平成11年10月29日

土屋旅館10時頃、土屋旅館を出発する。
あまりの快適さに遅くなってしまった。
出発の時に「気を付けてね」と自慢の梅干しを貰う。
ありがとう。行って来ます!
出がけに写真をパチリ。


今日は、とても良い天気だ。
おじさんが農作業をしている。のどかでいい。
芦田宿を出ると、笠取峠までの間には松並木が残っている。
楽しみだ。
芦田宿はずれ

松並木1
松並木の途中に休憩所が有り、そこから芦田方面を望む

松並木2 松並木3
いよいよ、楽しみにしていた松並木。
土屋旅館で昔の見事な松並木の写真を見せて貰い、「今は少なくなったよ」と聞いて居たのだが、まだ見応えは有る様な。でも、将来を考えると心配だ。
何処の並木道もそうだけど、大気の汚染は深刻だと思う。
ここの並木道は、車道を別に作り現在は遊歩道になっている(上写真)。でも、無惨である事に変わりは無いのかな。


笠取峠の手前に有る、一里塚跡。
碑が建っているので、それと判る。
今は若い松が生えているのだが、当時は何の木が生えていたのだろう。
この一里塚を過ぎてからは、旧道を歩く事が不可能になり車道を歩く事になる。峠までには石仏等も有ったらしいのだが、道路工事等で行方不明になってしまったらしい。残念。
笠取一里塚

笠取テントウムシ

なんて事は無いのだが
笠取峠を過ぎて長久保宿に向かう途中、凄い数のテントウムシに遭遇する。
ホント、もの凄い数なのだ!
冬眠の準備なのか? どうなのか?
写真に撮ってみたが、ちょっと判りにくいかな(つぶつぶのは全部テントウムシです、電柱にもいっぱい付いているのですが)。


もうすぐ長久保宿。
写真は、松尾神社への入り口。
この辺から、今の道路と旧中山道は一緒になる。
中山道を歩いていると、しだれ桜をよく見る。ここにも立派なのが生えているので、花の咲く頃は見事だろうな。
松尾神社

長久保宿

長久保宿へ入る。
連子格子が残る旅籠屋だった様な家など、所々に宿場町の雰囲気を残していて素敵な町です。

長久保宿を過ぎて
和田宿に向かう途中で見つけた「みみず道祖神」。
とっても可愛らしい♪
新しい中山道名物になるかな!?

みみず道祖神

和田招き猫

これまた和田宿までの間に見つけた
「招き猫」とても味があり可愛いです。
招き猫マニアの皆さん、どうですか?
私は好きですが・・。

和田宿に入る。
写真は、和田の八幡神社。茅葺きの屋根は素朴で、とても風情のある神社でした。

八幡神社を過ぎると、地元の小学生3人組に捕まってしまう。どうやら下校時間と重なってしまったらしい・・ あたた。ねほりはほり事情聴取され(笑) 今日は何処に泊まるのと言う話になり、「本亭旅館」を案内してもらう。知っていたのだが、ここはせっかくなので好意に甘えた。旅館までの道のり、3人組は生意気な口調ながらも(笑)、懸命に町の観光ガイドをしてくれました。ありがとう!

和田八幡神社

本亭旅館1

本亭旅館へ。
訪ねてみると、一室だけ空いており泊まれる事に。他の宿泊客は皆さん工事関係者、これは田舎の宿の特徴なのかな。
ここ本亭旅館は昔は庄屋さんらしく、その趣は宿場町の宿にピッタリである。建物は築150年だそうで、部屋から連子格子越しに外を見る様はタイムトリップしたよう。

食事をする部屋のふすま絵には目を見張る物が有る、昔から伝わるものがそこら中に置かれ興味をそそる。
高札なんかも有り、その内容は「隠れキリシタンを発見したら申し出る様に〜〜」等と書いてありました。本物を見る機会はなかなか無いので必見ですよ!

本亭旅館2

本亭チビ
本亭旅館のアイドル、チビちゃんが遊びに来てくれました。
かわいい、可愛すぎる。

今日は、かなりのんびりと歩いてきました。
芦田〜和田、24308歩♪

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