなかったが、比較的形をとどめている様。
洗馬宿に入る。もう、真っ暗だ。今日はここに泊まる事になりそうだが、宿は無い様子。野宿になるんだなと適当な公園を見つけて、ちょっと休憩。近くに雑貨屋さんが有ったので、食料を買う事に。そのお店の方が「駅に泊まった方が暖かくて良いし、無人駅だから気にしなくて良いよ」と教えてくれたので、ちょつと下見に向かってみる。すると、お店の人が軽ワゴンで後を追いかけてきて「最終列車まで時間が有るし、心配なので今日はこの軽ワゴンに泊まって行きなよ」と軽ワゴンを貸してくれる事に。それから、お店で食事をとらしてもらう。晩のおかずも分けて戴き、とてもお世話になってしまいました。ありがとうございます。その夜は、安心感や、温かさからかぐっすり眠れました。軽ワゴンも良い物ですね。欲しくなりました。
みなさん、ありがとう。

綿の湯前で
下諏訪、綿の湯の前で
(お湯がドンドン湧いています)
下諏訪〜洗馬、32789歩♪

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